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サービス管理責任者研修テキスト
分野別演習
「サービス提供プロセス
の管理に関する演習」
<介護(療養介護・生活介護>
平成23年10月6日・7日
サービス提供プロセスの管理の実際(分野別演習)
(目 次)
1 分野別演習のねらい
2 分野別演習の概要
3 分野別演習の展開イメージ
4 演習の実施方法
(1)「サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究」
(アセスメント及び個別支援計画の作成)
(2)「サービス内容のチェックとマネジメントの実際:ロールプレイ」
(支援会議等を想定したサービス管理責任者の役割についての体験的理解
及びサービス管理責任者の観点から支援内容を発展的に検証)
(3)国研修では「サービス管理責任者のための研修開催に向けて:振り返り・グループ
討議
(各都道府県研修を開催するにあたり、演習のねらい・事例選定・演習の実際の
運営などの理解)
1.分野別演習のねらい
・サービス提供プロセス全般の流れ(手順)について、事例を活用しながら検証する。
・アセスメント、目標設定、個別支援計画の作成など具体的な技術を習得する。
・ロールプレイ等を通じ、サービス提供職員への助言や指導のあり方を理解し、助言・
指導の方法を学ぶ。
・国研修では各都道府県研修の開催にあたり、演習のねらい・事例選定・演習の実際
の運営などを理解する。
そのために、以下のような取り組みが求められます。
(1) 研修受講者全員が主体的に参加する。
(2) 多様な職種の受講者間での意見交換により、幅広い視点を持つ。
(3) グループごとの結論を導くための協働作業を展開する。
(4) 司会進行、記録、発表等の役割を分担して担う。
(5) 効果的なプレゼンテーション技術を学ぶ。
(6) 他者への助言をする者としての配慮や深い洞察力を養う。
(7) (1)~(6)の取り組みの意味を振り返り、研修企画・運営力を養う。
2.分野別演習の概要
1.「サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究」
※ 事例に基づき、以下の項目に重点を置いて演習を展開。
・利用者像の適切な把握のために必要なアセスメントの実施
・時間軸に配慮した支援目標を含む個別支援計画の作成
・短期目標や到達すべき目標(ゴール)などの段階的な目標設定の必要性
2.「サービス内容のチェックとマネジメントの実際:ロールプレイ」
※ 事例を基にして、サービス管理責任者の役割、視点を振り返り、確認する。
※ 事例に基づき、以下の項目に重点を置いてロールプレイを実施。
・支援会議の場面を想定した会議の運営方法
・個別支援計画作成(修正)に際しての連携の持ち方
3.「サービス管理責任者のための研修開催にむけて:振り返り・グループ討議
※ 事例研究やロールプレイ体験を通して、各都道府県研修を開催するにあたり、演
習のねらい・事例選定・演習の実際の運営などの理解する。
分野別(介護)の研修のポイント
(アセスメント等)
○ 障害が重いから地域生活移行は困難と初めから決めつけずに、どのような将来像を描くかに
ついて利用者のニーズを明確化する支援が必要である。
→ 障害が重いから今の生活で仕方がないと考えがちである利用者から将来の希望を聞き
取り受け止めるアセスメント方法を理解する演習内容とする。
(個々人を尊重した支援メニュー)
○ 受動的に介護を受ける生活ではなく、利用者の興味・生きがいに焦点を当てて主体的に生活
する事を支援する計画を作成する必要がある。
また、地域行事への参加やボランティアの利用など社会参加に配慮した計画とする必要がある。
→ サービス管理責任者の業務において重要な視点(個別性の尊重、社会参加の促
進)が
確認でき、それが生活介護・療養介護の個別支援計画に具体的に反映できる演習内
容と
する。
(役立つ研修の企画・運営)
○ 既にサービス管理責任者の業務を理解して、一定の成果をあげている参加者が各都道府県
において、役立つ研修を企画・運営する必要がある。
→ 国研修では、サービス管理責任者の役割やサービス管理プロセスの重要性を学ぶのと
同時に、事例研究やロールプレイなどの体験学習の振り返りを通して、研修の企画のプロ
