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15:16
特別支援教育教材・支援機器等
活用のための研究協議会
ーワークショップ(1)ー
兵庫教育大学大学院学校教育研究科
小川 修史
15:20
自己紹介
• 専門:教育工学+特別支援教育
• 文部科学省委託事業「発達障害のある子供たちの
ためのICT活用ハンドブックー特別支援学級編ー」
の研究代表者
• 本日の講義内容
• 「教育工学」の側面からお話しします。
• 資料:「もしも・・の研究所」にUPします。
• もしも・・の研究所:小川(おがっち)が
開設しているブログ
外食チェーン店の起業
コンペが開催されます。
あなたならどんな店舗を
展開しますか?
注意点
• 今までにない、斬新なチェーン店
• 「俺のレストラン」的な斬新な発想
• ありきたりな店ではいけません。
• ただ面白いだけではいけません
• 収益を上げることを優先的に考えてください。
• 人件費、材料費のコスト、立地も検討
• 例:回転鍋
• 具材が開店する一人鍋専門店
コンペ対決の概要
• コンペの内容で対決します。
• 内容を考える時間:20分
• プレゼンを作成する時間:5分
• プレゼンテーションの時間:3分×2
• プレゼンテーション終了後、相手の問題点を
指摘します。5分×2
• プレゼン内容の実現可能性と、オリジナリティ、
収益が上がる可能性等を考慮し、勝敗を
つけてください。
• 面白さを基準にしてはいけません
企画コンペの趣旨
• 企画コンペ:
•
•
•
•
企画すること:新しい発想に挑戦する力
グループ内での議論:企画力(形にする力)
相手の企画にダメ出し:批判的思考
収益を上げる=顧客のニーズ把握:アセスメント
• 企画コンペと同じことを、ICTを使うときも
考える必要がある
• ICTを使うときや、ICTを広める際に意識しているか
企画コンペの趣旨
• 企画コンペ:
•
•
•
•
企画すること:新しい発想に挑戦する力
グループ内での議論:企画力(形にする力)
相手の企画にダメ出し:批判的思考
収益を上げる=顧客のニーズ把握:アセスメント
• 企画コンペと同じことを、ICTを使うときも
考える必要がある
• ICTを使うときや、ICTを広める際に意識しているか
批判することの重要性
• 企画する段階:盛り上がる反面、考えが偏る
• 「企画は正しい方向である」と思い込んでしまう。
• 正しいと思い込むほど怖いことはない
• ICT推進派:今回のグループと同じ
• 批判されることで,方向性が疑心暗鬼
• 疑心暗鬼になることがまず重要
• ICT傍観派の意見が重要(否定派は置いといて・・。)
• 疑心暗鬼を払拭できたときに、話が進む
• 払拭するには、説明する能力が必要
• これからICTを広めるうえで大切なこと
• 疑心暗鬼の状態を作り、払拭すること
ICTを使うことが
前提のスパイラルに
陥らない。
企画コンペの趣旨
• 企画コンペ:
•
•
•
•
企画すること:新しい発想に挑戦する力
グループ内での議論:企画力(形にする力)
相手の企画にダメ出し:批判的思考
収益を上げる=顧客のニーズ把握:アセスメント
• 企画コンペと同じことを、ICTを使うときも
考える必要がある
• ICTを使うときや、ICTを広める際に意識しているか
16:30
新しい発想に挑戦する力
• 企画するということ=アイデアの創出
実践のアイデアを
考える
良い部分を蓄積する
アイデアを実際に
実践してみる
アイデアの良い部分と
悪い部分が明確になる
・アイデアを創出することで、モチベーションが高まる
・チャレンジすることで、実践の幅が広がる
企画コンペの趣旨
• 企画コンペ:
•
•
•
•
企画すること:新しい発想に挑戦する力
グループ内での議論:企画力(形にする力)
相手の企画にダメ出し:批判的思考
収益を上げる=顧客のニーズ把握:アセスメント
• 企画コンペと同じことを、ICTを使うときも
考える必要がある
• ICTを使うときや、ICTを広める際に意識しているか
16:37
形にする力
• 学び合い=情報の受信+情報の発信
• 情報を受信するということ
• 受信する情報にはバイアス(偏り)がかかる。
都合の良い情報は頭に入り、都合の悪い情報は
頭に入らない。=悪い情報も頭に入れる
• 頭に入らない情報:「洗濯物」
• 情報を発信するということ
• 情報発信の難しさ:論文>ブログ>SNS>メール>>TEL>>対面
• 炎上する理由:情報をコントロールできていない
• 必要な情報を的確に伝える
• 発信時に必要な力:情報を整理する力
ICTを使うことが
目的になってしまうと
本末転倒。
16:51
ICTで置き換えてみましょう。
• 先生方のICTを使った実践事例をグループ内で
紹介してください。
• ICTを使った実践事例を紙に書いてください。
