平成25・26年度 練馬区教育委員会教育研究校 練馬区立下石神井小学校 平成27年 1月28日(水) 保護者対象 研究報告会 平成25・26年度 練馬区教育委員会教育研究校 練馬区立下石神井小学校 国語科 物語文授業の工夫 目指す児童像 よく考える子 なぜ、先生が研修 よい授業を行う努力を怠らない 研修時間1時間⇒それ以上の 効果と成果を 6年間に取り上げる主な物語文(光村図書)  1年「大きなかぶ」「くじらぐも」「たぬきの糸車」  2年「スイミー」「お手紙」「スーホの白い馬」  3年「海をかっとばせ」「ちいちゃんのかげおくり」「モチモ チの木」  4年「白いぼうし」「一つの花」「ごんぎつね」  5年「のどがかわいた」(差し替え:注文の多い料理店) 「大造じいさんとガン」「わらぐつの中の神様」  6年「カレーライス」「やまなし」「海の命」 四年「白いぼうし」二場面 松井さんはどんな人だろう? ため息をついている松 アクセルをふもうと、松 井さん 井さんははっとしました。 ⇒悪いことをしたと素 ⇒細かいことに気づく人 直に反省する人 ⇒運動神経のよい人 ⇒すぐに落ち込む人 様々に想像を広げる 豊かに読む この子はどんなにがっ 白いぼうしをかぶせる かりするだろう と飛ばないように石で ⇒人の気持ちをわか つばをおさえました。 ろうとする人 ⇒思いやりのある人 ⇒やさしい人 ⇒細かい工夫のある人 今までの物語の授業 想像を豊かにする 明らかな誤り以外、 思ったことは何でも可 学力は高まるの? ●物語文の一般的な指導展開⇒三読法  通常読書はあまり読み返しをしない。  しかし学校では、  第1次(初読)2時間扱い程度  第2次(精読)5~6時間扱い程度 ←この部分の授業を改善する。  第3次(味読)2時間扱い程度 今回の研究で取り組んだ物語授業 言葉の力を意識させる 言葉の力を定着させる 国語の学力 読書に生きる ペーパーテストにも対応できる 主題に結びつく言葉の力 表現技法 (倒置、名詞止め、比喩、擬人、 繰り返し、色、情景描写、対比、 題名、終末の一文、表記・・・や ―、感動詞、接続語、会話表現、 など) 1年生の実践 主題に結びつく言葉の力 接続語を中心に けれども それでも やっぱり まだまだ 協力 なかなか 仲間のつながり とうとう 1年生の実践 ●2年生の実践 たとえの表現 「にじ色のようなゼリー」 「水中ブルドーザーみたいないせえび」 「魚たち。見えない糸でひっぱられている。」 「風にゆれるもも色のやしの木みたいないそぎんちゃく」 海の仲間たちの すばらしさ ●3年生の実践 色表現 「観客の顔がばら色。」 「スタンドの上にのぞく アドバルーンもまっかっか。」 ワタル(主人公)の 成長 専科授業の実践 理 科 音 楽 図画工作 4年生の実践 主題に結びつく言葉の力 終末の一文 「車の中には、まだかすかに、 夏みかんのにおいが残ってい ます。」 やさしさ 温かい心 4年生の実践 ●5年生の実践 二通りの意味をとらえることが できる表現 「注文が多い」 「食べられます」 「おなかにおはいりください。」 ユーモアをもって 人間に警鐘を ●6年生の実践 表現の比較 現在形でかたい感じ⇔過去形でやさしい感じ ―の多様 ⇔ ―は無し 会話が少ない ⇔ 会話が多い 親との和解 ぼく(主人公)の 成長 国語力の基盤をつくる取組  ①音読の継続化  ②読書活動の充実  ③伝統的な言語文化に触れる機会の設定 

Download Report

