2010-11年度 ロータリー財団の目標

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Transcript 2010-11年度 ロータリー財団の目標

東日本大震災とロータリー財団の関わり
国際ロータリー第2740地区ロータリー財団委員長
石坂 和彦
ロータリー財団の災害支援
大災害時には、直ちに復興基金を設立する。
チリ
ハイチ
日本
100万ドル
200万ドル
700万ドル(見込み)
世界中から、東日本大震災への支援が集まっております。
絆の力をこれからの時代大切に。
ロータリー財団は、アーチ C. クランフ
によって創設されました。
1917年、アーチ C. クランフ国際ロータリー会長は、
「世界でよいことをするために」基金の設置を提
案しました。1928年、5,000米ドルにまで成長した
この基金は、「ロータリー財団」と名づけられ、国
際ロータリーから独立した別機関となりました。
ロータリー財団の創設者、
アーチ C. クランフ(1916年
頃)(写真提供:Rotary
Images)
ロータリー財団の使命 : 「ロータリアンが、人々
の健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧
困を救済することを通じて、世界理解、親善、平
和を達成できるようにすること」
ロータリー財団の標語 : 『世界で良いことをしよ
う。(Doing good in the world)』
皆様からのロータリー財団への寄付
年次寄付
恒久基金
使途指定寄付
1,000ドル以上の寄付者をポール・ハリス・フェローと
言います。3年間利殖に回し、その運用益を運営費等
にあてます。
3年後に全額プロジェクトに使われます。
1,000ドル以上の寄付者をベネファクターと言います。
基金として積み上げ、元金には手をつけずにその運用
益のみを使用します。
ポリオ・プラスへの寄付等の使い方を指定した寄付が該当し
ます。
シェア・システムによって、
年次寄付は配分されます。
WF(World Fund)
国際財団活動資金
マッチング・グラント(MG)
3H補助金
GSE(旅費の部分)
他
世界中のロータリークラブで
使われています。
50:50
シェア
年次寄付は、この2
つの活動資金に
シュアされ、寄付年
度の3年後にいろ
いろなプロジェクト
に使われます。
DDF
(District Designated Fund)
地区財団活動資金
地区補助金(DSG)
マッチング・グラントの地区負担分
国際親善奨学金
世界平和フェローシップ 他
地区内のロータリークラブで使われ
ています。
すべての寄付が、世界中で使われています。
地球規模の危機的状況
・2050年には世界人口が90億人に近づくと推定
・その時に、現在のアメリカのペースで中国、インド、
アフリカ諸国の人々が消費するとなると地球が5つ必要になる。
サステナビリティ(持続可能性)三原則
1.経済効率
2.環境保護
3.社会的責任
ロータリー財団=国際ロータリーの重点6分野
ロータリー財団の
6つの重点分野とは?
平和と紛争予防/紛争解決
疾病予防と治療
水と衛生設備
母子の保健
基本的教育と識字率向上
経済と地域社会の発展
今後の復興へ向けて
• 東日本大震災のような巨大災害からの復興は、旧に
復する単なる復旧ではなく、進化であるべきと思量
します。
• 日本人の他人を思いやる心、絆の強さが世界を驚愕
させました。しかし、今後は心のケア等心理的復興
や、高度な防災・減災技術の向上が望まれます。
8
東日本大震災で被災者の思い
被災された方達は、「生きる」「生活する」「働く」
「自立する」「家族を養う」「事業で社会に貢献す
る」「地域社会を守る」など、今を生きる日本人とし
て一所懸命に頑張って生きておられます。
2011.6.8撮影
ロータリー・カードで東日本復興
を!
TRFが決定
この度、ロータリー財団管理委員会は
「2012年12月31日まで日本のロータリー・カード
のロイヤリティ0.3%は、ポリオ撲滅資金でなく、
東日本復興基金として使用する事を決定」
ロータリー・カードで日本の復興を支援する事にな
りました。
ロータリー・カードをご存知ですか?
ロータリー・カードはロータリアンの
『身分証明書』
『日常生活で誠意(思いやり)を実行する手段』
「ライフ・ライン」から考えよう!
現金を使う・・・生きることを支援する
電気、水道、ガス、食料、ETC、電話、・・・・
『ライフ・ラインに苦しむ、被災者とライフ・ラ
インで思いを共有すること』
2011.6.8撮影
《チリも積もれば山となる》
まずは1円から
9万人のロータリアンが
1万円の現金払いを、カードでの決済にすると、
270万円復興基金へ寄付が出来ます。
90,000人x 1万円x 0.3% =270万円
知らず知らずのうちに
2011.6.8撮影
ロータリー・カードはロータリアンの
身分証明書!
