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日語教學法研究
(大学院)
10月5日(火・二)~
担当 神作晋一
日語教學法研究
(大学院)
11月2日(火・二)~
担当 神作晋一
教室活動
教室活動≒授業
授業 上課

静かに聴くだけ?
 外国語教育
 50分×2 1つ×? 15 8

言語技能別教室活動

言語を使うための様式や方法
理解できても、話した
り、書いたりすることは
言語の4技能できるとはかぎらない。
4技能の関係
音声中心
産出
受容
アウトプット
output
インプット
input
はなす(話)
きく(聞)
説
聽
かく(書)
文字中心
寫
練習が必
よむ(読)
要です
讀
準備の部
分が大き
い
産出技能のための教室活動
ー「話す」「書く」―
ー「話す」「書く」―







1)
-a あなたはコーヒーを飲みたいですか。
-b あなたをコーヒーは飲みたいですか。
2)
-a 高くておいしいケーキです。
-b 高いておいしいなケーキです。
⇒どちらも-aが正しい
ー「話す」「書く」―





1)(秘書が社長に)
秘書「あなたはコーヒーを飲みたいです
か」
2)(訪れた知人宅で手土産を差し出しなが
ら)
客「高くておいしいケーキです。どうぞ」
⇒文法は正しいが、適切な表現でない
ー「話す」「書く」―



正確に「話す・書く」ための練習
適切に「話す・書く」ための練習
⇒両者を区別し、練習に取り入れてゆく
「話す」ための教室活動




ほとんどの学習者には「話す」ニーズを持
つことが考えられる。
初級の段階では多い(はず)
⇒台湾ではどうか。
達成感 褒めてもらいやすい
会話と独話

会話 談話(分析)



(対話)conversation
日常会話などのニーズ
独話




monologueモノローグ
スピーチやプレゼンテーション
ニーズは一様ではない。
Cf.サバイバル日本語(生存survival)
正確に話す



パターン・プラクティス
Pattern Practice
ドリル練習 drill
反復ドリル
(リピート・ドリルrepeatition drill )

教師が提示したモデルをそのまま繰り返
す練習




T
S
T
S
りんご
りんご
デパートへ行きます
デパートへ行きます
代入ドリル(substitution drill)
置換ドリル

教師が提示したモデルの一部を置き換え
る練習




T
S
T
S
昨日、図書館へ行きました。デパート
昨日、デパートへ行きました。
公園
昨日、公園へ行きました。
変形ドリル
(transformation drill)

モデルの形を変える練習







例 志向形 う形
T 会う
S 会おう
T 書く
S 書こう
T 食べる
S 食べよう
結合ドリル(combination drill)

モデルを組み合わせてひとつにする練習





T 顔を洗います。歯を磨きます。
S 顔を洗ってから、歯を磨きます。
T 日本語を勉強します。テレビを見ます。
S 日本語を勉強してから、テレビを見ます。
※接続表現の使い方
拡張ドリル

教師が与えるキューをモデルにつなげて
長い文を作る練習






T
S
T
S
T
S
食べました
食べました。
昼ごはんを
昼ごはんをたべました。
食堂で
食堂で昼ごはんを食べました。
完成ドリル(completion drill)
※コンプリートcomplete

不完全なモデルを学習者が完成させる練習





T 図書館、本、読みます。
S 図書館で本を読みます。
T デパート、ネクタイ、買いました。
S デパートでネクタイを買いました。
※助詞の使い方など
問答ドリル(question and
answer drill)

指示された語句を使って質問文の答えを作
る練習




T
S
T
S
これは、日本の本ですか。はい。
はい、日本語の本です。
あれは、英語の辞書ですか。いいえ。
いいえ、あれは英語の辞書ではありません。
パターン・プラクティス




「言語学習=習慣形成」
行動主義心理学に基づくオーディオリンガ
ル・メソッドで開発された教室活動。
教師が出したキュー(cue、刺激)にすばや
く反応できるようになることを目的。
単調な練習
パターン・プラクティス

