Transcript 1 - 県教育委員会
高知県心の教育センター 高知県心の教育センター 1 学級づくりについての状況 大学で学級経営について学ぶ機会は? 学校の中で学級経営について学び合う文化は? 学級経営に苦戦する状況はないでしょうか? 不登校などの問題行動等の予防 学力向上のため基盤となる学級経営 を見直すことが重要 高知県の教員の状況 2 高知県の教員の状況 【高知県公立教員構成の状況】 50歳代の教員の割合(H24) 小学校: 52.3%(全国 37.0%) 中学校: 38.7%(全国 32.7%) 教員の大量退職、大量採用時代が迫る 知識・技能の伝承が急務! 学校や各市町村に、学級経営において、核になる 人材(リーダー、コーディネーター役)が必要 5 3 学級づくりリーダー養成研修会の実施(H23~) 学級経営の基本を身につけた「学級づくりリー ダー」を養成することにより、校内の学級風土の 改善を図り、不登校を生じさせない学級・学校づ くりを各市町村で勧め、不登校児童生徒の減少 をめざす 各市町村から推薦された60名の教員に対し、 全6回の学級リーダー養成研修会を中心とした 支援を展開 6 4 長期欠席(不登校)等に関する調査結果 H23年、H24年12月末 5 平成25年度60名 平成24年度60名 平成23年度60名 6 研修会計画 研 修 内 容 子どもが輝く学級経営を支援するために Ⅰ 1 学級づくりリーダーに期待すること 2 高知県の現状と課題 3 温かい学級づくりに向けて 学級経営の実践に生かすQ-U分析 Ⅱ 1 1回目Q-Uの分析に基づいた学級経営 2 RV-PDCAシート活用の実際Ⅰ *不登校の早期発見・早期対応について 2学期以降の学級経営を充実させるために Ⅲ 1 夏休み明けに予想されることとその対応について 2 2学期のスムーズなスタートのために 3 行事を生かした学級経営 Ⅳ 学級経営支援講座(講師: 高知大学 鹿嶋真弓 准教授) 検証に生かす2回目Q-U分析 2 RV-PDCAシート活用の実際Ⅱ Ⅴ 1 2回目のQ-Uの分析と実践の検証 ※不登校・いじめの未然防止のためにできること 実践交流 Ⅵ 1 学校内での連携・小中連携の資料として 2 春休みにできること、新学期に向けて 7 学級づくりリーダーの活動 研修会の内容を広めるために ○ ○ ○ ○ ○ 研修資料を職員に回覧・配付 研修資料をもとに伝達講習 指導主事とともに研修会を実施 Q-Uの分析 担任の学級経営をサポート 心の教育センターのサポート Q-Uの分析を一緒に行います 学級担任への支援を一緒に考えます 学校や地域での研修の支援をします など、相談に応じて支援させていただきます 8 学級づくりリーダー養成研修を中心とした取組 温 か い 学 級 支 援 学校や地域でのバックアップ 管理職のバックアップ 組織への位置付け 小小・小中連携 連絡・調整 心の教育センターのサポート 学級づくり リーダー 学校や地域での研修会への支援 学級担任への支援 Q-Uの分析 学級づくりリーダー研修会 高知県心の教育センター 1 不登校の状況から見る高知県の現状と課題 高知県心の教育センター 1 不登校の状況から見る高知県の現状と課題① % 不登校児童生徒の割合(国・公・私立小中学校) 1.6 2 2 6 8 4 3 H19 1.49 1.2 H20 1.36 1.18 H21 1.27 1.15 H22 1.32 1.13 H23 1.37 1.12 1.4 1.2 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 H18 高知県 1.49 1.18 全国 2 不登校の状況から見る高知県の現状と課題② 300 250 H20 H21 H22 H23 200 150 100 50 0 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 小学生 H20 H21 H22 H23 2年生 3年生 中学生 小 年度 1年生 7 8 9 3 1年生 2年生 8 6 13 13 学 3年生 12 14 14 18 生 4年生 32 26 25 18 中 学 生 5年生 54 34 34 32 6年生 70 62 54 45 1年生 136 141 153 148 2年生 218 206 206 213 合計 3年生 258 222 223 236 795 719 731 726 2 Q-Uの結果から見る現状と課題 高知県心の教育センター 3 Q-Uの普及 % 図1 Q-U学校実施率 100 98 97% 96 99% 100% 100% 94 92 91% 90 88 86 H20 H21 H22 H23 H24 4 Q-Uからみた児童生徒の状況の変化 