基調講演者 赤磐市立高陽中学校 平田俊治校長ー「学校の荒れと非行

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Transcript 基調講演者 赤磐市立高陽中学校 平田俊治校長ー「学校の荒れと非行

学校の荒れと非行
からの立ち
直り
未来に種まきリレーシン
ポジウム
H27年1月17日
赤磐市立高陽中学校
平田俊治
おもな内容
1
2
3
4
学校の荒れと非行
学校の問題
立ち直りの方策
まとめ
学校の荒れの状況
(H25.6月)
2.6
2.5
2.4
2.3
2.2
2.1
2
高陽中 A中
B中
C中
D中
E中
F中
香川大学 大久保 智生 先生
2つのグループに
分かれ始める
要支援群 学級満足群
学級満足度調査
QU
承
認
得
点
要支援群
学級足群満
被侵害得点
教師が
満足群に力を入れると
学級満足群
教師
要支援群
どうせ俺は=不安
要支援群の生徒に
足り
ないもの
背景
ていねいな言葉
くじけない自信
教育=つながりを学
ぶ
お手本の不在
貧困
家庭のつながり
地域とのつなが
り
教師が
要支援群だけに
力を入れると
学級満足群
学級不満足群
教師
要支援群
先生は、こびている
大人は信頼できない
認めて欲
しい
教師が
満足群の信頼を
失うのは
ほめる指導
体育大会の後
良くがんばったね
配慮
不信
私たちも
がんばったのに
叱る指導
そうじの時
そうじをしない
が、叱られない
怠けないで
そうじをしなさい
配慮
不満
怠けるのは他にもいる
私ばっかり
要支援群の生徒に
足り
ないもの
背景
ていねいな言葉
くじけない自信
教育=つながりを学
ぶ
お手本の不在
貧困
家庭のつながり
地域とのつなが
り
満足群の生徒に
足り
ないもの
背景
ていねいな言葉
くじけない自信
教育=つながりを学
ぶ
お手本の不在
貧困?
家庭のつなが
り?
地域とのつなが
学校の「荒れ」は
満足群の生徒によって
起こる
満足群もほめられたい
誰でも非行少年に
なりうる
どの学校も
「荒れた」学校になり
うる
学校の問題
○ラベリング
教師の期待による効果
○トラッキング
組織の期待による効果
教師に悪気はないが、不平等な
状態の生徒には、期待がもてない
学級満足群
教師
要支援群
生徒は認めてほしい
教師は疲れ果てる
「荒れ」からの立ち
直り
先生私たちにできる
ことはありませんか
(PT
A役員)
給食の前後に
校舎まわりの
ごみ拾いをお願いで
きませんか。
保護者
学級満足群
満足
教師
要支援群
満足
個別支援と承認
つながり=安心
学校支援
保護者
学級満足群
教師
質の高い集団に
要支援群
みんなの声かけでつながり=安心
地域連携の目的
質の良い
つながりの構築
地域連携の目的を明確に
1.2
1
0.8
0.6
0.4
平成22年末
0.2
平成23年末
0
-0.2
-0.4
-0.6
学
校
で
の
学
習
生
活
満
足
度
家
庭
学
習
豊
か
な
心
情
自
己
有
用
感
健
康
な
生
活
習
慣
地
域
と
の
交
流
地域連携の目的を明確に
家庭学習
学習支援(地域連携)
授業に家庭学習を位置付け
自己有用感
環境整備(地域連携)
心を磨くトイレ掃除(地域連
携)
社会貢献活動(地域連携)
学校の学習
特別支援教育の視点を生かす
協同学習の視点を取り
学校支援実行委員会
専門部会
学習支援部会
環境整備部会
学習支援
 土曜日午前中に数学(算数)や英語の学
習
 火曜日放課後に数学の学習
環境整備
年4回、地域本部とPTA主催で環境
整備
環境整備
年4回、地域本部とPTA主催で環境
整備
環境整備
環境整備と心を磨くトイレ掃除
読み聞かせ
年間4回
実施
全クラスで
効果と検証
学習支援の効果
出席5割以上 火曜 N=11 土曜 N=6
7月偏差値平均 12月偏差値平
均
火曜学習会
土曜学習会
44.2
47.4
44.2
47.5
進路実績
進学先
火曜学習会
土曜学習会
備考
県立7 私立 全員第一希望
4
県立4 私立 全員第一希望
生徒アンケート
火曜学習会
出席5割以上 火曜 N=11 土曜 N=6
参加者平均
非参加者平均
規則正しい生活を
心がけている
3.5
2.8
0.000
18
将来に夢や目標が
ある
3.8
2.5
学校生活は楽しい
3.4
2.6
0.001
4
0.027
参加者平均
非参加者平均
規則正しい生活を
心がけている
3.8
2.5
0.000
85
学校支援がさらに
充実すると良い
3.8
2.8
クラスで良いとこ
ろを認めてもらえ
3.2
2.0
0.001
1
0.015
土曜学習会
P(T<=
t)
P(T<=
t)
ボランティアの効果
ボランティアに積極的に参加した生徒ほど
(無相関の検定 1%未満)
クラスで認められてい
る
いじめはいけない
学校支援がうれしい
自分に良いところが
ある
人の気持ちがわかる
支援がさらに充実す
ると良い
学校生活が楽しい
困っている人を助け
る
自己有用感
人としての豊か
な心情
支援組織への
期待と肯定感
生徒学校肯定率
化
変
1.5
1
0.5
学校生活満足度
豊かな心情
0
自己有用感
地域との交流
-0.5
2月
-1
11月
h23
3月
7月
h24
12月
保護者肯定率変化
教科学習
2.00
地域関連
部活動
1.50
1.00
0.50
健康な生活習慣
生徒指導
0.00
-0.50
-1.00
満足度
危機管理
キャリア教育
特別支援教育
情報公開
3年次
人権教育
2年次
1年次
荒れの変化
3
2.5
2
学級崩壊
1.5
学校の荒れ
1
問題行動
0.5
0
1学期
3学期
学校の荒れの状況
(H25.6月)
2.6
2.5
一
年
後
の
高
陽
中
2.4
2.3
2.2
2.1
2
高陽中 A中
B中
C中
D中
E中
F中
香川大学 大久保 智生 先生
暴力行為
経年変化
まとめ
つながりの
欠如
引き上げる
荒れと非
行
学
校
学
校
地域が無関心
地域の力
野口克海 先生著 「子ども教育広場Ⅱ」から引用
ご清聴ありがとうございま
した。