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IICRCいしかわラウンドテーブル・セミナー講演要旨
期日:6月24日(土)p.m1:00~ 於:リファーレ4F大研修室
Agriculture and Human Well-being in Satoyama
~ 石川県の今昔からみた課題と方向 ~
三
月
土
屋
又
三
郎
‥
宝
永
四
年
『
耕
稼
春
秋
・
自
序
』
にえも
激て、そ
す播 の
るせ 父
あずそた
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こはせ
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言 る
伝
に
曰
く
、
金沢大学地域連携コーディネー
ター・客員教授 川畠 平一
なぜ今、里山と農業、そしてくらしなのか
§ 私の基本的認識
・里山は、いま崩壊の危機 = 人のくらし方が主因
・農業もまた崩壊の危機 = 決定的な担い手不足が主因
・基本にあるのは、国民の生活観と自然観、そして農業観の日常的乖離
現象ではないか!
§ 里山再生の途はあるのか
・再生へのさまざまな試みは多い。しかし、点が面になるに
は課題が山積、途半ば。必要なのは、生活観と自然観、そ
して農業観のコペルニクス的転換と融合=単なる回帰論で
は役に立たない。
・地域で地道に汗のかける人材が輩出するのが理想。そのため
にも大学人がめざすべきことは、“学際化”と“民学連携”
里山の農業とくらし
~その歴史と実態を探る~
定義:県土の60~70%を占める空間、農地・林地・漁港等を含む地域資源の宝庫
※里山≒ 「中山間地」(但し、奥山を除く)
特徴:人口は低密度で小集落が点在、自然景観に恵まれ豊富な農林水産物等を供給
、ローカル色豊かな加工食品、伝統文化の継承地
機能:いわゆる多面的機能の保有(洪水防止、土砂崩壊防止、海岸浸食防止、渇水防
止、水質浄化、生態系の維持、野生動植物の保護、自然景観の形成)ほか
§中山間地農業の現況
§県民の期待しているもの
*生産活動の停滞・米単一化の進行
*アウトドア活動、農林業体験の場
*谷地田等の耕作放棄が急増
*自然景観と伝承文化の保全・継承
*不在村農地・林地所有者の増加、労
働力の高齢化が進行
*洪水等の防止と野生動植物の保護
*産業活動への期待はやや稀薄
*用排水路等の維持・管理活動が困難化
50年前の中山間地農業と里山利用
~変わったのは、何か~
§昭和30(1955)年前後の里山と農家のくらし
・稲、麦、豆類、蕎麦等の作物生産に馬、和牛、鶏などの家畜を飼
養する半ば自給的複合経営が主流
・里山は、食材と燃料、そして堆肥等自給肥料の供給地となるな
ど、農家の経営と生活の重要な基盤
・農業技術は、人力と畜力が中心。農薬・化学肥料の施用は限定
的。農事暦、生活暦は地域の固有色が濃厚。
・生産・生活のあらゆる局面で相互扶助が支え。
§変わったことを振り返ると
・作物の単一化が進み商品生産が主流。技術も機
械力が中心。農薬と化学肥料依存度が高まり無
畜化も進行。
・里山利用は、生活・生産両面で形骸化・空洞化。
実 態 の 紹 介 Ⅰ ・ 能 登
~千枚田と「あえのこと」のむら・輪島市白米集落~
・むらの特徴:奥能登の観光スポットにもなっている千枚田のむら。集落と耕地は、外
浦海岸沿いの55階建て高層ビルの高さにある段丘に展開。
戸数24戸。うち農家数は現在実質4戸。年間150日以上農業に従事
する人はなし。兼業は、恒常的な形態多く老齢人口のウエイトも高い。
水田は14 ha のうち4haが耕作地。林野面積250ha、林野率80%。戦前
里山は林地のほか牧野、樹園地、普通畑等としての利用もかなりあり。
塩浜は水田化、半分は流失。
・その今昔:塩を焚くむらとして近世に開村。近世文書では石高十石余。三百年余前に
は五人の製塩経営者が在村、年間千八百二十俵を生産した記録。近世の棚
田は、2 ha 程度。明治期はこの三倍に増加。漁業、養蚕、塩、林業も盛
んでむらの経済も上向き傾向。大正、昭和前期は不況、恐慌等の影響で人
