PPT - 平成25年度保健事業の研修手法と評価に関する研究

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Transcript PPT - 平成25年度保健事業の研修手法と評価に関する研究

厚生労働科学研究「標準的な健診・保健指導プログラム【改訂版】及び健康づくりのための身体活動基準
2013に基づく保健事業の研修手法と評価に関する研究」津下班
実践者育成
研修プログラム
計画・評価編
データ分析からアクションへ
~データヘルス時代の保健事業~
1)健診・保健指導事業の策定
2)健診・保健指導事業の評価
3)アウトソーシングの進め方
あいち健康の森 健康科学総合センター 津下一代
データヘルス時代の保健事業のポイント
• データヘルス 登場の経緯
• 既存公表データ、レセプト、健診データより
わかること
• データを保健事業に活かす
保健事業対象者の抽出(重症化防止等)
特定健診・特定保健指導評価
ポピュレーションアプローチ・コラボヘルス
データヘルス時代の保健事業のポイント
• データヘルス 登場の経緯
• 既存公表データ、レセプト、健診データより
わかること
• データを保健事業に活かす
保健事業対象者の抽出(重症化防止等)
特定健診・特定保健指導評価
ポピュレーションアプローチ・コラボヘルス
増え続ける国民医療費
○少子高齢化が進行する我が国においては、医療費が毎年増大しており、平成23年度に38兆円
を突破。今後もGDPの伸びを超えるスピードで増加し、2025年度には約60兆円に達する見込み。
○国民医療費のうち、医科診療医療費の約3分の1(9.8兆円)は生活習慣病関連。
(兆円)
国民医療費の見通し
70
1,6
1,57
医科診療医療費に占める生活習慣病の割合
(平成23年度)
60兆円
60
医療費の伸び
(右軸)
50
1,5
8,1
39兆円
40
(資料公表時の推計値)
(実績値は38.5兆円)
1,4
6,4
24,5
5,8
自己負担
30
1,3
1,26
16,7
14,1
公費
1,2
20
1,15
保険料
27,9
10
19,2
21,6
0
1
1
2011年度
2015年度
GDPの伸び
1,06 (右軸)
1,1
1
2025年度
※1 平成23年6月2日社会保障改革に関する集中検討会議資料で公表している将来推計のバックデータから作成。
※2 医療費の伸び、GDPの伸びは、対2011年度比。
(出所)厚生労働省作成資料
出典: 厚生労働省「平成23年度国民医療費」
一人当たりの医療費は
国民所得の6.21%→11.13%と負担は約2倍に
国民医療費の推移
(億円)
国民医療費
総 額
450 000
400 000
(千円)
人口一人当たり国民医療費
350
昭和59年15兆円⇒
平成23年39兆円
昭和59年12.5万円⇒
平成23年32万円
300
301,9
350 000
250
300 000
200
250 000
200 000
150
150 000
100
125,5
100 000
50
50 000
0
昭和59
60
61
62
63
平成元年度
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
0
生活習慣病の医療費は6.6兆円にも
(億円)
主要生活習慣病の医療費(全年齢、6.6兆円)
平成23年
25 000
19 082
20 000
15 000
17 020
17 894
心疾患
脳血管疾患
12 152
10 000
5 000
0
糖尿病
高血圧性疾患
生活習慣病関連医療費 年次推移
平成23年
25 000
20 000
15 000
10 000
5 000
0
糖 尿 病
高血圧性疾患
1 995
虚血性心疾患
2000
2006
脳血管疾患
2011
腎不全
介護給付の増加により介護保険料は上昇
超高齢社会になっても、
豊かな国・幸福なまちでありつづけるには?
• 元気で働ける人々、活動できる人々を増やす
• 早期死亡、医療費・介護給付費と生活習慣病の関連を認識、
健康意識を高める(改善しうる点にアプローチ)
• 行動変容しやすい環境づくり:保険者等へのインセンティブ
• 地方自治体が全庁的な健康政策を進める:公衆衛生部局はデー
タを持つ強み、住民を知っている強みを発揮できるか。
外部の社会資源をうまく活用できるか、がカギ。
住民へも積極的なデータ開示と参画を求めること。
日本の取り組むべき社会課題として
国民の「健康寿命」の延伸
日本再興戦略 -JAPAN is BACK- 平成 25 年6月 14 日
戦略市場創造プラン(安倍内閣)
世界や我が国が直面している社会課題のうち、
「日本が国際的に強み」を持ち、
「グローバル市場の成長が期待」でき、
「一定の戦略分野が見込めるテーマ」
として、以下の4テーマを選定
テーマ1:国民の「健康寿命」の延伸
テーマ2:クリーンかつ経済的なエネルギー需給の実現
テーマ3:安全・便利で経済的な次世代インフラの構築
テーマ4:世界を惹きつける地域資源で稼ぐ地域社会の実現
健康寿命
=日常生活に
制限のない期間
目指すべき社会システムの姿
○生活習慣病にかかる費用を早期の予防・健康管理に対する投資へとシフト。
○これにより、公的保険外の予防・健康管理サービス市場の創出、国民のQOL
(生活の豊かさ)の向上、国民医療費の抑制を目指す。
健
康
・
医
療
分
野
へ
の
支
出
現状の医療費のイメージ
生活習慣病
の治療
今後目指すべき健康投資+医療費のイメージ
生活習慣病の治療費から
予防・健康管理分野への
投資シフト
○重症化予防サービス、
生活支援サービス等の提供
○公的保険外の運動・食事指導サービス等
の提供による予防・健康管理の徹底
選択肢の提供
誕生
個人の一生
選択肢の提供
疾病治療に加え、個々人
の生活環境等を踏まえた、
多様性のあるサービスの
供給
死
保健事業への投資による効果は
医療費削減だけではない
予防的投資・医療費・介護給付費をかけることにより、
どれだけの利得がえられるか?
保健事業への
投資
本人
健康期間の
延長
家族の
負担軽減
医療費・介護
給付費の削減
労働期間の延
長
他への
積極的な
消費行動
介護・看護離
職の減少
加算・減算の仕組みをインセンティブに生かし切れていない!?
• 生活習慣病対策に熱心に取り組んだ保険者は、そうでない保険者よ
りも国保医療費、後期高齢医療費、介護給付費が少ないことが証明
されれば、加算減算の根拠になる。
• 保険者間のデータ統合により、先行投資の価値が実感できる。
健康長寿のための
厚生労働省の取り組みとは
厚生労働省 健康づくり推進本部
日本再興戦略等を踏まえ、2025(平成37)年
に向け、『国民の健康寿命が 延伸する社会』の
構築を目指して予防・健康管理等に係る具体
的な取組を推進。
➤高齢者への介護予防等の推進
➤現役世代からの健康づくり対策の推進
➤医療資源の有効活用に向けた取組の推進
現役世代からの健康づくり対策の推進とは?
