Transcript 認知症とBPSD対応

国内平成２４年 ２１０ 万人の
認知症（⇒２０年後 ４００万人超？）
そのうち７～９割に
BPSD（認知症周辺症状）出現する
BPSDとは：Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia
認知症患者にしばしば出現する
知覚や 思考内容、
気分あるいは 行動
の 障害
桃崎病院 医療安全管理委員会
認知症 周辺 症状（ BPSD ※ ）
せん妄
不安
焦燥
抑うつ
心気
暴言暴力
※
幻 覚
睡眠障害
妄 想
認知症
中核 症状
記憶障害
判断力の障害
※
問題解決能力の障害
多弁
多動
依存
異食
実行機能の障害
過食
失語・失行・失認など
仮性作業
介護抵抗
不潔行為
BPSD: Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia
徘徊
ｵﾑﾂはずし 便いじり（弄便）
ろうべん
×「あーあ、汚いから触らないで！」
○ 手を添えて
「気持ち悪かったんですね」
「すぐにきれいにしますね」
（ 安心できる穏やかな声掛け
で接し、行為を否定しない ）
桃崎病院 医療安全管理委員会
ｵﾑﾂはずし
排便ﾊﾟﾀｰﾝの確認 と 対応策
ろうべん
便いじり（弄便） 出血性病変は? ⇐便潜血ﾁｴｯｸ
☯回数：多い⇔下痢は?下剤過剰は? ⇐下剤調整
止痢剤導入
肛門周囲皮膚炎は? ⇐撥水軟膏ｹｱー
少ない⇔食事摂取量や腸運動は?
☯硬さ：硬い→適切な水分摂取は?
⇐遅ければ改善薬
⇐栄養士検討
咀嚼は?食事の形状は?⇐歯科往診を勧める
☯時間帯：食後⇔ﾄｲﾚ誘導のﾀｲﾐﾝｸﾞ検討
⇐看護師、助士対応
夜間⇔日中食後に習慣化検討
※ すべての情報は援助者からの
積極的な収集が必要
⇐習慣化まで食後の座薬促し
桃崎病院 医療安全管理委員会
認知症（入院）患者 Person centered care
薬剤師
医 師
ご本人
栄養士、療法士
ｿｰｼｬﾙﾜｰｶｰ
検査技師、医事
ご家族
ｹｱ･ﾜｰｶｰ
ナース
など
※患者さんにとっては援助者も環境の一部
桃崎病院 医療安全管理委員会