ロータリー・カードはRバッチと同じく、ロータリアンの
ステータスであり、身分証明書です。
カード利用で、会員の手数料など、負担なしで、
R財団、日本復興基金に貢献できます
誇りをもって、ロータリー・カードを示して、ご利用下さい。
Rゴールド・カードは年会費が必要ですが、より大きく貢
献でき、大きな特典が得られます。
2011.6.8撮影
日本を 『住みよい、暮らし易い、 良い
国に』する為に、
こころの中を見つめよう 博愛を広げる為に
『Reach Within To Embrace Humanity』
未だ、ロータリー・カードをご利用されていない方
に、今、ここで、カードを取得し、利用することを
決心して下さいませんか?そして、実行して下さ
い。
「超我の奉仕」を掲げるロータリアンとして、
ロータリーカードを使って、東日本の復興を
早めましょう!
2011.6.8撮影
ロータリー・カードの簡単な取得法!
1)Webからが早く、手続きも入手も簡単!
http://orico.jp/rotary
ロータリーカード
検索
カード取得後、引き落としの手続きが必要です
2)ロータリー・カード入会申込書
ガバナー事務所へお問い合わせ下さい。
2740地区ホームページからもアクセスできます。
2011.6.8撮影
ロータリー・カード利用の現状
(日本、2011年9月現在)
カード会員数
6,708枚
ゴールド・カード
912枚
スタンダード・カード 5,796枚
カード会員率
7.5%
カード会員率100%以上のクラブ 4クラブ
財団への貢献額
500万円/年
会員ゼロクラブ
850クラブ
会員ゼロクラブ率
36.9%
2011.6.8撮影
田中作次RI会長年度を
オール・JAPAN で盛り上げよう!
日本のロータリアンの皆さん
一人一人のロータリー・カード利用が、東日本の災害復
興を助けます!
Rカードの利用を、
全国へ浸透させることで、
田中作次国際ロータリー
会長年度を盛り上げよ
うではりませんか!
田中 作次RI会長エレクト
ロータリー財団には、現在14のプログラムが
あります。それを大別すると、基本的なプログ
ラムは、次の3つに分類されます。
• 人道的プログラム
地区補助金(DDFの20%上限)
マッチング・グラントの地区負担分、他
• 教育的プログラム
ロータリー財団国際親善奨学金、GSE
世界平和フェローシップ、他
• ポリオ・プラス・プログラム
教育的プログラムについて
・財団国際親善奨学生総数
全世界
日本
40,000人
7,500人
財団奨学学友
⇒
緒方 貞子さん
元国連難民高等弁務官
⇒
山崎 直子さん
スペースシャトル ディスカバリー搭乗
緒方貞子氏
国際協力機構(JICA)理事長
“繁栄の孤島”あり得ない
・これまで援助してきた発展途上国の支援!
・日本だけが利益を得る“繁栄の孤島”
という考えは通用しない
・G8からG20へ グローバルガバナンス
(国際的な統治体制)の課題
・単なる孤島になってはいけない。日本から海外へ!
海外から日本へ 世界と日本をつなぐ!
地区補助金について
1. 3年前の年次寄付額の50%が、DDF(地区財団活動資金)として地区に返ってきます。
2. そしてその20%上限の金額が、地区補助金として、地区内の事業に使われます。
身近な人道的事業に有効活用されています。
3. 2009~10年度
17クラブより申請
2010~11年度
17クラブより申請
2011~12年度
14クラブより申請
決定額
1,430,000円
決定額
1,290,000円
決定額
1,189,600円 ($16,730 )
4. 地区補助金に係る事業は、2ヶ年に渡る事業です。
初年度
計画年度⇒申請書を出す(基本、3月31日まで)
2年度
実施年度⇒補助金を受け取り、事業を遂行する。
5. 地区財団委員会が、ロータリー財団との橋渡しを、財団日本事務局を通じて致します。
6つの重点分野におけるロータリー財団補助金の
過去5年間の概要(2004-09年度)
527件
母子の健康 の 分 野 に お け る 補 助 金 授 与 額
7,172,184ドル
2436件
水と衛生設備 の分野における補助金授与額
30,484,779ドル
2718件
疾病予防と治療 の分野における補助金授与額
34,189,400ドル
2664件 基本的教育と識字率向上 の分野における補助金授与額
28,008,087ドル
1625件 経済と地域社会の発展の分野における補助金授与額
24,498,464ドル
434件 平和と紛争予防/紛争解決の分野における補助金授与額
20,460,000ドル
計)10,404件
(2009年~10年度) 約2,200件 約3,500万ドル
計)144,812,914ドル
ロータリー財団の
6つの重点分野とは?
