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フッ化物は自然界に多く含まれる
 フッ化物は以下のものにも含まれる

土壌
植物
動物
全ての上水道
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フッ化物の作用機序
 エナメル質の溶解性を減少
 各種の抗菌作用
 脱灰エナメル質の再石灰化
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フロリデーションとは自然の状態
で存在するう蝕予防に最適な水源
のフッ化物レベルに地域の水道の
フッ化物濃度を調整するプロセス
のことである。
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「水道水フッ化物濃度調整」
(Adjusted water fluoridation)は
「水道水フッ化物添加」
(Artificial water fluoridation)
よりも好ましい用語である
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フロリデーションのフッ化物濃度は
一般的に0.7~1.2 ppmであり、そ
の濃度はその地域の気候に依存す
る。
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1 ppm とは非常に小さな割合
以下の割合と同じ
 長さ:10Kmに対する1cm
 時間:2年間に対する1分間
 お金:100万円に対する1円
初期の研究によると,
フロリデーションによる
う蝕予防率は
 永久歯:50~60
乳
%
歯:40~50 %
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供給されているフッ化物
(フロリデーション以外)

歯磨剤

洗口剤

水道水フッ化物調整地区で生産された食品・
飲料
フッ化物が利用され,全ての地区でう蝕が減少した結果,
今ではフッ化物のう蝕予防率は20-40%になっている。
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フロリデーションによって子供
だけでなく大人もその恩恵を
得ることができる:
フロリデーション地区では
歯冠う蝕と歯根う蝕が減少する
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フロリデーションは理想的な公衆衛生
的予防法である:
すべての年齢層に効果がある
 安全
 経済的
 社会の全ての人が平等に受けられる
 簡便である(う蝕予防のため特別な努力を必
要としない)
 歯科治療費を減少できる

フロリデーションの安全性は他のどの
公衆衛生的予防法よりも多くの研究が
行われている:
 55年間の実践経験
 為害性の証拠はない
 どの研究も安全性を再確認している
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歯のフッ素症とは歯の形成期にフッ化
物を慢性的に過剰摂取することによっ
て引き起こされる歯の低石灰化現象の
ことである:
 生後6年間の幼児期が重要。
 症状の範囲は白斑~小窩,着色。
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 フロリデーション地区の約10-20 %の人にマイルドな
歯のフッ素症が認められる
 審美的問題はない
 研究によると歯のフッ素症の増加は以下のことと関
連している:
 早い時期からのフッ化物配合歯磨剤の使用
 フッ化物補助剤の不適切な使用
 人工ミルクの長期間使用
フロリデーションは下記の組織によっ
て推奨されている:
 すべての主要な米国保健機関
 米国以外の多くの健康局
 アメリカ歯科医師会
 米国公衆衛生局
 世界保健機構(WHO)
 その他多くの保健機関
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フロリデーションは下記の機関によっ
ても支持されている:
 米国小児科学会
 米国小児歯科学会
 米国癌学会
 米国心臓学会
 IADR(国際歯科研究学会)
 その他多くの専門学会
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フロリデーション反対者:

類別が困難

自己利益のために反対する

他の基本的な健康事業にもしばしば反対する

一般的な問題についてアピールしようとする
 個人の権利,
汚染, 自然食
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最新の米国フロリデーション調査 (1992)

米国の人口の53%がフッ化物調整された水を
飲んでいる
1億3千5 00万人以上

このうちの62% が都市上水道によるものであ
る
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最近新たにフロリデーションを開始した
アメリカの都市:

ロサンジェルス(カルフォリニア州)

ラスベガス(ネバダ州)

サクラメント(カルフロルニア州)

ポートランド(メイン州)
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人口の50%以上がフッ化物調整され
た水を飲んでいる都市・国:

香港特別行政区

シンガポール

オーストラリア

マレーシア

アイルランド

ニュージーランド
フロリデーションの鍵
p
20
 効果的で経済的
 子供だけでなく大人も恩恵を受けられる
 使いつづけてもその利益は続く
 歯科に関わる経費を節約できる
 社会の全ての人が平等に受けられる
 結果(う蝕予防効果)は他に何もしなくとも自然に
表れる