なぜ会員増強維持が必要か?! - 国際ロータリー第2780地区

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Transcript なぜ会員増強維持が必要か?! - 国際ロータリー第2780地区

2014会員増強維持セミナー
「今なぜ会員増強維持が必要か?!」
後藤 定毅
(大和中RC)
2014年6月18日
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会員減少の推移
・世界
2000~01
2010~11
・日本
2000~01
2010~11
・地区
2000~01
2010~11
(約 10%増)
1,118,550人
1,223,413人
(約26%減)
119,076人
88,214人
(約28%減)
3,040人
2,205人
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会員減少の理由は?
日本経済の低迷と不安定、不透明な経済環境
中小企業経営者の高齢化、後継者不足、企業の減少、
地方都市の過疎化など社会構造上の問題
加えてその重大な要因は、
・日本経済の伸張とともに増強、拡大を急ぎ過ぎ、
ロータリー情報教育が疎かに
・ロータリーを知らない会員が多くなり、会員一人ひとりの
関心・愛情・熱意が薄れ、ロータリーに
自信と誇りを失いかけている
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出席率・マナーも低下
全国34地区の平均例会出席率も、
そして我が地区も会員減少に正比例
2000~01年度
88.61%(35地区)
2780地区
88.21%
2010~11年度
86.46%(震災2地区除く)
2780地区
84.62%
*例会への遅刻・途中退席が目立ち、
卓話中の私語、居眠りも多い
*他クラブへのメークアップもサイン(休会)の場所探し
*中には代筆まで
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魅力に陰り
*「理念のない組織は衰退する」というが、
理念はあるが、正しく伝えられていない
*理念本質が正しく理解されていないために、
会員の規範が薄れ、
会員事業所の不祥事も目立ち、
社会の信頼すら損なわれ始めている
*例会もそれ以外でもバッチ未着用会員も多く
ロータリアンの誇り、愛着が薄れつつある
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会員が減らない主要三ケ国
・ドイツ
2000年
2005年
2009年
・イタリア 2000年
2005年
2009年
・スイス
2000年
2005年
2009年
773クラブ
885クラブ
962クラブ
610クラブ
733クラブ
775クラブ
177クラブ
205クラブ
207クラブ
36,979名
43,800名
48,365名
34,900名
41,314名
42,564名
9,728名
11,230名
11,854名
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ロータリーの課題
内部(会員同士)
・クラブが元気で魅力的な存在でない
(そのためにはロータリーを学ぶ)
外部(地域の人々)
・ロータリーのことを知っているが、何を
しているかよく知らない
(そのためには公共イメージを高める)
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ぜひ
ロータリーを
そしてクラブを魅力あるものにし、
地域の人たちにロータリーは何か、
何をしているのかをわかってもらう
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そのためには
みんなでクラブの充実と活性化を
価値あるレベルへクラブを導くこと!
魅力的な元気なクラブをつくること!
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RI戦略計画
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会員基盤を
維持、
拡大する
成果のある
奉仕プロ
ジェクトを
実施する
ロータリー
財団のプロ
ジェクトに
参加し
支援する
クラブレベ
ルを超えた
指導者を育
成する
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シカゴの時代背景
成功を夢見た人たちが集まった、無法と腐敗の街
ロータリー創立の動機
無秩序な自由競争
事業家につきまとう孤独感
と疎外感
いつ敗者
になるかという恐怖感!
そんな街の中で心から信
頼し、語り合える友人が居
たらどんなにすばらしいこ
とだろう!
なぜロータリーに入会したのか
1)心を通わせる親睦をつくるため
2)事業を発展させるため
3)自己を研鑽するため
4)地域社会に貢献するため
5)国際的な親睦を深めるため
6)世界の困っている人を助けるため
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15
会員同士の親睦
• 人は知らない相手には冷たく、知りあいには優しい
• クラブ会員の親睦をさらに深める機会を作る
• 個人々々の多様性・異質性を生かし、最大限に
交流の機会を提供
• 上下関係、支配関係を排除し、徹底した平等関係
• 知りあいを広め、お互いに胸襟を開く
(童心にもどる・親類づきあい・家族づきあい)
結果
お互いの仕事・商売の相互利用・相互扶助
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ロータリーの魅力は
*一業種一人制度と相互扶助
*一週間に一度の職業の情報交換や、自分を磨き
高める出席の価値
*信頼信用を築く職業奉仕の理念
*ファーストネームで呼び合えるような親睦の価値
*任務の一年交代制による他者への思いやり精神の
涵養
*地域や世界のために良いことをする
*新世代を育成し、将来の人材を育てる
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効果的なクラブになる具体策
(さらに魅力を増すために)
◎ロータリー情報の充実・徹底、
提供機能の強化
*異なる職業の会員がお互いに刺激しあい、自らを磨き、
高め、職業奉仕・倫理を大切にする人の組織
*100年を超える歴史を有する組織
*地域・国際社会で奉仕する組織
*日本最大の奨学金制度を有する組織
《ロータリーへの理解不足・無関心を解消する研修》
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例会は?
