ファミリーレストラン3社の企業比較

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Transcript ファミリーレストラン3社の企業比較

ファミレス業界を覗いてみよう!!!
 <サンプル>
– すかいらーく
– ロイヤル
– デニーズ
さぁ、経営分析の
はじまりじゃー!!
作成者:藤井、宇野、阿部
経営分析の目的と考え方
 会社の数値による経営状態の分析
• 目的
経営管理
投資
• 種類
内部分析
外部分析
• データ 決算書他
決算書中心
経営分析データ

有価証券報告書
• 会社・事業の概況、営業・設備・経理・企業集団等の状況

会社財務カルテ
• 有価証券報告書に基づいて東洋経済がデータを作成

会社四季報
• 業績、株価、株主の名前、役員の名前など

雑誌、新聞記事
数字がいっぱいだけど、
根気よくがんばって!!
決算書類の種類

貸借対照表

• 事業年度末の財政状
態をあらわす。(資金
の運用と調達の状態)

損益計算書
• 事業年度末の財政状
態をあらわす。
• その項目が毎期経常
的に発生するかどうか
で経常損益の部と特
別損益の部とに大別
付属明細表
• 貸借対照表、損益計
算書の内訳明細で14
種類の明細表がある。

営業報告書
• 会社の活動状況と成
果を株主に報告する
書類。
個別決算と連結決算
企業単体の決算とグループ決算
親会社
個別決算
連結決算
子会社A
個別決算
連結決算の対象
関連会社
個別決算
持ち分法適用
子会社B
個別決算
連結決算の対象
経営分析の手法
 比率分析
• 相互比率分析...流動比率、固定比率
• 構成比率分析...自己資本比率、売上高経常利益率
• 趨勢分析
 実数分析
長所と短所をうまく
使い分けよう!
全体評価(弱点、問題点、他社比較、将来性など)

部分評価
•
•
•
•
安全性→支払能力
収益性→利益の状況
生産性→生産能率
成長性→発展する力

定量化できない要素
•
•
•
•
組織力
製品開発力
経営戦略
知名度
私たちは部分評価の方を
中心に勉強するよ
すかいらーくの会社概要
< 代表者 >芽野亮
 < 設 立 >1962年4月
 < 従業員数 >2,545名(準社員4万3千名)
 < 資本金 >約120億円
 < 事業内容 >

• レストランの経営
– すかいらーく、ガスト、SKYLARK-GARDENS、SKYLARK-GRILL
• 食を中心とするトータルライフコーディネイト
ロイヤルの会社概要
 商号
 代表者
ロイヤル(株)
昭和31年5月14日
稲田直太
 本社所在地
福岡県福岡市博多区那珂3丁目28番5号
 資本金
136億7600万円
 設立
デニーズの会社概要
 商号
 代表者
(株)デニーズジャパン
昭和48年11月16日
代表取締役社長・小原芳春
 本店所在地
東京都港区芝公園4丁目1番4号
 営業所
名古屋営業所・大阪営業所
 資本金
71億2500万円
 設立
会社の安全性をみる!
流動比率
固定比率
150%
100%
50%
0%
'97
5
'96
’9
'95
固定長期適合率
自己資本比率
120%
100%
すかい
らーく
ロイヤ
ル
デニー
ズ
80%
60%
40%
20%
0%
'95
'96
'97
7
200%
すかい
らーく
ロイヤ
ル
デニー
ズ
6
すかい
らーく
ロイヤ
ル
デニー
ズ
250%
160%
140%
120%
100%
80%
60%
40%
20%
0%
’9
300%
’9
350%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
すかい
らーく
ロイヤ
ル
デニー
ズ
'95
'96
'97
3社の安全性に関する各比率の分析

流動比率の理想は200%
• すかいらーく...3ヵ年とも100%を下回る
• ロイヤル...年々下降傾向
• デニーズ...上昇し続けている

固定比率の理想は100%以下
• すかいらーく...3ヵ年とも100%を上回る
• ロイヤル、デニーズはクリアしている

固定長期適合率は100%を上回ると要注意
• すかいらーく...わずかに上回っており、注意が必要
• ロイヤル、デニーズは100%を下回る

自己資本比率の理想は50%
• 3社とも50%を上回っており、理想状態にある
会社の収益性をみる!
売上高売上総利益率
売上高営業利益率
72
70
すかい
らーく
ロイヤ
ル
デニー
ズ
68
(%) 66
64
62
売上高経常利益率
すかい
らーく
ロイヤ
ル
デニー
ズ
'93
'94
'95
'96
'97
(%)
9
8
7
6
5
4
3
2
1
0
すかい
らーく
ロイヤ
ル
デニー
ズ
'93
'94
'95
'96
'97
7
'9
5
'9
'9
3
60
8
7
6
5
(%) 4
3
2
1
0
3社の収益性の分析結果
3社とも仕入の原価率は一定している
 販売費及び一般管理費の占める割合が高い
 営業外損益はほとんどない
 営業利益率は一般管理費によって左右される
 経常利益率からみると、デニーズ、ロイヤル、す
かいらーくの順で収益力が大きい
 収益力評価

• デニーズ:AA
• ロイヤル:A
• すかいらーく:BB
会社の成長性をみる!
売上高伸び率
8
7
6
5
4
3
(%)
2
1
0
-1
-2
-3
経常利益伸び率
50
40
すかい
らーく
ロイヤ
ル
デニー
ズ
95
96
97
20
(%)
10
0
-10
-20
-30
当期純利益伸び率
250
200
すかい
らーく
ロイヤ
ル
デニー
ズ
150
100
50
0
-50
30
95
96
97
95
96
97
すかい
らーく
ロイヤ
ル
デニー
ズ
3社の成長率比較

売上高伸び率
• すかいらーく、ロイヤルにおいて、マイナスになった年がみられ、また全
体的に伸び率が小さいことから、3社ともに成熟期に近づいていることが
予測される。

経常利益伸び率
• デニーズは安定して力を強めてきていることがわかるが、すかいらーく
は、力が衰えてきていると言える。またロイヤルは97年度にわずかなが
らマイナスとなっており、このまま下がり続けるようであれば、力が弱ま
り始めていると言える。

当期純利益伸び率
• 3社とも、当期純利益伸び率は、経常利益伸び率に従っており、特別損
益項目の影響は、ほとんどなかったと言える。
おつかれさまー!!