Transcript ppt - 九州大学
ゼミ発表資料(2007/12/18) 九州大学院 システム情報科学府 情報工学専攻 原田 義明 1 研究内容 研究目的 フローを細分化して解析することで、これまで発見できなかった 細かいトラフィックパターンの把握を行う 解析対象 韓国のお盆を対象に、トラフィックの傾向・変化を把握する お盆前後の1週間のデータを収集し、解析を行う お盆によって九州大学が受けるフロー変化を把握する 解析手法 フローを国・AS・地域情報、ポート番号に細分化して解析 異常な通信等の影響が大きく、傾向を見出しにくいので、不正なア クセスの影響の小さいポート80番などで解析 通信の方向を考慮した解析 ASの種類に着目した解析 2 研究進捗 細分化して解析を行うことで、韓国のお盆期間 中のフローデータ変化・傾向を把握することに成 功 これまでに確立した解析手法を用いることで、フ ローデータの解析から何かイベントを検出できな いか検証する イベントに対して解析を行っていくスタンスとは違い、 解析結果からイベントを調査していく 3 研究進捗 九州大学のフローデータを解析 長期間のフローデータ解析が行えるよう、データベースの解析方式を改 良 現在、2007年4月01日から5月12日までのフローデータを解析 改良終了 4月の日曜日から6週間分収集 フローの取得間隔は30分毎に設定 中国と韓国に対して解析を行い、通常と異なる変化や傾向を発見した ら、その時期に何かイベントが起きていないか調査を行う 4 解析結果 –九州大学の韓国の大学との通信フロー数変化 (ポート80番を用いた九州大学へのフロー) 九州大学と韓国の大学との 通信フローについて、ポート 80番の通信のみを抽出 土日に通信フロー数が少な い傾向がある 通信フロー数が少ない日は あるが、フローが無くなる程 激減している日はない 日 月 火 水 木 金 土 5 解析結果 – 九州大学と中国のフロー数変化 (ポート80番を用いた九州大学へのフロー) フローデータの中で、ポート 80番を用いて中国から九州 大学へアクセスされたフロー を抽出 中国から九州大学へのポー ト80番のフローは、AS4134 (CHINANET-BACKBONE) のフローがほとんど 特徴のある部分での障害・イ ベント情報を調査中 日 月 火 水 木 金 土 6 研究進捗 現在解析中… 韓国に対する解析 韓国の大学について解析を行ったが、やはり土日はフロー が少なく、平日に多い 特に通信フロー数が無くなっている日は発見できなかった 中国に対する解析 6月04,05日に、九州大学からのポート80番を利用した通信 が減少している部分がある 何かイベントや障害がなかった調査 中国の大学についても解析を行ったが、全ポート番号にお いて通信が無いため、解析のしようが無い 7 今後の課題 通信フロー数が減少している部分についてのイ ベントや障害を調べる 解析期間を延ばしてみる 障害情報を公表していない所もあるので、難しい 現行の解析と同時に作業を行える 日本のフローについても解析を行ってみる 九州大学に関する報道や学園祭などのイベントに反 応し、日本からの通信ならば大きな変化があるかもし れない 8