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山梨大学:東勉
佐野孝祥
神谷貴浩
D班
紀藤舞華
小ゾーン内の徒歩トリップに着目した
交通手段選択モデル
対象地域における歩行環境
都市デザイン7つの目標より


歩行者活動を擁護し安全で快適な歩行者空間を確保する
人々が触れ合える場,コミュニケーションの場を増やす
出発ゾーンごとの交通手段
14
13
小ゾーンNo
11
自家用車
10
9
鉄道
8
バス
7
自転車
6
徒歩
5
4
3
0%
100%
小ゾーン内発着のトリップ中,徒歩トリップは29.6%を占める
平均徒歩トリップは1200m/トリップと長い
問題提起

なぜ徒歩トリップが選択されたか
1.
2.
(車使えるのに)歩きたくて歩いているのか?
徒歩手段しかなく歩いているのか?
徒歩トリップについて集計を進め

交通手段変更を含め,もっと徒歩を増やせる
施策はどんなものか?
目次(話の流れ)として...
①徒歩トリップを集計データ等々か
ら把握
②小ゾーン内の交通手段選択モデル
を構築
③徒歩トリップをさらに創出するよ
うな政策を加えシミュレーション
①徒歩トリップを集計データ等々から把握
徒歩トリップの目的
その他
帰社
徒歩トリップ
帰宅
業務
娯楽
散歩・回遊
徒歩以外トリップ
出勤
食事
買い物
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
目的は「食事」や「買物」において高い
徒歩トリップの同行者数・年齢割合
同行者数
0人
徒歩トリップ
1人
2人
徒歩以外トリップ
3人
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
4人以上
年齢
~30歳
徒歩トリップ
31~35歳
36~40歳
徒歩以外トリップ
41~45歳
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
同行者数に違いは見られない
年齢は比較的若め(45歳以下)
46~50歳
徒歩トリップ×所要時間と距離
10
9
8
トリップ数
7
平均:22.3分
6
5
4
3
2
1
0
0
500
1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 6000
所要時間(秒)
9
8
平均:1212m
トリップ数
7
6
5
4
3
2
1
0
0
500
1000
1500
2000
距離(m)
2500
3000
3500
徒歩トリップOD表
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
計
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3 4
0 0
0 0
2 2
5 0
0 1
0 0
0 1
0 0
0 0
0 0
0 0
0 0
0 0
0 0
0 0
0 0
7 10
5
0
0
0
0
0
1
0
0
0
2
0
0
0
0
0
0
3
6 7
0 0
0 0
1 0
2 0
0 1
0 0
0 11
0 2
0 0
1 1
0 0
0 0
0 0
0 0
0 0
0 0
4 15
8
0
0
0
0
0
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
2
9 10 11 12 13 14 15 16 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 5
0 0 0 0 0 0 0 0 10
0 1 1 0 0 0 0 0 4
0 1 0 0 0 0 0 0 2
0 1 0 0 0 0 0 0 15
0 0 0 0 0 0 0 0 2
0 1 0 0 1 3 0 0 5
0 1 0 0 1 1 0 0 7
0 1 0 0 0 0 0 0 1
0 0 0 0 0 0 0 0 0
2 0 1 0 3 0 0 0 6
0 0 0 0 2 0 0 0 2
0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
2 6 2 0 7 4 0 0 56
13141516
9 101112
5 6
1
7 8
2 3 4
徒歩トリップの分布
16
立ち寄りの多い
ゾーン
3,4,7,10,13
1
徒歩トリップ長分布
出発トリップ長分布
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
到着トリップ長分布
10
zone3
8
zone4
4
zone7
6
2
0
zone3
zone4
zone7
zone10
zone10
zone13
zone13
両トリップとも501~1500mのトリップ長が多いため,
他ゾーンから来ていることが考えられる
徒歩トリップの特徴
徒歩トリップの自動車利用可能性
利用不可能
33%
利用可能
67%


