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第27講 オームの法則 教科書P.223~226 電気抵抗の役割について知る オームの法則を使えるようにする 抵抗の温度変化を理解する http://www.fzt.jp/ 【A オームの法則】 電圧降下という 電気抵抗とは,回路内で電圧を下げる素子 回路内の電位を下げる 電位差 (電圧) ③ a b ① 電位0V(アース) ④ 電圧降下 電位𝑉 [V] ② 0 a ① ② ③ ④ b 【A オームの法則】 0 電圧降下 傾き: 電圧𝑉[V] 電位差 (電圧) 電位𝑉 [V] 電流𝐼[A] 《オームの法則》 回路内を流れる電流𝐼は電圧𝑉に比例する 1 比例定数を とする 𝐼=𝑘𝑉 𝑅 比例定数 a ① ② ③ ④ b 【B 抵抗の直列接続】 電気抵抗は複数接続することによって値を変える ことができる(抵抗の合成) ●直列接続 回路に流れる電流は等しい 「各抵抗の電圧降下の和」が 起電力に等しい 電位𝑉 [V] a b 電位差 (電圧) a 回路は1つなので 電流の経路も1つ b 【B 抵抗の直列接続】 「各抵抗の電圧降下の和」が起電力に等しい 合成抵抗を𝑅とすると a b 抵抗の代数和 【C 抵抗の並列接続】 電流の経路が2つに分岐する 個々の抵抗の 電圧降下は等しい b a 電位𝑉 [V] a b 0 【C 抵抗の並列接続】 a 電流の経路が2つに分岐する b 2つの抵抗の電圧降下は等しい よって 電位𝑉 [V] a b 0 【C 抵抗の並列接続】 合成抵抗を𝑅とすると 抵抗値は減少する 𝑙 【D 抵抗率】 a.導体内の電気抵抗 + + + + + + 金属内の自由電子は, + 熱運動している金属 結晶内の陽イオンと の衝突を繰り返しなが ら運動している。 + + + + + + + + + + + + 電気抵抗の原因 + 極端な イメージ図 ー 電位差𝑉 𝑙 + + + + + + + + + + + + + + + + + + 電位差𝑉 ー 【D 抵抗率】 b.抵抗率 電気抵抗は長さ𝑙と,太さ(断面積)𝑆に関係する 長さが長いほど抵抗は大きくなる (𝑙に比例) 断面積が大きいほど抵抗は小さくなる (𝑆に反比例) 長さ 𝑙 [m]断面積 𝑆 [m2]の金属の抵抗𝑅 [Ω]は :抵抗率(単位[Ω・m]) 【D 抵抗率の温度係数】 金属の抵抗は,金属結晶との衝突頻度に比例して増加す る。一方,金属結晶の熱振動は導体の温度に依存し,温度 が高いほど格子振動は激しくなる。 温度が低い状態 温度が高い方が, 電子の運動がより 妨げられる + 温度が高いほど抵 抗率は増加する + + + + + + + + + + + + + ー 温度が高い状態 + + + + + + + + + + + + ー 【D 抵抗率の温度係数】 比較的低温(数100℃位)では,金属の抵抗率 は温度の1次関数になる(直線増加) 抵抗率の温度係数 抵抗率[×10-8 Ω・m] 0℃の抵抗率を𝜌0 ,𝑡 [℃] の抵抗率𝜌をとすると 20 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 鉄 銅 タングステン アルミニウム ニクロム 0 25 50 温度[℃] 75 100