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研究の進捗状況と 今後の課題 九州大学院 システム情報科学府 情報工学専攻 原田 義明 1 研究進捗 先週の課題 ポート53番と関連するフローに対して、利用ポート番 号のうち分けを見てみる プログラムを作成し、ポート53番を利用したIPアドレス の利用ポートを解析 port:?? port:53 DNSサーバ port:80 port:?? 観測ホスト Webサーバ 各種サービス 2 ポート25番とポート53番の通信フロー数 の分布 2007年1月04日から2ヶ月、 水曜日のデータ収集(1時間毎) ポート25番にアクセスした IPアドレスを持つホストに対して、 ポート番号が53へのフローを抽出 横軸にポート25番のフロー数 縦軸にポート53番のフロー数 ポート25番のフロー数が増加すると ポート53番のフロー数も増加している (正の相関があると考えられる) 全ポート25番のフローと 全ポート53番のフローとの分布より、 顕著に正の相関が見られた 3 ポート80番とポート53番の通信フロー数 の分布 2007年1月04日から2ヶ月、 水曜日のデータ収集(1時間毎) 横軸にポート53番のフロー数 縦軸にポート80番のフロー数 ポート53番のフロー数が増加すると ポート80番のフロー数も増加している (正の相関があると考えられる) ポート25番に比べて、分散している →DNSキャッシュにより、 複数回アクセスした際のフローが ばらつきとなっているのでは? 4 ポート番号の打ち分けプログラム ポート番号53と関連のあるフローの利用ポート分布の解析 プログラムは作成完了 現在プログラムが動いている最中 DNSサーバにアクセスしたIPアドレスが、他のIPアドレスにアクセスした際の 相手側のポート番号を解析 データベース port:?? port:53 port:XX port:?? 観測ホスト DNSサーバ port num 20 22 25 53 80 443 well – known registrated private and dynamic 2007/0104 504 76 21757 27179 25066 1294 51077 15011 3519 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 5 研究進捗 変化の自動検知について Holt-Winters法を用いて解析を行う予定だったが、Netflowに適用し た論文を発見 これまでの解析手法と比べて、いくつかのデータを比較しながら解析 を行っていく部分にオリジナリティがあるのでは? これまでの解析は、フロー、またはパケットに関して、データ加工を行って いる フローデータを細分化し、またそれらの解析結果を組み合わせて変化検 知できればいい 現在、Holt-Winters法を適応した結果を算出するプログラム作成中 何と何のデータを組み合わせて結果を導くかは、検討中 1月4日から2ヶ月間、毎週水曜日に収集したデータに適用してみる 停電などの物理障害に関して、異常検知が可能か実験する 一週間分のデータ解析について 先にHolt-Winters法のプログラムを優先 6 ポート80番のフロー数時間変化 ポート80番のフロー数時間変化 2007年1月04日から2ヶ月、 水曜日のデータ収集(1時間毎) 25000 フロー数 20000 15000 10000 ポート80番に関しても、 全フローと同様の傾向 (多少フロー数の増減が激しい) 5000 0 0 12 24 00101/0402501/11 04901/1807301/2509702/0112102/0814502/22169 時間 フローデータ 自体が少なかった 7