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地域施設班 中間発表
~子どものあそび場環境について~
鈴木 勉(担当教官)
扇谷 公輔(TA)
埃沢
岡田
高橋
西川
賢志
壮彦
一郎
佑
五十嵐政泰
鬼塚 英城
永山 豊
2004年5月21日
発表の流れ
背景、目的、フロー
文献調査
つくばの調査
今後の予定
研究の背景
以前はあたりが暗くなるまで
たくさんの友達とあそんでいた
最近は子どもが外であそんでいる姿を
見ることが少なくなった
あそび(外あそび)の効用
社会的能力の発達
知的能力の発達
コミュニケーション能力
社会的ルール
想像力
イマジネーション
あそび
運動能力・体力の発達
経験の拡大と充実
藤本浩之輔「子供の遊び空間」日本放送出版協会
研究の目的
つくば市の子どものあそびの現状を把握
子どもが現状よりも外あそびをできるような
あそび場環境を提案する
主として小学生を調査する
研究のフロー
モチベーション
文献、既存研究
文献調査
プレアンケート調査
今まで
つくばの実態調査
ヒアリング調査
アンケート調査
遊び場マップ作成
観察調査
全国との比較
これから
問題整理
文献、既存研究
考察、提案
発表の流れ
背景、目的、フロー
文献調査
つくばの調査
今後の予定
文献調査
調べた文献







各社新聞
内閣府世論調査
渡辺祐也「現代の子どもの遊び‐今昔の比較調査‐」
文部科学省「データからみる日本の教育2004」
ベネッセ「モノグラフ 小学生ナウ」
仙田満「こどものためのあそび空間」市ヶ谷出版社 1998
藤本浩之輔「子どもの遊び空間」日本放送協会 1974
文献調査で分かったこと
空間的環境の悪化
自由な時間の減少
・都市化の進行
・生活道路の車道化
・空き地や原っぱの減少
・塾や習い事の増加
・ゲームやテレビの進化
子どもが外で遊ぶ環境 悪化64%

どの点が悪くなったか
1位 空間(場所)的環境の悪化(69.4%)
 2位 自由な時間の減少(51.6%)

2004年4月25日 読売新聞朝刊 内閣府世論調査
世論調査の結果
図 今の子どものスポーツ環境の変化
内閣府世論調査
文献調査で分かったこと
空間的環境の悪化
自由な時間の減少
・都市化の進行
・生活道路の車道化
・空き地や原っぱの減少
・塾や習い事の増加
・ゲームやテレビの進化
塾や習い事を利用している子が多い
(% )
80
70
60
50
40
30
20
10
0
小1
小2
小3
小4
塾の利用率と・習い事の利用率
小5
小6
塾の利用率
習い事・けいこ事の
利用率
渡辺祐也 現代の子どもの遊び‐今昔の比較調査‐
週3、4日の子が3割
週5日
4%
週6日
4%
週7日
1%
週1日
30%
週4日
16%
週3日
13%
週2日
32%
週1日
週2日
週3日
週4日
週5日
週6日
週7日
塾・習い事に行く頻度
渡辺祐也 現代の子どもの遊び‐今昔の比較調査‐
文献調査で分かったこと
空間的環境の悪化
自由な時間の減少
・都市化の進行
・生活道路の車道化
・空き地や原っぱの減少
・塾や習い事の増加
・ゲームやテレビの進化
↓
・外であそぶことが少なくなる
・集団あそびの減少
・あそび意欲の低下
立ち幅跳びの記録が悪化
単位( cm)
175
170
7歳 男
165
7歳 女
160
11歳 男
155
11歳 女
150
145
140
135
130
125
120
115
110
S 58 59
60
61 62
63 H1
2
3
4
5
6
7
8
立ち幅跳びの年次変化
9
10 11
12
13
14
年度
文部科学省 データからみる日本の教育2004
50m走の記録も悪化
単位( 秒)
8.3
8.4
8.5
8.6
8.7
8.8
8.9
9
9.1
9.2
9.3
9.4
9.5
9.6
9.7
9.8
9.9
10
10.1
10.2
10.3
10.4
10.5
10.6
10.7
10.8
10.9
11
11.1
11.2
11.3
7歳 男
7歳 女
11歳 男
11歳 女
S5 9 5 9
60
61
62
63 H1
2
3
4
5
6
7
50m走の年次変化
8
9
10
11
12
13
14
年度
文部科学省 データからみる日本の教育2004
子どもの運動能力が低下している
単位( m)
36
34
32
30
28
7歳 男
26
7歳 女
24
22
11歳 男
20
11歳 女
18
16
14
12
10
8
6
S58 5 9
60
61
62
63
H1
2
3
4
5
6
7
8
ソフトボール投げの年次変化
9
10
11
12
13
14
年度
文部科学省 データからみる日本の教育2004
発表の流れ
背景、目的、フロー
文献調査
つくばの調査
今後の予定
つくばの実態調査
・プレアンケート調査
・ヒアリング調査
プレアンケート調査