Transcript 平成25・26年度 練馬区教育委員会教育研究校 練馬区立下石神井小学校 平成27年 1月28日(水) 保護者対象 研究報告会 平成25・26年度 練馬区教育委員会教育研究校 練馬区立下石神井小学校 国語科 物語文授業の工夫 目指す児童像 よく考える子 なぜ、先生が研修 よい授業を行う努力を怠らない 研修時間1時間⇒それ以上の 効果と成果を 6年間に取り上げる主な物語文(光村図書)  1年「大きなかぶ」「くじらぐも」「たぬきの糸車」  2年「スイミー」「お手紙」「スーホの白い馬」  3年「海をかっとばせ」「ちいちゃんのかげおくり」「モチモ チの木」  4年「白いぼうし」「一つの花」「ごんぎつね」  5年「のどがかわいた」(差し替え:注文の多い料理店) 「大造じいさんとガン」「わらぐつの中の神様」  6年「カレーライス」「やまなし」「海の命」 四年「白いぼうし」二場面 松井さんはどんな人だろう? ため息をついている松 アクセルをふもうと、松 井さん 井さんははっとしました。 ⇒悪いことをしたと素 ⇒細かいことに気づく人 直に反省する人 ⇒運動神経のよい人 ⇒すぐに落ち込む人 様々に想像を広げる 豊かに読む この子はどんなにがっ 白いぼうしをかぶせる かりするだろう と飛ばないように石で ⇒人の気持ちをわか つばをおさえました。 ろうとする人 ⇒思いやりのある人 ⇒やさしい人 ⇒細かい工夫のある人 今までの物語の授業 想像を豊かにする 明らかな誤り以外、 思ったことは何でも可 学力は高まるの? ●物語文の一般的な指導展開⇒三読法  通常読書はあまり読み返しをしない。  しかし学校では、  第1次(初読)2時間扱い程度  第2次(精読)5~6時間扱い程度 ←この部分の授業を改善する。  第3次(味読)2時間扱い程度 今回の研究で取り組んだ物語授業 言葉の力を意識させる 言葉の力を定着させる 国語の学力 読書に生きる ペーパーテストにも対応できる 主題に結びつく言葉の力 表現技法 (倒置、名詞止め、比喩、擬人、 繰り返し、色、情景描写、対比、 題名、終末の一文、表記・・・や ―、感動詞、接続語、会話表現、 など) 1年生の実践 主題に結びつく言葉の力 接続語を中心に けれども それでも やっぱり まだまだ 協力 なかなか 仲間のつながり とうとう 1年生の実践 ●2年生の実践 たとえの表現 「にじ色のようなゼリー」 「水中ブルドーザーみたいないせえび」 「魚たち。見えない糸でひっぱられている。」 「風にゆれるもも色のやしの木みたいないそぎんちゃく」 海の仲間たちの すばらしさ ●3年生の実践 色表現 「観客の顔がばら色。」 「スタンドの上にのぞく アドバルーンもまっかっか。」 ワタル(主人公)の 成長 専科授業の実践 理 科 音 楽 図画工作 4年生の実践 主題に結びつく言葉の力 終末の一文 「車の中には、まだかすかに、 夏みかんのにおいが残ってい ます。」 やさしさ 温かい心 4年生の実践 ●5年生の実践 二通りの意味をとらえることが できる表現 「注文が多い」 「食べられます」 「おなかにおはいりください。」 ユーモアをもって 人間に警鐘を ●6年生の実践 表現の比較 現在形でかたい感じ⇔過去形でやさしい感じ ―の多様 ⇔ ―は無し 会話が少ない ⇔ 会話が多い 親との和解 ぼく(主人公)の 成長 国語力の基盤をつくる取組  ①音読の継続化  ②読書活動の充実  ③伝統的な言語文化に触れる機会の設定 

平成25・26年度
練馬区教育委員会教育研究校
練馬区立下石神井小学校
平成27年 1月28日(水)
保護者対象
研究報告会
平成25・26年度
練馬区教育委員会教育研究校
練馬区立下石神井小学校
国語科
物語文授業の工夫
目指す児童像
よく考える子
なぜ、先生が研修
よい授業を行う努力を怠らない
研修時間1時間⇒それ以上の
効果と成果を
6年間に取り上げる主な物語文(光村図書)
 1年「大きなかぶ」「くじらぐも」「たぬきの糸車」
 2年「スイミー」「お手紙」「スーホの白い馬」
 3年「海をかっとばせ」「ちいちゃんのかげおくり」「モチモ
チの木」
 4年「白いぼうし」「一つの花」「ごんぎつね」
 5年「のどがかわいた」(差し替え:注文の多い料理店)
「大造じいさんとガン」「わらぐつの中の神様」
 6年「カレーライス」「やまなし」「海の命」
四年「白いぼうし」二場面
松井さんはどんな人だろう?