各プロットに位置する児童生徒の割合の変化 0% H21 1回目 20% 40% 51.6% 60% 80% 18.8% 11.6% 13.4% 100% ①学級生活満足 群 4.6% ②非承認群 H21 2回目 55.0% 17.9% 10.7%12.7% H22 1回目 54.5% 17.6% 11.2%12.3% 4.3% H22 2回目 58.5% H23 1回目 56.0% 3.8% 16.8% 9.7%11.6% 3.4% 18.2% 9.5% 12.4% 3.8% ③侵害行為認知 群 ④学級生活不満 足群(要支援群を 含まない) ⑤要支援群 H23 2回目 58.9% 16.8% 8.8%12.2% 3.3% 5 Q-Uからみた児童生徒の状況 Q-Uプロット図に位置する県内児童生徒の割合(H23) 0% 小学校 1回目 2回目 20% 40% 60% 80% 100% 3.5% 57.2% 15.6% 10.9% 12.8% 2.8% 62.0% 学級生活満足 群 非承認群 13.8% 9.7% 11.8% 侵害行為認知 群 中学校 4.3% 1回目 2回目 54.0% 53.9% 22.5% 21.7% 7.3% 7.3% 11.8% 4.2% 12.9% 学級生活不満 足群(要支援群 を含まない) 要支援群 6 0% 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 学年別(2回目) 20% 40% 60% 80% 100% 56.6% 15.7% 11.1% 13.1% 3.6% 58.0% 13.9% 11.2% 13.5% 3.4% 64.5% 13.2% 68.8% 56.4% 20.1% 9.1% 10.6% 2.7% 12.3% 7.8% 9.7% 1.4% 7.3% 11.9% 4.4% 4.7% 52.9% 22.8% 7.0% 12.6% 52.5% 22.2% 7.7% 学級生活満足群 非承認群 侵害行為認知群 学級生活不満足群(要支援群を含まない) 要支援群 14.1% 3.5% 3 高知県の現状からみた学級経営 高知県心の教育センター 「温かい学級づくりのためにリーフレット」より 7 学校規模の二極化 P.1 地域中心部 都市型の学校 小規模化、校区 の拡大化に直面 している学校 ① 固定化された集団の中で、長期間学校生活を 送る児童生徒の増加 ② 学校以外で子ども同士が人間関係を学ぶ場の 減少 8 小学校の学級数別割合 P1 9% 67% 高知県全体 高知市 H24年度データ 24% 76% 19% 5% 東部 77% 11% 11% 中部(高知市を除く) 78% 11% 10% 81% 7% 12% 西部 (校) 6学級以下 高知県全体 高知市 東部 中部(高知市を除く) 西部 7~11学級 139 8 34 62 35 12学級以上 19 2 5 9 3 計 50 32 5 8 5 208 42 44 79 43 9 中学校の学級数別割合 P1 1% 67% 高知県全体 高知市 H24年度データ 32% 84% 16% 0% 東部 75% 0% 25% 中部(高知市を除く) 76% 2% 24% 0%10% 90% 西部 (校) 3学級以下 高知県全体 高知市 東部 中部(高知市を除く) 西部 4~5学級 70 3 18 31 18 6学級以上 1 0 0 1 0 計 34 16 6 10 2 105 19 24 41 20 10 小学校から中学校への接続 P.2 (小学校1校から、中学校1校へ) 小 中 (複数小学校から、中学校1校へ) 小 中 11 Chart Title 単線型とフォーク型 P.2 小中の接続タイプ フォーク型 45% 79% 21% 71% 東部 中部(高知市を除く) 単線型 55% 高知県全体 高知市 H24年度データ 29% 52% 48% 68% 西部 32% (校) 単線型 高知県全体 高知市 東部 中部(高知市を除く) 西部 フォーク型 57 4 16 21 16 計 59 16 10 22 11 116 20 26 43 27 12 高知県における小・中学校の現状と課題を踏ま えた学級づくりにおける必要な取組 P.2 13 高知県における小・中学校の現状と課題を踏ま えた学級づくりにおける必要な取組 P.2 14 高知県における小・中学校の現状と課題を踏ま えた学級づくりにおける必要な取組 P.2 16 高知県における小・中学校の現状と課題を踏ま えた学級づくりにおける必要な取組 P.2 17 まとめ 不登校予防や、人間関係づくりには、 学級経営がますます重要に! 各校・地域の特徴に応じた学校経営、 児童生徒理解や学級理解を踏まえた、 取組が必要 33 これから1年間、 どうぞよろしく お願いします・・・