第3回授業資料[2002.10.15](PowerPoint)

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情報科教育法I
第3回講義
(平成14年10月15日)
本日の内容
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
前回の授業評価から
来週,再来週の発表について
情報教育の歴史・経緯(続き)
情報教育の目標,能力観,評価
今後の授業日程について
前回の授業評価から(1)…
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スライドを指すポインタを上手く使われたほうが
パソコンの画面ばかりだと眠くなるので、教科書も
使ってほしい
パワーポイントの文字の大きさ
一枚に含まれる内容が少し多すぎる
絵や写真をふんだんに使って説明
ノートパソコンを持ってきたのに全く使わなかったこと
教室を早く開ける。
機器の準備を事前にする
前回の授業評価から(2)…
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必要な資料をまとめておくべき
PPのみでなく教科書をもう少し対応させて授業
教科書が有効に利用できてなかった
ノートを取る時間が充分になかったこと
先生だけが話しをなさって生徒は聞くだけじゃああの
教室の様々な設備が台無し
途中で、息抜き程度の話題を期待
なにか手を動かすようなことがあればいい
前回の授業評価から(3)…
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あまり興味があることではなかったので、面白
くなかった
PPは説明では非常に見やすいが,全ての文
字は均一化されているので、ノートに要点をま
とめにくい
以前,別の授業で聞いたことがるので,
内容的に物足りない
次回のプレゼンについて(1)…
10/22(火), 10/29(火)に,
「1人3分間のプレゼンテーション」
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発表の目的
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発表方法
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自分の紹介(聴講者にインパクトを与えるように!)
専門分野の説明(専門分野[卒論内容等]を分かりやすく説明する!)
「発表の目的」を満たす発表戦略を練り,
黒板,OHC,プレゼンテーションソフトを利用して発表すること。
教室PC利用者は,CDで作成してくること
発表順序
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メールで連絡
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順番は、「あみだくじ」で決定
自分の名前がない人は,鷹岡宛に連絡
次回のプレゼンについて(2)…
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発表方法
発表者
次の発表者
聴講者
評価基準の設定
発表準備
前へ移動
発表
発表終了
発表準備
発表評価
今日の授業の該当ページ
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情報科教育法
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情報教育の理論と実際
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第1章: pp.1-11, pp.18-22
第8章: pp.199-208
第1章:pp.1-6
高等学校学習指導要領解説(情報編)
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第1章:pp.1-25
『情報活用能力』の3つの柱
情報活用の実践力
課題や目的に応じて情報手段を適切に活用することを含めて、
必要な情報を主体的に収集・判断・表現・処理・創造し、
受け手の状況などを踏まえて発信・伝達できる能力
情報の科学的な理解
情報社会に
参画する態度
情報活用の基礎となる情報手段の特性の理解と、
情報を適切に扱ったり、
自らの情報活用を評価・改善するための
基礎的な理論や方法の理解
社会生活の中で情報や情報技術が果たしている役割や及ぼしている影響を理解し、
情報モラルの必要性や情報に対する責任ついて考え、
望ましい情報社会の創造に参画しようとする態度
引用:「体系的な情報教育の実施に向けて(H9.10.3,第一次報告)」
情報化の進展に対応した初等中等教育における情報教育の進展等に関する調査研究協力者会議
ミレニアム・プロジェクト『教育の情報
化』
【目標】
2005年度(平成17年度)末を目標に、「全ての小中高等学校等」からインター
ネットにアクセスでき、「全ての学級」の「あらゆる授業」において、教員及び
児童生徒がコンピュータ・インターネットを活用できる環境を整備する。
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公立小中高等学校等のコンピュータ整備(2005年度末まで)
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公立小中高等学校等のインターネット整備
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すべての「普通教室(学級)」に「各教室2台」ずつ整備
その他の教室等用に「各学校6台」ずつ整備
小学校の「コンピュータ教室」を「1人1台」体制に充実
2001年度末までに、インターネットへの「学校接続」を実施
2004年度末までに、インターネットへの「教室接続」を推進
私立学校のコンピュータ整備・インターネット接続
公立学校職員の研修の実施(2001年度末まで)
学校教育用コンテンツの開発(2005年度末まで)
教育情報ナショナルセンター機能の整備(2005年度末を目標)
引用:ミレニアム・プロジェクト(新しい千年紀プロジェクト)の基本的な枠組みと構築方針について
平成11年10月19日内閣総理大臣決定(http://www.kantei.go.jp/jp/mille/991020millpro.html)
情報教育の体系的な育成
生きる力の育成
総合的な学習の時間
教師主体→児童主体
既存教科
情報活用の
実践力
→主体的に計画、実践
(課題解決的な学習活動などでの情報手段の適切な活用)
技術・家庭
成
果
を
活
か
す
機
会
の
提
供
情報の
科学的な理解
情報社会に
参画する態度
成
果
選択履修領域
を
活
か
す
技術・家庭
機
必修領域:情報とコンピュータ 会
選択履修領域
の
提
供
技術・家庭
情報A
情報B
情報C
必修領域:情報とコンピュータ
選択履修領域
小学校
中学校
高校
問題
「地域による暮らしの違い」をテーマに交流授業を実施
する。その際,情報教育の観点から「情報活用の実践力
の育成」を目指してテレビ会議システムを利用した授業
を実施した。
さて,情報教育の観点から,
子ども達は何を学ぶだろうか?
