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繁栄化の新しい共通性
新村 祐斗
全く新しい時代の始まり
• 黄金の時代
• 栄光の30年
• 第二のフランス革命
• 経済の奇跡
60年代後半から70年代初頭まで続く
経済
• 高い経済成長率
• 西ヨーロッパ4%~4.5%、東ヨーロッパ3.5%
• 高いインフレ率
• 1950~1973 年平均4%
• 国ごとに大きな違い
その要因
1.
長期の景気循環、 コンドラチェフの波
2.
構造断絶のテーゼ
1.
3.
通貨改革、国際経済の自由化、労働力の巨大な流動性、高い投資率
潜在的可能性の復活
1.
戦争によっての下向きからの、既定路線への回帰、
経済成長の結果
• 就業構造の変化
• 農業社会から工業社会へ
• 労働に対する莫大な需要
• 失業率の低下、女性の就業が増加
• 所得・賃金の上昇
• 実質賃金は年5%の上昇
• 公共部門の税収の激増
• 経済能力の上回るスピード、
国家税収の6つの行き先
1.
社会福祉
2.
教育
3.
病院、健康管理部門
4.
公共交通システム、都市の拡大
5.
公務員の増加
6.
軍事費の増加
弊害
1.
環境汚染、大気汚染
2.
エネルギー消費の増大、エネルギー不足
3.
誤った外国人労働力計画
4.
多くの敗者
1.
農民、農場の放棄
2.
手工業者、大量生産商品の台頭
3.
商人、消費の商業化
4.
避難民、
5.
聖職者、知識人
社会
• 共通の新たな社会的発展
• 戦後期との断絶
• わずかな財をめぐる戦い→増大する豊かさの下での分配、価値を
めぐる戦い
大量消費社会の浸透
特徴
• 大量生産化、手工業、農民経済、家族経営の破たん
• 物の標準化、
• 社会的・地域的・国際的な規格統一
• 国や地域ごとの消費製品の国際的商業化
大量消費社会に対する批判
• 新しい物質主義
• 社会的絆の喪失
• 社会的階層秩序の衰退
• 傑出した個人の尊重の喪失
• アメリカ化
家族関係の変化
• 家族生活への回帰
• 離婚率の低下、婚外出産の減少、ベビーブーム、出生率の増加
• モダンな大量消費のよる家族回帰、地域社会のつながりの減少
• 三種の神器的変化
• 世帯構成の変化
• 核家族化、女性の社会進出
労働の変化
• 企業内の階層秩序の明確化
• 家族経済の後退
• 労働組合の影響力大
文化
• 価値観の変化
• 世代間衝突
• 知識人の黄金時代とハイカルチャーの役割の変化
• 大衆向けテレビの出現
• ヨーロッパ文化のアメリカ化
• ヨーロッパ文化政策の第一歩
価値変化
• ヨーロッパ的未来楽観主義
社会的・政治的価値観の変化をもたらす
• 従順さ、節約、忍耐から、寛容、責任を担う用意、社会的儀礼作法
• 女性の就業の容認
• 労働の価値の変化
• 宗教的価値観の変化
• 権力に対する不信
世代間衝突
• 50年代 年配者とは、異なった生活、消費スタイル、音楽、衣服、価値観
• 60年代 ポップミュージック、ジーンズ、ミニスカート、ヒッピー文化、ピル、自由な性、「MAKE
LOVE, NOT WAR」
• 60年代後半 政府への挑戦、権力への挑戦、学生運動
• 生きた時代間の全く異なった経験と価値観
• 世界恐慌、2つの世界大戦
• 裕福さの増進、平和、非暴力、再建、教育
知識人とハイカルチャー
• パリ ヨーロッパの知的文化における中心的役割を回復
• 冷戦による知識人への注目
メディア
• 大衆メディアとしてのテレビの普及
• 既存のメディアも引き続き成長
• 第4の権力としてのテレビ
• 政府によって統制された経験なし
• 社会的・文化的な作用をもたらす
• 青少年文化の普及
• ポップミュージックの流行
文化のアメリカ化
• 西ヨーロッパ文化のアメリカ化が進む
• 青少年文化が大きな影響を受ける
• ロック音楽
