教育モデル 次世代大学教育研究 教育支援モデル eラーニング

Download Report

Transcript 教育モデル 次世代大学教育研究 教育支援モデル eラーニング

大学教育における
ブルーオーシャン戦略
2005年度次世代大学教育研究大会
UEng2005: University Education for the Next Generation 2005
明治大学駿河台校舎リバティタワー9階1096教室
2005年11月19日(土)
明治大学情報科学センター所長
明治大学法学部教授 阪井和男
[email protected]
略歴
明治大学法学部教授
理学博士
阪井和男
Kazuo Sakai
[email protected]
<略歴>
1952年
1977年
1987年
1990年
1998年
1999年
和歌山県生まれ
東京理科大学卒業
理学博士取得
明治大学法学部専任講師
明治大法学部教授
ポルトガル国立リスボン
大理学部客員教授
<公職・役職・所属>
情報コミュニケーション学会会長
情報文化学会理事
明治大学情報科学センター所長
明治大学教育の情報化推進本部副部会長
http://www.nttcom.co.jp/comzine/no011/talk/002.html
撮影/岡田明彦
明治大学 阪井和男
2005年11月19日
2
目次
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.

競争から創造へ(大学を取り巻く環境変化)
成長するマーケットの正体
大学教育のブルーオーシャン戦略を考える
大学教育に新マーケットはあるか?
どうやって教育の質向上を図るか?
IT活用による教育改革の方向
明治大学ユビキタスカレッジ構想
参考文献
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
3
競争から創造へ
(大学を取り巻く環境変化)
図.日本の人口の超長期推移
日本の人口の超長期推移


14,000
06年ピーク
12,000

1,000万人未満


6,000
4,000
関
が
原
合
戦
鎌
倉
幕
府
大
宝
律
令
弥
生
時
代
享
保
改
革
第
2
次
世
界
大
明 戦
治
維
新

200
400
600
800
1000
1200
1400
1600
1800
2000
ピークの2006年から
90年間
2200

西暦
2005年11月19日
明治維新以降
100年間
6,000万人減

0
18世紀半ばの
享保改革から
150年間
1億人へ


16世紀までの1500年以上
3,000万人台

8,000
2,000
現在の前後100年が特異
日本の人口

10,000
万人
人口ビッグウェーブ
明治大学 阪井和男
図録▽人口の超長期推移(本川裕)
5
図.大学の勃興と人口推移
近代日本の人口推移と予測

14,000
人口ビッグウェーブ
2006年ピーク
 20世紀の上昇気流
12,000
連合父母会

10,000
万人
6,000
明治大学校歌
4,000
2,000

明治大学(学校教育法)
第二次世界大戦
8,000

 21世紀の下降気流

明治法律学校
明
治
維
新

大学ビジネスモデル崩壊
新モデルの模索

0
1850 1900 1950 2000 2050 2100 2150
西暦
2005年11月19日
小さな専門学校から
大規模大学へ
設立当初の不安定な成長期
大学ビジネスモデル確立
明治大学 阪井和男

次世代大学教育の確立
ユニバーサルアクセス時代?
6
図.人口セグメントの激変構造

年齢別人口の推移
18才人口

総人口
350
14,000
総人口
300
年齢別人口

2007年問題
1.
12,000
18才人口の激減
全入時代の到来
250
10,000
200
8,000
18才人口
150
6,000
100
4,000
総人口(万人)
年齢別人口(万人)



大学冬の時代

50
0
1850
2,000
1900
2005年11月19日
1950
2000
西暦
2050
2100
0
2150
18才人口の争奪戦!?



明治大学 阪井和男
2007年度に志願者に対す
る大学・短大の収容力は
100%
「我が国の高等教育の将来
像」(中央教育審議会大学
分科会、2004年9月6日)
ゼロサムゲームの世界?
大学同士で血みどろの争
い?
レッドオーシャン!
7
レッドオーシャンとは?