○医療保険者において、レセプト・健診情報等を活用し、意識づけ、保健指導、受診
勧奨等の保健事業を効果的に実施するため、データヘルス計画等を策定すると
ともに、PDCAサイクルに則った事業を実施する。
○これらの事業の実施によるエビデンスの集積状況を踏まえ全国的な保健事業とし
て普及促進する。
○特定健診・特定保健指導の実施率の向上を図るため、本年秋から健康づくり大
キャンペーンを行うとともに、特定健診と各種がん検診の同時実施や特定健診を
被扶養者向けに工夫するなど、被扶養者の受診率向上のための取組等を推進
する。
○事業者健診の実施の徹底を図るとともに、特定健診を行う医療保険者と事業者と
の連携を推進する。
○特定健診・特定保健指導等を通じ、メタボリックシンドローム該当者・予備群の減
少や糖尿病有病者の増加の抑制を図るとともに、糖尿病の重症化予防、非肥満
の高血圧者対策の推進を図る。
○このほか、特定健診・特定保健指導の効果検証を進め、疾病予防との関係で効果
的な保健指導の方策は随時全国に展開していく。
厚生労働省 健康づくり推進本部
データヘルスの推進に関する政府の方針
○日本再興戦略
全ての健康保険組合に対し、レセプト等のデータの分析、そ
れに基づく加入者の健康保持増進のための事業計画として「
データヘルス計画」の作成・公表、事業実施、評価等の取組
を求めるとともに、市町村国保が同様の取組を行うことを推
進する。
○健康・医療戦略
①加入者の健康づくりや予防活動の促進が保険者の本来
業務であることを周知、
②医療費分析システム利用を促進するとともに、医療費
分析に基づく事業に関して国が定める指針の内容を充実
させる等により、保険者の取組を促進する。
データヘルス計画(厚生労働省)
「データヘルス計画」
レセプト・健診情報等のデータの分析に基づく効率的・効果的な保健事業をPDCAサイクルで実
施するための事業計画
Plan(計画)
・データ分析に基づく事業の立案
○健康課題、事業目的の明確化
○目標設定
○費用対効果を考慮した事業選択
Act(改善)
(例) - 加入者に対する全般的・個別的な情報提供
- 特定健診・特定保健指導
- 重症化予防
・次サイクルに向けて修正
Do(実施)
・事業の実施
Check(評価)
・データ分析に基づく
効果測定・評価
H25
事デ
例ー
集タ
作ヘ
ル
成ス
関保 「
す健 健
る事 康
指業 保
針の 険
法
」
の実 に
改施 基
定等 づ
にく
H26
モデル的「データ
ヘルス計画」作成
(実証事業その他実施準備)
H27
H28
「データヘルス計画」の実施
(第1期の終期はH29年度)
普及・指導事業
全ての健保組合で「データヘル
ス計画」の作成に着手
「データヘルス計画」の実施
(第1期の終期はH29年度)
H29
(H30以
降は5年
サイクル)
データヘルス計画のモデル事業支援で
実施していること
• 保険者が保健事業の実施体制を作るために
(やる気を高める、対策の目標を定める)
●健保における優先課題の設定
●対策重点化セグメントの検討
●ランキング
(事業所別検査値有所見率・医療費ランキング)
• 保健事業を効果的・効率的に実施するために
●対象者の抽出(判定基準の精緻化)
●受診勧奨者の優先順位
●事業評価(カバー率、変化、委託先評価)
「データヘルス計画」の特徴
~被用者保険者の持つ強みや特性を踏まえた展開~
1.レセプト・特定健診データの活用による
① 組合や事業所における全体的な健康状況・受診状況・
医療費状況の把握
② 保健事業の効果が高い対象者の抽出
2.身の丈に応じた事業範囲
① 加入者に対する全般的・個別的な情報提供(一次予防)
② 特定健診・特定保健指導
③ 重症化予防
3.コラボヘルス (事業主との協働)
4.外部専門事業者の活用
健康寿命を延ばす戦略は?
• 健康で長生き、活躍する市民を増やしたい、という決意
• 敵を知る:健康寿命を縮める原因を知る。
効果の出る対策法を確認する。
• 己を知り、戦略を練る (戦力)
どんな社会資源、マンパワーが活用できるか?
市、保健・医療サービス提供者、住民組織
どこまで巻き込めるか?(都市計画まで??)
予算はどのくらいかけられるのか?
• 実戦する
いつ、だれが、どこからはじめるか、
全体像と個々のプロジェクトの進捗管理
• 効果検証⇒外部に発信する
健康寿命を延ばすための
アプローチ法
• ミクロ的手法:個人への働きかけから。
医療、健診・保健指導、健康教育
• マクロ的手法:
高齢化の進展を予測、都市設計につなげる
(高齢になっても自立・自律できるまち、健康的な環境)
• 短期的視点:ハイリスクアプローチ
現在問題のある人、困っている人から始める
• 長期的視点
子どもからの健康教育、
健康な人が健康であり続ける対策
データヘルス時代の保健事業のポイント
• データヘルス 登場の経緯
• 既存公表データ、レセプト、健診データより
わかること
• データを保健事業に活かす
保健事業対象者の抽出(重症化防止等)
特定健診・特定保健指導評価
ポピュレーションアプローチ・コラボヘルス
健康戦略におけるデータ活用
人口動態や社会環境の変化を
踏まえた評価
健康課題分析
加入者の性・年齢分布(事業所別)
死亡、 高額医療の状況
医療費(絶対値、相対値)
特定健診データ(検査値・習慣)
*他保険者との比較、事業所別等
保健事業評価 Ⅲ
対象とした疾患・状況の変化
波及効果として、他の指標の変化
(医療費、要介護状況、
健診受診率、健診データ分析)
(年齢調整、トレンド、ベンチマーク)
課題の整理、他の事業での実施状況、優先順位の決定
保健事業評価Ⅱ
プログラム評価
保健事業等の企画
対象とする疾病・状態の確定
対象集団(性・年代、地域等のセグメント)
介入法の検討 (方法? 根拠は?)
実施体制の準備(誰が、いつ、どこで)
ストラクチャー
プロセス評価
対象となる集団からの参加率
脱落率、継続率、投入費用
対象者の医療費・介護費評価
プログラム運営の課題
事業評価
保健事業評価Ⅰ 介入効果
保健事業の実施
対象者の選定・募集
健康指標の測定(Pre)
プログラム実施
前後比較
対照群との比較
参加人数、充足率
健康指標の測定(Post)
行動変容、検査データ
継続意欲等
参加者からのプログラム評価
青矢印:事業の流れ、 赤矢印:評価
Tsushita
データを、マクロから個人までつなげて活用する
マクロ的視点⇔事業評価⇔個人の変化
(論理・ストーリーのつながり)
生・死
疾病・
障害
• 人口動態(高齢化率、地域差、将来予測)
• 死亡の状況(年齢、原因とその推移、標準化死亡率)
• 介護情報(認定率、理由、給付費)
• 医療データ (医療費、それに及ぼす要因)
•特定健診・特定保健指導データ
予防対策 •基本チェックリスト
保健事業
• 保健事業評価 (プロセス・アウトプット・アウトカム)
データを見る時のポイント
• 評価の目的は、資料作成ではなく対策を考えること
• データ間の関連を考える:前後の指標をみる
補完的な資料を援用する
• データに表現されていない対象者のことを考える
• 生活実感、保健活動の実感を大切にする。
生活習慣
(食・運動・喫煙、飲
酒・歯科等)
21調査
国民健康栄養
調査
特定健診問診
調査 参加せず
健康行動
リスク保有
状況
(健診受診)
特定健診
データ
受診率
生活習慣病
日常診療
(予防的医療)
特定健診
問診・データ
レセプト
健診受診せず
受診しても対応せず
重大疾病に
よる医療
受診状況
管理状況
患者登録
(がん・透析)
レセプト
医療機関受診せず
治療中断
生活習慣
病による早
期死亡
死亡診断
書
死因別統
計
死亡率
性別・年齢別により課題が見える
年齢階級別死亡率
(人)
60 000
(人口10万人対)
2 500
【全年齢(0~100歳以上)】
50 000
男
40 000
女
30 000
【40歳~74歳】
男
2 000
女
1 500
1 000
20 000
10 000
500
0~ 4
5~ 9
10~14
15~19
20~24
25~29
30~34
35~39
40~44
45~49
50~54
55~59
60~64
65~69
70~74
75~79
80~84
85~89
90~94
95~99
100~
0
0
40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70~74