ため息をついている松
アクセルをふもうと、松
井さん
井さんははっとしました。
⇒悪いことをしたと素
⇒細かいことに気づく人
直に反省する人
⇒運動神経のよい人
⇒すぐに落ち込む人
様々に想像を広げる
豊かに読む
この子はどんなにがっ
白いぼうしをかぶせる
かりするだろう
と飛ばないように石で
⇒人の気持ちをわか
つばをおさえました。
ろうとする人
⇒思いやりのある人
⇒やさしい人
⇒細かい工夫のある人
今までの物語の授業
想像を豊かにする
明らかな誤り以外、
思ったことは何でも可
学力は高まるの?
●物語文の一般的な指導展開⇒三読法
 通常読書はあまり読み返しをしない。
 しかし学校では、
 第1次(初読)2時間扱い程度
 第2次(精読)5~6時間扱い程度
←この部分の授業を改善する。
 第3次(味読)2時間扱い程度
今回の研究で取り組んだ物語授業
言葉の力を意識させる
言葉の力を定着させる
国語の学力
読書に生きる
ペーパーテストにも対応できる
主題に結びつく言葉の力
表現技法
(倒置、名詞止め、比喩、擬人、
繰り返し、色、情景描写、対比、
題名、終末の一文、表記・・・や
―、感動詞、接続語、会話表現、
など)
1年生の実践
主題に結びつく言葉の力
接続語を中心に
けれども
それでも
やっぱり
まだまだ
協力
なかなか
仲間のつながり
とうとう
1年生の実践
●2年生の実践
たとえの表現
「にじ色のようなゼリー」
「水中ブルドーザーみたいないせえび」
「魚たち。見えない糸でひっぱられている。」
「風にゆれるもも色のやしの木みたいないそぎんちゃく」
海の仲間たちの
すばらしさ
●3年生の実践
色表現
「観客の顔がばら色。」
「スタンドの上にのぞく
アドバルーンもまっかっか。」
ワタル(主人公)の
成長
専科授業の実践
理
科
音
楽
図画工作
4年生の実践
主題に結びつく言葉の力
終末の一文
「車の中には、まだかすかに、
夏みかんのにおいが残ってい
ます。」
やさしさ
温かい心
4年生の実践
●5年生の実践
二通りの意味をとらえることが
できる表現
「注文が多い」
「食べられます」
「おなかにおはいりください。」
ユーモアをもって
人間に警鐘を
●6年生の実践
表現の比較
現在形でかたい感じ⇔過去形でやさしい感じ
―の多様 ⇔ ―は無し
会話が少ない ⇔ 会話が多い
親との和解
ぼく(主人公)の
成長
国語力の基盤をつくる取組
 ①音読の継続化
 ②読書活動の充実
 ③伝統的な言語文化に触れる機会の設定
 ④NHKデジタル教材の活用
 ⑤校内掲示板による

季節の言葉・季節の詩の周知
学力向上に向けて
 ①わかる・楽しい・動きのある授業
⇒教員の研修に終わりはない
 ②家庭での学習習慣
(宿題・自学)
⇒小中一貫教育「家庭学習のすすめ」
などを参考に
おしまい
ご覧いただき
ありがとうございました。