肢体不自由者のための携帯端末用入力支援アプリの開発

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Transcript 肢体不自由者のための携帯端末用入力支援アプリの開発

肢体不自由者のための携帯端末用
入力支援アプリの開発
北九州高専 白濱研究室 2年
櫻木 由貴
研究目的
• 肢体不自由者がスマートフォンを
使用することを支援するアプリを開発
• 協力者
• 脊髄性筋委縮症(SMA)
• 身体の筋肉が徐々に動かなくなる病気
• 右手人差し指が少し動く
肢体不自由者の機器の利用
• 口頭でコミュニケーションが難しい
肢体不自由者
パソコン・携帯電話で
コミュニケーション
機器への入力方法
• スイッチ
• 個人の症状に合わせた物を使用
• 例:タッチセンサー
視線入力
• オートスキャン機能
• スイッチのみでのパソコンへの
入力を可能にする
目的
• 肢体不自由者がスマートフォンを
使用することを支援するアプリを開発
• 1箇所のタッチで
• 文字の入力
• 端末の操作
を可能にする
開発したアプリの概要
• ボタンの代わりにテキストを表示
• 現在の入力対象である文字を赤色
で表示
• 右側の文字列が順に左へ推移
• ソフトウェア・キーボードが
幅をとらない
動作
①:「あかさた~」の推移
「は」のタイミングで
ボタンをタッチ→②へ
②:「はひふへほ」の推移
「ふ」のタイミングで
ボタンをタッチ→③へ
①
②
③:「ふぶぷ」の推移
任意のタイミングで
入力を決定
③
実験の様子
入力する文章 みかん
推移間隔
0.8秒
協力者の使用の様子
協力者からの意見
• 今までのものとは違い、コンパクトで良い
• 文字が流れていくのも新鮮
• 「こ・ご」のような、濁点・半濁点の
細かな違いが少しわかりづらい