口流出、過疎化が始まり棚田が杉林に。
戦後の農地解放後は、林地の牧野利用、棚田の復元が進んだが次第に
米単作化が進行。昭和45年から米の生産調整も始まり生産意欲も低下。
耕作放棄地が急増、今から 10年前がピークで17戸が耕作放棄・放棄
地率は44%に達した。
・新しい動き:耕作放棄地は、輪島市・県等の支援と在村農家の努力で近年縮少傾向。
棚田の復元のほか伝承神事「あえのこと」の復活、水源等の改修が進
みつつあり団塊の世代の現役リタイア組の一部に帰農の兆しあり。
実 態 の 紹 介 Ⅱ ・ 能 登
~ブランド米「金蔵米」のむら・輪島市金蔵集落~
・むらの特徴:半島北部の町野川左岸に立地し、今なお中世の佇まいを残す寺
院や点在する集落と棚田が織りなす景観が見事な風景をかもし
出す戸数87戸のむら。農家数は現在46戸、水田面積は約4
0ha。戸数並びに戸当たりの耕作規模ともに能登地域では大き
い集落。
・その今昔:むらは山間のいわゆる僻地に点在するが、町野川流域の中核的な
役割を担う歴史をもつむら。里山と水源となってきた大きなため
池、そして周辺の山林所有とその利用をめぐる抗争は、人と里山
との永年の付き合い方を浮き彫りにしてくれる。農業専従者は老
齢化し数少ないが耕作放棄地率は、近年微増しているものの10
%以下に止まっている。
・新しい動き:このむらには、金蔵学校と称する数人の地域リーダーによる地
域興しのグループが活発な活動を展開している。山間の気象条
件を活かした「金蔵米」その米を酒屋との連携で醸造した「米
蔵」など農産物のブランド化に果敢にチャレンジするとともに
「万燈会」「寺院カフェ」など地域コミュニュティ活動の活性化にも継続
的・発展的に取り組んでいる。学ぶことの多いむらである。
実 態 の 紹 介 Ⅲ ・ 加 賀
~大型水田経営者のいるむら・小松市上八里集落~
・むらの特徴:梯川にそそぎ込む鍋谷川沿いに位置する戸数105戸
の混住集落。隣接する里山は、明治・大正・昭和と石
材の切り出し場や陶器窯が点在していたところ。集落
周辺に加賀産業道路が通り工場団地、ゴルフ場等が開
設、都市化の波に洗われている。水田面積は30ha、
農地の賃貸借、作業受委託がかなり早くから進行。
・その今昔:旧国府村の中央に位置し役場等があったむら。天明、天
保の頃ウンカ、冷害などで大飢饉に見舞われた記録あり。
当時防除技術の確立に熱心な十村が立てた虫塚がある。
・新しい動き:このむらには現在、耕作規模が約30haに達している
大型水田経営「北野農場」がある。昭和45年の土地改
良・区画整理以来進めてきた規模拡大の努力が稔った
からだ。有機米、糯米等の生産で付加価値の高い米づ
くりに取り組んでいる。
実 態 の 紹 介 Ⅳ ・ 加 賀
~炭焼き窯のあるむら・能美市火釜集落~
• むらの特徴:手取川左岸沿いを基点に展開する能美・小松丘陵に位
置する総戸数117戸のむら。北陸先端大の開学に伴
い新住民も急増。現在の農家数は14戸、’70年の7
割減。水田は約20haとこの30年間に6割に減少。
非農家の多い混住化のむらであるが通勤兼業が多く農
業労働力は若い世代まで健在、自作しているも少なく
ない。都市化の波の中での里山利用が課題。
• その今昔:旧山上郷に位置したこのむらは、手取川の氾濫等に悩み
ながらも米づくりに熱心なむらとして知られてきたむら。
しかし、加賀産業道路で分断された農林地や工場団地の
進出等で兼業化、非農家化が一挙に進行してしまった。
• 新しい動き:JR職員をリタイアした農業者が炭焼き窯を開設。里山の
孟宗竹や雑木林を利用した竹林炭生産にチャレンジ。県内
のトップリーダーとなっている。
里山の今昔をみつめると
~ 「石川県農村文化関係史料集」が描いた里山の農業とくらし ~
里山の今昔は、郷土史の渉猟や古老等のヒァリング、関連する統計資料、古文書等
の分析によって描いてみるしかない。 「石川県農村文化関係史料」全5巻(昭和58
~62年に石川県農村文化協会に結集した有志が執筆刊行したもの:会長は山崎利一氏)
は、平坦地の農業・農村の記述が中心であるがその手掛かりになる好著といえる。
・里山と農業の結合度
・里山と生活の結合度
百年前
五十年前
