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貿易・投資促進のための日本の取組
アフリカとアジアの貿易・投資の現状
10億US㌦
アフリカからアジアへの輸出額の推移
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アフリカ・アジア間の貿易・投
資は着実に拡大しています。
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例えば、アフリカからアジアへ
の輸出額は約10年前と比べ、2
倍以上に拡大しています。
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「TICADアジア・アフリカ貿易投資会議」(東京)
アフリカ・アジア各国、地域・国際機関から、700名以上の
政府関係者及び民間関係者が参加して活発な議論が行われました。
また、在京アフリカ外交団、国際機関、アフリカ関係団体等と連
携し、物産展示、投資セミナー等のサイドイベントを実施。
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1.TICADプロセスにおける取組み
☆「TICADアジア・アフリカ貿易投資会議」(2004年11月:東京)
アジア・アフリカの78ヶ国、24の機関から700人以上の参加者を集めて、アジ
ア・ アフリカ間の貿易・投資の促進を通じたアフリカ開発の推進を目指して、ビ
ジネス関係者も交えて具体的な議論を行いました。また、準備過程の一環として、
2004年5月にはマレーシアで「アジア・アフリカ官民合同フォーラム」を開催しま
した。
☆「アフリカ・アジア・ビジネス・フォーラム」
アフリカ・アジア地域間のビジネス形成のため、両地域の
民間企業同士の商談の場を提供しています。
第1回(1999年10月):マレーシア
第2回(2001年 7月):南アフリカ
第3回(2004年 4月):セネガル
2.貿易・投資促進のためのインフラ整備、人材育成等に対する支援を実施しています。
3.2003年4月より、後開発途上国(LDC)からの輸入総額の約93%を無税・
無枠化しています。
4.その他にも、投資ミッションの派遣、両地域の商工会議所間のネットワークの
形成を試みるなど、様々な取り組みを実施しています。
出典:IMF Direction of Trade Statistics
南南協力の促進のための日本の取組
アジア・アフリカ首脳会議
1.第三国研修
日本の支援により、アフリカから毎年500名以上の研修員が、アジア、
中南米、中近東及びアフリカの国々において様々な分野の研修を受け
ています。日本がこれまで支援を行ったアジア等の国々が習得した技
術を、さらに他の国に移転することが狙いです。アジアでは、ASEAN
諸国を中心に毎年約100名の研修員を受け入れており、今後、ますます
活発になることが期待されています。
2.ネリカ米
ネリカ米(New Rice for Africa: NERICA)は、病気に強いアフリカ
稲と高収量のアジア稲を交雑した、アフリカ陸稲の新しい有望品種で
す。高収量、耐病性、耐雑草性に優れる、高たんぱく、収穫までの期
間が短いといった特徴を有しています。日本は、TICADプロセス
の下、ネリカ米の開発・普及に対する支援を進めています。
(バンドン会議50周年記念)
2005年4月には、インドネシアにおいて1955年に開催されたバンドン会議の50
周年を記念して、アジア・アフリカ首脳会議が開催されます。会議では、アジア・
アフリカ協力の促進に向けた両地域間のパートナーシップの強化が図られる予定で
す。
これまでTICADプロセスを通じてアジア・アフリカ協力を推進してきた日本
は、両地域間の協力関係の更なる発展に向けて、引き続き積極的にイニシアティブ
を取っていく予定です。
「第3回アフリカ・アジア・ビジネス・フォーラム(セネガル)」
アフリカ・アジア両地域より多くの企業が参加し、59件・
約3,600万ドルの取引が合意に至りました。