はがき・手紙の書き方

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Transcript はがき・手紙の書き方

はがき
手紙
略式の書信。年賀状や暑中見舞い
など、挨拶状として使います。
正式の書信。目上の人に宛てる場
合や、依頼やお詫びなどの重要な
用件の時に使います。
○正しい例
○○株式会社 △△部 部長 葉書大介様
○○株式会社 △△部御中
○○株式会社御中
×間違った例
○○株式会社 △△部 葉書大介部長様
○○株式会社御中 葉書大介様
○○株式会社御中 △△部御中

会社の部署などに宛てるときは、部署名のみ
に「御中(おんちゅう)」を付けます。

次の住所に宛ててはがきを書いてみましょう。
郵便番号734-0003
広島県広島市南区宇品東1-2-34
ナンタイビル
株式会社台湾烏龍茶人事部
部長 山藤夏郎
※差出人住所は「台湾台南県永康市南台街1号南台科
技大学応用日語系」、差出人の名前は、自分の名前
を書いてください。
 和封筒(縦書き)と洋封筒(横書き)
 (横書き)
▲便箋(びんせん)

次の住所に宛てて手紙を書いてみましょう。
郵便番号150-6030
東京都渋谷区恵比寿
恵比寿ガーデンプレイス30階
株式会社南台出版営業企画部
部長補佐 王建民
※差出人住所は「台湾台南県永康市南台街1号南台科
技大学応用日語系」、差出人の名前は、自分の名前
を書いてください。
構成と書き方
前文
主文
頭語
「拝啓」「謹啓」など
時候の挨拶、安否
伺い
時候の挨拶、先方の安否を尋ねる文・日頃の感謝
を伝える文
起こし言葉
「さて」「このたびは」など
本文
手紙の本題
結びの言葉
今後の厚誼を願う文・先方の健康を祈る文、お礼や
お詫びなど
結語
「敬具」「謹白」など
末文
日付
後付
署名
差出人姓名
宛て名
相手の姓名(正式には姓のみ)と敬称
脇付
「侍史」「貴下」など
相手への敬意を表す
頭語
結語
一般的な発信
拝啓 拝呈 啓上 一筆啓上
(一筆啓上申し上げます)
敬具 拝具
(かしこ)
敬白
一般的な返信
拝復 復啓 敬復
拝答 敬具
(お手紙ありがとうございます) (かしこ)
敬答
丁重な発信
謹啓 謹呈 恭啓
(謹んで申し上げます)
謹白 謹言
(かしこ)
丁重な返信
謹復 謹答
(お手紙謹んで拝見いたしまし
た)
謹言 敬答
(かしこ)
緊急の場合
急啓 急呈 急白
(とり急ぎ申し上げます)
草々 不一 不尽
(かしこ)
(返事を待たずに)
再信する場合
再啓 再呈
(重ねて申し上げます)
敬具 拝具
(かしこ)
前文を省略する場合
前略 冠省 冠略 略啓
(前略ごめんください)
草々 不一
(かしこ)
不備

時候の挨拶は、手紙の前文で頭語(「拝啓」
など)に続く書き出しの言葉です。四季の豊
かな日本独特の書信の習慣です。
(例)11月の場合
 霜寒の候、いかがお過ごしですか。
 晩秋の候、益々ご清祥のこととお慶び申し上
げます。
 紅葉の季節を迎えました。
 落ち葉が風に舞う頃となりました。
(例)11月の場合

寒さに向かう季節、風邪などお召しにな
りませぬように。

向寒の折柄、ご健康にはくれぐれもお気
をつけください。

忙しい年末を前に、お体に気をつけてお
過ごしください。
 手紙の基本構成に従って、手紙を書いて
みましょう。
 内容は、
①簡単に近況報告
②何かお願いをする
「~ていただけませんか」