災害図上訓練DIG用POWERPOINT 20060519

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Transcript 災害図上訓練DIG用POWERPOINT 20060519

DIG
Disaster(災害)
Imagination(想像)
Game (ゲーム)
災害図上訓練
加古川グリーンシティ オリジナル
ガイダンス(5分)
災害図上訓練の特徴
(1)簡単・容易
①準備が簡単で経費が安価である
②自由なアレンジが可能である
③普及が容易である
(2)地図に「思い」を
①地図との「対話」ができる
②被害状況がリアルに判る
③「地図への書き込み」を通して災害について考えることができる
※進行上の留意点
 時間は目安としての設定であり、進行状況に応じて変
動すること。
 訓練総時間が2時間を越えると緊張感が欠如するので、
時間配分に注意すること。
 訓練中の参加者からの質問については、最低限の回答
とし、参加者自身が考えることを念頭におくこと。
 参加者の自主性、議論を最優先に考えて、進行するよう
に配慮すること。
グループ分け
• グループに○○班などの役割を付与せず
総合的な判断をしてもらう。
• リーダをグループ内で決定し、 グループ
内の対応策のリードをしてもらう。
• 記録係(書記)を決定し、成果発表の準備
をしてもらう。
• 成果発表者を決定しておく。
ビデオ上映
(12分)
• ビデオは、読売放送のウェークアップ
で放送されました
「激震!日本列島 危険地域ファイル」を
ご覧いただきます。
ビデオ
山崎断層帯
大原・土万(ひじま)・安富・暮坂峠・琵琶甲・三木 断層
引原・三方川・山之内・小畑・作畑・滝野・田谷・須賀沢・岩野辺・御所谷・大川瀬 断層
ふたつの地震をくらべてみましょう
文部科学省、地震調査研究推進本部、地震
調査会発表の山崎断層帯の長期評価につい
てより、地震動の伝播状況を視覚化した動画
を見ていただきます。平成17年1月31日発表
破壊が開始した時からの振幅(「詳細法工学
的基盤」上)を色で表した動画です
(協力:独立行政法人 防災科学技術研究所)。
地震波の伝播する様子を見ることができます。
山崎断層帯の地震を想定した強震動評価について(動画)
山崎断層帯主部南東部
(琵琶甲断層・三木断層)
山崎断層帯の地震を想定した強震動評価について(動画)
山崎断層帯主部南東部(琵琶甲断層・三木断層)+草谷断層
地震被害想定システム
• 加古川市では、現在のところ明確な被害想
定がなされていません。
• DIGをするためにはできるかぎり正確な被
害想定が必要となります。
• グリーンシティ防災会では、総務省消防研
究所作成の簡易型地震被害想定システム
プログラムを取り入れました。
簡易型地震被害想定システム
プログラム
総務省 消防庁 消防研究所
消防科学総合センター 制作
プログラムへ
被害の地図への書き込み
• 「想像力」を膨らませ、考えられる被害を自
由に書き込む。
• 難しく考えずに失敗を恐れず、「とにかく書
き込み」を前提とするように促進する。
• 一人一本「マジック」を持つ姿勢から始ま
ることの雰囲気作りを行う。
災害状況の付加
(50分)
• おおよそ5分間隔に、口頭で発表するとと
もに、「災害状況カード」を各グル-プに配
付する。
• 刻々と変化する状況を緊迫感の中でリア
ルに伝えることに配慮する。
• 地図への書き込み、議論の時間を十分取
れるよう適当なタイミングを計る。
私たちの地域を知ろう
• 大きな地図を囲み、自分の住んでいるま
ちを知りましょう。
• 今までに見えていなかった何かに気付く
はずです。
• わいわいガヤガヤ楽しくやりましょう。
私たちのまちを空から見てみましょう
地図への書き込み・落とし込み 1
1 グリーンシティに赤色マジックと赤色の
2 避難施設に緑マジックと緑色紙コップ
氷丘南 保育園 幼稚園 小学校
氷丘
保育園 幼稚園 小学校 中学校
市役所 総合庁舎 福祉会館
3 加古川駅にオレンジ色マジック
JR山陽本線 加古川線
4 幹線道路を紫色マジック
国 道
県 道
2号線 加古川バイパス
19号線 加古川小野線 加古川高砂線
129号線 別府港加古川停車場線
市 道
鶴林新道 平野神野線
河川側道 左岸線
5 河川を青色マジック
加古川 別府川
地図への書き込み・落とし込み 2
6 近くの公園などのオープンスペースを、緑色のマジック
ふれあい 小柳 東溝之口 延田 西代 大向
7 ライフライン関連施設を茶色マジック
関西電力 NTT 水道局 その他
8 何かあった時、ひと声かけての家庭、
避難するのに介護が必要な方がお住まいの家に赤色
頼りになりそうな「元気な方」がお住まいの家に緑色
町内チャンピオンマップから調べ、丸印を入れる。
9 消防車が入れないような路地、その他危険箇所を
赤色マジックの細い側で
10 加古川駅からグリーンシティまでのアクセス路
グリーンシティから、地域避難所までのアクセス路
安全な道を考え、黄色マジック
駅から 氷丘南小学校 氷丘小学校 氷丘中学校
11 その他、必要と思われる施設を考え、紫色マジック
必要であれば付箋を貼る
病院 薬局 コンビニ 等
いよいよ、災害が!
