教師にとっての情報モラル・セキュリティ

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Transcript 教師にとっての情報モラル・セキュリティ

教師にとっての
情報モラル・セキュリティ
柏市立土南部小学校
教諭 西田 光昭
E-mail [email protected]
http://www.kiu.ad.jp/~nishida/
Who am I ? 私
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西田 光昭 (にしだ みつあき)
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柏市立土南部小学校 教諭
教務主任,情報教育担当

特定非営利活動法人柏インターネットユニオン
理事,運営委員,その他
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地域教育ネットワーク作りと運用
学校のICT環境作り
情報モラル指導いろいろ
概要
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教育の情報化
教師に求められる情報活用能力
学校体制として
教育の情報化

2005年をめざして
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
7.7人/台(5.4人/台)
教室2台のPC
ITを使って指導(プロジェクタ) 74.0%
50.6%
校内LAN
高速なインターネット回線 89.1%
276,000件
+ コンテンツ
社会の変化 ・ 学びの変化
教育の情報化

2010年をめざして(IT新改革戦略)



超高速なインターネット回線(ファイバー)
校内LAN
3.6人に1台のPC 周辺機器
 PC室40


移動用 40 教室 各2 特別室 6
IT指導力の向上 基準の具体化・明確化
校務の情報化 教員1人に1台
学びの変化 社会の変化
情報活用能力
わかりやすい授業
校務の効率化
情報活用能力

情報活用の実践力
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

情報の科学的理解


問題解決のために情報を収集する。
情報を整理して,考えをまとめる。
考えを人に伝える。
情報の概念,
情報社会へ参画する態度

情報モラル エチケット
新しい時代に生きる 基礎・基本
情報社会で生活するために
 メディアの特性を知って上手に
活用すること。
 メディアが生活に影響を与えて
いること
 メディア社会での安全なくらし方
メディアとのつきあい方学習(堀田 龍也著)より
http://www.justsystem.co.jp/book/kids/kyoiku5.html
どこで教師は学ぶか



情報活用の実践力
→ コンピュータの研修講座
情報の科学的理解
研修講座?
情報社会へ参画する態度
研修講座? 情報モラル研修
情報モラルコンテンツのいろいろ
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
ネット社会の歩き方
情報モラル・ネットワーク部会
学校インターネット
情報モラル研修教材
情報モラルサポートセンター
などなど
指導のための資料


【インターネット活用ガイドブック,モラル・セキュリティ編】
http://www.cec.or.jp/books/guidebook.pdf
【インターネット活用のための情報モラル指導事例集】
http://www.cec.or.jp/books/H12/pdf/b01.pdf
ネット社会の歩き方
http://www.cec.or.jp/net-walk/
情報モラル・ネットワーク部会
学校インターネット
http://moralnet.kashiwa.ed.jp/
情報モラル研修教材
http://sweb.nctd.go.jp/kyouzai_new/index.htm
“情報モラル” 授業サポートセンター
http://sweb.nctd.go.jp/g_support/
http://sweb.nctd.go.jp/support/
ネットワーク社会の影への対応
デマ・不正・詐欺情報
学校には望ましくない情報
人の権利の保護
個人情報の保護
情報の改竄
消費者相談から見ると
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ネット通販


オークション


商品不達・説明と違う・解約・注文間違い
ダイヤルQ2・国際電話


商品不達・説明と違う・解約・返品・追加代金・注文
間違い・誇大広告
利用後の法外な請求
マルチ・ねずみ講
※携帯端末の増加
人の権利の保護
 著作権
 著作者人格権

公表権・氏名表示権・同一性保持権
 著作権

 肖像権
複製件・上映権・演奏権・放送権・有線送信権・口述権・
展示権・上映権・領布権・貸与権・翻訳権・翻案権・二次
的著作物の利用に関する権利
個人情報の保護
児童生徒の個人情報を守る
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氏名
生年月日
住所
電話番号
個人を特定できる肖
像
成績
身体的特徴
家庭環境
出す必要がある
場合は,保護者
の文書による了
承を得る。
責任をどこまで

社会人として
違法行為



知らない?
見つからなければいい?
わかってはいるけど・・・
もし 子どもから
その言葉が出たら
責任をどこまで
児童・生徒・保護者にたいして

誰のもの?






作品
写真
名前
学習履歴
守秘義務
そのための手だては?
→ セキュリティポリシー便利さ・快適さ
安全性
セキュリティポリシーが必要



学校の情報は?
↓
そのリスクは?
↓
リスクにどう対応する
 システムとして
 ルールとして
5つのステップ
問題意識の共有化
リスクや資産の整理
リスク対応の具体策
ポリシーの作成
実際に運用 見直し
多くのトラブル事例




校内での紛失・盗難
校外での紛失・盗難
ウィルスの影響
部外者による漏洩
問題意識の共有化
処分の対象に!
懲戒処分の指針

職場のコンピュータをその職務に関連しない不適正な目的
で使用し、公務の運営に支障を生じさせた職員は、減給又
は戒告とする
指導監督不適正


児童、生徒等に係る重要な個人情報を、重大な過失により、
紛失し又は盗難に遭った職員は、減給又は戒告とする。
コンピュータの不適正使用


千葉県
個人情報の紛失、盗難


問題意識の共有化
部下職員が懲戒処分を受ける等した場合で、管理監督者と
しての指導監督に適正を欠いていた職員は、減給又は戒告
とする。
非行の隠ぺい、黙認

部下職員の非違行為を知得したにもかかわらず、その事実
を隠ぺいし、又は黙認した職員は、停職又は減給とする。
http://www.pref.chiba.jp/kyouiku/kyousou/tyoukaisisin/sisin.html
リスクや資産の整理
学校にある多くの情報


児童・生徒・保護者の個人情報
学校を運営するために欠かせない情報
学校における脅威

リスクや資産の整理
一般事例を元に自校を考える
リスクや資産の整理
何を 何から 守るか
リスク対応の具体策
どのように守るか
リスク対応の具体策
情報セキュリティ向上策

パスワード設定






学校のパソコン
個人のパソコン
ファイルにパスワード設定
ファイルやフォルダの暗号化
ウィルス対策ソフトの利用とアップデート
OSのアップデート
ハンドブック P18-19
暗号化による保護
リスク対応の具体策
同じようなUSBメモリでも
作るだけではダメ
ポリシーの作成
実際に運用 見直し


運用しながら見直し
 初回は早めに
数ヶ月
教職員が理解できるように
 研修
 マニュアル
教師にとっての
情報モラル・セキュリティ




教師にも情報活用能力が求められる
情報社会に参画する態度 の必要性
個人として
教師として
組織として情報安全への取組が必要
セキュリティポリシーを持つ
教師にとっての情報モラル・セキュリティ
おわり