植木氏の発表資料(パワーポイント)

Download Report

Transcript 植木氏の発表資料(パワーポイント)

WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
WCAG 2.0 解説
株式会社インフォアクシ
ア
植木 真
2006年5月7日
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
2
本日のアウトライン
1. WCAG 2.0 ワーキングドラフト概略
2. WCAG 2.0 解説
ベースライン
原則、ガイドライン、達成基準
適合
3. JIS X 8341-3 との比較
4. WCAG 1.0 との比較
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
1.WCAG 2.0 ワーキングドラフト概略
まずは、全体のアウトラインから。
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
4
WCAG 2.0 ワーキングドラフト
ガイドライン本文
Web Content Accessibility Guidelines 2.0
(WCAG 2.0) : Last Call
関連文書
Understanding WCAG 2.0
Techniques for WCAG 2.0
About Baselines for WCAG 2.0
W3C 勧告となるのは、ガイドライン本文のみ
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
5
ガイドライン本文: WCAG 2.0
原則
Webアクセシビリティの4つの原則で構成
ガイドライン
各原則の下に、特定の領域でどのようにその原
則が適用されるかを示す。
達成基準
各ガイドラインの下に、ガイドラインを更に詳細に
定義する。
適合への具体的な基準をテスト可能(Testable)
な記述で示す。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
6
関連文書: Understanding WCAG 2.0
WCAG 2.0 を理解し、実践するための
ガイド文書
達成基準の意図 (Intent)
重要な用語 (Key Terms)
テクニック (Techniques)
よくある失敗例 (Common Failure)
事例 (Examples)
利点 (Benefits)
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
7
関連文書: Techniques for WCAG 2.0 (1)
WCAG 2.0 に適合したアクセシブルな Web コンテ
ンツを制作するためのテクニック集
全般 (General Techniques)
(X)HTML (HTML Techniques)
CSS (CSS Techniques)
クライアントサイド・スクリプティング (Client-side
Scripting Techniques)
サーバサイド (Server Side Techniques)
SMIL (SMIL Techniques)
プレーンテキスト (Plain Text Techniques)
よくある失敗例 (Common Failures)
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
8
関連文書: Techniques for WCAG 2.0 (2)
各テクニックごとに詳細な情報を提供
解説 (Description)
事例 (Examples)
ソースコード (Code)
UA/AT サポートメモ (Notes on User Agent
and Assistive Technology Support)
テスト (Tests)
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
9
その他の関連文書
About Baselines for WCAG 2.0
WCAG 2.0 で新たに導入された “ベースライン”
というコンセプトについて詳細に解説。
Application Notes (予定)
特定のトピックごとに、関連する達成基準やテ
クニック等をまとめた詳細なガイド文書
例) 画像、リンク、テーブル、フォームなど
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
10
WCAG ワーキンググループ
Bruce Bailey (DoED/OCIO)
Frederick Boland (NIST)
Judy Brewer (W3C/MIT)
Ben Caldwell (Trace R&D Center,
University of Wisconsin-Madison)
Sofia Celic (The National
Information and Library Service)
Wendy Chisholm (W3C)
Michael Cooper (Watchfire)
Roberto Ellero (IWA/HWG)
Bengt Farre (Femtio Procent Data)
Becky Gibson (IBM)
Kerstin Goldsmith (Oracle)
Loretta Guarino Reid (Adobe)
Katie Haritos-Shea
Gez Lemon (IWA/HWG)
Alex Li (SAP AG)
Yvette Hoitink (Heritas)
Luca Mascaro (IWA/HWG)
Sorcha Moore (Segala)
David MacDonald (E-Ramp Inc.)
