ライフデザインドラッグーピル
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Transcript ライフデザインドラッグーピル
関東10ゼミ討論会
学習院大学 杉田ゼミ
非耐久財 林班
浅見 有香 ・ 東 里香 ・ 鎌形 なる美
城間 美南 ・ 林 里江
ピルとは
経口避妊薬
OC (Oral Contraceptives)
低用量ピル
卵巣から分泌される
2種類の女性ホルモン
クリニックで処方
ピルとは
1年間続けて使用したときの
失敗する確率
コンドーム
ペッサリー
ピル
0.3~14%
0.6~20%
0.1~5%
避妊効果の高い
女性主体の避妊薬
ピル情報局
http://www.pill-information.com/aboutoc/effect.php
本論構成
1.
2.
3.
現状分析
仮説
新提案
現状分析
日本のピル市場
服用者
2009年時点で推定約24万2000人
(国連調べ)
1ヶ月のピル費用
平均3000円
1年のピル費用
3000(円)× 12ヵ月=3万6000円
1年の市場規模
• 3万6000 (円)×24万2000(人)=約87億円
現状分析
海外のピル市場
●ドイツ
●フランス
オランダ
●アメリカ
(United Nations ・ Department of Economic and Social Affairs ・ Population Division : World Contraceptive Use.
2009)
現状分析
海外と比べると・・・?
●日本
(United Nations ・ Department of Economic and Social Affairs ・ Population Division : World Contraceptive Use.
2009)
現状分析
もしも、
日本女性の半分が服用したら・・・
●日本
現状分析
日本人の2人に1人が服用した場合のピル市場
億円
5000
4500
4000
3500
3000
2500
2000
1500
1000
500
0
4350
市場規模
50倍
87
現在
他の市場と比較すると・・・
総合感冒薬
胃腸薬
755億円
432億円
現状分析
自主アンケート
調査期間:11月6日
調査対象:現在ピルを服用していない女子大生68名
調査目的:現在の女子大学生の
ピルに対する意識を調査するため
現状分析
ピルに対する印象
ピルを使用したいと思いますか?
Yes
31%
No
69%
現状分析
ピルに対する印象
良く知らないから
こわい
値段が高いから
身体に悪いから
太るから
通院が面倒だから
服用が面倒だから
薬が嫌いだから
将来妊娠できるか不安だから・・・
現状分析
服用者へのアンケート
●ピル服用前の不安
●ピル服用後の不満
63.9%
副作用
毎日飲まなければならないこと
29.6%
太ること
不満は特にない
35.6%
経済的負担
33.4%
28.8%
毎日飲み続けなければならないこと
金額的負担
22.2%
避妊が確実にできるかどうか
13.6%
特になかった
周囲の意見・感想
10.5%
5.4%
医師の診察
1.6%
OCでは性感染症が予防できない
こと
1.5%
その他
2.2%
不明
23.1%
0.5%
12.5%
副作用
女性にだけ負担がかかること
医師の診察を受けなければならない
6.4%
4.6%
性感染症を防げない
3.2%
その他
3.0%
不明
2.2%
OC情報センター http://www.pill-ocic.net/
現状分析
ピルの副作用
マイナートラブル
血栓症のリスク
喫煙者の服用
現状分析
価格
ヨーロッパ・アメリカ
国や組織がピル代を負担してくれるケースが多い。
(Planned Parenthood米国家族計画連盟 等)
中国
薬局で日本より安価で売られている。
世界全体でピルを
数兆円売り上げている
製薬会社もある
日本のピルにかかる費用は高い。
現状分析
現状分析のまとめ
<問題点>
1.ピルに対する偏見が強い。
2.性教育が不十分である。
3.ピルの価格が高い。
ピルのイメージを明るくしよう!
私たちは
ピルの副効用に
注目しました
現状分析
ピルの副効用
ピルを服用すると例えばこんな良いことが…
ピルはクオリティオブライフ(QOL)を高められる
ライフデザインドラッグ!
現状分析
緩
和
減
経血量
生理痛
月経前症候群
改
少
他にも・・・
善
生理不順
ニキビ
多毛症
子宮外妊娠の
リスク
発症頻度低下
良性乳房疾患
子宮内膜症
子宮体がん
卵巣がん
骨粗鬆症
現状分析
OC情報センターによるアンケート調査
●ピルを飲もうとする主な理由
1.確実な避妊をしたかったから
54.7%
2.月経周期を安定させたかったから 44.2%
3.月経痛を軽減したかったから
40.2%
●満足している96.7%の理由
1.月経周期が一定になった点
2.避妊効果が高い点
3.月経痛が軽くなった点
61.7%
53.4%
46.4%
現状分析
OC情報センターによるアンケート調査
ピルに満足している?
やや不満
2.6%
不満
0.2%
不明
0.5%
満足度
96.7%
まあ
満足
41.7%
満足
55%
現状分析
OC情報センターによるアンケート調査
ピルを服用するきっかけの推移
80%
78.0%
70%
60%
54.7%
50%
44.2%
40%
30%
27.7%
20%
2001
2003
確実な避妊をしたかったから
2005
2007
月経周期を安定させたかったから
2009
現状分析
自主アンケート
• 生理の悩みは何か
その他
25%
生理痛
41%
肌荒れ 5%
イライラ
10%
生理不
順 19%
現状分析
避妊だけではなく、
生理の効果もアピール
しよう!
STPの決定
●Segmentation:生理の悩みを抱える女性
●Targeting:女子大学生
●Positioning:避妊だけではなく生理の悩み
も解決できる、ライフデザインドラッグ!!