レッドオーシャン(赤い海)





「今日の産業すべて」
「各産業の境界はすでに引かれていて、
誰もがそれを受け入れている。
競争のルールも広く知られており、
各社ともライバルをしのいで、
限られたパイのうちできるだけ多くを奪い取ろうとする。
競争相手が増えるにつれて、
利益や成長の見通しは厳しくなっていく。
製品のコモディティ化が進み、
競争が激しさを極めるため、
レッドオーシャンは赤い血潮に染まっていく。」
『ブルー・オーシャン戦略』(キム・モボルニュ,2005年)
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
8
ブルーオーシャンの発想


「ライバルと同じ市場で戦う限り、
どれほど巧妙に戦略を練ったところで
いずれ消耗戦を強いられることになる。
血みどろの戦いが繰り広げられる
この既存の市場を『レッド・オーシャン(赤い海)』と呼
ぶのなら、
いま企業がめざすべきは、
競争自体を無意味なものにする未開拓の市場、
『ブルー・オーシャン(青い海)』の創造だろう。」
『ブルー・オーシャン戦略』のカバー解説より引用(キム・モ
ボルニュ,2005年)
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
9
ブルーオーシャンとは?

ブルーオーシャン(青い海)
 「いまだ生まれていない市場、未知の市場空間すべて」
 「市場として未開拓であるため、
企業は新たに需要を掘り起こそうとする。
 利益の伸びもおおいに期待が持てる。
 これまでの産業の枠組みを超えて、
その外に新しく創造されるものもあるが、
大多数はレッドオーシャンの延長として、
つまり既存の産業を拡張することによって生み出される。
 ブルーオーシャンでは競争は成り立たない。
なぜなら、ルールが決まっていないのだから。」
『ブルー・オーシャン戦略』(キム・モボルニュ,2005年)
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
10
ブルーオーシャン戦略

ブルーオーシャン戦略が意味するもの

「競争のない至上空間を生み出して競争を無意味
にする」
(キム・モボルニュ,2005年)

「新市場型の破壊的イノベーション」戦略に相当
(クリステンセン・レイナー,2003年)

急成長する特徴あり

マーケットの成長とは、何を意味するか?
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
11
成長するマーケットの
正体
図.マーケットの成長曲線
成長曲線

特徴
 ゆっくり始
売上
まり
 急激に伸び
 伸びが鈍る
時間
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
13
図.マーケット成長の減速

成長曲線
青枠
マーケットの成
長が減速
 どこで成長が止
まるかが見えて
くる

売上

保守局面
成長率が安定

成長限界
↓

脅威
↓


時間
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
目の前の利益
を奪い合う
ゼロサムゲーム
14
図.マーケット成長の加速
成長曲線

赤枠
マーケットの成
長が加速
 どこで成長する
かわからない


成長率が不安定
売上

革新局面

初期優位性も
また不安定!
成長率が加速
すればするほ
ど大きく成長


時間
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
マーケットを
捉えている
限りは・・・
ゼロサムゲーム
は成り立たない
15
図.成長曲線の構造
成長曲線の構造

構造
 次々と新
市場を創
生!
売上

新市場
 顧客が片
付けるべ
き「用事」
時間
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
16
図.成長成分
成長成分


継続的なイノ
ベーション
市場
 少しずつ異
売上
なる市場
 異なるタイミ
ング
1
2005年11月19日

6
時間
11
16
x1(t)
市場
明治大学 阪井和男
問題
 近い市場に
顧客がいる
か?
17
図.新市場の創生
破壊的な新市場の創生
ゼロサムゲームからの脱却

