災害図上訓練DIG用POWERPOINT 20050408

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Transcript 災害図上訓練DIG用POWERPOINT 20050408

実践!DIGをやってみよう!
加古川グリーンシティ
ガイダンス(5分)
• 災害図上訓練の4つの特徴
(1)簡単・容易
①準備が簡単で経費が安価である
②自由なアレンジが可能である
③普及が容易である
(2)地図に「思い」を
①地図との「対話」ができる
②被害状況がリアルに判る
③「地図への書き込み」を通して災害について考えることができる
※進行上の留意点
• 時間は目安としての設定であり、進行状況に応
じて変動すること。
• 訓練総時間が2時間を越えると緊張感が欠如す
るので、時間配分に注意すること。
• 訓練中の参加者からの質問については、最低
限の回答とし、参加者自身が考えることを念頭
におくこと。
• 参加者の自主性、議論を最優先に考えて、進行
するように配慮すること。
グループ分け(5分)
• グループに○○班などの役割を付与しない。
• リーダー・サブリーダーをグループ内で決定し、
グループ内の対応策のリー ドをしてもらう。
• 記録係を決定し、成果発表の準備をしてもらう。
• 近隣同志でグループ分けをする。
山崎断層帯
山崎断層帯の地震を想定した強震動評価について(動画)
山崎断層帯主部南東部
(琵琶甲断層・三木断層)
山崎断層帯主部南東部(琵琶甲断層・三木断層)+草谷断層
地震被害想定システム
• 加古川市では、現在のところ明確な被害想
定がなされていません。
• DIGをするためには出来るかぎり正確な被
害想定が必要となります。
• グリーンシティ防災会では、総務省消防研
究所作成の簡易型地震被害想定システム
プログラムを取り入れました。ご覧ください。
ビデオ上映
(10分)
• ビデオは、三重県鈴鹿市で行われた
災害図上訓練DIGの風景をご覧に
なっていただきます。
• このビデオはDIGの考案者である
平野昌氏から提供していただきまし
た。
災害想定の発表(5分)
• 訓練実施の必須項目であり、正確な内容
とすること。
• 口頭で発表し、危機意識を高めるとともに
「災害想定カード」を各グループに配布す
る。
• 必要に応じて、ホワイトボード等に掲示す
る。
災 害 想 定 カ ー ド
• 『9月7日(水)、午後6:00ごろ兵庫県加古川市
北部と三木市南部を震源(山崎断層系琵琶甲断
層と三木断層の同時)とする、M7.9の内陸型
の直下型地震が発生しました。加古川市北部は
震度7を記録したほか、市内の大半が震度6強
の強い揺れを感じました。市街地全域でガス、
水道の供給が停止し、大半の地域で停電してい
ます。
• 震源は、山陽道下の琵琶甲断層と推定される』
平成17年9月7日(水)午後6時00分
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山陽道橋梁倒壊
国道2号線加古川大橋通行不可
加古川バイパス通行止め
ライフライン断絶
加古川バイパス穴門すべて通行不可
火災・・・当初はグリーンシティ内なし
ガス遮断のため、夏場の地震
2号線の別府川にかかる橋が通行止めになる
JRは、点検のため運行停止
正確な情報が行政から出てこない
明姫幹線は、
市役所へのアクセスは
グリーンシティの対策本部はどこに設置すればよいか
駅からグリーンシティまでのアクセス路はどうか
想定範囲
• 今回は、9月8日正午までを想定し、考え
てみましょう。
• 自由な発想で、おおいに盛り上げてくださ
い。
被害の地図への書き込み(20分)
• 「想像力」を膨らせ、考えられる被害を自
由に書き込んでもらう。
• 難しく考えずに失敗を恐れず、「とにかく書
き込み」を前提とするように促進する。
• 一人一本「マジック」を持つ姿勢から始ま
ることの雰囲気作りを行う。
災害状況の付加(40分)
・おおよそ5分間隔で、口頭で発表するととも
に、「災害状況カード」を各グル-プに配
付する。
• 刻々と変化する状況を緊迫感の中でリア
ルに伝えることに配慮する。
• 地図への書き込み、議論の時間を十分取
れるよう適当なタイミングを計る。
災 害 想 定 カ ー ド 1
• 平成17年9月7日(水) 午後6時15分
• 余震が続いているので、住居内にとどまることは
危険性が大きいと判断され、避難勧告が発令さ
れました。地域指定避難所の氷丘南小学校に
避難する必要があります。しかし、停電、NTT回
線不通により、避難勧告の情報が行き渡ってい
ません。地震発生後から、居住者に情報提供を
しようとしましたが困難、さらに聴覚障害などの
方に情報を伝えるためにはどの様にすれば、よ
いのでしょうか。
災 害 想 定 カ ー ド 2
• 平成17年9月7日(水) 午後6時30分
• 加古川バイパス穴門のほとんどのところ
で、天井のコンクリートが剥がれ落ち、南
北道が通行不可になっています。中学生
や高校生は自宅に帰ることができない状
態です。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 3
• 平成17年9月7日(水)午後6時50分
• E棟9階北側付近の住居から火災が発生しまし
た。消化器で初期消火に当たっていますが依然
火の勢力は衰えていません。水道もまだ復旧し
ていないため、消化器のみの消火作業です。こ
のままでは消化器の数にも限界があり、またそ