対象:竹園西小学校テニススクール生
男子17名 女子10名
園児
2人
実施日時:5/7(金)
1年生
0人
2年生
7人
実施場所:竹園西小学校
3年生
6人
4年生
8人
5年生
1人
6年生
3人
プレアンケート調査の結果
全体の傾向
・あそび相手は同学年の友達が多い
・よくするあそびはゲームが一番
・テレビ時間は二時間までが8割
・習い事、塾は平均週2日
・6時までに帰宅する割合が多い
・あそぶ人数は3~4人が一番多い
・自転車、ゲームが20%以上を占めた
・中であそぶのが好きな人が41%と多かった
低学年と高学年を比較して
・高学年につれて内あそびが多くなる
・高学年になるとあそぶ人数が少なくなる
・高学年になると親とあまりあそばなくなる
内あそびと外あそびが半々
外あそび
12%
9%
25%
16%
26%
12%
内あそび
あそぶ場所
公園
校庭
自宅
友人宅
児童館
その他
塾や習い事に行く子がほとんど
4%
12%
44%
20%
20%
塾・習い事の頻度
週1
週2
週3
週4
やって いな い
ヒアリング調査
 つくば市教育委員会
日時:5/6(木)10時~
石川さん
 つくば市立竹園西小学校
日時:5/13(木)10時~
安田教頭・荒井先生
教育委員会
質問項目、回答内容

通学路の選定基準→各学校で決められている

公園の見回り→予算の問題

生活習慣のアンケート(15項目)
普段の生活について、今年度から実施予定(体育主任)

運動能力低下を防ぐ教育方針は各学校に任せてある

学校施設の開放に関してはスポーツ振興課の業務
竹園西小学校
質問項目

学校でのあそびについて

運動能力の低下について

学校施設の開放について

通学路周辺の環境について
竹園西小学校
回答内容
学校でのあそびについて
<低学年>鬼ごっこ、遊具
<高学年>サッカー
運動能力の低下について
子どもたちが自ら向上していくことを
促すようなきっかけづくり
学校施設の開放について
スポーツ少年団、スポーツ指導
・友達と外であそぶ子どもがほとんど
・同じ学年同士でのあそび
・陸上記録会
・全校なわとび大会
子どもがあまり集まらない
通学路周辺の環境について
①信号が短い交差点
②交通量が多い危険な交差点
③子どもがよくあそぶ公園
④人目のつきにくい暗い公園
今までの調査のまとめ
時間


習い事や塾に通う子どもが増えた
↓
自由な時間が少なくなった
空間


環境が生かされていない
↓
施設面以外でのあそび場環境の改善が必要
発表の流れ
背景、目的、フロー
文献調査
つくばの調査
今後の予定
今後の予定
~今後の調査にむけて~
今までに分かったこと
<文献調査>
子どものあそび空間が悪化した
子どもの自由な時間が減少した
<ヒアリング・プレアンケート>
子どもの自由な時間の減少
↓
充実したあそび環境が
生かされていない
つくば市の小学生の
遊びやその環境を調査
今後の予定
~子どものあそび場環境の研究例~
仙田満(1999年)
・何人で誰とあそんでいるか?
・何をしてあそんでいるか?
・どこであそんでいるか?
・家からあそび場がどのくらい離れているか?
多摩ニュータウンで観察調査を行った
今後の予定
~子どものあそび場環境の研究例~
地区ごとで、子どもの活動範囲が変わってくる
年齢の上昇であそびが変わってくる
→あそび場が変化していく
よく利用されているあそび場がある
ほとんど利用されていない
あそび場も数多くある
多摩ニュータウン
今後の予定
①小学生へのアンケート実施
・子どもたちの時間の使い方
小学生がどのくらい塾や習い事で忙しいか?
1日の中でどのくらいテレビゲームをやっているか?
・子どもたちのあそびの特徴を知る
何をよくしてあそぶか?だれとあそぶ?どこであそぶ?いつあそぶ?
どのようにしてあそぶか?外あそびへの関心は?
今後の予定
②あそび場MAPの作成
・子どもの集まる所と集まらない所の把握
通学路とあそび場の位置関係
住宅地とあそび場の位置関係
子どもにしか分からないあそび場の把握
・学年の変化によるあそび空間量
学年の変化によるあそび場の推移
学年の変化と行動範囲の広がり
今後の予定
③観察調査・追跡調査
・あそび場内にどのような遊具・装置があるか?
・年齢層、人数の把握
・あそび種類の違いによるあそび場の変化
・住宅地や通学路との近接性や連結性
子どもの集まる場と集まらない場の差を考える
より深く子どもたちのあそび環境を探求する
あまり利用されていないあそび場に
子どもがくるあそび場を提案していく!
地域施設班 中間発表
終