破壊的イノベーション


劇的に成長!
無視されていた市場

ローエンド顧客





S1
1
時間
2005年11月19日
無消費

売上
S7
市場
脅威→未来への希
望に転換
例

明治大学 阪井和男
顧客いない
利益が出るかど
うかわからな
い!
ゼロサムゲームから
の脱却


顧客はいる
利益少い!
アサヒスーパードラ
イ
18
図.新市場型破壊の例
音
声
と
画
像
の
忠
実
度
RCAなどの真空管
メーカーの辿った経路
時間
1950-1965年における既存のエレクトロニクス市場
(クリステンセン・レイナー,2003年,p. 129)
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
19
図.新市場型破壊の例
単
純
性
,
携
帯
性
,
値
頃
感
音
声
と
画
像
の
忠
実
度
RCAなどの真空管
メーカーの辿った経路
時間
1950-1965年における既存のエレクトロニクス市場
時間
顧客は,
新製品の機能性が十分良くなると
新しいバリュー・ネットワークへ移動する
携帯型電子機器:トランジスタの新しいバリュー・ネットワーク
(クリステンセン・レイナー,2003年,p. 129)
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
20
図.破壊的イノベーション・モデルの
第3次元
持続的戦略
既存市場により良い製品を導入する
性
能
異
な
る
性
能
尺
度
ローエンド型破壊
「過保護にされた」顧客を
低コストのビジネスモデルで攻略する
時間
新市場型破壊
無消費との対抗
時間
(クリステンセン・レイナー,2003年,p. 55)
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
21
新市場型破壊の特徴

新市場型破壊
消費のない「無消費」に対抗する
 便利だと気づいた顧客を,主流市場から引きずり出し,
新市場へと引きずり込む
 主流市場を侵略することはない
 既存のリーダー企業は,破壊が最終段階に至るまで,
まったく痛みを覚えず,脅威もほとんど感じない。
成長するのは新市場型破壊である。

(クリステンセン・レイナー,2003年,第2章)
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
22
顧客の類型
 ハイエンドの顧客
 既存市場により良い製品を導入する
 持続的イノベーション・・・利益率が高い

持続的な成長
 ローエンドの顧客
 「過保護にされた」顧客に低コストのビジネスモデルで攻略する
 破壊的イノベーション・・・当初は利益率が低い

急成長
 無消費者
 市場とみなされていなかった無消費に対抗する
 破壊的イノベーション・・・利益が出るかどうかわからない

劇的な成長
(クリステンセン・レイナー,2003年)
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
23
二つの破壊的イノベーション
1.
ローエンド型破壊


2.
新市場型破壊





ローエンドにいて,最も収益性が低く,
ニーズを過度に満たされた「過保護にされた」顧客を攻略する
消費のない「無消費」に対抗する
便利だと気づいた顧客を,主流市場から引きずり出し,新市場へと
引きずり込む
主流市場を侵略することはない
既存のリーダー企業は,破壊が最終段階に至るまで,まったく痛み
を覚えず,脅威もほとんど感じない。
成長するのは新市場型破壊である。

ブルーオーシャン戦略!
(クリステンセン・レイナー,2003年,第2章)
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
24
大学教育のブルーオー
シャン戦略を考える
図.現状の大学の位相
教
育
の
質
18
才
人
口
の
激
減
2005年
大学
学生の質の低下
学生数
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
26
図.ユニバーサルアクセス時代へ向けて
2027年
ユニバーサル
アクセス時代の
大学
教
育
の
質
1.
学生数

2005年
2.
大学
大学教育マーケット
教育の質

新教育スキーム
学生数
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
27
大学教育に
新マーケットはあるか?
ユニバーサルアクセス時代の
マーケット

2027年以降



校友
の
子弟
高
大
連
携
すべての人に教育機会が得られる

留学生
急激に成長する教育市場がなくなる
ユニバーサルアクセス時代へ
退職者

社
会
人
大
学
間
連
携


退
職
者
フリーター


主婦
フリーター


明治大学 阪井和男
総人口の約半分の膨大な市場
アメリカ型の社会人入学者が増大
大学生

2005年11月19日
高大連携
社会人

年齢
教育機会が増えれば校友も増大
18才人口


今後も増大
校友の子弟


21世紀の教育体系で縮小
留学生


団塊の世代とともに激増し縮小
20年間ほど(2027年)
大学間連携
29
図.人口セグメントの激変構造

年齢別人口の推移
18才人口
60才人口

総人口
350

14,000
総人口
300
年齢別人口

二つの2007年問題
1.
12,000
18才人口の激減
60才人口の激増
全入時代の到来
250
10,000
200
8,000
18才人口
150
6,000
100
4,000
総人口(万人)
年齢別人口(万人)


2.
団塊の世代が大量退職

60才人口
50
2,000

0
1850
1900
2005年11月19日
1950
2000
西暦
2050
2100
0
2150

明治大学 阪井和男
2007年度に志願者に対す
る大学・短大の収容力は
100%
「我が国の高等教育の将来
像」(中央教育審議会大学
分科会、2004年9月6日)
2007年(平成20年)前後を
ピークに退職
1947年(昭和22年)
+60歳定年
=2007年
1947年生まれが一番多い
30
図.フリーターとニートの激増
要素別人口の推移
18才人口
60才人口
フリーター