• 童心に戻り、ロータリアンの心を癒す潤いと
やすらぎ空間・オアシスにする
• 元気を奮い起こす再生的機能をはたすようにする
• 激励し、祝福し、知恵を授けあう思いやりに満ちた
感動の場にする
• 会員相互に拍手を送りあい、温かく一体感溢れる
運営が行われるようにする
• 会員を温かく包みこみ、居心地を良くし、疎外感を感
じさせないようにする
結果
次週の例会が待ち遠しくなる
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例会を重視した温かいクラブ創り
*会長の時間は、周到な準備で望んでいるか
(ロータリーの友・ガバナー月信をよく読む)
*プログラムの充実(卓話者の選択)
*テーブルはいつも同じ人で座ってないか
*例会場には余裕をもって臨んでいるか
*卓話中は、スピーカーに顔を向けているか、
私語居眠りをしていないか
*不快感や相手を傷つける言動はないか
*欠席がちの会員は誘い合っているか
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さらに会員増強維持のためには
*家族が参加できるプログラムもより多く
*病気見舞い、退会者への感謝の労い
(病気の人に、また退会した人に年度初め
の挨拶状や年賀状を)
*会員間の派閥や確執を無くし、ロータリー
ライフを楽しく
*新会員がロータリーの雰囲気に溶け込め
るように、そして進んで声かけを
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会員全員の関与
*理事会や担当委員会だけのものにしない
*委員会や事業の透明性を高める
*一部会員による固定化を回避する
*会員の議論参加の機会を増やす
*会員全員がクラブのプロジェクトや業務、運営に
活発に関与する
*全員がロータリーについて知り学べば
結果
活発な会員になる!
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方針と役割の継続性
(クラブの長期計画)
*ロータリーの指導者は毎年交代する
クラブは継続的に指導者の育成が必要
*会長・会長エレクト・会長ノミニーの緊密な
連携と関与を考慮し、継続性の維持
*単年度制の良さを活かしながら、特に奉仕
プロジェクトなどの継続性に配慮
*これにより無責任な中断や悪しき単年活動の回避
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情報伝達を確実に
*クラブは国際ロータリー(RI)の会員
*地区はRIが便宜上定めた地理的地域
*地区はクラブを支援するためにある
地区とクラブ相互の信頼・信用関係の構築
*例会やクラブ協議会・プログラム・炉辺会合等で
RI
地区
クラブ
会員への情報伝達を
ていねいに、しっかり、確実に
そしてその逆の情報もフィードバックして
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クラブ研修プランの立案
クラブの枠を超えた将来の指導者育成の研修
クラブ指導者の地区研修会合への出席
新会員のための一貫したオリエンテーションの実施
現会員のための継続的研修の機会の提供
全会員への指導者育成プログラムの提供
*地区研修リーダー・ガバナー補佐
*パストガバナー・パストガバナー補佐
相談依頼
*地区委員長・有能な元地区委員長
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地区の活用・支援(1)
*研修委員会・研修リーダー
クラブの指導者育成研修に
*クラブ奉仕委員会
クラブ運営やロータリーの理念、歴史研究に
*公共イメージ委員会
リアルタイムの情報提供や広報活動に
*会員増強維持委員会
増強の成功、失敗事例の参考に
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地区の活用・支援(2)
*職業奉仕委員会
職業奉仕理念と倫理高揚の理解に
*奉仕プロジェクト(社会、国際)委員会
グループ・クラブの奉仕事業の情報に
*青少年奉仕(IAC/RAC)委員会,青少年交換委員会
次世代の育成や意識の共有のために
*ロータリー財団委員会
世界平和のためのプログラム参加による理解と支援に
*米山奨学、学友委員会
奨学金制度、活動の理解と支援に
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結論
ロータリーはクラブが基本
クラブを魅力あるものに
しなければ
会員を維持できない
会員を増強できない
したがってクラブは発展しない
社会的にも認知されない
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ロータリークラブの再構築
・クラブを超えたネットワークづくり
・奉仕活動を地区やグループと一緒に
・メディアやWEBを、のぼり旗、広告、チラシを
活用して活動の広報をする
最終的にはロータリアン一人ひとりが、
ロータリーのイメージを高める
最良の広告塔!
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『人生は一度しかありません。ロータリーは人生を豊
かに体験していくために、無限のチャンスを与えてくれ
ます。ロータリーと人生は別のものと考え、ロータリー
を単なるお付き合い程度にしか体験しない人は、せっ
かく宝の山に入りながら、それが解らずに過ぎて行っ
てしまいます。一方、ロータリーを深く、深く体験して行
く人は、やがて「ロータリーと人生は一つ」、の醍醐味
をしみじみ味わっていくことでしょう。』
30
Rotary
END