Transcript 聴いて

Aブロック研究発表
~聴いて 感じて 表そう わたしの思い・みんなの
思い~
目指す児童像
 自分の思いを表現することができる子
 みんなの思いを認め、ともに音楽を楽しむ
子
主題への迫り方
前年度まで
 児童が主体的に音楽にかかわるために、音楽的な表
現の工夫
今年度
 音や言葉・リズムなどでコミュニケーションを図り
ながら、音楽をつくり出していく活動
学習指導要領における音楽づく
り
※P16
児童が自らの感性や創造性を
働かせながら自分にとって価
値
のある音や音楽をつくる活動
で
ある。
学年ごとの活動内容
低学年
 身の回りの音を使った活動を通して、声や
音の
様々な特徴や面白さなどに気付き、それら
を生
かした活動に親しむ。
学年ごとの活動内容
中学年
 いろいろな音の響きや組み合わせを楽し
み、
様々な発想をもって即興的に表現する活動
に
親しむ。
学年ごとの活動内容
高学年
 音楽の仕組みを生かし、見通しをもって、ま
とまり
のある音楽をつくるようにする。
~低中学年から見通しをもっての取り組み~
研究授業①
 3年生「アフリカの音楽で楽しもう」
千寿桜小学校
藤井小百合
主任教諭
○ねらい ・リズムの組み合わせを工夫し、拍の流
れに
のって表現する。
・アフリカの民謡のリズムや旋律
に親しむ。
研究授業①
 3年生「アフリカの音楽で楽しもう」
千寿桜小学校
藤井小百合
主任教諭
はじめに
・身体の部分を使って6拍のリズムパターンをつくっ
た。
・リズムの重なるおもしろさを聴きあった。
・ポリリズムの特徴である「レミオラ」のリズムを入
れた。
・繰り返すことにより「共通事項」を意識させた。
研究授業①
 3年生「アフリカの音楽で楽しもう」
千寿桜小学校
藤井小百合
主任教諭
成果
 低学年から常時活動として行ってきた8拍のリズ
ムづくりが、6拍のポリリズムをつくる活動でも
役に立った。
課題
 6拍、3拍子は何度も繰り返して体感させる必要
がある。
研究授業②
 3年生「アフリカの音楽で遊ぼう」
本木小学校
希子
清水亜
教諭
○ねらい ・拍に合わせて、自分でつくったリズム
を表現
したり、友達と合わせたりする。
研究授業②
 3年生「アフリカの音楽で遊ぼう」
本木小学校
子
清水亜希
教諭
はじめに
・手作り楽器を使用して音素材の種類を生かした。
(ビデオ・写真)
・3拍子のリズムを足踏みで表した。
研究授業②
 3年生「アフリカの音楽で遊ぼう」
本木小学校
子
清水亜希
教諭
成果
 音楽のしくみについて気づいたことを発表できる
ようになった。
 演奏の工夫をすることができるようになった。
課題
 常時活動としてのリズム模倣、リズム遊び。
 音だけでなく、音符など視覚的に表すこと。
研究授業③
 5年生「黒鍵の音楽をつくろう」
千寿常東小学校
勇二
平澤
教諭
〇ねらい
とる
・黒鍵の音階による旋律の響きを感じ
・音を重ねたりリズムを工夫した
りして、まとま
りのある音楽をつくる
研究授業③
 5年生「黒鍵の音楽をつくろう」
千寿常東小学校
二
平澤勇
教諭
はじめに
・基本となるリズムにこだわって、リズムを共有し
た。
・「ドローン」「メロディー」「オブリガード」の役
割を説明。
・音楽の「始め方」「終わり方」「コーダ」を考えて
表現する。
・音楽に「強弱」をつけて演奏してみる。
研究授業③
 5年生「黒鍵の音楽をつくろう」
千寿常東小学校
二
教諭
平澤勇
研究授業③
 5年生「黒鍵の音楽をつくろう」
千寿常東小学校
二
平澤勇
教諭
最後には
・どのように強弱をつけると音楽的になるか話し合っ
た。
・「強く」「弱く」「だんだん強く」などをつけて音
楽をつくれた。
研究授業③
 5年生「黒鍵の音楽をつくろう」
千寿常東小学校
二
教諭
平澤勇
研究授業③
 5年生「黒鍵の音楽をつくろう」
千寿常東小学校
二
教諭
成果
 互いの音楽を聴きあい、認め合うことができた。
 音楽づくりの楽しさが分かった。
 拍感が身につき、歌唱や器楽表現にも生かせた。
課題
 児童が思いや意図をもって取り組む音楽づくり。
平澤勇
研究授業④
 5年生「沖縄のせんりつで遊ぼう」
千寿第八小学校
沙織
玉越
教諭
○ねらい ・沖縄の音楽の特徴を感じ取り、そのよ
さを味
わうようにするとともに、鑑賞活
動で感じ取っ
た沖縄の音楽の特徴を生かして、
研究授業④
 5年生「沖縄のせんりつで遊ぼう」
千寿第八小学校
織
玉越沙
教諭
はじめに
〈第一次〉日本の音階を使った「子もり歌」と「谷
茶」を
鑑賞し、比較することで沖縄の音楽のよ
さを味
わった。
〈第二次〉つくった音楽をグループで組み合わせたり
重ね
たりして、自分のイメージに合った音楽
をつくった。
研究授業④
 5年生「沖縄のせんりつで遊ぼう」
千寿第八小学校
織
教諭
成果
 カードの提示により、リズムパターンの理解が深
まった。
 音を限定することにより、取り組みやすくなっ
た。
課題
 ふしづくりの記入欄も一拍ずつ区切ったほうがよ
かった。
 つくるパターンを限定し、組み合わせたり重ねた
りする。
玉越沙
研究授業
高学年
中学年
リズムづく
旋律づくり
り
研究主題とのかかわり
聴いて
感じて
黒鍵の音を聴い
て
音の重なりや響
きの美しさを感
じる
表そう
役割を考えて演奏する
リズムや強弱を工夫する
研究主題とのかかわり
聴いて
感じて
手作り楽器の音を
聴いて
音の面白さを感じ
る
表そう
自分のつくった6拍リズムと友達のリズムを重
ねる
研究主題とのかかわり
 子供たちは「音楽を特徴づけている要素」や「音楽
の仕組み」を〈聴いて〉いくなかで、自分にとって価
値のあるおもしろいと〈感じる〉音や音楽をつくって
〈表そう〉としていることが明確になった。
 そのためには教師側が「ここがいい」というところ
を価値づけしてあげることが重要だということが分
かった。
今後の課題
聴き取る力を育成するために、教師が観点を明確にすること
低学年から音遊びや即興的に表現する活動を取り入れる
教師が子どもと一緒に「何回もつくる」「何回も聴く」実践
の積み重ね
最後に
 自分の思いを表現することができる子
 みんなの思いを認め、ともに音楽を楽しむ子
ご清聴ありがとうございました
Aブロック一同