ニート
450
総人口
フリーターは、約400万人


総人口

12,000
フリーター
350
10,000
要素別人口(万人)

14,000
400

ニートは、約50万人
フリーター

8,000
250

18才人口
200

6,000
4,000
60才人口
50
ニート
2,000
0
0
1920 1940 1960 1980 2000 2020 2040 2060 2080
西暦
2005年11月19日

派遣・契約社員を含む
こちらを採用!
ニート

150
20才代は、約200万人
60才人口より激増!
内閣府の定義

300
100
フリーターとニート(2003年)
就業意思があるものを含む
厚生労働省の定義

フリーター


明治大学 阪井和男
派遣・契約社員を含まない
ニート

就業意思があるものを含まない
31
前ユニバーサルアクセス時代

21世紀初頭は


留学生
校友
の
子弟
社
会
人
大
学
生



主婦
フリーター


2005年11月19日
2007年から20年間だけ激増
フリーター
留学生
校友の子弟
縮小する教育市場
18才人口
残された教育市場

年齢
退職者


18
才
成長する教育市場に注目!

退
職
者
前ユニバーサルアクセス時代

明治大学 阪井和男
社会人・主婦
大学生
32
図.大学教育のマーケット
性
能
ローエンド型破壊
時間
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
33
図.大学教育のマーケット
性
能
異
な
る
性
能
尺
度
ローエンド型破壊
時間
新市場型破壊
時間
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
34
図.大学教育のマーケット
性
能
異
な
る
性
能
尺
度
異
な
る
性
能
尺
度
ローエンド型破壊
時間
新市場型破壊
時間
新市場型破壊
時間
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
35
ユニバーサルアクセスへの道


ユニバーサルアクセス時代はすぐには来ない!
前ユニバーサルアクセス時代を捉えよ!

二つの2007年問題に立ち向かえ(二つの上昇気流)
1.
2.

教育市場をどこに求める?


団塊の世代の大量退職(20年間)
大学全入時代の幕開け
退職者、フリーター、留学生、校友の子弟
ユニバーサルアクセス時代とは?


2007年問題が解消した2027年ころ以降に来る
教育市場をどこに求める?

社会人



2005年11月19日
人口の半分を占める社会人が、大学へ何度でも学びにくる
まだこのニーズは顕在化していない!
社会の構成員なら、誰でも、いつでも、どこでも、何度でも、学べる
明治大学 阪井和男
36
どうやって
教育の質向上を図るか?
教育の効率化は質を向上させるか?

教育支援モデル
結果
教育の質の向上
教育支
援モデ
ル
原因
eラーニング
教育の効率化
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
38
教育スキームのなかでの効率化

教
育
の
質
「教育の質」と「教育の効率」は別のはず!
教育スキームB
教育スキームA
eラーニング
教育の効率
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
39
教育スキームの継続的な見直し