パターンプラクティスの教育効果への疑問。




オーディオリンガル・メソッドへの批判、
現実のコミュニケーションには役立たない
しかし、現在では
正確さを養うための練習として位置づけ。
適切に話す



正確さのための練習は「機械ドリル」
(mechanical drill)
⇒答えがひとつ
意味ドリル 答えがいくつかある




意味の適切さも考える必要
実際のコミュニケーションに近づく
予想しない答えと学習者の意図
⇒準備段階でよく考えておく
場面ドリル

ある状況や場面を提示し、そこで用いられ
る文を作る練習





例:「~たほうがいい」の練習
T 友達が頭が痛いとき、なんと言いますか。
S1 薬を飲んだほうがいいですよ。
T ほかには。
S2 早く寝たほうがいいですよ。
小会話ドリル

分かりやすく
提示
短いモデル会話を提示し、指定された個所
(下線部)を自由に置き換える練習






どうしたんですか
ーええ、頭が痛いんです。
えっ、もう薬を飲みましたか。
ーいいえ、まだです。
早く、薬を飲んだほうがいいですよ。
ーええ、そうですね。
現実のコミュニケーションに近づ
ける

コミュニケーションの遂行のために
インフォメーション・ギャップ
information gap


持っている情報の差(を互いに補う)
本来のコミュニケーションの姿


例:日本語の授業と入国審査でのやり取りの
差
例:相手のことを知る・知りたい
インフォメーション・ギャップの例


教育用に作られた絵教材
S1とS2に、それぞれ絵1、2を渡し、互いの
絵のどこが違うかを当てさせる。




S1
S2
S1
S2
人が何人いますか
1、2、……8人います。何人いますか。
6人です。男の子がいますか。
はい、3人います。
インフォメーション・ギャップの例

その他の例(生教材などを利用)



「違う旅行会社のパンフレットを持ち合い、自
分たちのスケジュールや予算に最も合った
パック旅行を探す」
「戦前と戦後の街頭写真を持ち合い、建物や
人々の変化を話す」
Cf.互いに持っているレストランの情報を出し
合い、明日食べに行く場所を決める。
インタビュー・タスク
interview task



インタビューを行って、指示された情報を
得る活動。
⇒未知の情報を得る。(インフォメーション
ギャップと同じ)
タスク・シートの利用
ロール・プレイ(role-play)





何らかの役割や状況を設定し、それに従っ
て会話をする活動。
ロールカード(role-card )の場合と口頭で
の指示。
⇒なんらかの目的(taskタスク)を果たすた
めのもの
A:明日までに完成する仕事がある。手
伝ってもらう。
B:彼氏とデートがある。(最近上手くいって
ロール・プレイ(role-play)

役割設定:実際に学習者が直面する場面の
方


例:教師役や店員、駅員役は必要か?教師のほ
うが行う。
教師が1人で行うのは限度があるので、学習
者同士で行える設定にする工夫。

教師への欠席の伝言を級友に頼む(日本)
ロール・プレイ(role-play)

談話の展開:どこまで行うか。

例:友人をコンサートに誘う(行くという前提)。


例:誘う、誘われる練習





①趣旨説明②日時③場所
A:仕事が終わらないから手伝って(説得)
B:彼女とデートがあるからすぐ帰る(断る・調整)
危機的状況からの脱出
突き上げ(答えられなくなった段階)からの向上
OPI
ロール・プレイ(role-play)




ロールプレイをうまく行うには…
①その場にあった文型や表現
②話の進め方(談話展開)
③イントネーションや非言語行動


(体の)姿勢、表情なども
⇒総合的なコミュニケーション能力を養成
するための効果的な教室活動のひとつ。
「書く」ための教室活動
言語の4技能
4技能の関係
3
音声中心
4
産出
受容
アウトプット
output
インプット
input
はなす(話)
きく(聞)
説
聽
かく(書)
よむ(読)
寫
讀
文字中心
2
1
習得順序

インプット ⇒ アウトプット


受容⇒産出
音声 ⇄ 文字 ?