60 000
200
男
【40歳未満】
女
150
男
50 000
【75歳以上】
女
40 000
100
30 000
20 000
50
10 000
0
0
0~ 4
5~ 9 10~14 15~19 20~24 25~29 30~34 35~39
75~79
80~84
85~89
90~94
95~99
100歳以上
(人口動態統計 平成22年)
死亡率
死因の推移より課題が見える
我が国における死亡率の推移(主な死因別)
(人口10万対)
悪性新生物
(がん)283.2
心疾患(心臓病)
154.5
肺炎 98.9
脳血管疾患
(脳卒中)98.2
不慮の事故 47.1
自殺 22.9
肝疾患 13.0
結核 1.7
(人口動態統計1947~2011年)
(主な死因と2011年の死亡率)
欧米では認知症は「死に至る病」
2011
(WHO死因統計)
2011 ヨーロッパ
米国
死因
死亡数 (千人)
%
10万人対
死因
死亡数 (千人)
%
10万人対
1
虚血性心疾患
852
13.5
91
1
虚血性心疾患
2245
24.8
250
2
脳卒中
426
6.8
45
2
脳卒中
1270
14.0
141
3
アルツハイマー等認知症
327
5.2
35
3
肺がん
392
4.3
44
4
糖尿病
302
4.8
32
4
大腸がん
246
2.7
27
5
COPD
275
4.4
29
5
COPD
240
2.7
27
6
肺がん
256
4.1
27
6
高血圧性心疾患
224
2.5
25
7
肺炎
245
3.9
26
7
アルツハイマー等認知症
218
2.4
24
8
高血圧性心疾患
188
3.0
20
8
肺炎
200
2.2
22
9
暴力
175
2.8
19
9
肝硬変
199
2.2
22
10
交通事故
156
2.5
17
10
糖尿病
157
1.7
17
11
腎臓病
131
2.1
14
11
乳がん
154
1.7
17
12
肝硬変
122
1.9
13
12
胃がん
137
1.5
15
13
大腸がん
116
1.8
12
13
自殺
124
1.4
14
14
乳がん
95
1.5
10
14
心筋炎
121
1.3
13
15
内分泌・血液・免疫
85
1.3
9
15
膵がん
114
1.3
13
16
前立腺がん
84
1.3
9
16
前立腺がん
105
1.2
12
17
自殺
81
1.3
9
17
HIV/AIDS
93
1.0
10
18
膵がん
70
1.1
7
18
交通事故
93
1.0
10
19
HIV/AIDS
69
1.1
7
19
腎臓病
92
1.0
10
20
胃がん
69
1.1
7
20
悪性リンパ腫
79
0.9
9
2011 年 日本の死因
①悪性新生物 283.2 ② 心 疾 患 154.5 ③肺
⑤不慮の事故 47.1 ⑥老
衰 41.4
⑦自
⑨COPD 13.2
⑩ 肝 疾 患 13
炎 98.9 ④脳血管疾患 98.2
殺 22.9 ⑧ 腎 不 全 19.4
三大疾病は男性の死亡が女性より10年前倒し
年齢別・原因別死亡者数
140 000
120 000
18 000
全死亡
100 000
男性
80 000
女性
16 000
14 000
脳血管疾患
12 000
10 000
8 000
60 000
6 000
40 000
4 000
20 000
2 000
0
0
45 000
40 000
35 000
30 000
25 000
20 000
15 000
10 000
5 000
0
30 000
がん
25 000
心疾患
20 000
15 000
10 000
5 000
0
(2011年人口動態統計)
医療費 地域格差がある
一人当たり医療費 平均 27.3万円
最大(高知)36.1万円、最小 千葉22.8万円(差13.3万)
都道府県別一人当たり国民医療費
(千円)
400
360,9
350
300
250
272,6
247,4
227,6
200
150
100
50
0
高長鹿山徳大北佐香熊福島和秋広愛岡宮大石鳥青福京兵山福富岩全奈新山岐沖群三宮長東栃愛茨静滋神埼千
知崎児口島分海賀川本岡根歌田島媛山崎阪川取森井都庫形島山手 良潟梨阜縄馬重城野京木知城岡賀奈玉葉
県県島県県県道県県県県県山県県県県県府県県県県府県県県県県国県県県県県県県県県都県県県県県川県県
県
県
県
(出典:国民医療費 平成20年度)
医療費 医療保険者ごとに対象、疾病構造、
医療提供体制が異なる
年齢階級別、制度別、1人当たり医療費(平成22年度)
協会
組合
共済
市町村
国保
国保
組合
600 000
525 902
500 000
400 000
371 830
300 000
200 000
100 000
286 830
223 747
176 140
135 424
117 136
108
947
97 373
91 416
79 067
77 442
63 075
62 824
213 836
0
0 - 5 - 10 - 15 - 20 - 25 - 30 - 35 - 40 - 45 - 50 - 55 - 60 - 65 - 70 4 9 14 19 24 29 34 39 44 49 54 59 64 69 74
.4
5.0e-04
医療費の分布 正規分布ではないことに注意
Density
0
0
.1
1.0e-04
.2
Density
0
20
40
Outpatient Visits (Days)
60
80
0
10000
20000
30000
Outpatient Expenses (1 credit=10 yen)
40000
.002
外来医療費(点数/年)
平均値と中央値の違いに注意
.0015
1回あたり医療費
受診勧奨判定レベル
.001
Density
3.0e-04
E[ yit | X it ]  it  exp( it'  )
2.0e-04
.3
(平均値・分散が指数分布に従うと仮定)
V [ yit | X it ]  exp( it'  )
医療費(総医療費)
4.0e-04
受診回数
0
5.0e-04
予備群
0
2000
4000
6000
Per Visit Expense of Outpatient Visit (1 credit=10 yen)
8000
高額医療費 ハイリスク者の特性をみる
某健保高額医療費の状況(100万円以上)
性別 主疾患および現在までの推移
現在年齢
入院累計
医療費
外来医科
医療費
調剤
医療費
医療費
合計
6,864,120
6,626,439
5,044,212
4,754,636
3,988,629
2,346,859
2,310,305
1,922,116
1,913,110
1,804,126
1,714,877
1,674,146
1,642,980
1,485,274
1,383,155
1,280,384
1,244,831
1,196,772
1,139,022
男
糖尿病⇒閉塞性動脈硬化・糖尿病性壊疽
59.6
708,624
1,701,233
4,454,263
男
糖尿病⇒腎合併症・高血圧症
38.4
178,337
4,442,606
2,005,496
男
狭心症⇒糖尿病・高脂血症
53.1
174,024
4,502,950
367,238
男
急性心筋梗塞⇒小脳出血
56.2
485,382
2,614,888
1,654,366
男
胸部大動脈瘤⇒脳梗塞・糖尿病
55.4
993,504
2,731,006
264,119
男
糖尿病⇒眼合併症・高血圧症
60.1
373,285
1,443,168
530,406
女
糖尿病⇒高脂血症・高血圧症
55.6
325,883
1,618,519
365,903
男
狭心症⇒閉塞性動脈硬化
60.6
218,191
428,389
1,275,536
男
高血圧症⇒高脂血症・肝機能障害
74.9
870,116
624,221
418,773
男
高血圧症⇒糖尿病・狭心症
61.0
124,404
1,679,722
男
虚血性心疾患⇒脳梗塞
58.4
157,305
1,525,892
男
脳梗塞⇒内頚動脈閉塞症
40.0
190,919
1,483,227
女
急性心筋梗塞
63.8
182,105
732,395
728,480
男