現在
全面依存
やや稀薄化
稀薄化
(刈敷き等)
(一部刈敷き等)
(放置等)
全面依存
やや希薄化
稀薄化
(薪木、食材等)(一部木炭、食材等)(一部食材等)
・生産・生活基盤とし
ての役割
・景観、水源の保全等
重
重
要
重
要
重 要
要
重
要
重 要
※この整理は私的な作業メモの段階
激変している里山の利用と中山間地のくらし
~農書「耕稼春秋」の世界・三百年間に変わったことは、何か~
• 巻之一「耕稼年中業事」:年間の農事暦を示すこの巻は、一年間12カ月
を旬別に米を中心として作物ごとの具体的な作業内容を適期、作業の留意
点等とともに記述。機械化が進んだ現在の農業と比べると、作季、栽培法
等に大きな違いが読みとれる。消滅した作業は極めて多い。著者は、現在
の金沢市神田に在住した十村役だが、惰農(技術の低い農民)を「並百
姓」にすることをねらいに執筆。巨樹地が金沢近郊でもあって里山と農業
に触れる記述はやや少ない。
• 巻之三「田畠蒔植物之類附三草四木」:上下二巻を費やして巻之二で扱っ
た稲以外の作物全52作物となぎ畑(焼き畑)の作物特性、栽培法、作業
上の留意点が記述。一部「農業全書」からの全面引用もある内容。現在で
も里山の畑に作付づける作物の記述がかなりある。「金沢から四、五里あ
るいは八、九里離れた山間の村々では焼き畑を行っている」という記述に
みられるように白山麓での畑でのローテーション、作業手順が分かる記述。
• 巻之七「農具之図」:耕起から収穫、運搬、わら加工農具に至るまでの農
具の素材、製造法等がスケッチ入りで詳述されている。手労働段階の農具
が中心で、里山仕事にまで記述は及んでいない。
激変している里山の利用と中山間地の農業
~農業センサス「集落データ」を読む~
•
1950年センサス段階のむらと農業:農家数=全世帯数の集落が圧倒的に多い
/有畜農家数はほぼ四割/農地の賃貸借はごく少数・自作農が圧倒的/作物は
稲・麦・粟・大豆・芋類を8割以上が作付け/菜種の作付けが16千戸以上/能
登で2ha以上の耕作農家は希有/農業機械の所有農家も希有/集落の共同出役は
ほぼ全戸出役 などが指摘でき、里山利用に依存する度合いが高い農業であった
ことが確認できる。
•
2000年センサス段階のむらと農業:農家数の大幅な減少/非農家数が増加/
有畜農家はほぼ皆無(一部の畜産経営農家は飼養規模を拡大)/農地の賃貸借、
作業委託が支配的/稲単作農家が急増/機械所有・利用農家が圧倒的に増加/共
同出役への参加農家が大幅に減少 など生産面での里山離れが急速に進んだこと
が確認できる。
・気づいたこと:自作農の空洞化=里山利用の形骸化。ひとつ、ひとつの集落
の特性がその変わり方に大きく影響している。
むらは、さまざまな顔をもつ。とくに、里山をもつむらはそ
の変わり方は千差万別。
先達が里山に託したかったこと
里山から学ぶ三箇条
§くらしを支える根源に眼を
……
§潜む輪廻の教訓を探れ
…
§地域資源の宝庫を守れ
度持 ぞ だん あ な ら来
もち 子 れに れ か をた
光を ど かご っ な 育な
お か て来
らこ も たっ
か こ たた
すめ た すて
い
よて ち ける し な 子な
、 、 て い い ど子
ぼ あ /、 な な も
くり だ、子 ど
は が 来れ 水 ど たも
何 と たか が も ちた
度 う ぞた ど た /ち
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何 気 たけ
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(
小
四
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ざ
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ん
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ル
の
つ
ぶ
や
き
中山間地農業の新しい動き
•
共通の特徴点:ここ数年、再生への力強い動きが目立つ。その特徴としては、