「言語は音である」という考えなら、音声⇒文
字で習得 cf.ソシュールSaussure
文字で覚えたものに音声を当てていく 文字⇒
音声
「書く」ための教室活動

文字教育 ※文字を書くことはできる




口頭で練習した言語項目を正確に表記する
※台湾ではどうか
※文字(漢字)を書くことはできる
文章教育


適切な文章を産出する
難しい?
文字教育

レンタルビデオ店でCDを3枚借りた。



例:シャ乱Q
シャッターズ、乱、QP より
複数の文字体系を使用する日本語の特徴

漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベット
alphabet・数字、その他
らあめん








焼肉
焼き肉
やき肉
焼きにく
焼にく
やきにく
ヤキニク
yakiniku
弁別的特性

ある文字を他の文字と区別し、その文字た
らしめる形態上の特徴 ~であるとさせる



たる(「である」的意思・古語、日能試1級)
しむ(「させる」的意思、古語)
許容範囲を支える条件


目指す形(理想)はあるが、厳密には決まって
いない。
(しかし)筆画それぞれの長さ、位置関係につ
いては(長い年月による)共通理解がある。
陳
林
李


偏差値(へんさち)
日語教學法研究
期末課題 2010年1月18日(一)

テーマ:シラバスデザインとカリキュラムデ
ザインの作成





ターゲット(対象)を決める
ニーズを調査(あるいは予測)し、到達目標を
決める。
シラバスのデザイン(教材等の決定)
カリキュラムのデザイン(教材・教具)、教案
(進行)を書く。
二人以上でも可
表音文字と表意文字

表音文字



文字と読み方が結びついている文字
例:ひらがな・カタカナ・注音符號・ハングル・
alphabet?
表意文字


文字と読み方と意味が結びついている文字
漢字 (形・音・義)
漢字圏学習者、非漢字圏学習
者

非漢字圏学習者




学校に木ます(=来ます)
パンを書う(=買う) 形の認識
※寒いので休(体體)に気をつけてね
漢字圏学習者



信(=手紙)を書く
飛行机(=飛行機)に乗る
⇒母語の使い方をそのまま用いる(漢語の習
得)
漢字圏学習者、非漢字圏学習
者 筆順

漢字の書き方 だけでなく


部首、音訓、書き順(筆順)のような文字情報
単語として教える

例:教材1、教材2
漢字の掲出数
※漢字で書いてあったらなあ…
級
学習時間
漢字数
1級(N1)
900時間
2,000字
2級(N2)
600時間
1,000字
3級(N4)
300時間
300字
4級(N5)
150時間
100字
常用漢字1,945字、小学校(教育漢字)が1,006字に対応
文章教育



書く練習のときは文型や語彙は音として学
習済み?
口頭練習の内容を文字にすることで学習
内容を目で確かめ、文型や語彙の定着を
促す効果も。
⇒台湾では、逆のような気も、
適切に書く


規則に合った正しい文字、語彙、文法だけ
でなく、適切な文体や情報を選び、適切な
順序で書く
Ex.作文の添削


文法・語彙・文字の訂正
内容・構成の修正
文体

ダ・デアル体(ダ体)



普通体、常体、インフォーマルスタイル
(informal style)、プレーンスタイル(plain
style)
例:~ている。
デス・マス体


丁寧体、敬体、フォーマルスタイル(formal
style)、ポライト・スタイル(polite style)
例:います。ています
文体

ダ・デアル体(ダ体)



公的な文章や書き手の人間関係への配慮を
必要としないもの
例:新聞記事、ビジネス文書、学術論文
デス・マス体


私的な文章や書き手の人間関係への配慮を
必要とするもの
例:私信、広告、新聞や雑誌の読者へのお知
らせ
文体

二つの文体が混在することは(原則的に)
ない。
文章の目的によってどちらかを選択

例:文体変換の練習

受容技能のための教室活動
ー「聞く」「読む」―
言語の4技能
4技能の関係
音声中心
産出
受容
アウトプット
output
インプット
input
はなす(話)
きく(聞)
説
聽
かく(書)
よむ(読)
寫
讀
文字中心
受容技能(receptive skills)


