愛知県がん診療連携協議会(県がんセンター中央病院)

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愛知県統一がん地域連携パス
プロジェクト
~がんの地域連携確立にむけて~
愛知県の取り組み
あいちのがん対策推進計画(H19)
●愛知県の2次医療圏における拠点病院の指定状況(2008年4月1日現在)
愛知県がん診療連携協議会(県がんセンター中央病院)
〔部会名〕
研修計画部会
〔担当拠点病院名〕
名古屋大学医学部附属病院、国病機構名古屋医療センター
名古屋第二赤十字病院
診療体制の情報交換部会
小牧市民病院、安城更生病院
名古屋第一赤十字病院
院内がん登録部会
豊田厚生病院、公立陶生病院
名古屋市立大学病院
地域連携クリティカルパス部会
看護部会
社会保険中京病院 、豊橋市民病院
海南病院、一宮市立市民病院
連携協議会の基本方針
• 安全で質の高いがん医療の実現を目指す。
• がん医療の“均てん化”のために、地域完結
型がん医療提供体制の確立をめざす。
• より広域のネットワークの構築と、参加者の
利便性を考え、愛知県統一パスを導入する。
今回導入の地域連携パスの概要
• 目的;
– がん患者さんに「かかりつけ医」をもってもらう。
– 地域で情報共有するための拠点病院の院内組
織とネットワーク作りのきっかけとする。
• 方法;
– 将来の発展のため、愛知県統一パスとする。
– 臨床決断の機会が少なく、関係者が同意しやす
い医療プロセスを選ぶ。
第1段階として「統一パス」を活用する
がん診療連携拠点病院の使命
パス部会が
提供
地域ネットワークの
コア施設を確保
拠点病院に
担当部署を作る
愛知県統一パス開発の進捗状況
2007年;あいちがん診療連携協議会に連携パス部会を設置。
2008年4月;愛知県統一パスを目指す。中京病院のパスを原型とする。
2008年5月;5大がんの地域連携パス研究班が全国統一パス開発を提案。
部会にて統一パスの試行版を作製し試用
2009年3月;研究班の成果を参考に愛知県統一パスの雛形を作成。
2009年5月;5大がんの愛知県統一パス作成のために、5つのWGを設立。
2009年6月;5分野それぞれのWGが、統一パス作製を開始。
2009年7月;「地域連携パス部会」におけるWG間の再調整。
2009年8月末;各WGにて、連携パス案の完成 。
2009年11月;愛知県医師会が協力。
「連携パスネットワーク構築パス」作製。
2009年12月;各拠点病院でのネットワークの構築開始。
各分野の統一パス開発の進捗状況
領域
肺がん
胃がん
大腸がん
肝がん
乳がん
統一パスの開発状況
作成中
ひな型パス完成
ひな型パス完成
ひな型パス完成
ひな型パス完成
肝臓がん(慢性肝炎/代償性肝硬変)地域連携パス(医療者用)
病
院:
診療所名:
基礎疾患
□B型慢性肝炎/肝硬変
□C型慢性肝炎/肝硬変
□非B非C肝硬変
患者名:
担当医
担当医
(電話:
(電話:
合併症
□高血圧
□糖尿病
□
試行病院数
4
4
2
様
)
)
データ記入用紙
紹介時のC hild P ugh S core
□A
□B
□C
□TAC E
□
□
西暦
( 月/ 日)
投薬
処方
注射
4
5
/
)
(
kg )
(
/
) (
/
) (
/
) (
/
) (
/
)
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
腹水
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
黄疸
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
浮腫
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
□治療スケジュール説明
□患者様用パス説明
服薬指導(薬剤師から)
はばたき振戦
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
□投薬について連携医への確認
□併用薬チェック
□肝庇護薬
□核酸アナログ製剤
倦怠感
不眠
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
( + , - )
A lb
(
)
(
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(
)
(
)
(
)
(
)
T .B il
(
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(
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(
)
(
)
(
)
(
)
A S T /A L T
(
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(
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(
)
(
)
(
)
(
)
AFP
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
PIVKA2
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
病院外来
3ヵ月後
年
病院外来
6ヵ月後
年
病院外来
9ヵ月後
年
病院外来
1年後
年
/
/
病院外来
1年3ヵ月後
年
/
□強ミノ
□インターフェロン
検査・測定 血圧
体重
意識レベル
便秘
浮腫
腹水
黄疸
検査
採血(一般・肝機能)
腫瘍マーカー(A FP ,P IV KA Ⅱ)
血糖 or H bA 1c
腹部超音波
□(3ヶ月に1回)
(場合によってはC T or M R I)
dynam ic C T
□(6ヶ月に1回)
or dynam ic M R I
□(6ヶ月に1回)
胸部X-P or 胸部C T
上部消化管内視鏡検査
アウトカム 患者状態
知識・教育
3
黒色便
) 病院外来
20 年 月 日
/
/
肝がんの予後改善
注)3にある症状、およびデータ異常が認められた場合、担当病院地域連携室に連絡
C heck
(
2
年
(
診療所における日常診療
教育・指導
1ヶ月後
20
体重
(
紹介時
目標
連携、連絡
(役立てよう検査データ!)
