片方向通信路の有効活用に関する研究

Download Report

Transcript 片方向通信路の有効活用に関する研究

片方向通信路の有効活用に関
する研究
臼井健
[email protected]
研究の背景


衛星回線を用いることで地理の位置にとら
われず、広域にわたり単一のASのネット
ワークが構築可能
東南アジア地域に、比較的広帯域な片方
向通信回線を提供することが可能
UDLサイトのネットワーク構成
Receiver UDLネットワークのAS
とサイトが利用している
ISPのASが混在する
Sony bridge
Feed
GRE(トンネル)付加
Natで、ソースアドレスを変換
(Ingress filterを避けるため)
各サイトがISPから
割り当てられたアドレス
Receiverのデフォルト経路は
UDL側に向けられている
UDLサイトから出て行くトラフィック
はすべてGREにカプセル化されている
本研究で注目した問題点
脱カプセル化
Feed
UDLサイト
お隣さんAに
メールを送信
Receiver
したい
お隣さんA
メール到達
ネットワーク的に隣接したところへメールを送信する場合でも
冗長な経路を通って、配送されることになる。
本研究で注目した問題点
UDLサイト
脱カプセル化
Feed
隣りのネットワークの
Receiver
WEBサーバを閲覧
お隣りの
WEBさーば
Httpリクエストメッセージ
冗長な経路を通りWEBサーバを閲覧することになる
UDLの帯域の無駄使い
データ送信
本研究で注目した問題



UDLRのため、受信サイトからのトラフィック
が一度Feedに集まる
UDLに流れるトラフィックによって地上線の
み利用したほうがいいものがある
受信サイトからの全てのトラフィックに対し
てUDLRを適用すべきではない
UDLに流れているトラフィックすべてがUDLサイトにとって有効な
ものではない。
本研究の目的

UDLRを適用するトラフィックを分類



衛星回線の有効活用
受信サイトにとって、どのトラフィックをUDLに
まわすのがうれしいのか
UDLに無駄なトラフィックが流れないように
する

複数のサイトで共有するshared Link
既存のアプローチ
UDLサイト
Feed
Receiver
キャッシュサーバ
Httpプロトコルのトラフィックはキャッシュサーバを置くことにより、
削減することができる
本研究のアプローチ
UDLサイト
Feed
UDLRを適用される
トラフィック分類
Receiver
トラフィックの種類に
よっては、GREに包ま
れてFeedまで配送されない
実装に関して
Receiver
Sony bridge
Feed
IP divert
トラフィックによって
GREにカプセル化せず
隣りのルータに送信し
ソースアドレスを変換して
外部ネットワークへ送信
Divert socket利用して
隣りのルータに送信
nat
各サイトがISPから割り当てられた
アドレスのセグメント
本研究のアプローチ

トラフィックの分類について


重要な研究課題
今考えられる方法




マルチキャストはすべてUDL
AS単位
フロー単位
要相談