Roberto Scano (IWA/HWG)
Cynthia Shelley (Microsoft)
John Slatin (Accessibility Institute,
University of Texas at Austin)
Andi Snow-Weaver (IBM)
Christophe Strobbe (DoArch,
K.U.Leuven)
植木 真 (株式会社インフォアクシア)
Gregg Vanderheiden (Trace R&D
Center, University of WisconsinMadison)
計 26名
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
11
ラストコール以降のプロセス
ラストコールから勧告までは少なくとも6ヶ月
Candidate Recommendation - Webコンテンツをデ
ザインしてアクセシビリティを評価するためにWCAG 2.0
を用いた実装事例を収集する。
Proposed Recommendation - W3Cメンバーである
組織から仕様としての承認を得る。
Recommendation - 幅広く採用され、W3Cのミッショ
ンを促進するのに適切なテクニカルレポートとしてW3C
より公開される。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
2.WCAG 2.0 解説
ガイドライン本文の読み方を解説します。
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
13
基本的な考え方
特定の技術に依存しないこと
W3C技術(HTML、CSSなど)に限らず、将来の
新技術も含む、あらゆるWeb技術に対応するた
め。
勧告の対象となる原則、ガイドライン、達成基準
は抽象的な表現になっている。
ガイドラインとしての国際化
英語圏以外の、できるかぎり多くの言語、文化
の差異にも対応したガイドラインを目指している。
日本語の事例が入っているのが顕著な成果。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
14
新しいコンセプトの導入: ベースライン
ユーザーエージェントでサポートされていて、動作す
ると想定した技術の一式のこと。
マークアップ言語 (XHTML、XML、SMIL、SVG、MathML、など);
プログラミング言語 (Javaなど。あるいは JavaScript などのようなス
クリプト言語も含む);
スタイルシート (CSS、XSL、そして XSLT のようなスタイルシート言
語など);
データ・フォーマット (画像フォーマット、ビデオフォーマット、オーディ
オフォーマット、および文書フォーマットなど); ならびに
API (アプリケーション・プログラミング・インターフェース。MSAA
(Microsoft Active Accessibility)、Java Accessibility API、など)
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
15
ベースライン: その背景
WCAG 1.0 が制定された1999年以降、多くの新しい
Web 技術が登場し、広範囲に及んでいる。
W3C 技術だけでなく、非 W3C 技術にも対応する必要。
言語、経済格差、およびその他の要因から、国や地
域による技術格差も生じている。
画一的な基準でガイドライン化することの限界。
特定の技術に依存して時代遅れとなってしまった
WCAG 1.0 の反省点を活かす。
新技術にも対応できるガイドラインである必要。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
16
ベースライン: 基本的な考え方
1.
2.
3.
Web コンテンツの全ての情報および機能が、たとえ
ユーザーエージェントがそのベースラインにある技
術だけをサポートしているときでも、WCAG 2.0 に適
合するようにしなければならない。
WCAG 2.0 への適合を主張する際には、そのベー
スラインを特定しなければならない。
ベースラインにない技術が用いられることもありうる
が、その Web コンテンツの全ての情報および機能
は、ベースラインにない技術全てがオンでもオフで
も、適合していなければならない。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
17
ベースライン: 事例 1
『HTML 4.01、 .GIF、 ならびに .JPEG』
これらの技術だけしかサポートしていないユー
ザーエージェントでも、Webコンテンツの全ての情
報および機能が利用可能でなければならない。
例えば、JavaScriptを使用してもよいが、その場
合は、JavaScriptをオフにした状態でも、全ての
情報および機能が利用可能である必要がある。
つまり、JavaScriptの代替手段/コンテンツが必要。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
18
ベースライン: 事例 2
『HTML 4.01、CSS、GIF、JPEG、ならびに
JavaScript』
これらの技術だけしかサポートしていないユー
ザーエージェントでも、Webコンテンツの全ての情
報および機能が利用可能でなければならない。
例えば、JavaScriptを使用する際には、
『Understanding WCAG 2.0』で “十分である
(sufficient)” として挙げられているスクリプトのテ
クニックを利用すればよい。
つまり、JavaScriptの代替手段/コンテンツは不要。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
19
ベースライン: 事例 3
『HTML 4.01、CSS、GIF、JPEG、MOV、AVI、
MP3、RM、RT』
マルチメディアの技術が含まれている。
例えば、ムービーにはキャプションと音声ガイド
がついていなければならない。そして、HTML版
などの代替コンテンツは不要である。
事例 1 や 事例 2 でムービーを使用する際は、
キャプションも音声ガイドも必須ではないが、
HTML版などの代替コンテンツ提供が必須となる。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
20
ベースライン: ベースラインにない技術
ベースラインにない技術を使用する際には、
以下の点に注意しなければならない。
全てのコンテンツと機能が、指定したベースライ
ンにある技術のみを用いて利用可能であること
ベースラインにない技術は、他のコンテンツを干
渉(壊したり、アクセスを阻んだり)しないこと
1. ベースラインにある技術だけをサポートしているユー
ザーエージェントで使用したとき
2. ベースラインにある技術とない技術の両方をサポート
しているユーザーエージェントを使用したとき
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
21
ベースライン: 注意点
ベースラインで指定するのはブラウザではな
い
「この Web サイトは IE 6.0 で利用するのが最適
です。」というのは、ベースラインではない。
“ベースライン” は、ブラウザあるいはユーザー
エージェントではなく、技術を指定する。
対象ユーザーの能力を指定するものでもな
い
そのコンテンツを利用するのに、どのような身体
的、感覚的あるいは認知的な能力が必要とされ
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
22
ベースライン: 誰が設定するのか?