セスや運営のコツなどを学ぶ演習内容とする。
3 演習の展開イメージ
・各演習では、事例を用いながらサービス提供プロセス全般を扱う。
・各演習では、プロセスのどこにウェイトを置くか、演習課題の難易度の設定、事例を検
証する際の視点など、事例を取り扱うことをとおして知識や技術を学ぶ。
・各演習では、事例検討やロールプレイ後、この演習の方法について振り返りを行い、各
都道府県での研修開催に役立てる。
2日目午後
○事例検討やロールプレイを通して、 アセスメントや
支援計画の作成
○演習の振り返り
(演習のねらい・事例選定など)
4時間
3日目終日
4時間
○ロールプレイ体験を通して、実際の支援計画実施に向けて
必要なことに気づく。
○グループ討議にて、サービス管理責任者の役割や
マネジメント業務の理解
○演習の振り返り
(演習形式や運営の工夫)
4.演 習 の 実 施 方 法
(1)グループに分かれて実施
受講者を8人× グループに分けて実施。
メンバー構成は、職種などにより偏りがでないように事前に組み分けする。
また、各グループでは、演習ごとに司会進行、記録、(発表)等の担当者を決める。
(2)演習方式
研修参加者全員が参加意識を持ち、相互の意見交換により効率的に研修効果をあげ
るよう、小グループで検討するバズセッション方式を基本とする。
(3)演習スタッフ
講師となる演習スタッフは、全体進行と助言を担当する統括する演習リーダー1名、会
場内で各グループに対する助言などサポートを担当するファシリテーターを配置する。
(4)プレゼンテーションと全体総括
各演習とも、途中でプレゼンテーション等を実施し、グループ間での意見交換と演習
リーダーからの助言に基づいて総括を行う。
演 習(6日)
「サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究」
(アセスメント及び個別支援計画の作成)
《獲得目標》
アセスメントや個別支援計画の作成に関する知識と技術を習得す
る。
《内 容》
受講者には、事前課題として、事例の概要を読み込んだ上で、
「支援のための課題整理」を課す(指定様式)。グループ内でその
共有を図るとともに、個別支援計画の作成のための演習を行う。
《研修企画運営のポイント》
□ 演習がスムースに進行できるよう、アイスブレイクも疎かにしない。
□ 事前課題の事例選定等、十分な準備を行い実施する。
□ 演習(6日)の目的・手順を明確にして演習に入る。
□ 本人の状態やニーズの把握というアセスメントと支援の課題整理に演習の力点を
置く。
□ 個別支援計画の作成には、十分なアセスメントと支援の課題整理が必要であるこ
とを明確にする。
演習 「サービス提供プロセスの管理の実際 :事例研究」
(アセスメント及び個別支援計画の作成)
・提供された情報から初期状態の把握(アセスメント)や課題の整理方法を学ぶ。
・アセスメントから到達すべき目標や支援内容など個別支援計画の作成方法を学ぶ。
・演習を通して、研修を開催する際のポイントを学ぶ。
演習(6日)
13:10
13:25
ガイダンス
(15)
4時間
事例を使用
15:00
15:10
演習①(95)
・アセスメント
事例概要・
・本人状況
進行説明
・相談内容の確認
・支援方針の確認
15:50
16:00
演習②(40)
休
憩
・ロールプレイ準備
・ロールプレイ
・意見交換
17:00
演習③(60)
休
憩
・個別支援計画案の
作成
17:30
演習の
振り返り
(30)
・都道府県
研修のポイ
ント
・総括
演習(6日)の進行表
(1) 演習に関するガイダンス(15分)
①演習進行に関する説明と共通理解
②演習事例の説明
(2)演習①:アセスメント・本人状況・相談内容の確認及び支援方針の確認(95分)
①本人状況の確認
②支援方針の見立て、課題整理、ニーズ整理、援助目標設定
(休憩10分)
(3)演習②:・・・事業所内での支援会議のロールプレイ(40分)
演習①の事例について個別支援計画を作成するための支援会議のロールプレイを行う。
(休憩 10分)
(4)演習③・・・個別支援計画案の作成(60分)
演習①のアセスメント、演習②の支援会議に基づき支援計画案を作成
(5)演習の振り返り(30分)
都道府県研修のポイント・総括