• 心の準備は、OKですか。
• もしも、気分が悪くなったりした場合は、遠
慮なく新鮮な空気を吸いに、・・・
• さあ、開始します。
地震発生
『平成18年6月22日(木)、午後6:00ご
ろ兵庫県加古川市北部と三木市南部を震
源(山崎断層系琵琶甲断層と三木断層の
同時)とする、M7.9の内陸型の直下型
地震が発生しました。加古川市北部は震
度7を記録したほか、市内の大半が震度
6強の強い揺れを感じました。市街地全域
でガス、水道の供給が停止し、大半の地
域で停電しています。震源は、山陽道下
の琵琶甲断層と推定される』 地震
想定範囲
• 今回は、翌日6月23日正午までを想定し、
考えてみましょう。
• 自由な発想で、おおいに盛り上げてくださ
い。
平成18年6月22日(木) 午後6時8分
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以下のような情報が、次々に伝わってきます。
山陽道橋梁倒壊
国道2号線加古川大橋通行不可
加古川バイパス通行止め
ライフライン断絶
加古川バイパス穴門すべて通行不可
火災・・・当初はグリーンシティ内なし
ガス遮断のため、夏場の地震
2号線の別府川にかかる橋が通行止めになる
JRは、高架橋に亀裂、現在点検のため運行停止中
正確な情報が行政から出てこない
明姫幹線はどうなっているのか
市役所へのアクセスはどうか
駅からグリーンシティまでのアクセス路はどうか
グリーンシティの対策本部はどこに設置すればよい
か
災害想定の発表
• 訓練実施の必須項目であり、正確な内容
とすること。
• 口頭で発表し、危機意識を高めるとともに
「災害想定カード」を各グループに配布す
る。
災 害 想 定 カ ー ド 1
• 平成18年6月22日(木) 午後6時15分
• 余震が続いているので、住居内にとどまることは
危険性が大きいと判断され、市内全域に避難勧
告が発令されました。地域指定避難所の氷丘南
小学校に避難する必要があります。しかし、停
電、NTT回線不通により、避難勧告の情報が行
き渡っていません。地震発生後から、居住者に
情報提供をしようとしましたが困難、さらに聴覚
障害などの方に情報を伝えるためにはどの様に
すればよいのでしょうか。
災 害 想 定 カ ー ド 2
• 平成18年6月22日(木) 午後6時30分
• グリーンシティ内のエレベータが停止、どうやら数
名がエレベータ内に閉じこめられているようだ。
• 閉じこめられているのは現在判明しているだけで、
A棟で小学生数名、B棟で男子中学生、C棟は未
確認、D棟で女性の高齢者、E棟で女性(不明)、F
棟は50代男性、その他、自宅に帰っていない人
が数名閉じこめられている可能性がある状態です。
さて、
災 害 想 定 カ ー ド 3
• 平成18年6月22日(木) 午後6時50分
• E棟9階北側の住居から火災が発生しました。
• 消火器で初期消火に当たっていますが依然火
の勢力は衰えていません。水道もまだ復旧して
いないため、消火器のみの消火作業です。この
ままでは消火器の数にも限界があり、またそこ
以外に火災が発生すれば、消火器が全く足らな
いようになります。
• また、火災が発生しているにもかかわらず、階上
や階下の居住者が避難していません。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 4
• 平成18年6月22日(木) 午後7時15分
• いたるところでガスのにおいが漂っている。
• ゆがみによりドアが開かず、閉じこめられている
人が何カ所か有りそうです。
• また、多くのケガ人が発生しています。郵便受け
から助けを求めている声が聞こえていると聞き、
防災倉庫にあるバール等で何とかドアをこじ開
け、瓦礫の下から家族を救出することができまし
た。
• しかし、父親と母親は重傷、子供1名は心肺停
止状態です。助かりそうな両親から運ぶか。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 5
• 平成18年6月 2日(木) 午後7時30分
• チャンピオンマップの登録メンバーも少しずつ集
まりだした。
• 「ひと声かけて登録」の人たちに連絡や救出に
行きたいが、まだまだ、人手が足りない。
• 勤めに出ている人たちは帰宅すらできていない