単なる理解・受動的な技能ではない。
能動的、積極的な行為である。
言語情報・
非言語情報
仮説
+
⇅
(既有の)
背景知識
検証
理解
聴解モード(listening mode)と
読解モード(reading mode)

目的に応じて異なる読み方・聞き方




例:テレビのニュース番組
例:国語辞典(該当する語だけ)
例:小説(最初から)
⇒聴解モード(listening mode)と
読解モード(reading mode)
聴解モード(listening mode)と
読解モード(reading mode)



1)スキャニング(scanning)
速読
2)スキミング(skimming)
3)細か聞き取り(聴解)or精読(せいどく読解)


内容把握モード(内容を正確に理解する)
批評モード(内容について自分の意見や感想
を述べられるまで深く理解する)
モードの選択と切り替え

母語の場合(ニュース) 端末たんまつ


知らない単語があっても、とりあえずの理解で
先に進む。
外国語の場合(ニュース)



ひとつでも分からないと、その先が分からない。
いちいち辞書を引きたくなる
逐語訳≠「読んだ」という実感
モードの選択と切り替え



外国語の聴解・読解の難しさ
言語能力の不足
モードの切り替えができない


例:初級ではすべてを理解したいが、中上級
以上ならその他のやり方も
目的や内容に応じた適切なモードの選択
と切り替えが必要。

要約、大意、単なる訳の置き換えではない。
指導教員決定について


12月?日(?) ?~の会議で決定。
決まった学生については、その日のうちに
通知する予定


通知を受けたらすぐにあいさつ・打ち合わせに
行くこと
決まらなかった学生については、再度教員
と相談の上、書類の再提出が必要
「聞く」ための教室活動
p.78
「聞く」ための教室活動


音声言語によるインプットを認識、理解す
ること。
双方向



「会話の中で相手の話を聞く」⇔「話す」
聞き返し、繰り返し、ゆっくり、など可
一方向 ※(聞くための)モード切替が必要


「アナウンスやラジオなどを聞く」
聞き返し、繰り返し、ゆっくり、などは不可
スキャニングscanning

必要な情報を探す聞き方



例:ターミナル駅到着前のアナウンスで、乗換
する線の情報だけを聞く。(他の情報は聞き流
す)
例:天気予報を聞いて、指定された地域の天
気を聞き取る
例:イベント情報を聞いて、開催日時と場所を
聞き取る
スキャニング練習の教材

初級レベルから生教材を使うことができる


ここでは、教材用の音声などではなく、CDテレビ
番組のニュースなど
通常、「生教材は初級の段階ではほとんど聞
き取れない」



⇒「このニュースを全部聞き取って理解しよう」×
⇒指示された内容を聞き取るだけに集中
⇒スキャニング・モードでの聞き方に慣れる
スキャニング練習の教材

例:お弁当はいくらですか。
別のところに
関心がいっ
てしまうが…
値段を聞くだ
けなら初級で
もOK…
スキミングskimming

全体をざっと把握し、大意をつかむ聞き方。




例:交通事故がどの程度だったか
例:料理の手順(主な材料、流れ)
例:講演会の内容を手短に説明
要約ようやく、大意たいい、大綱たいこう
スキミング練習の設問


例:交通事故のニュース
ポイント情報に着目




何のニュースですか
いつ、どこで起こった事故ですか
怪我をした人はいますか
詳細にはこだわらない


駆けつけたのは何警官ですか(人数)
怪我をした人は何丁目に住んでいますか。
こまか聞き取り(精聴?)

一文、一語にいたるまで正確に理解しすべて
の内容を把握する聞き方。




「ラジオの株式市況番組で、全社の株価を聞き取
る」
「選挙速報を見て、全候補者の当落を把握する」
集中力・記憶力、予測する力が要求される。
メモを取りながら聞くなど、現実に即したやり
方。
すべてを聞き取らなければなら
ないような例