車利用可能者の平均徒歩トリップ長2934ⅿ
車利用不可能者の平均徒歩トリップ長1215ⅿ
車利用可能者の平均徒歩トリップ長の方が2倍以上長い
②小ゾーン内の交通手段選択モデ
ルを構築
対象とするトリップ・ゾーン
徒歩トリップのゾーン区分
内外
14%
13141516
9 10 1112
5 6
1
17
7 8
内々
86%
2 3 4
徒歩トリップが多い小ゾーン
内で発着しているトリップ
(内々トリップ)を対象とする
まずはこの小ゾーン内の交通手段選択モデルの構築
基礎分析(1)
 交通手段分担率
バス
自家用車
自転車
鉄道
徒歩
2%
30%
18%
27%
23%
選択交通手段は「バス」(目的:業務,帰社)を除いた
「自家用車」「自転車」「鉄道」「徒歩」の4つとする
基礎分析(2)
 年齢と手段のクロス集計分析
徒歩
~30歳
鉄道
31~35歳
36~40歳
自転車
41~45歳
46~50歳
自家用車
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
 徒歩や鉄道で45歳以下が目立つ
90%
100%
基礎分析(3)
 目的と手段のクロス集計分析
徒歩
その他
帰社
鉄道
業務
娯楽
散歩・回遊
自転車
出勤
食事
買い物
自家用車
0%
10%
20%
30%
40%
50%
 鉄道で買物が多い
60%
70%
80%
90%
100%
基礎分析(4)
 所要時間と手段のクロス集計分析
徒歩
鉄道
自転車
自家用車
0%
10%
小
20%
30%
40%
50%
60%
所要時間
70%
80%
90%
100%
大
基礎分析(5)
 所要費用と手段
 電車・・・運賃をそのまま
 乗用車・・駐車代金と移動にかかる費用
(140円/L)/(10km/l)*(移動距離km)+260円
 自転車,徒歩・・考慮せず
モデル推定

効用関数
U
 j1  所要時間+f1  所要費用+d1 買い物ダミー+b 1
電車 U  j1  所要時間+f2  所要費用+b2
車
U
 j1  所要時間+b3
自転車
U
 j2  所要時間+a1  45歳以下ダミー
徒 歩

選択確立
Pn (i) 
 ni exp(Vni )
4

j 1
nj
exp(Vnj )
i  j  {1,2,3,4,5}
{ j : 利用可能性| 1,0}
鉄道
自動車
自転車
徒歩
21
モデル設定の
パラメータ
定数項(鉄道)
定数項(車)
定数項(自転車)
目的:買い物ダミー(鉄道)
年齢:45歳以下(徒歩)
所要時間(徒歩)
所要時間(徒歩以外)
料金(鉄道)
料金(車)
サンプル数
初期尤度
最終尤度
決定係数
修正済み決定係数
-0.09
0.43
0.06
0.64
t値
-0.09
0.15
0.11
1.18
1.34
3.31**1%有意
-0.10
-0.09
-0.2689
-0.3619
-4.00**1%有意
-3.18**1%有意
-0.54
-0.35
189
-209.70
-170.50
0.19
0.14
③徒歩トリップをさらに創出するような
政策を加えシミュレーション
政策設定
16
矢印部に動く歩道のよう
な施設を設置し,歩行者
の移動を支援する
所要時間20%短縮
速度25%増加
1
政策シミュレーション
現況分担率
政策後分担率
徒歩
36.20%
徒歩
27.59%
鉄道
10.22%
鉄道
17.50%
自動車
26.31%
自動車
25.57%
自転車
27.27%
自転車
29.30%
パラメータ
定数項(鉄道)
2.44
定数項(車)
-3.44
定数項(自転車)
1.68
目的:買い物ダミー(鉄道)
0.61
年齢:45歳以下(徒歩)
1.23
所要時間(徒歩)
-0.01
所要時間(徒歩以外)
-0.05
料金(鉄道)
-0.64
料金(車)
1.52
徒歩の分担率が下がって
しまった...
25
考察