ようだ。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 6
• 平成18年6月22日(木) 午後8時00分
• 医療救護活動が開始されたようだが、氷丘小学
校だけが救護所指定のため、地域避難所の氷
丘南小学校は指定ではないようだ。再び、傷病
者を氷丘小学校まで移送しなければなりません
が、氷丘小学校は約1020名の収容しかないた
めに地域避難者で満杯のようだ。
• 氷丘小学校までのアクセス路が細いため、溢れ
た避難車両や車の中で避難生活をする人たち
で、車両が入っていくことができない状態になっ
ています。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 7
• 平成18年6月22日(木) 午後8時20分
• 氷丘南小学校の避難所が満杯である。グリーン
シティ敷地内でも許容範囲を超えている。
• 多くの人が自分の自宅に帰るのも不安、「家に
入りたくない」と言っている。
• グリーンシティ西側の鶴林新道を北側と南側を
封鎖し、安全な敷地を確保しようと思う、幸い平
野神野線が使用できるため、通路を封鎖しても
問題がないように思うのだが。また、多くの居住
者が車で逃げようとしていますが、国道2号線が
停滞のため、マンションから出ることができませ
ん。出口で喧嘩口論が起こっています。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 8
• 平成18年6月22日(木) 午後9時00分
• 地震発生後から、食事を全くとっていない人が多
く、少しずつ空腹をうったえる人も多くなっている
ようだ。
• 行政からの物資などは、まだまだ配布される目
処すらたっていない模様。さて、
災 害 想 定 カ ー ド 9
• 平成18年6月 2日(木) 午後11時00分
• 近隣から、グリーンシティ敷地内に居住者以外
の人が多く入ってきている。
• 何処の誰なのか、また、居住者なのかどうかす
らわからない。
• 子どもたちもウロウロしている状態だ。
• 治安を維持しないと・・・
• 夜の間、治安維持するためは、さて、
災 害 想 定 カ ー ド 10
• 平成18年6月23日(金) 午前7時00分
• 飲料水がとにかく足りない、トイレの水を流すこと
すらできない。
• グリーンシティ防災会対策本部に詰め寄る人たち
も出始めた。防災井戸には長蛇の列ができている。
しかし、給水車などは来る連絡すらない。
• 午前9時、ようやく給水車が地域避難所にきたよう
だ、しかし、地域避難所での給水のため、グリーン
シティからはかなり距離があり、健常者でも10や
20リットルの水を運ぶのは大変です。まして高齢
者の家庭では取りに行くことすらできません。さて
まとめの時間
• 5分程度で、本日の訓練を各班でまと
めてみましょう。
• 答えのない、ゴールのないゲームです。
• 思い切った発言を期待します。
成果発表
• グループのリーダは、話し合われた対応
策・内容について発表する。
• 各グループ5分程度で発表する。
• 対応を評価・採点するようなコメンテータ
は置かない。
まとめ(講評)
• まとめについては、グループが行った対応
策を採点するような講評は避け、感想及
び今後の課題について講話し、本訓練の
継続性を促進する。
携帯電話版 グリーンシティ防災情報発信
• グリーンシティでは、以前から緊急情報や防災情報を災害時
にグリーンネット(パソコンから)やニューメディアシステム(テ
レビ48ch)などで、居住者の方々にお知らせしています。さら
に新しく携帯電話用の防災情報のホームページができました。
災害時にグリーンシティの細かな情報を発信します。また、そ
の中には、命のライセンス携帯版や心肺蘇生法携帯版なども
掲載されています。
• 携帯のインターネットURLに
http://www.greencity.gr.jp/kinkyu.htmと打ち込んでくだ
さい。
• また、カメラ付き携帯バーコード読み取り機能付きカメラは下
のQRコードを写真でとって読み取ることもできます。
• 加古川市の防災ネットや国土交通省へもリンクできます。
おしまい
• 本日は、ご協力いただきありがとうござい
ました。
• 次回も楽しくみんなでやりましょう。
• 防災は、楽しくやらねば続かない!
加古川グリーンシティ防災会でした。