11
(1) 演習に関するガイダンス
13:10~13:25(15分)
・演習の進め方、注意すべき事柄の説明
・事例の概要について説明
12
演習のポイント
☆事例を使ってサービス管理責任者の役割を理解する。
①支援の中心である親が高齢化し、自宅での生活の継続が困
難になる事例は、今後多くなる。
②サービス計画作成費の支給決定が少ない現状では、こうした
ケースの相談は、事業所のサービス管理責任者が核となって支
援を進めることを確認したい。
③相談支援専門員の業務と似ているが、事業所のサビ管が情
報発信し、地域連携をとっていくことを確認したい。
④事例を通じて、本人や家族からこのような相談があった時点
で、サービス管理責任者として、事業所内や外部機関とどのよ
うな連携をとるか確認したい。
⑤通所利用者が、居宅関係などの複数事業所の支援を受けて
いる場合は、各機関との共通認識の上、本人の支援を実施す
ることの重要性を認識してもらいたい。
☆事業所だけの支援を提供してれ良い・・・という考えを切り替え
てほしい。
事例紹介(抜粋)
・知的障害のあるMさん(52歳)は、家族状況の変化により、
在宅生活の維持が困難となってきた。
・母親からY施設のサービス管理責任者あてに、Mさんの今後
の生活について相談がある。
・Mさんは、現在利用しているY施設への通所を、引き続き希
望している。
(以下、略)
プロフィール(抜粋)
1.氏名・性別・年齢
2.障害名
3.障害程度・手帳
4.家族状況
M さん
男性
52歳
知的障害
区分4 ・ 療育手帳A2
両親と同居。
(以下、略)
社会資源の情報
① 所在地:K県F市(人口20万人)
② 福祉サービスの状況:事例の法人の他、知的障害
を主に支援する社会福祉法人は2箇所。
• 通所施設・知的授産系2箇所・知的更生系2箇所・入
所系事業所50名1箇所(空きなし):(短期入所5名)・
知的を主にしたGH:2箇所(各5名)CH:3箇所(各5
名定員。1名空きあり・体験型各1名も実施)
• 居宅介護支援事業所:主に知的障害を支援する事
業所2箇所
• 相談支援事業:委託相談支援事業所2箇所(社会福
祉法人・市社会福祉協議会)
• 隣接する2市にも、知的障害を主に支援する社会福
祉法人があり
演習の基本的な進め方の共通理解
1.演習進行に関するガイダンス
↓
2.アセスメント項目の検討と正確な状態把握
↓
3.グループごとのロールプレイ(支援会議)
↓
4.個別支援計画の作成・発表
↓
5.演習スタッフからの総括
(2)演習①
本人状況の確認(アセスメント)・支援方針の確認
13:25~15:00(95分)
1.相談及びアセスメント内容を確認する。
2.利用者の状態像を共有化する。(1・2で40分)
3.利用者のニーズの確認。
4.ニーズの整理。支援の目標を確認し、共有する。
(3・4で55分)
演習前半:本人状態を把握するためのイメージ図
(本人を知るため、ADL・IADL・相談記録・支援記録などの情報を整理するツール)
①現在状況の整理
★私自身のストレングス⇒私の強み・可能性
★生育歴・職歴のアセスメント
★本人の障害状況のアセスメント ⇒
⇒私は、今までこんな生き方をしてきました。
私の不安や苦痛、悲しみは・・・障害・病
気・困りごと
★家族歴・本人を取り巻く環境⇒私は
今このような生活をしてます。してきました。
個別支
援計画
演習後半:本人状態を把握するためのイメージ図
(本人を知るため、ADL・IADL・相談記録・支援記録などの情報を整理するツール)
①現在状況の整理
★私自身のストレングス⇒私の強み・可能性
★生育歴・職歴のアセスメント
★本人の障害状況のアセスメント ⇒
⇒私は、今までこんな生き方をしてきました。
私の不安や苦痛、悲しみは・・・障害・病
気・困りごと
★家族歴・本人を取り巻く環境⇒私は
今このような生活をしてます。してきました。
個別支
援計画
②将来の暮らしに向けた支援
★利用者のニーズ・希望する生活の確認⇒私は、こうゆう生活をしたいです。私の願いは○○で
す。・夢・要望は・・・○○です。
グループ
記入様式1
ニーズ整理表
○○さんのストレングス
ニーズ・希望するこ
と
現在状況の確認
(利用者の意向・
ストレングス)
現状等から、支援者が気
になること
利用者名
さん