仮説
仮説
1.ピルに対する偏見を取り除けば普及する。
2.費用対効果を考えるとコンドーム・生理用
鎮痛薬と比べてピルの方が有効である。
仮説
仮説1
ピルに対する偏見を取り除けば普及する。
自主アンケートより「なぜ購入に至らなかったのですか?」
・よく知らない
・通院が面倒
・高価
・服用が面倒
・太る
・こわい
・身体に悪い
・薬が嫌い
・将来妊娠できるか不安
偏見や間違った知識が多い!!
偏見や間違った知識を取り除けば、購入に踏み出せる!
仮説
仮説2
費用対効果を考えるとピルの方が有効である。
☆コンドームとの比較
コンドーム:避妊失敗率3~14%
ピル
:避妊失敗率0.1~5%
☆生理用鎮痛薬との比較
生理用鎮痛薬:痛みを和らげる
ピル
:痛みを和らげる
周期の一定
経血量減
仮説
ピルと近似市場との比較(0~3の4段階評価)
3
2
1
0
避
妊
の
効
果
が
あ
る
生
理
痛
を
軽
減
す
る
生
理
周
期
を
一
定
に
す
る
ピル
コンドーム
ニ
キ
ビ
・
肌
荒
れ
が
治
る
卵
巣
・
子
宮
内
膜
癌
の
予
防
生理用鎮痛薬
値
段
が
手
ご
ろ
新提案
3つの新提案♪
新提案
新提案①
広告をしよう!
女性専用車両広告ver.
大学女子トイレ広告ver.
女性専用車両広告ver.
○△製薬会社
ねぇみんな、ピルって知ってる?知ってる人も避妊し
たい時にだけ使う薬だと思ってない?実はね、ピルっ
て避妊以外にも副効用があって、みんなのつらーい生
理の悩みも解決してくれるんだよ!
生理周期が一定になったり、生理痛がだいぶ軽くなっ
たり、お肌だってきれいになっちゃったり♪卵巣がんの
予防にだってなるんだよ!!
★まずはお医者さんに行ってみよう★
ピルちゃん
新提案
大学女子トイレ広告ver.
実際にやってみた。
新提案
参考~COTTON USA~
新提案
あぶらとり紙のデザイン
表面
裏面
新提案
実際にやってみた。
新提案
新提案②
ピルチョコレートの配布
新提案
新提案②
表面
裏面
新提案③
携帯アプリで知ってもらおう!
病院へ行ってもらおう!
新提案
♪病院検索アプリ
病院
検索
口コミ
GPSで周辺検索
見たり
指定エリア
書いたり
新提案
新提案まとめ
①広告(女性専用車両、女子トイレ)
→ピルを詳しく知ってもらう。
②ピルチョコレートの配布
→ピルの抵抗をなくす。
③携帯アプリ
→ピルを身近に感じてもらう。病院へ行ってもらう。
今後の展望
16 years old
26 years
25 years old
24 years old
23 years old
22 years old
18 years old
参考文献
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芦野由利子,[1999],『ピルのことを知りたいー性と避妊を考えるー』,岩波書店
加藤俊治・尾澤彰宣,[1999],『ピルと性感染症がよくわかる本やさしい避妊のすべて』,有紀書房
井上栄,[2000],『感染症の時代―エイズ、O157、結核から麻薬まで』,講談者現代新書
Philip Kotler,[2000],Marketing Management, TheMillennium Edition, Prentice Hall
(月谷真紀訳『コトラーのマーケティング・マネジメントミレニアム版』ピアソン・エデュケーション)
上田隆穂、青木幸弘,[2008]『マーケティングを学ぶ<上>売れる仕組み』,中央経済社
【病院配布のパンフレット(非売品)】
牧野恒久,[2000],『教えて!ピルのこと』
「United Nations Department of Economic and SocialAffairs ・Population Division : World Contraceptive
Use.2009」
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「緑井クリニック・バイエル社トリキュラー資料」
http://www.midorii-clinic.jp/images/benkyoukai/1008_017.pdf
「矢野経済研究所」 http://www.yano.co.jp/
「Dr.北村のJFPA クリニック」 http://www.jfpa-clinic.org/
「ピルとの付き合い方」 http://finedays.org/pill/formen.html
「バイエル薬品のサイト」 http://www.midorii-clinic.jp/images/benkyoukai/1008_017.pdf
「ホルモン環境の変化による副作用副効果」 http://www.est.hi-ho.ne.jp/ruriko/pill/reaction.html
「OC 情報センター」 http://www.pill-ocic.net/index.html
「性教育について」 http://www.hinin.info/kyouiku.html
「働く女性の状況」 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/03/dl/h0326-1c_0001.pdf
「生理のミカタ」 http://www.femalelife.jp/seirino-mikata/
「更年期障害、克服への道」 http://konen.tavell.net/index.html
「メルクマニュアル家庭版」 http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec22/ch241/ch241e.html
「健康医療の総合情報サイト|健康Salad」 http://www.k-salad.com/life/lady/b-labo12.shtml
「生理痛情報ナビ」 http://seiritsuu-navi.com/diag/checksheet.php
「アトラスレディースクリニック」 http://atlas-ladies.com/index.html
「Woman’s Medi Navi」 http://www.e-medinavi.com/
「ピル・わかるページ」 http://www.pill-page.com/
「プロスタグランジンと生理痛」 http://www014.upp.so-net.ne.jp/hatanodai-obgy/PG/PG.HTM
「Kurasse」 http://kurasse.jp/
「DAKKO」 http://dakko.jp/index.html
ご静聴
ありがとうございました!!