労作性狭心症⇒糖尿病
64.4
436,030
262,236
787,008
男
狭心症⇒糖尿病・高血圧症
53.8
359,312
342,204
681,639
男
脂質異常症⇒急性心筋梗塞・糖尿病
45.1
486,486
793,898
男
糖尿病⇒脂肪肝・高尿酸血症・高血圧症
51.2
189,703
278,082
777,046
男
糖尿病性網膜症⇒多発糖尿病合併症
59.3
30,210
543,060
623,502
男
脂質異常症⇒狭心症・糖尿病
60.5
100,920
380,196
657,906
31,680
データヘルスの観点から ①がん
• がんの発生、死亡の状況をレセプトで確認
• 健保 がん検診・人間ドック補助 利用者確認
• 男性:胃がん、大腸がん検診
女性:乳がん、大腸がん、子宮がん
3年間に一度も利用していない人を抽出
⇒受診勧奨につなげる
• 喫煙率を特定健診情報より分析、事業所へ提供
環境整備、啓発につなげる
• がん罹患者数(率)、死亡者数の情報を機関紙等に掲載
予防への関心を高める
• がん予防のための健康習慣についての啓発をセグメントに
合わせて進める
性・年齢別データからがんの傾向をつかむ
性・年齢別にみた死亡率が高いがん
肺がん
胃がん
肝がん
膵がん
500
400
300
200
肺がん
胃がん
大腸・直腸
肝がん
膵がん
乳がん
子宮がん
180
700
600
大腸・直腸
(人口10万人対 死亡率)
160
①肺がん
②胃がん
③大腸がん
140
120
①大腸がん
②肺がん
③胃がん
100
80
60
40
100
0
20
0
(人口動態統計)
5つの健康習慣とがんのリスクとの関連
禁煙、節酒、減塩、運動、適正体重
男性
女性
1,2
が
ん
の
相
対
リ
ス
ク
1
1
1
0,86 0,86
0,8
0,72 0,73
0,61
0,6
0,68
0,57
0,63
0,4
0,2
0
0-1
国立がん研究センター
2
3
4
実践している健康習慣の数
5
(出典:Sasazuki S. et al: Prev. Med. 54,112-116 2012)
禁煙者と喫煙者の余命 早くやめればお得
50歳からの生存率(%)
54歳までにやめれば6年長生き
40歳からの生存率(%)
34歳までにやめれば 喫煙者より10年長生き
30歳からの生存率(%)
30歳からの生存率(%)
21st-Century Hazards of Smoking and Benefits of Cessation in the United States。 Prabhat Jha, M.D et.al
N Engl J Med 2013;368:341-50. DOI: 10.1056/NEJMsa1211128
44歳までにやめれば9年長生き
64歳までにやめれば4年長生き
喫煙率 特定健診結果から喫煙率を把握できる
標準的な質問票から見た年齢別・性別喫煙率(例:愛知県)
女性
男性
愛知県(男性)
n = 505,168(平成21年度)
n = 561,870(平成22年度)
%
%
平成22年度
60
50
愛知県(女性)
n = 411,531(平成21年度)
n = 472,226(平成22年度)
平成21年度
平成21年度
平成22年度
20
45,7
44,0
44,7
44,3
41,9
40,8
15
42,3
38,8
40
36,4
13,4
12,4
37,9
12,5
12,7
12,4
11,7
35,7
32,9
10
30
9,4
8,7
26,0
6,3
19,9
20
7,8
7,8
24,3
6,1
18,2
5
4,0
3,8
3,1
2,9
10
0
40-44 45-49 50-54 55-59 60-64 65-69 70-74
0
40-44
45-49
50-54
55-59
歳
60-64
65-69
70-74
歳
計
計
喫煙率 都道府県比較をすることで地域格差を意識できる
県別男性の喫煙率
50,0
44,8
45,0
38,5
40,0
37,2
31,5
35,0
30,0
25,0
青和鳥北山富栃高宮福山福愛秋佐岩茨岡新愛島埼奈全香大三鹿大京静長滋山石沖千兵神徳宮広東岐長熊群福
森歌取海梨山木知城岡口島媛田賀手城山潟知根玉良
川阪重児分都岡崎賀形川縄葉庫奈島崎島京阜野本馬井
県山県道県県県県県県県県県県県県県県県県県県県国県府県島県府県県県県県県県県川県県県都県県県県県
県
県
県
20,0
(出典:国民健康・栄養調査:平成22年、年齢調整)
データヘルスの観点から②循環器・糖尿病
• 生活習慣病の医療費を計算
• 循環器疾患発生状況(脳梗塞、脳出血、心筋梗塞)を
レセプトで確認
⇒治療状況確認、再発防止策
• 特定健診データ分析
血圧、血糖、脂質異常率の性・年齢別、事業所別分析
⇒重点事業所指定、啓発教材作成
加入者のグルーピング(重点化)
⇒保健事業へ
特定保健指導、受診勧奨、産業医面接、健康教育
急激に増加する年代を把握する
通院中の病気(人口千人対)
(人) 350
高血圧 男
300
高血圧 女
糖尿病 男
250
糖尿病 女
高脂血症 男
200
高脂血症 女
150
脳卒中 男
脳卒中 女
100
心筋梗塞等 男
心筋梗塞 女
50
腎臓 男
腎臓 女
0
30~39
40~49
50~59
60~69
70~79
80歳以上
(出典:国民生活基礎調査 平成22年)
年齢が高くなると重症化している
通院中の病気(人口千人対)
(人)
80
70
60
50
30~39
40
40~49
30
50~59
20
60~69
10
70~79
0
男
女
脳卒中
男
女
心筋梗塞等
男
女
腎臓
(出典:国民生活基礎調査 平成22年)
レセプトデータから
服薬と医療費の関連
1人当たり医療費(点数) 服薬状況別・年齢区分別(40-64歳)
女性
男性
3剤
2剤(圧+糖)
2剤(圧+脂)
2剤(糖+脂)
3剤
2剤(圧+糖)
2剤(圧+脂)
2剤(糖+脂)
1剤(圧)
1剤(糖)
1剤(脂)
なし
1剤(圧)
1剤(糖)
1剤(脂)
なし
16000
16000
14000
14000
12000
12000
10000
10000
8000
8000
6000
6000
4000
4000
2000
2000
0
0
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
レセプトデータ+健診データから
検査所見と治療の有無からわかること
高血糖治療の有無によるHbA1c(JDS)判定区分
【糖尿病の治療を受けていない者】
【高血糖 治療者】
男性 n = 344,574
100%
10,0
80%
男
性
25,6
3,1
13,3
16,5
27,5
60%
3,5
3,4
20,7
28,7
男性 治療者 n = 25,495
3,8
22,9
22,7
100%
18,5
23,2
28,5
29,0
29,8
29,8
80%
60%
40%
55,5
49,4
20%
43,4
40,3
40,0
47,3
40,2
20%
0%
0%
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
20,9
21,0
27,3
23,2
65-69
70-74
歳
16,0
14,0
17,9
22,0
25,5
18,4
14,8
8,5
19,8
17,5
12,9
15,7
16,4
13,9
13,9
16,0
15,9
19,3
3,5
3,0
40-44
45-49
18,9
19,0
19,4
17,6
17,9
22,3
24,5
3,6
7,1
4,2
65-69
70-74
18,8
55-59
60-64
歳
計
14,1
21,0
20,7
18,7
12,4
50-54
9,9
19,1
24,2
29,4
40%
61,8
28,6
19,9
3,2
計
HbA1c(JDS):7%以上 5,893人(治療なし者の1.7%)、8,954人(治療中の35.1%)
女性
100%
80%
女
性
6,4
23,5
9,6
100%
3,1
16,4
21,4
23,9
25,2
25,5
20,3
80%
32,5
34,2
31,4
33,4
32,8
60%
32,3
40%
69,4
62,2
49,1
20%
41,2
38,7
37,4