また,対面コミュニケーションと比較して,テレビ会議
を利用したコミュニケーションの問題点はどこだろうか?
情報教育の観点から考えて‥
情報活用の実践力
コミュニケーションの難しさ
情報が伝わらない
情報の伝達方法
情報手段の特性
(長所と短所,画質‥)
情報の表現方法
情報の科学的な理解
情報社会に
参画する態度
情報への批判的・客観的な判断
情報発信への責任
『情報教育』で獲得される能力
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情報活用能力
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問題解決能力
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論理的思考力,数量思考能力,
コミュニケーション能力
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課題発見能力,課題選択能力,課題探求能力,
意思決定能力,行動選択能力,
プレゼンテーション能力,論理的表現力,対人関係能力
自己評価能力,他者評価能力
価値形成能力
情報手段活用能力
参考: 平成12年度電気通信大学公開講座
(高校普通科新教科「情報」の教員養成への提言、山極 隆先生)
『情報教育』における学習指導形態
構造化知識
教科学習
連携的授業 共同体形成 課題学習
と学習
プロジェクト
学習
知識
の型
学問的知識
学問的・
社会的
応用的知識 スキル
学習
の型
理解力
基礎基本
教師/
生徒
可変
理解力
発見的思考 計画力
表現力
モニタリング 論理的思考
モニタリング
探求力
評価力
教師
生徒
可変
実世界知識
引用: 岡本敏雄 他編著:情報科教育法,丸善,2002.
林徳治 他編著:情報教育の理論と実践,実教出版,2002.
『情報教育』に関する評価
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評価内容
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知識形成,技能形成
問題解決力
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問題発見,問題認識,計画,創造・制作,表現・伝達
積極性,協調性,リーダーシップ
評価観点
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形成的評価(学習活動プロセスが対象)
総括的評価(学習達成度が対象)
個人内評価(一人の生徒の進歩度が対象)
相対的評価と絶対的評価
引用: 岡本敏雄 他編著:情報科教育法,丸善,2002.
林徳治 他編著:情報教育の理論と実践,実教出版,2002.
情報教育で望まれる支援
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教材、学習情報の提供
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国や県、市町村による支援
推進プロジェクト,ボランティア団体等による支援
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技術支援、人的支援
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こねっとプラン、メディアキッズ
情報化推進コーディネータの配置
ヘルプデスク(SOSセンター)の設置
大学や短大等による支援
研修、情報提供
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推進プロジェクト,ボランティア団体による支援
県教育機関、大学・短大等による支援
情報教育で重要なこと
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学習活動の観点から
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情報的な見方・考え方に基づいた問題解決の実践
システム的な思考力
学習活動プロセスの自己評価とリフレクション
教育活動の観点から
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問題解決型の学習活動を支援する能力・資質
学習環境のデザイン力
目的に応じた情報手段を適切に利用するための
基本的な操作能力
中学校段階の「情報教育」
教科「技術・家庭」
総合的な学習の時間
既存教科における
情報教育
→ 有機的な履修形態が必要
教科「技術・家庭」の改善事項
平成10年7月 教育課程審議会 答申
・ 11領域(木材加工,電気,‥)構成から2分野構成へ
『技術』 ‥ ものづくりとコンピュータの活用の基礎的技術
『家庭』 ‥ 衣食住の生活や家族・家庭
・ 各領域は,「基礎的・基本的内容(共通履修)」と
「発展的な内容(選択的履修)」で構成
授業時数:
70単位時間(1学年,2学年),35単位時間(3学年)
選択教科授業時数: 0~ 30 単位時間(1学年,2学年)
50~ 85 単位時間(1学年,2学年)
105~165 単位時間(3学年)
・ 『技術』分野は,「技術とものづくり」と
「情報とコンピュータ」で構成
教科「技術・家庭」の目標
生活に必要な基礎的な知識と技術の習得を通して,
生活と技術とのかかわりについて理解を深め,
進んで生活を工夫し創造する能力と実践的な態度
を育てる
• 実践的・体験的な学習活動を重視
• 課題解決の礎となる知識と技術の確実な定着
• 生活改善に必要な情報や技術の適切な選択態度
• 生活を営む上での課題に対する問題解決能力
「技術分野」の目標
実践的・体験的な学習活動を通して,ものづくりや
エネルギー利用及びコンピュータ活用等に関する
基礎的な知識と技術を習得するとともに,技術が果
たす役割について理解を深め,それらを適切に活
用する能力と態度を育てる
「技術とものづくり」
1.
2.
3.
4.
⇒生活と技術のかかわり
製作品の設計・製作
機器の操作
エネルギー変換・利用
作物の栽培
「情報とコンピュータ」
⇒生活と情報のかかわり
「情報とコンピュータ」
基礎的・基本的内容(共通履修)
1.
2.
3.
4.
生活や産業の中で情報手段が果たしている役割
コンピュータの基本的な構成と機能及び操作
コンピュータの利用
情報通信ネットワーク
発展的な内容(選択履修)
5. コンピュータを利用したマルチメディアの活用
6. プログラムと計測・制御