Transcript システム管理 - 一般社団法人 神奈川県情報サービス産業協会

産能大学
情報サービス産業研究「経営情報学特講Ｂ 」
第２回：ＳＥとは
平成１７年９月２７日
（株）エヌ・エス・ピィ 片 桐 敏 雄
[email protected]
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
１．会社概要
目次
- SE とは １． システム開発の流れ
2. SEの定義・役割
3. SEに望まれる素質
4. PGとSEの相違
5. IT業界の現状
①SEの社会的地位
②SEの技術力
③IT業界の体制
6. 情報処理技術者試験区分
7. ＩＴスキル標準の動向
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Creative NSP
コンピュータと人と経験
この融合点こそ、エヌ・エス・ピィの原点です。
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会社概要
会社名
株式会社 エヌ・エス・ピィ
住
所
〒232-0013
横浜市南区山王町３丁目２４番８ 港横浜ビル３Ｆ
電
話
045-260-0680
代表取締役
片桐敏雄
設立年月日
1986年8月28日
払込資本金
3000万円
売上高
2004年度
社員数
33名
売上比率
受託開発（20％）、アウトソーシング（35％）、派遣・出向 （45％）
顧客形態比率
エンドユーザ （60％）、メーカー （10％）、大手ソフト（30％）
主要得意先
中山鋼業(株）、日鉄メタル建材（株）、NEC（株）、 NECソフト(株）、
NECネクサソリューションズ（株）、 ㈱アイネット、
ソニーグローバルソリューションズ（株）
2億5000万円
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
企業理念
1. 私たちは、社会の進歩と人間の幸せのために役立ちます
2. 私たちは、共に生きがいと豊かな生活を確保します
3. 私たちは、技術の向上に限りなく挑戦し努力します
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
経営方針
21世紀を迎え、IT（情報技術）とネットワーク技術（通信技術）は、私た
ちの生活や企業活動に欠かせないものになっています。今後さらに、ブ
ロードバンドネットワークの普及や携帯電話の高機能化に後押しされ、何
時でも何処でも必要な情報をやり取りできる「ユビキタス社会」が現実の
ものとなっており、情報サービス産業を取り巻く環境も「労働集約型」か
ら「知的集団」市場へ急速に変革しつつあります。
この新しい社会で、いかに時代の流れを迅速に捉え、ビジネスに付加価値
をつけるかが、企業に与えられた重要課題であると認識しております。
当社は「人が資本」を基盤とした “人材育成” “自己啓発” “生涯
学習”をモットーに企業自体も成長したいと切磋琢磨し、システムインテ
グレータ（技術者集団）として、社会の進歩と幸せの為に貢献してまいり
ます。
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
業態概要1
業種別売上比率
35%
30%
25%
20%
15%
10%
5%
0%
比率
製造業
30%
電気ﾒｰｶｰ 情報産業
20%
20%
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
食品
移動体
その他
10%
10%
10%
業態概要2
開発機種別
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
SO
開発
汎用系開発
オープン系
組込み
30%
10%
0%
50%
0%
10%
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
中山鋼業㈱ １
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
中山鋼業㈱ ２
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
中山鋼業㈱ ３
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
１.システム開発の流れ
１．お客様の要求を聞く
２．設計する
３．プログラムを作らせる
４．試験する
５．システムを納入する
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①
フェーズ
プロセス
企画(M)
最新技術知識
商品企画
要件定義(R)
提案／プレ
(S)
ヒアリング
要件定義
提案書
プレゼン／デモ
商談・契約
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
スキル項目
最新技術知識
技術動向調査
業界動向調査
業務知識
ヒアリング
要件定義書作成
提案書作成
商品知識
プレゼン技術
商談発掘
契約
②
フェーズ
プロセス
スキル項目
設計(D)
アーキテクチャ設計
アーキテクチャ設計
開発標準
概要設計
入出力設計
外部連携設計
性能設計
内部設計
プログラム設計
ハード／
インフラ設計
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開発見積
ＤＢ設計
機能設計
ハードウェア設計
ネットワーク設計
③
フェーズ
プロセス
スキル項目
実装(I)
詳細設計
プログラム(クラス)構成設計
プログラミング
エラー制御設計
論理構造
DB知識
言語習熟
論理構造
生産性
DBプログラミング
使用リソースの考慮
単体テスト
デバッグ
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④
フェーズ
プロセス
スキル項目
テスト(T)