36,9
44,9
20%
0%
0%
40-44
~5.1
29,1
25,8
45-49
5.2~
50-54
55-59
5.5~
歳
60-64
6.1~
65-69
6.5~
7.0~
8.0~
20,9
計
15,2
23,2
10,7
11,7
14,3
7,7
5,6
~5.1
12,7
10,5
9,5
21,1
20,1
18,4
20,3
20,5
19,6
19,3
15,6
11,7
15,6
16,8
4,1
3,8
45-49
50-54
5.2~
12,5
23,8
19,1
40-44
70-74
20,6
22,1
27,1
60%
40%
女性 治療者 n = 15,329
n = 343,938
18,3
19,6
18,4
19,8
55-59
60-64
5.5~ 歳6.1~
19,3
18,9
11,9
20,1
19,7
18,7
22,4
23,8
21,5
3,2
3,8
3,3
65-69
70-74
6.5~
7.0~
HbA1c(JDS):7%以上 2,425人(治療なし者の0.7%)、4,918人(治療中の32.1%)
8.0~ 計
7.0%
計画作成・評価にあたり
特定健診データ活用のためのツール
特定健診データを用いたグラフ簡易作成システム
(http://tokutei-kensyu.tsushitahan.jp/deliverable/past_deliverable
プリセットグラフによる地域の
性・年齢階級別平均値、有所見率グラフ
ユーザー作成グラフによる
都道府県順位マップ、多地域間比較
よりDL可)
全国データをマッピングで比較
肥満者(BMI25以上)の割合
(男女別年齢調整済み) 2010年
男性
1位~5位
6位~10位
11位~37位
38位~42位
43位以下
1位~5位
6位~10位
11位~37位
38位~42位
43位以下
女性
全国データをマッピングで比較
腹囲が基準値以上の割合
(男女別年齢調整済み) 2010年
女性
男性
1位~5位
6位~10位
11位~37位
38位~42位
43位以下
沖縄、宮城、徳島、和歌山、香川
1位~5位
6位~10位
11位~37位
38位~42位
43位以下
沖縄、大分、宮崎、宮城、鹿児島
全国データを性・年齢別で比較
特定健診受診率(平成22年)(全国2,250万人のデータより)
目標値 70%
「性・年齢階級別の検査値」を全国と比較
拡張期血圧
収縮期血圧
(mmHg)
和歌山県男性
全国男性
和歌山県女性
全国女性
(mmHg)
140
和歌山県女性
全国女性
85
135
131
130
132
130
133
132
128
126
125
123
120
和歌山県男性
全国男性
126
123
121
80
75
70
115
81
80
78
76
73
119
115
79
80
74
75
75
77
75
71
69
65
112
110
60
40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70~74
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70~74
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
全国平均よりも男性は○mmHg、女性は○ mmHg高い
「検査値の区分別」を全国平均と比較
収縮期血圧 有所見率
男性
和歌山県180以上
和歌山県140以上160未満
全国180以上
全国140以上160未満
女性
和歌山県180以上
和歌山県140以上160未満
全国180以上
全国140以上160未満
和歌山県160以上180未満
和歌山県130以上140未満
全国160以上180未満
全国130以上140未満
80%
80%
70%
70%
59,4%61,5%
60%
52,4%
46,3%
50%
40%
62,1%
62,4%
56,6%
60%
48,5%50,1%
38,6%
48,6%
50%
40,1%
40%
31,9%
30%
20%
20% 13,8%
10%
10%
和 全 和 全 和 全 和 全 和 全 和 全 和 全 和 全 和 全
歌 国 歌 国 歌 国 歌 国 歌 国 歌 国 歌 国 歌 国 歌 国
山
山
山
山
山
山
山
山
山
県
県
県
県
県
県
県
県
県
40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70~74 全体
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
年齢
調整
0%
39,1%39,0%
29,5%
30%
0%
和歌山県160以上180未満
和歌山県130以上140未満
全国160以上180未満
全国130以上140未満
21,6%
和 全 和 全 和 全 和 全 和 全 和 全 和 全 和 全 和 全
歌 国 歌 国 歌 国 歌 国 歌 国 歌 国 歌 国 歌 国 歌 国
山
山
山
山
山
山
山
山
山
県
県
県
県
県
県
県
県
県
40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70~74 全体
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
年齢
調整
特定健診データを用いた グラフ簡易作成システムを活用して
LDLの状況(2010年度)
岐阜県の有効回答数
男性計: 201,943人
年齢階級別 平均値
女性計: 170,891人
男性
総計: 372,834人
[mg/dl]
女性
135.0
35,000
130.0
30,000
125.0
40~44
歳
45~49
歳
50~54
歳
55~59
歳
60~64
歳
65~69
歳
23,098
18,780
25,538
20,970
29,191
29,739
25,306
32,806
105.0
23,558
10,000
31,078
110.0
22,499
15,000
33,292
115.0
21,695
120.0
20,000
35,266
25,000
0
岐阜県女性
全国男性
全国女性
140.0
40,000
5,000
岐阜県男性
134.0
125.0
126.0
128.0
126.0
133.0
130.0
125.0
126.0
126.0 125.5
124.0 123.3
123.0
120.0
117.0
117.0
109.0
100.0
95.0
70~74
歳
40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70~74
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
(数値は有効回答数)
中計
年齢
調整
(数値は岐阜県)
LDLの区分別割合
<男性>
<女性>
岐阜県180以上
岐阜県160以上180未満
岐阜県140以上160未満
岐阜県180以上
岐阜県160以上180未満
岐阜県140以上160未満
岐阜県120以上140未満
全国180以上
全国160以上180未満
岐阜県120以上140未満
全国180以上
全国160以上180未満
全国140以上160未満
全国120以上140未満
全国140以上160未満
全国120以上140未満
70.0%
56.9% 57.3% 55.8% 53.5%
53.9% 53.3%
60.0% 54.4%
49.2%
44.0%
50.0%
40.0%
30.0%
20.0%
10.0%
0.0%
岐 全 岐 全 岐 全 岐 全 岐 全 岐 全 岐 全 岐 全 岐 全
阜 国 阜 国 阜 国 阜 国 阜 国 阜 国 阜 国 阜 国 阜 国
県
県
県
県
県
県
県
県
県
40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70~74
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
全体
年齢
調整
(数値は岐阜県)
80.0%
66.7% 65.8% 61.7%
70.0%
58.5%
57.3% 55.9% 55.3%
60.0%
43.0%