「教育の質」と「教育の効率」は別のはず!
教
育
の
質
教
育
の
質
教育スキームB
教育スキームA
教
育
ス
キ
ー
ム
の
見
直
し
eラーニング
教育の効率
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
eラーニング
教育の効率
40
効率化と質に対する因果関係
結果A
教育の質の向上
原因
教育スキーム
の継続的な見直し
因果関係
教育モデル
教育支援モデル
次世代大学教育研究
eラーニング
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
相
関
有
教育の効率化
結果B
41
ITを活用した教育形態
学習タイプ
方式
対面学習
伝統的通信教育
非
対
面
授
業
メディア活用授業
講演型授業 訓練型授業 創発型授業
ゼミ型少人数
△
◎
中大教室
◎
△
テキスト学習
◎
△
放送大学方式
◎
ビデオ方式
◎
CALL(*)方式
狭義
eラーニング
広義
◎
◎
WBT(**)方式
△
◎
オンデマンド方式
◎
△
ライブ配信方式
◎
△
テレビ会議方式
○
◎
クラスウェブ方式
◎
○
(*)CALL: Computer Assisted Language Learning
(**)WBT: Web Based Training
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
42
eラーニングのメリット・デメリット
メリット
デメリット
改善策
インターネッ
ト利用で時
空間の制約
を超える
リアルなコミュニケーションが希薄
になる
対面授業も取り入れたブレンディッドラーニングを採用
する
電子掲示板等を活用し、教育コーチとともに指導する
アドバイザーやメンターなどの学習支援体制を構築する
チームワー
クで教材準
備やコース
構築ができ
る(アートとして
の教育からシ
ステマティック
な教育へ)
FDへの契機
を与える
パソコンやインターネットに習熟し
ていなくてはならない
サポートデスクによるワンストップサービスを提供する
支援体制の確立に経費がかかる
支援体制の設置を教育改革活動の一環として位置づけ
る
コース構築に教員の負担が大きい
参画教員にインセンティブを与える
著作権処理が煩雑である
知財処理を担当する専門チームを設置する
構築・支援業務が固定化しやすい
業務に将来的な研究取り組みも含める
創発型のゼミ式少人数授業の代
替にはならない
講演型・訓練型の授業から適用する
2005年11月19日
創発型への適用は研究として取り組む枠組みを作る
明治大学 阪井和男
43
IT活用による
教育改革の方向
図.大学が目指すべき方向
教
育
の
質
学
部
教
育
へ
の
貢
献
eラーニングによる
大学教育改革
2005年
大学
eラーニングによる
授業配信
学生数
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
45
図.前ユニバーサル時代への対応
教
育
の
質
学
部
教
育
へ
の
貢
献
次
世
代
大
学
教
育
eラーニングによる
大学教育改革
遠隔教育
2005年
大学
eラーニングによる
授業配信
学生数
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
46
図.20年後の大学の位相
2027年
教
育
の
質
学
部
教
育
へ
の
貢
献
次
世
代
大
学
教
育
eラーニングによる
大学教育改革
ユニバーサル
アクセス時代の
大学
遠隔教育
2005年
大学
eラーニングによる
授業配信
学生数
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
47
次世代教育モデル
クラス
面接授業
情報伝達コスト
激減
eコミュニティ
LMSの発想

ITの効果


情報伝達コストの激減
クラス機能の強化?



教育活動
eラーニングとLMS
学生の奴隷システム?
クラス機能からの解放!

知的興奮を伴う創造的なコミュニケーション

2005年11月19日
知的コミュニティ、創造的コミュニティ、eコミュニティ
明治大学 阪井和男
48
次世代教育モデル

教育の場におけるコミュニケーションをデザインする
学生
クラス
教員
職員
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
49
次世代教育モデル

知的なeコミュニティ
学生
知的
コミュニティ
学生支援
教員
教員支援
職員
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
50
明治大学
ユビキタスカレッジ構想
図.ユビキタスカレッジの概念

明治大学
ユビキタス
カレッジ
ダ
ブ
ル
メ
ジ
ャ
ー
eラーニングを活用
した通信教育課程

従来型も

既存学部・
大学院


テキスト学習
スクーリング学習
eラーニングも

ブレンディッドラー
ニングを基本

フ団校
リ塊友
ーのの
タ世子
ー代弟
2005年11月19日
社
会
人
入学
留 18
学才
生人
口
明治大学 阪井和男


スクーリング+
eラーニング
ライブ授業
オンデマンド授業
52
図.ユビキタスカレッジの体制
次世代大学教育研究
明
治
大
学
ユ
ビ
キ
タ
ス
カ
レ
ッ
ジ
学習支援部門
学
生
•教育プランナ・プログラ
マ
•学習アドバイザ
•資格取得ナビゲータ
•キャリアアドバイザ
•メンター
•精神科医、カウンセ
ラー、弁護士
サポート部門
2005年11月19日
コンテンツ部門
•コーディネータ
•リエゾン
•インストラクショナル
デザイナ
•知財処理チーム
•制作チーム
教
員
ヘルプデスク、システム運用
明治大学 阪井和男
53
図.ユビキタスeラーニング概念図
知識共有型
協調学習・参画学習
業務支援型
CRM
Oh-o! Meijiポータル
Oh-o! Meijiクラスウェブ
講義収録型:ライブ
フ
ロ
ー
情
報
講義収録型:オンデマンド
事前収録型:リメディアル教育
教員
時間
2005年11月19日
授業配信型
空間
CRM:
Customer Relationship Management
明治大学 阪井和男
54
ユビキタスカレッジが目指すもの