システムテスト
テスト計画
システムテスト
最適化
レスポンス改善
リソース最適化
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⑤
フェーズ
プロセス
スキル項目
納品／運用
(O)
納品
機器手配
運用設計
DB設定
ネットワーク設定
導入指導
運用
顧客満足度管理
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⑥
フェーズ
プロセス
スキル項目
プロマネ(P)
対象プロジェクト
規模
複雑性
プロジェクト管理
統合管理
スコープ管理
納期管理
コスト管理
品質管理
組織管理
リスク管理
開発管理
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⑦
フェーズ
プロセス
ヒューマン(H) コミュニケーション
ネゴシエーション
リーダーシップ
情意項目
スキル項目
指示伝達
技術報告
文書作成
ユーザ対応
社内対応
プロジェクト指揮
責任感
自己啓発
人材育成
意思決定
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⑧
フェーズ
プロセス
スキル項目
ビジネス(B)
事務処理
事務処理
ビジネス知識
会計知識・関連法規
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２.SEの定義・役割
（1）コンピュータの最新情報、動向把握能力
（2）データ収集分析能力
（3）ユーザニーズの具現化能力
（4）仕様作成能力
（5）PGへの接続能力
（6）見積り能力
（7）品質管理
（8）進捗管理
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2-1.ＳＥの役割
お客様
SEの活躍分野
提 案・営 業
システム提案・助言
システム構想提案
・システム操作性の
確認
教育支援
システム要望
クレーム
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
開 発・導 入
導・発開
・システム運用の
訓練
・コンサルテーション
･ソリューション構築
・セールス
発入
・システム化案の
吟味・承認
コンサルテーション
・プロジェクト管理
・システム開発（設計・構築・製造）
・アプリケーション開発（設計・製造）
保 守・運 用
・ハードの導入・保守
・ソフトの導入・保守
・システムの管理・運用・保守
３.SEに望まれる資質
ス
キ
ル
S
E
基
本
技
術
テクニカルスキル
ヒューマンスキル
コンセプチュアルスキル
(深い専門知識)
(豊かな常識と責任感)
(問題発見・解決力)
コ
ン
ピ
ュ
ー
タ
技
術
力
シ
ス
テ
ム
技
術
力
プ
レ
ゼ
ン
テ
ー
シ
ョ
ン
力
ド
キ
ュ
メ
ン
テ
ー
シ
ョ
ン
力
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
力
情
報
収
集
・
管
理
力
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
交
渉
力
・
管
理
力
調
査
・
分
析
力
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
管
理
力
指
導
力
問
題
発
見
・
解
決
力
４.PGとSEの相違
・最近のIT技術者としての位置付けとしては、特に分か
れて定義していない。
しいて分けると「ITSS」においては、ITスペシャリスト、
アプリケーションスペシャリストの職種で、
エントリーレベル(レベル１、２)をPG
ミドルレベル(レベル３、４)をSEと分ける事もできる。
・簡単に表現すると、PGとはSEの設計をもとにプログラミ
ングをすること、SEはプログラム管理を含む、
システム開発全体の管理であり、SEの知識はPGの知
識を包含する。
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５.ＩＴ業界の現状
5-1.ＳＥの社会的地位
5-2.ＳＥの技術力
5-3.ＩＴ業界の体制
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
６.情報処理技術者試験区分
シ
ス
テ
ム
監
査
技
術
者
試
験
(AU)
情報システム
利用側
情報システム開発・運用側
独立
シ
ス
テ
ム
ア
ナ
リ
ス
ト
試
験
(AN)
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
マ
ネ
ー
ジ
ャ
試
験
(PM)
ア
プ
リ
ケ
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シ
エョ
ンン
ジ
ニ
ア
試
験
テクニカルエンジニア試験
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
デ
ー
タ
ベ
ー
ス
シ
ス
テ
ム
管
理
エ
ン
ベ
デ
ッ
ド
シ
ス
テ
ム
(PM)
(PM)
(PM)
(PM)
(AE)
ソフトウェア開発技術者試験
基本情報技術者試験
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
(FE)
情
報
セ
アキ
ドュ
リ
ミテ
ニィ
ス
ト
レ
ー
タ
試
験
上
級
シ
アス
ドテ
ミム
ニ
ス
ト
レ
ー
タ
試
験
(SS)
(SD)
(SW)
初級システム
アドミニスト
レータ試験
(AD)
７.ＩＴスキル標準の動向
7-1.ＩＴＳＳの必要性
7-2.ＩＴＳＳのスキルフレーム・ワーク
7-3.ＩＴＳＳのロードマップ
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
ＩＴスキルフレームワーク
マ
ー
ケ
テ
ィ
ン
グ
職種
ハ
レイ