こ以外に火災が発生すれば、消化器が全く足ら
ないようになります。また、火災が発生し手いる
にもかかわらず、階上や階下の居住者が避難し
ようとしていません。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 4
• 平成17年9月7日(水)午後7時15分
• ドアが開かず、閉じこめられている人が何
カ所か有りそうです。また、多くのケガ人
が発生しています。何とかドアをこじ開け、
瓦礫の下から家族を救出することができ
ました。しかし、父親と母親は重傷ですが、
子供は心肺停止状態です。助かりそうな
両親から運ぶか。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 5
• 平成17年9月7日(水)午後8時20分
• 医療救護活動が開始されたようだが、氷丘小学
校だけが救護所指定のため、地域避難所の氷
丘南小学校は指定ではないようだ。再び、傷病
者を氷丘小学校まで移送しなければなりません
が、氷丘小学校は約1020名の収容しかないた
めに地域避難者で満杯のようだ。まして、氷丘
小学校までのアクセス路が細いため、溢れた避
難車両や車の中で避難生活をする人たちで、車
両が入っていくことが出来ない状態になっていま
す。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 6
• 平成17年9月7日(水)午後8時20分
• 氷丘南小学校の避難所が満杯である。グリーン
シティ敷地内でも許容範囲を超えている。自分
の自宅に帰るのも不安がり、家に入りたくないと
言っている。グリーンシティ西側通路を北側と南
側を封鎖し、安全な敷地を確保しようと思う、幸
い平野神野線が使用できるため、通路を封鎖し
ても問題がないように思うのだが、また、多くの
居住者が車で逃げようとしていますが、国道2号
線が停滞のため、マンションから出ることができ
ません。出口で喧嘩口論が起こっています。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 7
• 平成17年9月7日(水)午後9時00分
• 震災直後から、幼児・小学生・中学生・高
校生など子供たちが精神的不安をうった
えています。しかし、言葉で直接表すこと
が出来ないようで家族も苦慮しています。
さて、
災 害 想 定 カ ー ド 8
• 平成17年9月7日(水)午後9時30分
• 住居内は、家具の店頭などだけで片付け
れば、住み続けることも可能なのですが、
窓ガラスがすべて割れてしまい、寒さが家
の中にはいるため多くの人たちが困って
います。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 9
• 平成17年9月7日(水)午後9時30分
• 避難誘導をしたいのですがねエレベー
ターが動かないために、非常階段からの
避難になります。しかし、高層階には歩い
て降りることの出来ない高齢者の方々が
いらっしゃいます。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 10
• 平成17年9月8日(木)午前7時00分
• 飲料水がとにかく足りない、トイレの水を流すこ
とすら出来ない。対策本部に詰め寄る人たちも
出始めた、しかし、給水車などは来る連絡すらな
い。別府川には水は流れているようだが、・・・午
前9時、ようやく給水車が地域避難所にきたよう
だ、しかし、地域避難所での給水のため、グリー
ンシティからはかなり距離があり、健常者でも2
0リットルの水を運ぶのは大変です。ましてお年
寄りの家庭では取りに行くことすらできません。
さて
まとめの時間
• 5分程度で、本日の訓練を各班でまとめて
みましょう。
• 答えのない、ゴールのないゲームです。
• 思い切った発言を期待します。
成果発表(20分)
• グループのリーダーは、話し合われた対
応策・内容について発表する。
• 各グループ10分程度で発表する。
• 対応を評価・採点するようなコメンテーター
は置かない。
• 地域防災力の課題・目標を明確にするこ
とが重要であることを説明し、進行する。
フリートーク及びまとめ(講評)(15分)
• 自由な議論を求め、参加者同志の議論を
促進する。
• まとめについては、グループが行った対応
策を採点するような講評は避け、感想及
び今後の課題について講話し、本訓練の
継続性を促進する。
携帯電話版
グリーンシティ防災情報発信
• グリーンシティでは以前から緊急情報や防災情報を情報を、災害
時にグリーンネット(パソコンから)やニューメディアシステム(テレ
ビ48ch)などで、居住者の方々にお知らせしています。さらに新
しく携帯電話用の防災情報のホームページが出来ました。災害
時にグリーンシティの細かな情報を発信いたします。また、その
中には、命のライセンス携帯版や心肺蘇生法携帯版なども掲載
されています。
• 携帯のインターネットURLに
http://www.greencity.gr.jp/kinkyu.htmと打ち込んでください。
• また、カメラ付き携帯バーコード読み取り機能付きカメラは左のQ
Rコードを写真でとって読み取ることも出来ます。
• 加古川市の防災ネットへもリンクできます。
おしまい
• 本日は、ご協力いただきありがとうござい
ました。
• 次回も楽しくみんなでやりましょう。
• 防災は、楽しくやらねば続かない!
加古川グリーンシティ防災会