50.0%
40.0% 31.9%
30.0%
20.0%
10.0%
0.0%
岐 全 岐 全 岐 全 岐 全 岐 全 岐 全 岐 全 岐 全 岐 全
阜 国 阜 国 阜 国 阜 国 阜 国 阜 国 阜 国 阜 国 阜 国
県
県
県
県
県
県
県
県
県
40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70~74
歳
歳
歳
歳
歳
歳
歳
全体
年齢
調整
(数値は岐阜県)
「検査値×検査値」からわかること
尿たんぱく陽性+高血糖または高血圧
(%)
人
7000
男性
平成20年度
n = 383,632(平成20年度)
n = 482,172(平成21年度)
平成21年度
23,653 人(4.9%)
7.4%
9.2%
6000
(%)
人
7000
女性
平成20年度
n = 340,847(平成20年度)
n = 399,870(平成21年度)
平成21年度
11,379人(2.8%)
6000
5.9%
5000
4.7%
4000
2.8%
3000
3.6%
(2.1)
1,781
2000
(2.1)
1,317
(2.9)
1,607
(7.5)
4,594
(9.4)
4,773
(5.9)
3,857
5.2%
5000
3.7%
4000
2.9%
(6.1)
3,143
(4.9)
2,655
2.1%
(2.8)
2,099
(4.7)
3,154
(9.2)
5,283
(7.4)
5,139
(3.8)
2,882
3000
(3.6)
2,340
(3.7)
1,793
1000
2000
0.9%
2.2%
(2.4)
1,053
1000
(0.9)
300
0
1.2% 1.7%
(0.9)
418
(1.3)
403
(1.2)
520
(1.8)
541
(2.9)
1,907
(3.7)
3,158
(5.6)
3,340
(5.2)
3,472
(2.9)
2,097
(2.2)
1,050
(1.7)
664
0
40-44歳 45-49歳 50-54歳 55-59歳 60-64歳 65-69歳 70-74歳
40-44歳 45-49歳 50-54歳 55-59歳 60-64歳 65-69歳 70-74歳
「検査値異常×リスク別」からわかること
高血糖 有所見率(性・年代別)
男性
n = 369,999
%
70
%
70
60
60
糖尿病有病率(治療中+HbA1c(JDS)≧6.1%) 男性10.6%、女性5.9%
50
50
40
40
7,6
30
4,9
1,7
20
10
女性
n = 359,235
3,1
2,9
3,9
4,5
8,8
9,6
11,5
4,4
4,1
4,1
6,9
3,7
20
2,1
18,6
30
4,4
3,3
21,4
23,3
24,4
25,3
24,8
24,9
23,3
10
0,9
0,5
0,6
7,8
40-44
45-49
2,0
7,5
2,3
4,3
1,6
12,8
13,8
15,4
17,4
10,5
50-54
55-59
60-64
65-69
70-74
0,7
6,1
1,7
1,7
2,0 1,2
6,0
13,1
0
0
40-44
45-49
50-54
55-59
歳
未治療:保健指導対象者
治療中
60-64
65-69
70-74
計
未治療:受診勧奨対象者
歳
未治療:保健指導対象者
計
未治療:受診勧奨対象者
注1)保健指導対象者 HbA1c(JDS)≧5.2%または空腹時血糖≧100㎎/dL
受診勧奨対象者 HbA1c(JDS)≧6.1%または空腹時血糖≧126㎎/dL
未治療は特定保健指導(動機づけ支援・積極的支援)が必要と判定された方
注2)母数(n)は判定可能者
治療中
データヘルス時代の保健事業のポイント
• データヘルス 登場の経緯
• 既存公表データ、レセプト、健診データより
わかること
• データを保健事業に活かす
保健事業対象者の抽出(重症化防止等)
特定健診・特定保健指導評価
ポピュレーションアプローチ・コラボヘルス
データヘルスの観点から③保健事業
• 実施:保健指導対象者のスムーズな抽出
〇肥満・非肥満×重症度(予備軍・軽症・要医療・緊急)
〇メタボ以外の検査項目の抽出
〇前年度保健指導実施の有無別
〇事業所別、地域別・・・
• 評価:保健指導の有無による検査値の変化
受診勧奨者のレセプト確認
治療中者の検査値変化
• 保健指導実施方法の改善
プログラム、研修、委託先の見直し
ステージにあわせた保健事業が重要
生活習慣病の自然史と保健・医療サービス
情報提供
(津下:厚労省健診保健指導あり方検討会提出資料)
動機づけ支援(減量)
積極的支援
生活習慣
要因
過食
運動不足
MetS予備群
内臓脂肪蓄積
MetS
薬物治療等
動脈硬化性疾患
救命・救急医療
心血管疾患
糖尿病
糖尿病性腎症
網膜症
喫煙
禁煙支援
メタボリックシンド
ロームの自然史
内臓脂肪型肥満を伴わない
遺伝など
その他の
要因
糖尿病・高血圧等
固有疾患予備群
(内臓脂肪型肥満なし)
その他の生活習
慣病の自然史
糖尿病
高血圧
高脂血症等
保健・医療サービス
薬物治療等
特定健診とレセプトのデータからリスク分類が可能
データヘルスのための 生活習慣病リスク分類ツリー
特定健診受診者
肥満/非肥満判定
非肥満(A)
肥満(B)
ステップ①
肥満・非肥満判定
非肥満
(A)
肥満
ステップ②
血圧・脂質・血糖の服薬の確認
ステップ②
血圧・脂質・血糖の服薬の確認
服薬状況の確認
服薬状況の確認
服薬あり
服薬なし
受診勧奨
基準値判定
ステップ③
受診勧奨判定値の判定
服薬なし
服薬あり
ステップ③
受診勧奨判定値の判定
受診勧奨
基準値判定
非該当
ステップ④
保健指導判定値の判定
保健指導
基準値判定
非該当
該当
服薬あり
受診勧奨
基準値以上
(A3)
ステップ④
保健指導判定値の判定
非該当
該当
該当
保健指導
基準値以上
(A2)
保健指導
基準値判定
該当
服薬あり
(B4)
基準範囲内
(A1)
非該当
保健指導
基準値以上
(B2)
基準範囲内
(B1)
保健指導レベル
判定
階層化以外の
検査データのリスク
受診勧奨
基準値以上
(B3)
保健指導レベルの判定
階層化以外の
検査データのリスク
リスクあり
重症化リスク判定
非肥満・治療中
重症化リスクⅠ
重症化リスクⅡ
重症化リスク判定
重症化リスク判定
非肥満・受診勧奨
非肥満・所見あり
重症化リスクⅠ
重症化リスクⅠ
重症化リスクⅡ
重症化リスクⅡ
保健指導レベル
判定
リスクなし
階層化以外のデータリスク
判定
積極的支援
動機づけ支援
積極的支援
動機づけ支援
リスクあり
重症化リスク判定
重症化リスク判定
重症化リスク判定
重症化リスク判定
重症化リスク判定
重症化リスク判定
異常なし
肥満・治療中
積極的支援
動機づけ支援
(受診勧奨判定値あり)
(受診勧奨判定値あり)
積極的支援
動機づけ支援
肥満・他リスクあり
肥満
重症化リスクⅠ
重症化リスクⅠ
重症化リスクⅠ
重症化リスクⅠ
重症化リスクⅠ
重症化リスクⅡ
重症化リスクⅡ
重症化リスクⅡ
重症化リスクⅡ
重症化リスクⅠ
重症化リスクⅡ
重症化リスクⅠ
重症化リスクⅡ
重症化リスクⅡ
重症化リスクⅠ
重症化リスクⅡ
重症化リスクⅠ
重症化リスクⅡ
重症化リスク判定
非肥満・他リスクあり
リスクなし
リスク分類の詳細+αで、より対象者をセレクト
生活習慣病リスク詳細12分類
①肥満:異常なし
②非肥満:他リスクあり
③非肥満:保健指導レベル
重症度分類
④非肥満:受診勧奨レベル以上
⑤非肥満:服薬中
⑥肥満:異常なし
⑦肥満:他リスクあり
⑧肥満:保健指導レベル(動機づけ支援)
⑨肥満:保健指導レベル(積極的支援)
⑩肥満:受診勧奨レベル以上(動機づけ支援)
⑪肥満:受診勧奨レベル以上(積極的支援)
⑫肥満:服薬中
×
保健指導履歴
性・年齢階級別
事業所別
特定健診・保健指導の効果検証について
①-1)特定保健指導終了前後の比較
平成20年度 約39万件
平成21年度 約58万件
平成22年度 約61万件
特定健診受診者
特定保健指導
対象者
対照群
動機付け支援
Time 1 (T1)
○分析
1. 特定保健指導該当者のうち、
特定保健指導終了者(介入群)と
中断者・受けない人(対照群)の
平均値の差の検定(t検定)。
2. 分析項目は特定健診必須項目とする。