ベ
ル
セ
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ス
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レベ
ル7
レベ
ル6
レベ
ル5
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ベ
ル
レベ
ル4
エ
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ベリ
ル
レベ
ル2
レベ
ル3
レベ
ル1
ITスキル標準に関するホームページのＵＲＬ
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
http://www.ipa.go.jp
エ
デ
ュ
ケ
ー
シ
ョ
ン
ＩＴ投資の局面と活動領域
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
ITSSに基づく「神情協ロードマップ」
レベル
能力開発
（共通）
プロジェクト
マネジメント
ITスペシャリスト
アプリケーションスペシャリスト
ｿﾌﾄｳｪｱ
4
海外研修Ⅰ
実践的問題
解決法
3
ミ
ド
ル
レ
ベ
ル
顧客対応
（NEC）
2
1
エ
ン
ト
リ
レ
ベ
ル
（
共
通
）
PMBOK IT
プロマネ実践
ﾈｯﾄﾜｰｸ
ｼｽﾃﾑ構築
マネジメント
ベーシック
ﾈｯﾄﾜｰｸ構築
技術（NEC）
設計技法に
関する講習
ＩＴリーダ育成
（ＮＥＣ）
ﾌｧｲｱｳｵｰﾙ構
築技術
LAN
ﾄﾗﾌﾞﾙｼｭｰﾄ
ｾｷｭﾘﾃｨｰと ｳｲ
ﾙｽ対策
インタビュー
技術（NEC）
Webｻｰﾊﾞ 構
築運用
DBサーバ 運
用管理
Ipv6 ネットワ
ーク構築
通信教育
TCP/IP 動作
と利用
JDBC
ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞ
ｵﾌｲｽ統合（
NEC）
ドキュメント
技術（NEC）
新人社員
ﾚﾍﾞﾙｱｯﾌﾟ
プレゼン
技術（NEC）
Linux
ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ
技術（NEC）
ネットワーク（
NTTS）
新人社員
ﾋﾞｼﾞﾈｽﾏﾅｰ
新人社員
業界ﾏﾅｰ
Ｗｅｂｱﾌﾟﾘｹｰ
ｼｮﾝ開発
VC++
ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾐﾝｸﾞ
新人教育
Ｃ言語応用
技術見学会（
経験者）
Ｊａｖａオブジェ
クト指向ＰＧ
XML概要と利
用技術
入門
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
DB入門 （
NTTS）
新人教育
Ｃ言語実践
新人教育
Java実践
技術見学会（
新人）
テスト技法
（NＥＣ）
開発見積書 １
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
開発見積書 ２
社団法人神奈川県情報サービス産業協会
職種
：
専門分野：
ソフトウェアデベロップメント
基本ソフト
レベル１
基本ソフトウェアに関する設計、開発、カスタマイズ、及び技術を行うことがで
きる。また、ソフト製品開発に参画した経験と実績を有している。
レベル２
基本ソフトウェアに関する設計、開発、カスタマイズ、及び技術支援のために、
開発チームのメンバとして、上位レベルの指導の下で、業務上における課題
の発見・解決
を行うことができる。
また、ソフト製品開発に参画した経験と実績を有している。
レベル３
基本ソフトウェアの開発担当部分に関する設計、開発、カスタマイズ、及び技
術支援のために、低度な複雑性（開発拠点、インターフェース数など）の開発
チームのサブ
リーダとして、自ら業務上の課題の発見・解決をリードすることができる。
また、ハードウェア適合設計などの技術・知識を活用し、担当機能のソフト製
品開発を遂行した経験と実績を有し、さらに、経験をもとに後進の育成ができ
る
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職種
：
専門分野：
ソフトウェアデベロップメント
基本ソフト
レベル４
基本ソフトウェアの開発担当部分に関する設計、開発、カスタマイズ、及び技術支援のた
めに、低度な複雑性（開発拠点、インターフェース数など）の開発チームのリー
ダとして、自ら業務上の課題の発見・解決をリードすることができる。
また、ハードウェア適合設計などの技術・知識を活用し、担当機能のソフト製品開発を遂行
した経験と実績を有し、さらに、経験をもとに後進の育成ができる
レベル５
基本ソフトウェアの開発全工程に関する設計、開発、カスタマイズ、及び技術支援のため
に、中・高度な複雑性（開発拠点、インターフェース数など）の開発チームの責
任者として、社内において当該職種／専門分野に係るテクノロジやメソトロジ、ビジネスを
リードすることができる。
また、ハードウェア適合設計などの技術・知識を活用し、全機能のソフト製品開発を遂行し
た経験と実績を有し、さらに、社内の後進育成、コミュニティ活動、論文、技術
レポートの執筆等のプロフェッショナルとして貢献することができる。
レベル６
基本ソフトウェアの開発全工程に関する設計、開発、カスタマイズ、及び技術支援のため
に、中・高度な複雑性（開発拠点、インターフェース数など）の開発チームの責
任者として、社外において当該職種／専門分野に係るテクノロジやメソトロジ、ビジネスを
リードすることができる。
また、ハードウェア適合設計などの技術・知識を活用し、全機能のソフト製品開発を遂行し
た経験と実績を有し、さらに、業界の後進育成、コミュニティ活動、論文、技術
レポートの執筆等のプロフェッショナルとして貢献することができる。
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