認知症に限らず

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Transcript 認知症に限らず

先生方へ
~福祉教育の一環として~
“認知症”について学んでみませんか?
●認知症について学ぶ学校が増えています
○認知症は身近な病気です
認知症は、脳の神経細胞が何らかの原因により死んでしまうことで、もの忘れや時間・場所
が分からなくなる等の障害が起こる病気です。高齢者に多く発症し、日本には200万人以上の
認知症の方がいるとされ、半分以上の方は地域の中で生活しています。
とても身近な病気ですが、「目に見えない」障害であるため、家族から理解されなかったり、
周囲の人から偏見を持たれたりすることがあります。認知症になってしまった家族・親戚を児
童・生徒が受け入れられず、関係が難しくなってしまう場合も生じています。
○福祉教育としての取組み ~総合学習や道徳の授業で~
そんな中、福祉教育の一環として、総合学習や道徳の授業の中で「認知症サポーター養成
講座」を開催する学校が増えています。
アンケートからは、講座に参加することで、認知症の症状や接し方について理解するととも
に、ご本人の視点に立って考え、その気持ちに共感すること、優しく声をかけたり、見守ったり
することの大切さに気づくことができました。このことは、認知症に限らず、小さな子どもやお年
寄り、障害のある方など、全ての方に通じることです。
◎認知症サポーター養成講座とは・・・
認知症について正しく理解し、認知症の方や家族を温かい目で見守る
「応援者(サポーター)」を養成する講座です。全国の自治体、地域、職場、
学校で開催されています。受講者には、サポーターの証であるオレンジリ
ングを無料でお渡ししています。
<市内の学校での開催例> これまで延べ15校、1,300人以上が受講
小学校:長命ヶ丘小(6年)、郡山小(6年)、荒町小(4、5年)、片平丁小(4年)
中学校:南小泉中(3年)、幸町中(2年)、仙台白百合学園中(3年)
小学校で開催した講座の様子
○アンケート結果
(ある小学校6年生の例)
Q「認知症」という言葉を
聞いたことがあるか
ない
5%
Q「認知症」が何か
知っているか
ある
95%
講座前
知っている
31%
知らない
69%
Q「認知症」がどんな
病気か分かったか
Q認知症の人にどう接すれば
いいか分かったか
分からなかった
2%
少し分かった
26%
少し分かった
17%
分かった
83%
講座後
分かった
72%
◎その他、感じたこと(自由記述)
・認知症のことを他人事みたいに思っていたけど、とても身近な病気なんだと思った。
・相手の気持ちを分かってあげることが大切だと分かった。
・色々な地域に認知症の方がいるけれど、そういう人がいたら、ちゃんと声をかけて助けてあげたい。
・アルツハイマーのおばあちゃんが頭に浮かんだ。具体的な接し方などが分かった。
⇒講座の内容・問合せ先は裏面へ!
●認知症サポーター養成講座を開催してみませんか?
◎内容 認知症についての正しい知識、接し方等を学ぶ講座です(1校時~2校時)
<開催例> ※授業時間や講座の内容は講師とご相談ください
小
学
校
中
学
校
紙芝居
・寸劇(15分)
+
講話(30分)
DVD(15分)
+
講話(60分)
キャップハンディ体験
+
グループワーク(25分)
(後日)施設訪問
学校毎の取組み
認知症サポーター養成講座(総合学習、道徳等)
◎講師 介護施設や行政等で認知症の相談・介護に携わる方で、講師を行うための 研修を修了して
いる方(キャラバンメイト)がボランティアで行っています
◎講座開催までの流れ
○講師謝礼は貴団体の基準でお支払い下さい。
(特に基準がない場合は交通費として2,000円程度)
①申込み (2ヶ月前まで)
学校・PTA
事務局
③講師等連絡 (調整後)
④テキスト、オレンジリング等受取(前日まで)
⑤講師謝礼
(当日)
⑤講座実施
(当日)
②依頼・調整
講師(キャラバンメイト)
※児童・生徒が主な受講者の場合、講師謝礼の支払いが困難な
学校・PTA向けに市の助成制度を実施しています(予算の範囲で)
○標準テキストを購入する場合、1部につき大人用100円、
小学生用50円、中学生用80円がかかります。
※講師が作成する資料を学校でコピーする場合、テキスト代は
かかりません
○標準テキストの精算、テキストやオレンジリングのお渡しは
事務局で行います。郵送を希望される場合、別途郵送料を
ご負担いただく必要がありますので、ご了承ください。
●よくあるご質問
Q「サポーターってどんな人?」
A「認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族に対して温かい目で見守ることが
できる人です。何か特別なことをやる人ではありません。認知症の人への【応援者】です。 」
Q「どんな団体が開催してるの?」
A「学校のほか、地域の町内会や民生委員、PTA、企業などで開催されています。」
Q「保護者や教師、地域の方が参加しても大丈夫?」
A「大丈夫です。これまでも、学年PTA行事として保護者の方と一緒に参加したり、地域の方と一緒に
参加した学校もあります。事前に事務局又は講師にご相談下さい。」
★お問合せ・お申込先★
■仙台市認知症サポーター養成講座事務局(仙台市健康福祉事業団介護研修室内)
電話:022-215-3711
FAX:022-215-3718
(〒980-0013 仙台市青葉区花京院1-3-2 仙台市シルバーセンター5階)
『仙台市健康福祉事業団』HP(http://www.sendai-hw.or.jp/kouza.html)から
申込書をダウンロードできます。
マスコットキャラクターのロバ
担当:仙台市健康福祉局介護予防推進室
電話:022-214-8317