(階層化に必要な項目を優先的に分析を行う。)
3. 全対象、性別による各年齢別
年齢別:
40-44歳、45-49歳、50-54歳、
55-59歳、60-64歳、65-69歳、
70-74歳
特定健診受診
中断
Time 2 (T2)
終了
対照群
受けない
中断
介入群
終了
この後、メタボリックシンドローム改善率については、
介入群と対照群の対比を行うことを計画(①-2)。
平成21年度
平成22年度
平成23年度
受けない
介入群
積極的支援
WG
中間取りまとめ概要
平成26年4月18日保険者による健診・ 保健指導等に関する検討会
1.特定健診・保健指導による評価指標等の推移
<分析内容>
○ 特定健診の結果、特定保健指導の対象と判断された者のうち、特定保健指導終了者とそれ以外の者につ
いて、翌年度の検査データの差を、それぞれの年度ごとに、性・年齢階級別に比較
○ 分析対象者数 約200万人(各年とも)
<分析結果>
○ 特定保健指導終了者はそれ以外の者と比較すると、各年度、全ての性・年齢階級別において、腹囲、
BMI、体重が大きく減少しており、血糖、血圧、脂質等も改善
○ 特定保健指導(積極的支援)による評価指標等の推移は以下のとおり
特定保健指導(積極的支援)による評価指標等の推移について(平成20-21年度推移)
【腹囲】
男性では約2.2cm
女性では約3.1cm
の減少
総数
【体重】
男性では約1.9kg
女性では約2.2kg
の減少
総数
中間取りまとめ概要
平成26年4月18日保険者による健診・ 保健指導等に関する検討会
腹囲・体重の減少(=内臓脂肪の減少)に伴い、血糖、血圧、脂質が改善
特定保健指導(積極的支援)による評価指標等の推移について(平成20-21年度推移)
【血糖(HbA1c)】
男性では約0.04%
女性では約0.05%
の減少
総数
【血圧(収縮期血圧)】
男性では約2.0mmHg
女性では約3.4mmHg
の減少
総数
【脂質(中性脂肪)】
男性では約27.2mg/dl
女性では約26.4mg/dl
の減少
総数
62
中間取りまとめ概要
平成26年4月18日保険者による健診・ 保健指導等に関する検討会
2.保健指導レベルの改善状況
<分析内容>
○ 前年度の特定保健指導終了者について、翌年度の健診結果から、性・年齢階級別に、特定保健指導を受ける前後の
・積極的支援
保健指導レベル(※)を分析
※ 積極的支援、動機付け支援、特定保健指導対象外等
○
分析対象者数 約20~30万人(各年とも)
<分析結果>
特定保健指導対象者のうち、腹囲が一定数値以上で、追加リスク(血
糖・血圧・脂質)が2つ以上該当か、1つ該当かつ喫煙歴がある、
64歳以下の者への支援
・動機付け支援
特定保健指導対象者のうち、腹囲が一定数値以上で、追加リスクが1
つ該当かつ喫煙歴がない者への支援
※ 血糖・血圧・脂質の服薬者は含まない
○ 積極的支援終了者
・保健指導レベルが全般的に改善傾向にあり、改善効果は年齢階層別では大きな違いはないものの、性別でみると
女性の方が男性より強い傾向
○ 動機付け支援終了者
・保健指導レベルが改善した者が一定程度みられた
特定保健指導(積極的支援)による保健指導レベルの改善状況について(平成20-21年度推移)
【男性(総数)】
【女性(総数)】
42.5
%
が改善
56.2
%
が改善
積極的支援により、男性では42.5%、女性では56.2%が保健指導レベルが改善
1年間の体重変化率と検査値変化 (積極的支援実施群)
収縮期血圧の変化
(mmHg)
-2,0
2
0
0,0
4
-2,0
-4,5*
-8,0
*
-7,0
*
1288,
960,
653,
345,
トリグリセライドの変化
175,
225
(n=5533)
-17,2
-40,0
-32,4*
-81,5
空腹時血糖の変化
(mg/dl)
1,2 *
*
(n=5533)
-5,1*
-7,3 *
(mg/dl)
HDLコレステロールの変化
(n=5533)
10,0*
*
*
*
2,0
0,1
2,1
2,9
*
5,3
*
4,2
0,8
0,0
(mg/dl)
0,15
0,10
1,0
HbA1cの変化
(n=5160)
*
0,09
0,05
0,0
-4,0
-5,0 *
-8,0
4,0
-60,1* -56,4 *
-100,0
-3,0
-3,6 *
6,0
-39,9 *
-80,0
-2,0
-2,4 *
8,0
-60,0
-1,0
-1,5
10,0
-20,0
変
化
量
8
6
12,0
0,0
2,0
4
-6,0
-8,5 *
*
9,6
2
-4,0
-6,4
(mg/dl)
0
0,3 *
(n=5533)
10
0,0
-3,7*
n=1887,
拡張期血圧の変化
(mmHg)
2,0
-1,3
-6,0
20,0
10
8
6
-0,2
-4,0
-10,0
(n=5533)
0,0
0,00
*
-1,2
-0,05
-3,0 *
*
-2,5
-0,10
-0,15
*
-4,7 * -4,6
-5,0
-0,20
-0,25
-6,0
体重減少率
0,00
-0,05 *
-0,10 *
-0,12*
-0,15*
-0,20 *
一元配置分散分析、* 0≦<2 群と比較して有意差あり
ポイント数やアウトソーシング先で結果に差が出る
積極的支援のポイントと体重減少効果
(kg)
5,0
4,0
3,0
2,0
1,0
0,0
保健指導機関B
保健指導機関A
5,0
4,0
P<0.001
4,6
3,7
2,0
2,1
1,2
1,0
0,0
200P未満(786)
300P未満(1537人)
200P以上(315)
保健指導機関C
5,0
4,0
3,0
2,0
1,0
0,0
P<0.001
3,0
ns
2,0
200P前後(292人)
1,4
300以上(132人)
5,0
4,0
3,0
2,0
1,0
0,0
300P以上(810人)
保健指導機関C
6ヶ月後血液検査の有無
2,2
P<0.05
1,5
血液検査あり
検査なし
ポピュレーションアプローチとして
健診結果やその他必要な情報の提供
(フィードバック)について
• ○ 個々の検査データの重症度評価を含めた健診結果や必要な
情報について、健診受診後すみやかに全ての対象者に分かり
やすくフィードバックすること
• ○ 生活習慣を改善または維持していくことの利点を感じ、対象
者の行動変容を促す動機づけを目的として行うこと。
• ○健診受診者全員に対し継続的に健診を受診する必要性を認
識してもらうこと。
• ○ 受診勧奨:通知等の送付にとどめず、面接等により確実に医
療機関を受診するよう促し、確実に医療につないだ上で、実際
の受診状況の確認も含めて継続的に支援することが重要。
健診結果とその他必要な情報の提供
(フィードバック)文例集
厚労科研研究班等が作成→学会認証
健診・保健指導機関⇔医療機関(医師会等)との連携に活用可能
【血圧高値に関するフィードバック文例集】
日本高血圧学会 了解
【脂質異常に関するフィードバック文例集】
日本動脈硬化学会 了解
【血糖高値に関するフィードバック文例集】
日本糖尿病学会 了解
【喫煙に関するフィードバック文例集】
日本公衆衛生学会 了解
【尿蛋白及び血清クレアチニンに関するフィードバック文例集】日本腎臓学会 了解
【尿酸に関するフィードバック文例集】
日本痛風・核酸代謝学会 了解
•
•
•
【利用上の留意事項】
○必要に応じて、適宜改変して使用可
○各検査項目の経年変化を確認、対応をすることが大切。
•
○血圧・脂質・血糖等のリスクを個別に説明しているが、複数の項目に問題がある場合等は、
注意喚起がいっそう重要になることに留意。
① 確実に医療機関受診を要する場合
(緊急度高)
○特定保健指導の対象となる者であっても早急に受診勧奨を行う。
○治療中断中の場合、または受診に前向きな姿勢ではない場合に
は、本人の考え方、受け止め方を確認、受療に抵抗する要因を考慮
したうえ、認知を修正する働きかけが必要。
「いつまでに」受診するかといった約束や、受診した結果を連絡して
ほしいと伝えるなど、期限をきめた伝え方も工夫する。
○受診勧奨後のフォローアップ
医療機関を受診し薬物療法が開始された者について、その後も治療
中断に至らないよう、フォローアップを行うことが望ましい。
(どんな指導や治療を受けたか?治療に前向きになれたか?)