基本的には、そのサイトの運営者/制作者
個々の制作者
組織(企業、非政府組織あるいは非営利組織な
どを含む)
行政体
W3C/WAI は原則として何も提示しない
WCAG 2.0 および関連文書でそのコンセプトの解
説および具体例、あるいはベースラインを設定す
るためのガイド文書を提供するのみ。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
23
ベースライン: 参考とすべき関連リソース
『Understanding WCAG 2.0』
各達成基準に関する詳細な情報
『Techniques for WCAG 2.0』
"ユーザーエージェント/支援技術のサポートメモ
"
その他
W3C以外の技術ベンダーによる技術文書
すでに、W3Cと各ベンダーが協業を開始。
日本語の Web サイト向けに、日本語のユーザー
エージェント/支援技術のサポート情報も必要か。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
24
想定するユーザー層
広範囲にわたる障害のある人々
全盲や弱視 (blindness and low vision)
聾や聴力喪失 (deafness and hearing loss)
学習困難 (learning difficulties)
認知制限 (cognitive limitations)
運動制限 (limited movement)
発話困難 (speech difficulties)
光源性の発作疾患 (photosensitivity)
その他
高齢者を含む多くのユーザー
多種多様なデバイスを利用しているユーザー
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
25
4つの原則
Webアクセシビリティの4つの原則で構
成
1. コンテンツは知覚できなければならない
2. コンテンツのインターフェイス要素は操作可能で
なければならない
3. コンテンツとコントロールは理解可能でなければ
ならない
4. コンテンツは現在および将来のユーザーエー
ジェント(支援技術を含む)での利用に耐えるも
のでなければならない
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
26
原則1. のガイドライン
コンテンツは知覚できなければならない
ガイドライン 1.1 あらゆる非テキストコンテンツ
には代替テキストを提供する
ガイドライン 1.2 マルチメディアには同期化した
代替コンテンツを提供する
ガイドライン 1.3 情報と構造を表現から分離で
きるようにする
ガイドライン 1.4 前景の情報をその背景と区別
しやすくする
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
27
原則2. のガイドライン
コンテンツのインターフェイス・コンポーネントは操作
可能でなければならない
ガイドライン 2.1 すべての機能をキーボード・インター
フェイスで操作可能にする
ガイドライン 2.2 ユーザーが閲覧あるいは入力操作の
時間制限を制御できるようにする
ガイドライン 2.3 ユーザーが光源性のてんかん発作を
引き起こす可能性のあるコンテンツを避けられるようにす
る
ガイドライン 2.4 ユーザーがコンテンツを探し、現在位
置を確認し、コンテンツ内を移動するのを手助けするメカ
ニズムを提供する
ガイドライン 2.5 ユーザーがミスを回避できる手助けを
し、起こしたミスを修正しやすくする
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
28
原則3. のガイドライン
コンテンツとコントロールは理解可能でなけ
ればならない
ガイドライン 3.1 テキストコンテンツを読めて理
解できるものにする
ガイドライン 3.2 コンテンツの配置と機能を予測
できるようにする
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
29
原則4. のガイドライン
コンテンツは現在および将来のユーザーエー
ジェント(支援技術を含む)での利用に耐える
ものでなければならない
ガイドライン 4.1 現在および将来のユーザー
エージェント(支援技術を含む)との互換性をサ
ポートする
ガイドライン 4.2 コンテンツがアクセシブルであ
ることを確認する、またはアクセシブルな代替コ
ンテンツを提供していることを確認する
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
30
達成基準
“優先度” ではなく、”達成基準”
WCAG 1.0の各チェックポイントには、アクセシビ
リティにおけるインパクトによって “優先度” を設
定
優先度3のチェックポイントは、優先度1よりも重
要ではないかのような印象を与えていた
達成基準は全てテスト可能(Testable)である
1. コンピュータのプログラムによってテスト可能
2. 人間の判断によってテスト可能
同じコンテンツを同じ達成基準でテストすれば、同じ結
果が得られることを目指している
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
31
