都道府県別Twitterユーザー数について

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都道府県別Twitterユーザー数について
調査の方法と目的
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・2010年に流行語のTOP10に「~なう」が入るなど急速に
日本に浸透し、また最近mixiを抜いてユニークユーザー
数が日本一になったTwitter。

・その普及に関して、Twitterは主に携帯電話やパソコン
からアクセスするので携帯電話普及率・パソコン普及率
との関係、また商業施設がこれを利用している事も多い
ため商業地の地価との関係を都道府県別に見てみる。
仮説
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・都道府県別のTwitterユーザー数と
1)携帯電話普及率
2)パソコン普及率
3)商業地の基準地価
の3つについて、それぞれ正の相関があるはず。
データ出展
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3-1 都道府県別twitterユーザー数
出展:まちツイ http://machi.userlocal.jp/
これは全アカウントを網羅したものではなく、プロフィー
ルの地域情報をもとにしたものなので、実際とは多少異
なる。
3-2 携帯電話普及率、パソコン普及率
出展:全国消費実態調査 平成21年度
3-3 商業地の地価
出展:国土交通省土地・水資源局地価調査課地価公示
室 平成21年度都道府県地価調査
一変数における分析。
ツイッターユーザー数
平均
標準誤差
中央値 (メジアン)
標準偏差
分散
範囲
最小
最大
標本数
パソコン普及率(%)
41060.02128
11345.25677
16154
77779.16178
6049598007
483268
4752
488020
47
商業地平成22年平均価格(単位:円/㎡)
平均
標準誤差
中央値 (メジアン)
標準偏差
分散
範囲
最小
最大
標本数
149065.9574
31085.49642
92800
213111.4265
45416480120
1404400
36400
1440800
47
平均
標準誤差
中央値 (メジアン)
標準偏差
分散
範囲
最小
最大
標本数
0.737617021
0.009295466
0.746
0.063726506
0.004061068
0.314
0.526
0.84
47
携帯電話普及率(%)
平均
標準誤差
中央値 (メジアン)
標準偏差
分散
範囲
最小
最大
標本数
0.922531915
0.00304588
0.928
0.020881499
0.000436037
0.088
0.865
0.953
47
どの値においても
東京が最大値をとっ
ており、それによっ
て偏りが生まれる恐
れがあるので2変数
の分析では東京の
値を除外して行う。
また、携帯電話・パ
ソコン普及率はあま
りばらつきがなく、ど
の都道府県にも余り
差が無いことがわか
る。
1)Twitterユーザー数と携帯電話普及率
相関係数: 0.164
→弱い正の相関
決定係数:0.027
F値:0.277
以上より決定係数も小さく
F値も0.05以上となっており
モデルは妥当ではなく仮説
は棄却される。
2)Twitterユーザー数とパソコン普及率
相関係数: 0.274
→弱い正の相関
決定係数:0.075
F値:0.065
以上より、決定係数も小さく
F値も0.05以上となり仮説は棄却
される。
3)Twitterユーザー数と商業地基準地価
相関係数:0.894
→強い正の相関
決定係数:0.799
F値:0.000
以上より、決定係数も1に近
く、F値も0.05以下なので仮説
は成立する。
まとめと考察
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商業地基準地価にだけ正の相関が見られ、普及率につ
いては特にみられなかった。
これは1変数の分析でみた通り、携帯電話普及率とパソ
コン普及率はほとんどばらつきがないためだと思われる。
商業地価の高いところは、東京、神奈川、大阪など人口
の多い地域であるためユーザー数も多いのではないか。
反省点として、人口10万人当たりユーザー数でやって
いれば別の結果が得られたかもしれない。