○○さんが望むこと・希望など
ニーズに応えるための支援
ニーズを満たすための目標
記入例:演習事例とは
関係ありません。
ニーズ整理表
グループ
記入様式1
利用者名
○○さんのストレングス
・働く意欲はある。
・就労に向けた力もある。
・自宅に住んでいる。
・家族の理解もある。
ニーズ・希望すること
・一般企業で仕事を
したい
現在状況の確認
(利用者の意向・
ストレングス)
・働くことの力は
十分ある。
・本人の意欲もあ
る。
さん
○○さんが望むこと・希望など
・私は、働く訓練をして、一般企業で仕事
をしたい。
現状等から、支援者が
気になること
ニーズに応えるための支
援
①朝起きることが出来
ない。生活パターンの
継続が気になる。
①生活リズム(規則正し
い生活が継続)を作ろ
う。
・目覚ましを5個位置く。
・家族に起床の協力を
お願いする。
・職員が起こしに行く。
②通所先を含め、どん
な仕事を希望している
か支援スタッフと考え
る。
②本人に合った仕事内
容を支援者が把握でき
ていない。
ニーズを満たすための目標
①仕事のつくため、毎日通
所が出来るようになろう。
②どのような仕事が適して
いるかを探る。
(3)演習②
ロールプレイ(支援会議)
15:10~15:50 (40分)
1.演習①の事例について事業所内での支援
会議を想定したロールプレイを実施。
2.質疑とコメント
○それぞれのグループで感想などを発表する。
ロールプレイ・・・
役割演技(やくわりえんぎ)とは、現実に起こる
場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、
疑似体験を通じて、ある事柄が実際に起こった
ときに適切に対応できるようにする学習方法の
一つである。ロール・プレイング(英 role playing
または roleplaying)という。
ロールプレイ(ロールプレイイング)の目的
日常生活の中で、人は必ず様々な役割を背負って暮らしていることを考えますと、人生はまさにド
ラマと言えます。その中で、常に同じような役割ばかりをこなしていますと、新たな人間関係を作り出す
ことは大変難しくなります。
ロールプレイとは、参加者が自由な雰囲気の中で、あるテーマについて即興的に役割を演じ、協同
して、役割行動の変容を図るもので、日常生活におけるそれぞれの役割を見直し、新しい状況に応じ
られるようになることを目的としています。
(1) 日常生活における自分の役割を見直し、日常生活での課題を解決する手がかりを得る。
(2) 参加者全員が、感情の解放をします。
(3) 新しい、突発的な状況に応ずることができます。
したがって、ロールプレイは日常生活のリハーサルとも言えるでしょう。参加者はうまく演ずる必要
はありません。大切なのは、いかに自分なりに自発性を発揮して演ずるかです。
自発性が回復されれば、ロールプレイでの新鮮な役割体験は、新しい役割を日常生活に取り入れ
る原動力となります。
自発性とは、新しい状況においても、周囲と自分自身にとって、より適切な、望ましい対応ができる
ということです。一般に、人は、新しい状況に対しては、他人の意見や自分の既有の体験をよりどころ
として対応してしまいがちです。自発性は、そのような自分の外側から規制してしまうのではなく、自然
に自分の中から自分を動かしていくことです。
自発性は、まず役割をとること(役割取得)から、自発的に個性的に演ずること(役割演技)、さらに、
新しい役割を創造すること(役割創造)へと段階的に高まっていきます。
ロールプレイについて(概要)
1.ロールプレイとは
・ 現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、疑似体験を通じて、ある事柄が
実際に起こったときに適切に対応できるようにする学習方法の一つである。
・ 学習者は、役割を演じなければならないが、演じ方はたいてい演者の自由である。
・ 対人関係や態度・行動を通して行われる学習に用いられる。
2.ロールプレイのメリット
・ 意志決定過程にみられるような物事のプロセスについて学ぶ可能性が高くなる。
3.ロールプレイの方法
1)事前準備
・ シナリオ:準備の段階でシナリオを作成するか、役割だけを決めて自由に行うか、目的 によっ
て決定する。