• ジャズ音楽
• 学問
• 社会科学 アメリカを模範
• アメリカの影響力 (亡命からの帰国した教授陣)
• アメリカ留学
ヨーロッパの文化政策と論争
• 50年代、最小の兆しが見え始める
• 54年、欧州文化条約、欧州文化基金の設立
• しかしながら、限定的な作用
政治
• 民主主義、共産主義それぞれの安定化
• 経済と社会の計画志向と専門家の新たな政治的影響力
• 政治的暴力の後退
• 冷戦の固定化
• ヨーロッパ統合
政治秩序の安定化
• 50年代、60年代、民主主義は南欧、スペイン、ポルトガル、ギリシャを除いて安定化
• 極右政党の衰退、ナチス支配期の、権力者の批判
• 民主主義政党の台頭
• 東ヨーロッパの共産主義勢力も安定化
• 共通の要因
• 高度経済成長による安定化、社会保障システムの確立
• 民主主義 外からの連帯と圧力
• 共産主義 ソ連による大規模な圧力と軍事的援助
暴力の衰退
• 終戦後、数年間はナチ協力者への暴行が続く
• 50年代に入ると大幅に減少
• 第二次世界大戦の経験
• 政治的暴力の第一級の主唱者、ナチズム、ファシズムの信用失墜
• 戦争経験者による暴力志向性の継承の中断
経済と社会の計画化
• 計画の導入による、戦後復興
• 計画への陶酔
• 世界恐慌への反動
• ナチ体制、スターリン主義のソ連によるジェノサイドや大量処刑の計画的破局
冷戦 4つの変化
• 50年代の間は対立が激化、61年以降、ベルリンの壁建設以降は沈静化
• 40~50年代は軍事費は経済への刺激財、長期に及ぶと経済的損失大
• 60年代まで軍拡競争激化、60年代初頭、実際的な利益をもたらさないという認識に変化
• 68年核兵器禁止条約
• ヨーロッパ人の覇権大国への関係の変化
• 50年代冷戦の強い影響下にある
• 60年代、大国からの距離を取り始める
ヨーロッパ統合 5つの段階
• 欧州石炭鉄鋼共同体の最初の数年における創設者気分の時代
• 1954年の欧州防衛共同体の挫折後の危機の時代
• 57年のローマ条約による再高揚の時代
• 60年のイギリス加盟の失敗とフランスの「空席」政策による比較的長期の危機の時代
• 69年、72年のハーグとパリの首脳会談による新たな飛躍の時代
1950年代初期
• 50年、欧州人権条約
• 52年欧州石炭鉄鋼共同体の創設
• 朝鮮戦争による冷戦の深刻化に伴う、欧州防衛共同体、欧州軍の創設の計画
• ドイツ軍の再建は見送られた
欧州防衛共同体の挫折
• ヨーロッパ各地で論争となる
• フランスではド・ゴール派と共産主義者の抵抗
• 主権の大幅な放棄に対する抵抗
ローマ条約による再高揚
• 57年、ローマ条約調印、欧州経済共同体の創設
• 4つの基本的自由、商品、資本、就業者、サービスの移動
• 欧州の重要性の増加
• インドシナのディエンビエフーにおけるフランス軍の敗北
• インドネシア独立後のオランダ
長期にわたる停滞
• 60年代停滞の時代
• 4つの経済的自由のうち商品においてのみ促進
• 62年のフーシェ計画の失敗
• 政治、文化、軍事分野においてに密接な協力関係
• 63年、67年にイギリスの加盟申請の拒否(フランスによって)
• 共同体の促進、10年間ストップ
新たな躍進
• 69年首脳会談
• 72年に再び首脳会談、創設時加盟国とイギリス、デンマーク、アイルランド
• 3つの目標が確定
1.
共同体の大陸北部への地理的拡大(イギリス、アイルランド、スカンジナヴィア諸国)
2.
政治連合による密接な政治的協力(定期的外相協議)
3.
経済・通貨同盟(欧州銀行、通貨平価の近似化、共通の経済政策)
新たな躍進の要因
• フランスにおけるド・ゴールの退陣
• イギリス・ドイツにおけるヨーロッパ志向的政権の誕生
• ベトナム戦争によるアメリカ経済弱体化、
• 60年代、イギリス帝国の衰退、植民地からの撤退
ありがとうございました