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全天X線監視装置MAXI/GSCに搭載されるガス比例計数管
の地上較正試験
1.MAXI/GSC
宮本 将雄(東京理科大学、理研)、他MAXIチーム
•一次元位置検出型ガス比
GSCユニット
例計数管
•一台の大きさはA4サイズ
•スペアを含め16台製作
•スリットとコリメータ(128
枚のスラット板)
MAXI
•全6台製作
Monitor of All-sky X-ray Image(MAXI)とは
•2008年度宇宙国際ステーションの日本用実験モジュー
ル(JEM)に搭載予定の全天走査型X線監視装置
•ガス比例計数管(GSC)とCCDカメラ(SSC)から構成
電荷分割方式を採用→左右の波高値の比を位置
指標
•理研はガス比例計数管を担当
2.地上較正試験の目的
上空から降りてくるデータは波高値のみ
位置とエネルギーの情報に戻すためのレスポンス関数が必要
16台すべての個性を把握することが重要
実験セットアッ
プ
3.位置応答
位置指標と検出器座標の応答関係
検
出
器
座
標
(mm)
芯線上に1mmごとにX線を当て位置指標と検出器座標
の応答を求めた
機上解析の際用いる経験式でフィットしたとき
の残差が約0.2mm
位置指標
天空の角度では0.1(deg)の精度で位置決定できる
4.エネルギー応答
エネルギーと波高値の応答関係
理研では4種類のエネルギーを用いて波高値を測定
GSCは位置分解能を優先させるため印加電圧を上げ
制限比例領域で動作
波
高
値
(ch
)
空間電荷効果が効く
エネルギーと波高値の関係が非線形になるが多項式でフィット
すれば約0.6%の精度で再現できる
エネルギー(keV)
比例計数管のある位置にあるエネルギーのX線
を入射させたとき波高値分布と位置指標を与える
5.レスポンス関数
白線:実験データ
紫線:レスポンス
関数
レスポンス関数を用いてCuのスペクトルを作成
し、実際の実験データと比較
実験データを良く再現
比例計数管の個性を把握できた
今後、位置についての応答も考察
6.まとめ
•製作された全16台について較正試験終了→すべての比例計数管が要求する性能を満
足していることを確認
•実験データを基にレスポンス関数の構築 → 実験結果をよく再現
我々は比例計数管一台一台の個性をよく把握できた