タッチパネルでの 操作説明を表示 動画でも 確認できる

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2008年度 卒業研究最終発表
リアルタイム3DCGを用いた
生体防御に関するeラーニング教材の研究
インストラクショナル・メディア・プロジェクト
グループ10
M0105230 白井佑布子
M0105428 松本 邦彦
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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目次
•
•
•
•
1.研究概要
2.教材概要
3.評価実験
4.まとめ
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
2
1.研究概要1/2
• 背景
– 近年、インフルエンザやエイズ等が世界的に猛威を
振るっており、感染症や性感染症に対する人々の関
心が高まっている
しかし、生体防御に関する機能や、感染症は難解で
とっつきづらい
• 目的
– 以上のことから、学習効果があり興味がもてるよう
な生体防御の教材を制作し、自分の体や感染症につ
いて知ってもらいたい
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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• 興味を持てる教材とは…
– よりインタラクティブな操作
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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1.研究概要2/2
リアルタイム3DCG
と
+
タッチパネル
の有効性を調べる
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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2.教材概要1/10
• 対象
– 中学三年生
理由:保健体育の授業において生体防御の機能の一つである
免疫と、感染症について学ぶということ、若い頃から
そのような知識を身に付けてもらいたいと考えたから
である
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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2.教材概要2/10
• 体験部概要
– 体験部は、免疫に関係している細胞や、胃や肝臓な
どの形状を、リアルタイム3DCGにて確認できる
– 学習部から切り替えて使用する
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2.教材概要3/10
• 画面説明
切り替え用
ボタン
マウス操作用
ボタン
操作説明用
ボタン
親ボタン
マウス操作用
ボタン
子ボタン
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2.教材概要4/10
• 画面説明2
3Dモデルが
表示される
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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2.教材概要5/10
• 画面説明3
タッチパネルでの
操作説明を表示
動画でも
確認できる
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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2.教材概要6/10
• タッチパネルでの3Dモデルの操作
– 回転
• 2本の指で画面をタッチしながら、
両方の指を動かしたい方向に動かす
– 拡大・縮小
• 2本の指で画面をタッチしながら、
指の間を離すと拡大、近づけると縮小
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2.教材概要7/10
• 体験部の構成図
トップ画面
トップ画面切り替え
体
免疫系
アレルギー
マクロファージ
肝臓
猫
B細胞
肺
花粉
ヘルパーT細胞
胃
キラーT細胞
脳
病原体
目
操作説明
3
D
モ
デ
ル
説明文
動画
切り替え
学習部
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教材デモ
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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2.教材概要8/10
• FLASH上でのリアルタイム3DCGの表示
– Papervision3D
• Papervision3Dとは、FLASH上でリアルタイム3DCGを実現する
ことができるactionscriptのライブラリ
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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2.教材概要9/10
• マルチタッチを使用した操作
– FLASHだけでは複数の点を扱うことができない
→eIT社提供のAPIを使用
タッチパネ
ルに指で触
れる
タッチパネル上での処理
指で触れた場所を認識して、
x,yそれぞれ65536段階で数値化
変数として使用する
テキストファイルを
読み込み、画面の解像
度に合わせた値にする
テキスト
ファイル
FLASH上での処理
数値受け取って
テキストに書き出す
C++プログラム上での処理
座標データの流れ
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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2.教材概要10/10
• 開発環境
– Adobe FLASH CS3
– Microsoft Visual c++
• タッチパネルのシステムの開発に使用した
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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評価実験1/4
• 目的
– 教材の学習効果と操作性を検証する
• 概要
–
–
–
–
被験者:東京都八王子市立みなみ野中学校3年生(124名)
実施日:2008年12月10日(男子),15日(女子)
実施形態:1人1台のPCを利用
授業の流れ:
• 1.教材の操作方法・学習方法の確認
• 2.教材の学習
• 3.タッチパネルによる体験
(※ 3は時間の都合上、一部生徒のみ)
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評価実験2/4
• アンケート内容
– 免疫細胞や内臓の形がわかりましたか?
– タッチパネルの操作は楽しかったか?
– マウスとタッチパネルどちらの方が楽しかったか?
など
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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評価実験3/4
• 結果(有効回答数69人)
– リアルタイム3DCG
免疫細胞や内臓の形がわかりましたか?
1.わかった
3.あまりわからなかった
学習効果は
認められる
2.すこしわかった
4.わからなかった
48
77.4%
13
21%
1
1.6%
3Dモデルの形はどうでしたか?
0%
20%
40%
60%
80%
100%
1.もう少しリアルなほうが良い
質の向上が
必要…
2.もう少しリアルでなほうが良い
50
14
78.1%
0%
20%
40%
21.9%
60%
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
80%
100%
20
評価実験4/4
• 結果
– タッチパネル
タッチパネルの操作は楽しかったですか?
1.楽しかった
3.あまり楽しくなかった
2.まあまあ楽しかった
4.楽しくなかった
35
11
74.5%
0%
20%
40%
23.4%
60%
80%
100%
マウスとタッチパネル、どちらの操作が
やりやすいと感じましたか?
マウスとタッチパネル、どちらの方が
楽しく操作できると感じましたか?
マウス
操作を難しい、面
倒だと感じた人が
多い…
タッチパネルによ
2.1% り楽しく操作がで
1
きる
0
マウス
タッチパネル
タッチパネル
25
12
25%
0%
75%
20%
40%
60%
23
52.1%
36
80%
100%
0%
20%
47.9%
40%
60%
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
80%
100%
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まとめ1/2
• リアルタイム3DCG
– 形状を理解することができた
• タッチパネル
– 本教材において、タッチパネルを使用することに
より楽しく操作することができる
– しかし、マウスと比較すると操作しづらいと感じた
生徒が多かった
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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まとめ2/2
• 課題
– リアルタイム3DCG
– 質の向上
• タッチパネル
– 操作性の向上、操作方法の見直し
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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質疑応答
リアルタイム3DCGを用いた生体防御に関するeラーニング教材の研究
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