水俣病を語り継ぐ会

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水俣病に対する現在の対策
member
Anraku KobaYano
目的
今現在、水俣病に対してどのような取り組
みがなされているか、またどういう事が続
けられているのかについて調べてみたいと
思ったため。
教育現場関連
 水俣病を伝えるセミナー(一般向け)
熊本学園大学水俣学研究センターが行っている講座。
 水俣学講義(学生)
熊本学園大学社会福祉学部正課の授業として「水俣学講
義」を毎年秋に開講。
水俣病対策
 水俣病特別措置法(7月末で終了)
→救済を申請しなかった人を対象にした年1回、無料の健康
診断。しかし、症状があっても補償にはつながらない。
・胎児性患者や家族の高齢化に対応し、在宅サービスの充実やケ
アホームなど施設整備を支援。
・未認定患者向けに健康相談窓口を設置。
・地域医療推進のため神経内科医の派遣を継続する。(環境省)
事業関連
・みなまた環境大学(水俣市)
水俣病の教訓を警鐘として後世に伝えるとともに、環境にこだ
わったまちづくりを行う水俣の取組む体験を通じて学べる講座を開
設。
平成23年度は、全コース合わせて51名が参加した。
・うたせ船で水俣病を学ぶ講座(芦北町)
実際に水俣病被害の場所となった不知火海に出航し、再生した
海を体験する。また、不知火海で獲れた魚等を料理しそれを食する
ことで環境再生された海であることを実体験する。
平成23年度は、52名が参加した。
自治体関連
水俣病被害者等保健福祉ネットワーク
水俣病の被害を受けた方及びそのご家族に、医療や保健、福祉等のサービ
ス等を提供している機関や関係者で構成。
・会議や研修会を開催し、意見交換や情報の共有を行うとともに、水俣病
被害者等を招き、直接お話を聴く機会を設けてる。
・在宅で療養されている被害者の中で、単独の機関では対応が難しいケー
スについて、関係者が話し合って対応を検討。
・情報発信のためにパンフレット作成などを行っている。
・インターネット上で構成機関の職員間が意見交換や情報共有を行うため
会員専用のコミュニティシステム「みなふくネット」を運営。
水俣病を語り継ぐ会
2012年9月15日に発足。今後、月2回のペースで学習会や
講演会、先進地視察などを開催。「語り部の会」とも連携し、
若い世代の水俣病の「証言者」を育成。将来的に法人化を目指
している。
まとめ
 色々な水俣病に対する対策が見受けられ、忘れてはなら
ない問題であると実感する事ができた。