平成14年度 中高連携授業変革プロジェクト 研究推進構想 可茂地区

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平成15年度中高連携授業変革プロジェクト
研究推進構想
研究協力校: 岐阜市立加納中学校
岐阜地区
岐阜県立加納高等学校
これまでの取組と生徒の実態
◆中学校
◆高等学校
・聞くこと・話すことを中心とした言語活動を
展開することにより、誤りを恐れず積極的に
表現しようとする態度がはぐくまれている。
・ペアやグループによる活動を意図的に位置付
けることにより、互いの学習や技能について
関心をもち高め合おうとする気運が生まれつ
つある。
・さらに英語によるコミュニケーションが深ま
るよう表現力・理解力の基礎的・基本的な内
容の定着が求められる。
・統語規則や辞書指導等、理解にかかわる指導を
ていねいに行うことにより、4領域、特に「聞
くこと」「読むこと」にかかわる技能の定着し
つつある。
・創造性が発揮できるような活動やコミュニカ
ティブな題材・内容を位置付けることにより、
言語活動に対する意欲が高まりつつある。
・コミュニケーション活動等において、習得した
表現・技能を駆使しようとする積極さや自己表
現への意欲がさらに望まれる。
実践上大切にしていくこと、明らかにしたいこと
①中学校と高等学校の段階や系統を踏まえ、音声と文字、表現と理解のバランスに配慮した
言語活動を工夫する。
②英語によるコミュニケーションに必要な基礎的・基本的な内容を明らかにし、その定着を
図るとともに、駆使できるようなコミュニカティブな言語活動を位置付ける。
③個の学習状況(興味・関心、習熟の程度等)に応じた指導形態・学習形態を工夫する。
平成15年度の具体的な取組内容
◆中学校
◇研究テーマ
確かな英語力を身に付け、豊かにコミュニケ
ーションができる力を培う指導
①指導計画の工夫
・教科書教材や言語材料の確実な習得とその見届
け・評価の場を指導過程に位置付ける。
・生徒が運用する英語を中核として評価規準を位
置付ける。
②言語活動及び指導・評価の工夫
・基礎的・基本的な内容の定着を図るための繰り
返しの指導を位置付けるとともに、音声と文字
のバランスに配慮した言語活動の工夫をする。
・習熟の程度に応じるとともに、既習内容を積極
的に運用できる言語活動の工夫を図る。
・評価規準に基づく自己評価や相互評価を工夫す
るとともに、再指導の場を位置付ける。
③学習環境の充実
・英字新聞の常時掲示や“English Day”開催等、生
徒が英語に浸ることのできる環境を整える。
・ビデオやCD、コンピュータ等のソフトを整備
し、生徒自ら表現・理解の技能の練習・習熟を
図れるようにする。
◆高等学校
◇研究テーマ
音声を大切にした活動に重点を置いて、
4領域の技能の向上をはかるには
①指導計画の工夫
・中学校3年間の内容と関連・系統を踏まえ、「聞
くこと」を重点領域とし4領域のバランスに配慮
した指導計画を作成する。
②言語活動及び指導・評価の工夫
・基礎的・基本的な内容の定着を図るための繰り返
しの指導を位置付けるとともに、音声と文字のバ
ランスに配慮した言語活動の工夫をする。
・選択性や創造性が発揮できるようにするとともに、
英語運用の必然のある学習場面を設定する。
・聞き取り・読み取りにかかわる一人一人の技能の
習熟・定着を文字表現で見届ける評価を工夫する。
③学習環境の充実
・英字新聞や英字雑誌、速読教材の配備等、生徒が
英語に浸ることのできる環境を整える。
・実際の英語運用の楽しさや喜びを実感できるよう
に、外国人や留学生との交流やネイティブ・スピ
ーカー等による授業を多様に位置付ける。