• ない場合は、こんな事例を試してみたい・・・で結構です。
• 実践事例は本当にICTを使う必要があるのか、
考えて紙に書いてみてください。
• 実践事例は本当に子どもにとって効果があったか
考えて紙に書いてみてください。
• ある程度かけた時点で、グループ内で紹介しあっ
てください。
• パクれる部分と疑う部分を「人間関係にヒビが
入らない程度」に指摘してください。
16:54
批判的思考をするため
に必要なこと
「つながり力」
15:16
特別支援教育教材・支援機器等
活用のための研究協議会
ーワークショップ(2)ー
兵庫教育大学大学院学校教育研究科
小川 修史
10:45
昨日の総括
• ICTを使う意味が本当にあるのか、もう一度
改めて考え直す必要性
• 物事を批判的に見ることの重要性
• 「自分の軸」を構築すること
⇒軸同士がつながること
⇒特別支援教育の成長
10:45
昨日の総括
• つながる意味について
安心コース
挑戦コース
• 安心感・居場所
• 気づきは少ない
• 緊張感・ストレス
• 気づきは多い
昨日の総括
• つながる意味について
教師の成長
安心コース
挑戦コース
• 安心感・居場所
• 気づきは少ない
• 緊張感・ストレス
• 気づきは多い
Jカーブ効果
本日の活動内容
• 30秒でCMを作ろう
10:55
11:25
• 紹介する商品:何でもOK(架空のものでもOK)
• 限られた素材で、何とか作ってください。
• iMovie、Keynoteなど、iOS基本アプリ以外は使用禁止。
• 品評会
• A4用紙に「お題」を書いておいてください。
11:45
ICTって、ビールみたいなもの。
本日の活動の意図
11:55
• iPadはあくまで、話題提供者
• iPadを触る時間と、話す時間どちらが長かったですか?
• iPadで全て解決しようと思うのではなく、iPadを使って
話題や興味(動機づけ)を生み出す。
• 環境は整えすぎると、創意工夫が生まれない。
• 知的に重度な遅れがない:環境を整えないことも重要
• 重度な知的障害:環境を整えないと何も始まらない。
• メガネと一緒。見えないと何も始まらない。
• 物足りなさを感じたときに、初めてアプリ検索
• iOSの基本機能だけ:限界
• 物足りなさ=本当のニーズ
• アプリ検索から入ると、行き詰る。
トレーニング
• あなたはプログラマです。この子のために
「筆算ソフト」を作ってください。
• 脳性まひの小学校3年生・女児。
• 小学校の特別支援学級に在籍
• パソコンの画面を見ることは出来る
• マウスとキーボード使用は困難
• スイッチとソフトキーボードは使用可。
• 先天的な知的障害はない.
• 発話は困難だが,パソコンで会話
私が作ったソフト
すうじ
1 3 6
+
8 9
つぎ
できました
計算ソフトにつけた機能
• ○×つけずにプリントアウトする機能
• 名前を入力する機能
子どもからの手紙
• 小川先生、夜12時までソフトを作てくれ
てありがとうございました。ソフトをつ
くてくれてちぃちゃんはうれしいです。
先生に○をつけてもらってうれしいです。
今は毎日やっています。でも、せいかい
のときは「せいかいだのだ」がいいです。
あと、100てんのときは音楽をつけてほ
しいです。ありがとうございました。
収入:やる気がでる、褒められる、達成感、勝つ、要求が伝わる
支出:我慢する、怒られる、敗北、要求が伝わらない
・・・としたときに、教師や支援者ができること。
③ とにかく収入を増やす
② 貯蓄出来そうな部分を把握
(貯蓄には利子がつく)
① 貯金と借金の状態把握
④ 「貯蓄をローンに回そう」と
思わせる(〇〇もできるかも…作戦)
⑤ ローンの返済開始。
つまずいたときに
「支援」する。
貯蓄があれば支出もできる(支出⇒収入につながる場合も)
支出だけの状態:先の見えないローン地獄。
研修で使える・・・?
• おがっち流Keynote講座
• 動画に吹き出しプロジェクト
• もしも・・・の研究所
(まとまらなかったので…)話を整理すると・・・
• ワークショップの目的:「マネジメント力」
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試行錯誤は偏桃体を活性化させる
研修で重要なこと:偏桃体を活性化させること
グループワーク⇒試行錯誤⇒偏桃体の活性化
試行錯誤を生む:環境を整えすぎない
「自分でもICTを使える」という感覚を身につける
• 教師だって自尊心が必要
• アプリを制限する意味がここにある
• ICTの「周り」をどれだけ意識できるか
• ビールを飲むことが目的ではなく、ビールを飲む雰囲気をどう
セッティングできるか。
• 子供達に使うという点では・・・。
• 「どや顔」「伝わった」の達成を目的に、
「困り」を支援する
• 逆にならないことが重要