② 生活習慣の改善を優先してもよい場合
(緊急度中等度)
○情報提供に際して、どのようなリスクがどの程度高まる状態なの
か、体的にどの点をどう改善するとよいのかといったポイントを盛り
込む。
○健診で認められた危険因子の重複状況や重症度を含めて、対象
者本人が自らの健康状態を認識できるよう支援する。
○受診勧奨判定値ではあっても(その程度、本人の希望によっては
)まずは保健指導を行って生活習慣の改善を支援したのち結果の
確認等の目的で医療機関での受療を促すという対応も考えられる。
○血圧・喫煙に対しては、健診当日対応することが望ましい。
③ 健診データに明らかな問題がない場合の
情報提供
○健康状態が良好であったことを伝える。(賞賛)
○健診データが改善している場合には、本人の生活改善の努力を評価し
、次年度も引き続き健康な状態で健診を受けるよう促すなど、ポジティブ
な対応が望まれる。(自信をもてる健診!)
○検査データの異常はないが、喫煙者や運動不足である等、改善の
余地がある対象者に対しては、生活習慣病発症リスクの高さ等に言及し
た上で、生活習慣の改善を促す。
○今後起こり得るリスクを説明し、継続して健診を受診することの
重要性を伝える(健診のリピーターを増やす!)
(*性・年代別平均値と個人の数値を比較するなどの方法もある)
75歳以上の者に対する
健診・保健指導の在り方
○ 糖尿病等の生活習慣病を軽症のうちに発見し、重症化を予防す
ることが重要。(未治療の生活習慣病の発見)
○ 身体状況等の個人差が大きいことに留意し、生活習慣病の予防
に加え、ロコモティブシンドローム、口腔機能低下及び低栄養や認知
機能低下を予防する目的も考慮。
○保健指導を一律に行うのではなく、本人の求めに応じて、健康相
談や保健指導を利用できる体制が確保されていることが重要。
○ 高齢福祉担当課、地域包括支援センターが介護予防関連事業を
実施している。高齢者の健診・保健指導については、データ等の相
互提供等に連携を図りながら実施する。
○後期高齢者に対する指針が発出された。(広域連合)
40歳未満の者に対する
健診・保健指導の在り方
○特定健診・特定保健指導の対象となる以前(例:30歳、35歳)に特定
健診に準じた健診を行い保健指導を実施することにより、40歳以降の
生活習慣病・予備群を減少させる効果が期待できる。
○ 20 歳以降の体重増加と生活習慣病の発症との関連が明らかなこと
から、適正な体重の維持に向けた保健指導、啓発が重要。
保健事業を企画する
• ターゲット層
(性・年齢、地域・職域、関心度、健康状態)
• 主体性重視の計画
行動変容のプロセスに応じた対策
(必要性の理解、モチベーション、楽しみ実現可能性、
達成感、成果、)
• 働きかけの実施主体 (役割・財源)
• 働きかけの方法(個人・所属団体・環境)
• 計画のモニタリング、情報集約と改善
地方自治体における部局横断的な
健康づくり戦略
多様なターゲット層
○○市民
働き盛り
子ども
主婦
元気高齢者
虚弱高齢者
障がい者
ターゲット層所属機関
医療機関・包括・施設・・
運動嫌い
患者
参加
働きかけ
会
の
ご
挨
拶
・
広
報
・
マ
ス
コ
ミ
住民地区組織
ボランティア組織
計画のマネジメント(進捗管理、企画、連携)
個別事業の効果的な実施
連携事業の推進(庁内、庁外)
生活系民間事業所
飲食店、サービス
インセンティブ・CSR
市役所
市長・議会
メタボ
健康な生活のための環境
公的施設
インフラ
民間施設
流通・交通
連携
情報共有 政策決定 予算化
健康な○○市をつくる、宣言
演習
テーマ「データ分析からアクションへ
~実際の保健事業につなげるために~」
グループワークについて
グループワークのテーマについて
※下記のテーマの中から各グループ1つのテーマを選択する。
①データヘルス(マクロ的データ)の読み込みによる事業評価
・個人、集団(市町村・保険者単位)、事業評価のありかた
・健康状況、受診状況、医療費状況の把握
・PDCAサイクルによって保健事業の質の強化
②健診受診率・保健指導実施率・メタボリックシンドローム改善率
の向上に向けた対策
・費用対効果を考えた保健事業の実施(アウトカムの重視)
・健診未受診者への働きかけ
・保健指導を受けやすい環境整備
・OJT(職場内教育)の強化
③重症化防止に向けての対策
・未受診者に対する受診勧奨
・治療中なのに、コントロールが悪い人の状況確認
④他機関との協力・連携による対策(ポピュレーションアプローチ)
・健康づくりに関する環境・体制の整備
・企業と健康保険組合、地域と職域のあり方
・活用できる社会資源(トレーニング施設・外食産業・福利厚生施設等)の掘り起し
流れ
1.自己紹介
・各グル―プで自己紹介。司会、書記、発表者を決める。
2.グループワーク
・選んだテーマについて話し合う。
3.発表
・代表 グループ
発表( 分)+ディスカッション( 分)
4.まとめ、質疑応答
・ディスカッションをふまえて、まとめ・質疑応答を行う。
分
分
分
1.自己紹介
• グループごとに自己紹介を行う。
• 司会、書記、発表者を決める。
分
2.グループワーク①
「現状確認」
テーマ(
)について
各自、ふせんに記入。(
分
分)
現在実施していること
実施できていないこと
課題として感じること
グループ内で情報交換しながらB紙に貼る。(
分)
2.グループワーク②
「今後の対策」
テーマ(
)について
各自、ふせんに記入。(
分
分)
講義を聴いて、
ヒントを得たこと、
参考にしたいと思ったこと
グループ内で情報交換しながらB紙に貼る。(
分)
2.グループワーク④
「今後の対策について考えてみよう」
テーマ(
)について
各自、ふせんに記入。(
分
分)
今後どんな保健事業ができそうか
グループ内で情報交換しながらB紙に貼る。(
分)
3.グループワークまとめ→発表
発表に向けて、準備。
分
発表 分+ディスカッション 分/グル―プ
分