①NPO法人等新たな組織づくりを進めながら生産物のブランド化や
地域コミュニィティー活動に総合的に取り組む集落が多くなってい
る。
②新しい食材の発掘や加工技術の導入、シルバー労働力等の活用など
集落のエリアを超えた連携や活動レベルの向上等自主的な創意工夫
が出始めている。
③地域の環境問題など、里山の公益的機能を復元する地道な取り組み
も始まっている。
④最近では、食品企業等民間企業と連携した商品開発や独創的な販路
開拓などによって里山再生に弾みをつける地域が多くなりつつある。
などが上げられる。
•
地域的な動きで:平成14年に県がモデル地区とした19地区のなかで小松市西尾
注目されるもの 地区、志雄町の所司原地区、七尾市大呑地区、輪島市白米地区な
どが特産物のブランド化戦略、地域コミュニィティー活動の活性
化等での創意工夫が注目できる。
里山を活かす地域再生の途は、どんな途、
そして何が必要か~県の施策
・県の中山間地域対策~基本方針と行動指針のポイント
県の中山間地対策は、「基本方針」(H9.7策定)と「行動指針(H14.3)
に基づき推進されている。方針は、今後の施策推進の方向として地域の活性化、資
源の有効利用、組織横断的施策の推進を掲げた。「指針」は、県内19カ所のモデ
ル地区を指定、①地域産業の振興と人材育成 ②活力と安心を重視する地域社会の
実現 ③資源管理の基盤整備 ④都市と農村交流の促進 ⑤県民と連携した多面的機
能の維持活動の促進をそれぞれの地域特性に即して推進することを謳い、本格的な
取り組みが進行中。県内各地でユニークな動きが出てきている。
・新しい農業、農村ビジョンにみる里山支援
今年4月に公表された県の新ビジョン「いしかわの食と農業・農村ビジョン」は、
今後の中山間地対策を農業・農村の両面から重視している。農業は「環境創造型産
業への転換」を、また農村は「多面的機能の保全・発揮」を
キャッチフレーズにしており、中山間地についてはその特性を活かして特産物の産
地化やグリーンツーリズム関連の起業化、並びに集落間の連携支援などを推進する
ことを謳っている。
里山を活かす地域再生の途は、どんな途、
そして何が必要か~国の施策
•
最近の特徴:「直接支払い制度」を活用した集落協定づくりを推進。
耕作放棄の防止、水路・農道の維持管理、農業生産
体制の整備、環境保全活動などへの支援に取り組む
集落が増加中。交付金は5年間に限定されているが、
多様な動きが加速している。(~平成21年まで)
•
今後の展開方向:構造改革特区制度を活用した農家民宿の開設、地
元企業と連携した遊休地利用の特産品生産の拡大、
集落組織を主体とした都市住民の定住化、市民農
園の開設など、域外との交流をテコに地域の活性
化をめざす取り組みがさらに増加。
NPO法人、民間企業、集落営農等多様な主体形
成が本格化し、都市住民と連携したローカル色豊
かな地域・里山再生の動きが活発となる。
里山利用の課題と展望
§主な課題
・方向と課題は多様。極論すれば個々の集落ごとチェッ
クアンドレビューが必要!
・ 共通するのは、里山の利活用になかなか具体的な目途
がたたないこと!
§里山から見える農業とくらしのこれから
・農業の里山離れは、「中二階止まり」。変わるのは、
個々の集落特性を活かそうとする在村居住者の努力
・くらしの里山離れは、「新たな回帰現象」。村外か
らの新たなインパクトがそれを加速しよう。
私のメモ的里山再生論Ⅰ
~近未来の中山間地農業のイメージ~
§基本的なイメージは、紹介した四つの集落
※白米集落型 ~ 在村農家が主導するむらぐるみの里山
の活性化。
※金蔵集落型 ~ 在村非農家(NPO法人を含む)が
主導する地域ぐるみの里山活性化。
※上八里集落型 ~ プロ農業者が主導する 混住農村改
革型の里山活性化。
※火釜集落型 ~ 非農家、市民が主導する里山の活性
化。
註:これはまだ仮説段階のメモ程度のもの。
私のメモ的里山再生論
いたい人づくりと地域活性化の具体的戦略~
§人づくりの道筋
・むらのなかでの継承が基本。より広域的な人的ネット
ワークも必要。
・大学の『民学連携』等新たな支援の拡充、強化
§活性化の戦略
・戦略目標を手づくりで!