1)(駅の公衆電話で)
A:いま、駅に着いた
んだけど。
B:北口を出て右に曲
がって、2つ目をまた
右。角から4軒目の白
いマンションの3階
A:オーケー。


1)の状況説明
電話でのやり取りで
ある。Aは、友人Bの
家を訪ねるところだが、
詳しい道順が分から
ない。最寄り駅に着い
たので公衆電話をか
けて、マンションまで
の道順を聞こうと思っ
ている。
すべてを聞き取らなければなら
ないような例




2)(病院の受付で)
患者:初診なんですけど。
受付:じゃ、この用紙に、
お名前とご住所をお書
きになって、名前を呼ば
れるまで、おかけになっ
てお待ちください。お脱
ぎになった靴は、下駄箱
の中に入れてくださいね。
患者:あ、はい



2)の状況説明
病院の受付である。
病院に入ってきた人
が、受付の人に話し
かけている。
場面に関する前提知識

現実のコミュニケーションでは、自分の場所や
状況、相手との関係などを考慮して、(発話の)
内容を理解する。



ショシン、ショーシン
例:病院 ⇒ 初診 例:会社 ⇒ 昇進
状況説明が必要


「タイトルも分からない映画を途中から見て、そのせ
りふの内容を理解する」ようなものは不適切。
日本語能力試験は?「AとBの関係は」「今どこに」
「読む」ための教室活動
「読む」ための教室活動

文字言語による情報を認識、理解すること。




例:文章を読む
例:電話帳で電話番号を調べる【情報探査】
例:看板や標識を認識する【文字認識】
例:漢字の共通部分を探す【文字認識の練
習】
スキャニングscanning

必要な情報を探す読み方(スキャニングモード)



教室活動の例 節目表



例:歴史の本をぱらぱらめくって徳川慶喜の生年
を見つける。
例:駅の切符売り場で目的地までの料金を探す
例:新聞のテレビ欄から、指示された番組の開
始時刻を探す。
例:パック旅行のパンフレットを見て、最も条件に
合った旅行を探す。
生教材の使用も可
スキミングskimming

全体にざっと目を通し、大意をつかむ読み方



理解をチェックするための設問や課題



例:新聞記事を読んでおおよその内容を理解す
る
例:エッセーを読んで書き手の考えを理解する
ポイントとなる情報を取り上げる○
瑣末な(細かい)事項を問う×(不可)
⇒聞く練習と同じ
精読せいどく

一文、一語に至るまで正確に理解し、すべ
ての内容を把握する読み方


初級では内容を持った精読教材を用意するの
は困難(語彙や文型に制限)
しかし、教材の工夫次第で「一文レベルで
はなく、まとまった文章として理解する」本
来の読解に近い活動が可能。
精読教材


教材3と教材4は初級レベルで「~に~が
あります」という文型と基本的な名詞だけ
で書かれている。
設問に答えるために必要な能力と言う点で
考えると、両者に違いがある。
精読教材


教材3
机の上に本と電話があります。机の上にノートはあ
りません。
机の下に雑誌とテープがあります。テープは雑誌の
上にあります。
 設問 上の文章の内容とあっている文に○をつ
けなさい
 [ ]机の上に、本があります。
 [ ]机の上に、ノートがあります。
 [ ]机の下に、雑誌があります。
 [ ]机の下に、テープがあります。
精読教材


教材4
机の上に本があります。電話もあります。ノートはあ
りません。
机の下に、雑誌があります。雑誌の上に、テープが
あります。
 設問 上の文章の内容とあっている文に○をつ
けなさい
 [ ]机の上に、本があります。
 [ ]机の上に、ノートがあります。
 [ ]机の下に、雑誌があります。
 [ ]机の下に、テープがあります。
精読教材


教材3
①机の上に本と電話があります。②机の上にノート
はありません。
③机の下に雑誌とテープがあります。④テープは雑
誌の上にあります。
 設問 上の文章の内容とあっている文に○をつ
けなさい
 [ ]机の上に、本があります。
 [ ]机の上に、ノートがあります。
 [ ]机の下に、雑誌があります。
 [ ]机の下に、テープがあります。
教材3 順番を入れ替える