紹介時
紹介時の治療歴
□手術
□ラジオ波焼灼術
□エタノール局注
□1ヶ月毎
□1ヶ月毎
□6ヶ月毎
□
□
□
□
□(12ヶ月に1回)
肝機能が維持でき、がんがコントロールできる
肝がん、肝硬変(慢性肝炎)の病態を理解し、通院することができる
日常生活の注意点が理解できている
注)1・・・適応患者 : 肝がん治療(手術・ラジオ波・TA C E)後で腫瘍コントロールが出来ている慢性肝炎および代償性肝硬変患
注)2・・・本パスは紙面の関係から2年後までとしてあるが、特に期限を設けているわけではない
注)3・・・急な体重減少または体重増加、腹水増加、黄疸増強、意識障害、腫瘍マーカー上昇、その他のデータの急激な異常(バリアンス)
注)4・・・毎月の採血項目(W B C ,R B C ,H b,H t,P lt,N a,K,C l,C a,TP ,A lb,A ST,A LT,A lp,LD H ,T.bil,B U N ,C re,P T,H P T)+ □H B V R N A / □H C V R N A
注)5・・・採血腫瘍マーカーはA FP とP IV KA Ⅱ (ワーファリン服用患者はP IV KA Ⅱは不要)
□
□
□
kg )
(
kg )
(
kg )
腹部US
異常 ( + , - )
異常(+,-)
腹部CT/M R
異常 ( + , - )
異常(+,-)
胸部X -P /CT
異常 ( + , - )
胃内視鏡
異常 ( + , - )
□
□
また糖尿病の合併がなくとも半年に一度は 血糖 or H bA 1c
画像
備考
特記事項
(
kg )
(
kg )
地域連携パス 今後の工程
愛知県がん診療連携協議会
地域連携パス部会
5つのWG
各拠点病院
統一地域連携
パスを提供
地域医師会や
地域の施設に
呼びかけ
開始登録
バリアンス情報
地域ネットワークを
形成
患者さんに
適応開始
ネットワーク会議で
研修・調整・修正
統合
愛知県
全県ネットワーク
連携パスネットワーク構築パス
ネットワークの構築
部会より「統一アンケート」を提供
各拠点病院が、地域内の施設を対象に、
統一アンケートを実施する。
連携パス共同開発・普及の体制
愛知県の場合は?
• 愛知県医師会
• 愛知県がん診療連携協議会
働きかけ
関連組織・施設等
• 愛知県がん地域連携パス研究会?
・愛知連携パスコーディネーターネットワーク?
より良い地域連携パスの開発と円滑な運用
緩和ケア研修会
第1日
9月6日(日)
担当
開始時間
終了時間
所要時間
内容
会場
対応す る開催指針の形式
対応す る開催指針の項目(対応す る項目番号)
(講師)
(所属)
吉本医師
中京病院
8:30
9:00
30
受付
9:00
9:15
15
プレテスト
全体会場 プレテスト
9:15
9:30
15
緩和ケア研修会の開催にあたって
全体会場 講義
9:30
10:15
45
緩和ケア概論
全体会場 講義
全人的な緩和ケアについての要点(⑧ア)
坂本医師
名古屋市立大学病院
10:15
10:25
10
休憩
10:25
11:45
80
がん性疼痛
全体会場 講義
がん性疼痛の機序、評価及びWHO方式のがん性疼痛治療法の概略について(①)
がん性疼痛の治療法の実際について(②)
放射線療法や神経ブロックの適応を含めた専門的な緩和ケアへの依頼の要点(⑧イ)
下山医師
聖霊病院
11:45
11:55
10
休憩
11:55
12:40
45
呼吸困難
全体会場 講義(ランチョンセミナー)
呼吸困難、消化器症状等の身体症状に対する緩和ケア(④)
吉本医師
中京病院
12:40
13:00
20
休憩
13:00
13:55
55
コミュニケーション講義
全体会場 講義
がん医療におけるコミュニケーション技術(⑥)
13:55
14:05
10
アイスブレイク
全体会場 アイスブレイク
14:05
16:00
115
コミュニケーション
ロールプレイ
全体会場 ロールプレイ
16:00
16:10
10
1日目終了の挨拶および質問タイム
全体会場
患者への悪い知らせの伝え方についての検討及び演習(⑦ア・イ)
吉本医師(総合司会)
坂本医師(グループファシリテーター)
下山医師(グループファシリテーター)
西川医師(グループファシリテーター)
津下医師(グループファシリテーター)
福島医師(グループファシリテーター)
石野看護師(グループファシリテーター)
吉本医師
中京病院