教材2_交互作用を評価する2013

Download Report

Transcript 教材2_交互作用を評価する2013

繰り返しのある二元配置
(交互作用が解析できる)
ヤギに与えると成長がよくなる4種類の薬(A~D,対照区)と
ふだんの餌の組み合わせ
先ほどと同じようなデータである.しかし,それぞれの処理の
組み合わせについて2反復ずつ,繰り返している
分散分析の結果
行(薬の種類)のp-値は1.66×10-5なので,薬の効果は5%の有意
水準で有意である
列(餌の種類)のp-値は0.001なので,餌の効果は5%の有意水準
で有意である
交互作用のp-値は0.010なので,交互作用は5%の有意水準で有
意である
グラフの書き方
分散分析: 繰り返しのある二元配置
概要
麦わら
稲わら
牧草
対照区
標本数
2
2
合計
22
10
平均
11
5
分散
72
2
濃厚飼料 雑草
合計
2
-2
-1
2
2
-8
-4
32
2
10
4
26
2
2.6
8 42.48889
A
標本数
合計
平均
分散
2
58
29
162
2
34
17
98
2
28
14
18
2
4
2
8
2
10
40
164
20
16.4
32 120.9333
2
16
8
8
2
28
14
2
2
40
20
8
2
40
20
50
2
10
52
176
26
17.6
98 60.04444
B
標本数
合計
平均
分散
交互作用の図示
麦わら
対照区
A
B
C
D
稲わら
11
29
8
23
26
牧草
5
17
14
8
20
-1
14
20
8
11
濃厚飼料 雑草
-4
2
20
11
5
2
20
26
5
17
主効果と交互作用の分散の比較
交互作用が有意であったときは,交互作用の分散と主効果
の分散の大きさを比較する
1.交互作用の分散が主効果の分散と同じくらいか,それより大
きい場合
主効果を単独で評価することは意味がない
グラフを書いて,処理を組み合わせたときの効果をみる
2.交互作用の分散が主効果の分散よりもかなり小さいとき
主効果を単独で評価してもよく,そのうえでどのような交互作
用があるかを調べる(グラフをかくなど)
交互作用と主効果の大きさの比較
薬
えさ
予習問題
ある早春に花が咲く花木をすこしでも早く咲かせようとして,3種類
の薬剤処理(薬剤A,薬剤B,薬剤C)と開始時期の異なる低温処
理を組み合わせて実験したところ以下の結果を得た.結果は平年
の開花日に比べて何日早く咲いたかという日数で表し,各処理3反
復である.