1.④テープは雑誌の上にあります。
2.②机の上にノートはありません。
3.①机の上に本と電話があります。
4.③机の下に雑誌とテープがあります。

⇒すべてに答えられる。





4.があれば「机の下に…」という設問はOK
1.がなくても答えられる。
精読教材


教材4
①机の上に本があります。②電話もあります。③
ノートはありません。
④机の下に、雑誌があります。⑤雑誌の上に、テー
プがあります。
 設問 上の文章の内容とあっている文に○をつ
けなさい
 [ ]机の上に、本があります。
 [ ]机の上に、ノートがあります。
 [ ]机の下に、雑誌があります。
 [ ]机の下に、テープがあります。
教材4 順番を入れ替える

1.③ノートはありません。
2.⑤雑誌の上に、テープがあります。
3.④机の下に、雑誌があります。
4.②電話もあります。
5.①机の上に本があります。

⇒すべてには答えられない。






1.と4.は位置関係がわからない。
テープの位置は2.と3.で分かる
教材4

個別の文の理解ではなく、ひとまとまりの
文章として理解する。


文全体で表現されていることを、机や雑誌の
位置関係として頭に描く必要
「一文レベルではなく、まとまった文章とし
て理解する」という本来の読解
統合的な教室活動
シミュレーション
simulation 疑似体験

現実の状況を再生したり模倣したりする教
室活動


疑似場面を設定し、ある人物になりきって課題
を遂行する
上記の過程を通じて、必要な言語運用能力を
身につける
シミュレーション
simulation 疑似体験

例:「大型スーパーの出店に地元商店街が
反対している」


学習者が「Aスーパーの社員、B地元商店街の
商店主、C市役所職員」などに扮する。
「A出店したい、B出店をやめさせたい、C新し
い街づくり計画の一環として出店を認めたい」
などで、さまざまな活動を行う。
シミュレーション
simulation 疑似体験

技能と活動 例:スーパーの社員




必要な情報を新聞やテレビから収集(読む、
聞く)
地元住民と話し合いを持つ(聞く、話す)
相手を説得する文章を作成(書く)
収集した情報に基づいて説得的な議論を

自分の意見だけでは×、相手の意見も考慮
シミュレーション
simulation 疑似体験

目的地と特徴


教室に疑似空間を演出してコミュニケーション
を体験。
ロールプレイと類似(目的が近い)


ロールプレイ:短いひとまとまりの会話
シュミレーション:会話だけでなく、読む・書く活
動も含む、ある課題に対してさまざまな活動が
ある。
プロジェクト・ワーク
project work

学習者が共同で作業を行い、何かを作り上
げる活動



例:クラス新聞を作る
 必要な資料を読み、取材に出かけ、記事にま
とめる
例:アンケート調査を行ってその結果をまとめる
例:自国料理の紹介ビデオを作る
 シナリオを書き、テロップを用意し、ビデオカメ
ラの前で料理をする。
プロジェクト・ワーク
project work

①活動が教室内にとどまらない、②生教材を
使用する、という特徴。


例:アンケート調査
 クラスメートや教師ではなく、教室外の日本人
に話を聞く
例:クラス新聞
 実際にインタビューした結果やテレビ番組、新
聞記事などをニュースソースとする。
統合的な教室活動

特定の言語技能ではない


⇒統合的に扱う
話題や内容に重点を置く

「手段としての言語(日本語)」を使って学習を
促進させることを意図とする。
今後の予定
9月14日
9月21日
終了
終了
ガイダンス
台湾の日本語教育事情
9月28日
終了
台湾の日本語教育事情
10月5日
10月12日
10月19日
10月26日
11月2日
11月9日
11月16日
終了
終了
終了
終了
終了
終了
終了
台湾の日本語教育事情
台湾の日本語教育事情
コースデザイン
コースデザイン
コースデザイン
コースデザイン
コースデザイン
今後の予定
11月16日 終了
11月23日 終了
コースデザイン
11月30日 終了
教室活動
12月7日
12月14日
12月21日
12月28日
終了
終了
本日
休講
教室活動
教室活動
教室活動
集中講義・評鑑などのため
1月4日
通常授業
教室活動
1月11日
?
次回は、
12月14日(月・一)
14:50~
です