「できるだけ簡潔に、できるだけ民意を汲み上げた
ものに」
・里山から見えるものを大切に!
「事(史)実は事実(史)として認め、子や孫に何
を残せるかで合意づくりを」
~問
人づくりの想定例
金大の試み
里山里海の
「健康診断」
講演会
シンポ
農林水産
実践
保全作業
ネットワーク
能登半島・里山里海自然学校
エコツーリズム
先進事例視察
ビオトープ作り
小学校
中学校
発足
金沢大学
「角間の里山自然学校」
里山プロジェクト
地域活性化プロジェクト
農業法人,森林組合
土地改良区.漁協
里山駐村研究員
研究・普及機関
拡大
石川県立大学
能登プロジェクト
首都圏
NPO
(東京,大阪,・)
農業総合究センター
林業試験所・工業試験場
奥能登農林総合事務所
能登ふれあい海洋センター
いしかわ動物園
石川ふれあい昆虫館
自治体
石川県
珠洲市
輪島市
能登町
作成:中村浩二教授
能登半島 曼荼羅図
戦
略
づ
く
り
想
定
例
・
能
登
半
島
を
考
え
る
B
C
能登のやさしさ文化
民俗・生活文化
海民文化
伝統技術
健康づくり
持
続
型
社
会
・
産
業
農林水産業
地域ブランド
地域産業
バイオマス資源
リサイクル
自然エネルギー
醗酵技術
食文化
醸し文化研究所
(研究・地元講座)
自然と共生する
能登半島
「醸しの里」
AB;交流
グリーン・ブルー・
エコツーリズム
BC;文化
観光・研修
まるごと案内所
CD;産業
能登空港による
交通・流通
情報ネットワーク
(人と情報)
こころの癒し
総持寺祖院
里山・里海保全
風景保全
環境教育
文化自然大学
真脇遺跡
都
市
と
の
交
流
・
人
間
DA;風土
AC;伝統
BD;共生
横;流通
縦;学術
H17/1/23
EEN研
安田正志
(数馬氏案
を一部改変
して取り
込み)
能登の自然、風土と歴史
D
A
能登半島の海藻製品とその食品機能性
暖流と寒流が交わり、海岸線の多様な能登半島では様々な海藻が繁茂し、
この地方のみで食用とされる種類もある。
能登地域で市販されている
様々な海藻について
● 食物繊維含量、とくに
フコイダン含量
● ポリフェノール含量と
抗酸化性
について検討している。
これまでの
成果
生理機能の碓認
● クロモ、ツルモなどあま
り知られていない海藻製
品でフコイダン含量の高
いものがある。
● ポリフェノール含量はマツモ、
ハバノリで高く、強い抗酸化
性を示した。
今後の検討課題
機能性成分の単離
加工法の検討
輪島朝市
養殖の
可能性は?
能登漁村地域、
食品加工業の
活性化に繋げる
最後に~私がめざしたいもの
…
……
§めざしたい里山の復活!
水に /ど 空 /て 犬 だ
の見 っ も
だっ/
て
海ってま
記た 知
憶こ らく 水 /や て 半 わ
のと なる に 汚雲 分 り
せが い な さだ ヒ 以 は
上
いあ 地そ っ れっ マ
かる をし て てて ワ は 水
もと 訪て 人 い水 リ 水 だ
し感 れま 間 くか だ で ら
でけ
れじ たた に ら っ
て
なる と流 、 で き 自
いの きれ 自 海き ハ て 分
は て 分 もて チ い の
いに いだる体
前く も る っ し
…
§乖離現象を乗り越える
ためには?
藤
田
孝
治
(
中
三
)
2
0
0
5
年
ざ
ぶ
ん
大
賞
・
水
は
流
れ
る