学生にとって
 時間割から解放され、柔軟な履修を可能に

教員にとって
 個人芸のアートしての教授法から、
チームワークによるシステマティックな教授設計法へ

大学にとって
 教育の情報化を戦略的に推進し、
FD活動を実質化
 国内や海外との大学間連携の可能性
 産学連携の新しい可能性
 大学に希望と活力を!
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
55
参考文献
参考文献
1.
2.
3.
「大学教育の新スキームを創造するために」、阪井和男、第1回次世代大学教
育研究会(明治大学リバティタワー)、2005年6月11日、
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~sakai/res/next-edu/ne01/ne01-03-create-newedu.ppt
「オープンか、クローズか(永遠の課題に終止符を!)」,阪井和男,第1回次
世代大学教育研究会,2005年6月11日,
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~sakai/res/next-edu/ne01/ne01-01-openclose.ppt
「教育活動のフィードバック制御を目指して」、阪井和男、第2回次世代大学教
育研究会(明治大学リバティタワー)、2005年7月16日、
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~sakai/res/next-edu/ne02/ne02-02-sakai-feedback.ppt
4.
5.
「次世代大学教育の創生を目指して(マーケットからの発想)」、阪井和男、
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~sakai/res/next-edu/ne01/ne01-05-next-edumarket.ppt
「ICカードはブルーオーシャンを創造できるか?」、阪井和男、『ICカード
(FeliCa)による共通キャンパスカード』セミナー、Felica共通利用フォーマット
推進フォーラム、三田NNビル 多目的ホール、2005年9月29日
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
57
参考文献
6.
『イノベーションのジレンマ(技術革新が巨大企業を滅ぼすとき)』,クレイトン・クリ
ステンセン,玉田俊平太監訳,伊豆原弓訳,翔泳社,2001年7月。原著:”The
innovator’s dilemma (When new technologies cause great firms to fail)”, Clayton M.
Christensen, Harvard Business School Press, Boston, 1997, 2000
7.
『イノベーションへの解(利益ある成長に向けて)』,クレイトン・クリステンセン,マ
イケル・レイナー,玉田俊平太監訳,櫻井祐子訳,翔泳社,2003年12月。原
著:”The innovator’s solution (Creating and sustaining successful growth)”, Clayton M.
Christensen and Michael E. Raynor, Harvard Business School Press, Boston, 2003
8.
『ブルー・オーシャン戦略(競争のない世界を創造する)』, W・チャン・キム,レネ・
モボルニュ,有賀裕子訳,ランダムハウス講談社,2005年6月22日。原著:”Blue
ocean strategy (How to create uncontested market space and make the competition
irrelevant)”, W. Chan Kim and Renee Mauborgne, Harvard Business School Press,
2005.
9.
社会実情データ図録 Honkawa Data Tribune(本川裕)
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/index.html
社会経済の実情を統計数字など客観的なデータにもとづくグラフによって分かりやすく把握で
きるよう作成

図録▽人口の都心回帰現象(東京圏),http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/7680.html

図録▽人口の超長期推移(縄文時代から2100年まで),
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/1150.html
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
58
参考文献
将来推計人口データベース(国立社会保障・人口問題研究所),
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Mainmenu.asp
10.

『第五十四回 日本統計年鑑 平成17年』,第2章 人口・世帯,総務省統計局,
http://www.stat.go.jp/data/nenkan/02.htm
11.

12.
13.
図5 人口ピラミッドの変化:中位推計,http://www.ipss.go.jp/ppnewest/j/newest02/3/z_5.html
2- 1 人口の推移,2- 2 将来推計人口, 2- 6 年齢別人口
「我が国の高等教育の将来像」(中央教育審議会大学分科会、2004年9月6日),
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/04091601.ht
m
「オンデマンド授業流通フォーラム」,http://www.folc.jp/
以上
2005年11月19日
明治大学 阪井和男
59