平和と紛争予防/紛争解決
疾病予防と治療
水と衛生設備
母子の保健
基本的教育と識字率向上
経済と地域社会の発展
SHARE System Report
District: 2740
Program Year: 2012(2011-12)
As of Date: 23-Aug-2011
Share Account Transactions (US$)
Transaction
Amount
50% of APF Share Contributions from 2008-09
Balance
83,647.74
83,647.74
9,434.02
93,081.76
Carry Forward from 2010-11
139,217.40
232,299.16
Project Funding
-94,730.00
137,569.16
15,000.00
152,569.16
50% of Available Permanent Fund Share Earnings
District Transfers
DDF Balance for District 2740:
$152,569.16
2010-2011年度のロータリー財団の財政 (概要)
収入
寄付金
米ドル (100万単位)
プログラム補助金・及び経費
2009-2010
2010-2011
人道的プログラム
51.7
47.4
16.3
教育的プログラム
29.4
21.8
151.6
78.9
ポリオ・プラス・プログラム
120.2
77.9
災害復興基金/ポリオ・プラス以外の使途指定
2.4
4.1
グローバル補助金
2
12.8
使途推奨冠名基金
3.6
1.5
新地区補助金
0.2
6.3
268.5
208.5
パッケージ・グラント (Strategic Partnerships)
0.2
0.3
その他プログラム
1.2
2.1
54.3
119.5
204.9
168.6
322.8
328
2009-2010
2010-2011
16.5
17.5
5.2
5.7
21.7
23.2
226.6
191.8
年次プログラム基金
恒久基金
ポリオ・プラス基金
寄付合計
投資収益合計
収益合計
2009-2010
2010-2011
100.4
107.7
10.5
プログラム補助金と運営
米ドル (100万単位)
プログラム補助金・運営費合計
運営費
寄付推進
一般管理運営
運営費合計
補助金および経費合計
R財団東日本震災復興支援事業について
1.(平成23年12月22日現在確認数字)
東日本震災復興基金日本委員会(全て手弁当で運営さ
れている)
世界中より620万ドルが基金に寄せられている。
内500万ドルが既に承認され有効活用されている。
200件を超える申請中、100件が承認。
2.復興基金への寄付の締め切りが延長され、
平成24年6月30日までとなった。
平成24年3月31日まで事業申請受付されます。
「東日本震災復興支援事業」報告
大村ロータリークラブ(2740地区)
仙台宮城野ロータリークラブ
仙台市子供未来局保育部
事業内容「被災し心に傷を負った子供たちのために、絵本・紙芝居
等の児童図書を、市内11箇所の保育所・小学校へ寄贈した。」
ロータリー財団東日本震災基金日本委員会から
大村ロータリークラブ
仙台宮城野ロータリークラブ
2520地区より
合計
1,000,000円
200,000
200,000
600,000
2,000,000
子供たちの明るい笑顔の為、被災地へおもむいた。(1月18日、19日)
逆に元気を貰ったのは、私たちの方だった!
ただすべてが「これから」
がんばろう!東北
次の世代を担う子供達に幸多からん事を心より祈ります。
寄付をするという事は、
世界中の奉仕活動に
参加していると言う事です。
ロータリアン一人一人からの寄付は、世界中で有効に使われています。
ロータリー財団は、他の奉仕団体とは異なり、全ての寄付を奉仕活動に使
っています。
そして、貴重な寄付を使って、色々なプロジェクトを実行していくのは、皆さん
ロータリアンであり、皆さんの所属するロータリークラブです。
是非、有意義なプロジェクトをお考えいただき、「寄付をする。」だけではなく、
「有効に使う。」ことも考えてください。
ロータリー財団はなぜ必要か?
・ロータリーは国際的な組織です。そして、私たちロータリアンはその一員です。
・私たちの身近な地域で行なうプロジェクトも、発展途上国や低開発国で行なう
プロジェクトも、どちらも同じロータリーのプロジェクトです。
・人種、宗教、地域性、貧富の差等には全く関係なく、援助を必要としている人々
へ手を差しのべて行くことが、ロータリーにとって、また、ロータリーアンにとって、
大切なことだと考えます。
・私たちの寄付は、ロータリーを通じて世界中人々に対するいろいろなプロジェクト
に使われています。つまり、私たちは、寄付をすることを通じて、世界中の恵まれ
ない人々に手を差し伸べていることになります。
・ロータリーは、その組織では実現できなかったこういったプロジェクトを実行する
ためにロータリー財団を創設しました。
・「ロータリー財団はなぜ必要なのか?」。それは、世界中にたくさんの助けを求める
人々がいるからではないでしょうか。
ロータリーの夢を形にすることができるのは、
ロータリー財団です。
皆様のご協力をお願い申し上げます。
ありがとうございました。