達成基準のキーワード
特定の技術に依存せず、将来にわたって有
効なガイドラインを目指しているため、用語や
表現が非常に抽象的になっているのが特徴
1. Webユニット (Web unit)
URIで特定できる、いわゆるWebページのこと。
2. プログラム的に決められていること
(programmatically determined)
ユーザーエージェントや支援技術が解釈できるように、
ソースコードで示すこと。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
32
達成基準 3つのレベル
レベル 1 達成基準:
1. 最小限レベルのアクセシビリティを確保する
2. 全てのWebコンテンツに無理なく適用できる
レベル 2 達成基準:
1. より高いレベルのアクセシビリティを確保する
2. 全てのWebコンテンツに無理なく適用できる
レベル 3 達成基準:
1. 付加的にアクセシビリティを強化する
2. 必ずしも全てのWebコンテンツには適用できない
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
33
適合レベル
レベルA
ユーザーエージェントが、指定したベースラインにある技術の
みをサポートしていると想定して、全ての レベル 1 達成基準が
満たされていること。
レベルAA
ユーザーエージェントが、指定したベースラインにある技術の
みをサポートしていると想定して、全ての レベル 1 およびレベ
ル 2 達成基準が満たされていること。
レベルAAA
ユーザーエージェントが、指定したベースラインにある技術の
みをサポートしていると想定して、全ての レベル 1、レベル 2
および少なくとも半分のレベル 3達成基準が満たされているこ
と。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
34
適合宣言(Conformance Claim)の内容
1.
2.
3.
4.
5.
6.
宣言の日付
ガイドラインのタイトル/バージョン: "Web Content
Accessibility Guidelines 2.0"
ガイドラインのURI: http://www.w3.org/TR/2006/RECWCAG20-YYYYMMDD/
満たした適合レベル: (レベル A、AA あるいは AAA)
適合宣言をするのに用いたベースライン (ベースライン技術
を適合宣言の中で列挙する、あるいは、もしそのベースライ
ンがどこかで公開されているのであれば、それを示すURIで
示すことができる)
宣言の範囲 (1つのURI、URIのリスト、など)
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
3.JIS X 8341-3との比較
JIS X 8341-3 と何がどう違うのか。
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
36
JIS X 8341-3 との考え方の相違点
JIS X 8341-3
(X)HTML+CSSを想定
明確な基準がない
現状の技術を想定
カテゴリによる9分類
技術/ユーザーの視点
WCAG 2.0
特定技術に依存しない
テスト可能な達成基準
“ベースライン” の導入
4つの原則による分類
UA/ATの視点
コンセプトや考え方に相違点はあるものの、
その中身はほぼ一致したものになってきている。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
37
参考: Essential Components of Web Accessibility
http://www.w3.org/WAI/intro/components
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
38
JIS X 8341-3 と WCAG 2.0 の比較
JIS X 8341-3 にしかない項目
5.8 a) 変化又は移動する画像又はテキストは,
その速度,色彩・輝度の変化などに注意して作
成することが望ましい。
Testableではないため、WCAG 2.0では無理か…。
WCAG 2.0 にしかない項目
全部で 11 項目ある
Excel 比較表を参照。
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
4.WCAG 1.0 との比較
WCAG 1.0 チェックポイントとの相違点。
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
40
WCAG 1.0 と WCAG 2.0 の比較
WCAG 1.0 チェックポイントとの比較
詳細は、ガイドライン 附録文書 D. を参照。
WCAG 2.0 で新しく加えられた要件
レベル1達成基準: 1項目
レベル2達成基準: 6項目
レベル3達成基準: 11項目
WCAG 1.0 にはあったが削除された項目
20項目 (うち 13 は優先度3チェックポイント)
© 2006 Infoaxia, Inc.
WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
Q&A
ご質問があれば遠慮なく :-)