・ 時間:決まっているわけではない
・ オリエンテーション:実施する前に学習者にその目的を十分に説明する。
2)実施
・ 実施中にロールプレイをビデオに録画しておけば、後で見直すことができる。
3)フィードバック
・ ロールプレイ終了後、気づきや学びを話し合うことで、学習を深め、広げることが大切
ロールプレイを行う上での注意
1) ロールプレイを理解しているファシリテーターをグループごとに配置すること
2) 事前準備(オリエンテーション):参加者が主体的に関われるように情報や知識の整理
3) 役割別の準備:各役割ごとに自分たちの役作りを行い,場面設定を話し合う
4) 役割演技・討議:役になりきって演ずる。時間内で場面を変えて複数回実施しても良い
5) 誰か一人が時間を占領しないこと
6) 振り返り(フィードバック):必ず自分の役やほかの役について感じたこと、考えたこと
を振り返る時間をとり、ロールプレイの後,他の人へ感情・しこりが残らないよう配慮
〈時間配分の参考例〉
1) 知識の整理(5分)
2) ロールプレイの実施
①役割別の準備(5分)
②1回目の演技(15分):個別支援会議の準備の支援者だけの話し合い
振り返り(5分)
③2回目の演技(15分):本人や家族も含めた関係者が参加した個別支援会議
振り返り(5分)
ロールプレイ
○各グループで役割を決めてください。
• サービス管理責任者・・・1名
• 施設長(管理者)・・・1名
• 主任生活支援員・・・1名
• Mさん担当生活支援員・・・1名
• 看護師・・・1名
※ポストイットに役割を記入して名札に貼って下さい。
※その他の方は、ロールプレイの様子を観察して下さい。
ロールプレイ
【演習の課題】は以下のようなことです。
○通所のサビ管として、支援方針の決定・合意形成を事業所
内でどのように行うのかを演習する。
○ロールプレイの中心は、サービス管理責任者になるように
留意する。
○母からの相談を受けたサビ管が事業所内のケース検討会
議で今後の方向性を検討。施設長や主任等にも相談した。
○丁寧かつチームで事業を進め多面的に捉えることを基本に
、サービス管理責任者としてリーダーシップを発揮しロール
プレイを進める。
ロールプレイ
○役割を演じてどうだったか?
○納得できるプランだったか?
○見ていた人の感想・・・・
(4)演習③
個別支援計画案の作成
16:00~17:00 (60分)
1.演習①で共有化した利用者の状態像や援助の全
体目標を確認する。
2.演習②の支援会議(ロールプレイ)の結果を確認
し共有化する。
3. 個別支援計画を作成する。
支援内容・到達目標(長期目標、短期目標等)・
時間軸(サービス提供期間)等の設定
4・支援に関係する機関等の確認
個別支援計画
記入様式 2
グループ
利用者名
作成年月日:
年
月
日
長期目標(内容、期間等)
短期目標(内容、期間等)
○支援目標及び支援計画等
支援内容
(内容・留意点等)
支援目標
平成
年
月
日
利用者氏名
支援期間
(頻度・時間・期間等)
印
サービス管理責任者
サービス提供機関
(提供者・担当者等)
優先
順位
印
記入例:演習事例とは関係
ありません。
グループ
個別支援計画
記入様式 2
利用者名
作成年月日:
年
長期目標(内容、期間等)
私は、働く訓練をして、一般企業で仕事をしたい。(3年目標)
短期目標(内容、期間等)
どのような仕事が私に合っている、一緒に考えてほしい。(1年目標)
月
日
○支援目標及び支援計画等
支援内容
(内容・留意点等)
支援目標
①仕事のつくため、毎
日通所が出来るように
支援します。
・生活リズム(規則正しい生活が継続)を作
ろう。
・目覚ましを5個位置く。
・家族に起床の協力をお願いする。
・職員が起こしに行く。
②どのような仕事が適
②通所先を含め、どんな仕事を希望している
しているかを探します。 か支援スタッフと考える。
平成
年
月
日
利用者氏名
○○ △△
支援期間
(頻度・時間・期間等)
3か月
サービス提供機関
(提供者・担当者等)
優先
順位
B就労移行支援事業所
1
S施設
市役所
ハローワーク
3か月
印
サービス管理責任者
○原 ○一
1
印
(5)演習の振り返り
17:00~17:30(30分)
1 各都道府県研修のポイント
2 演習(6日)のまとめ
・研修を行うにあたり、まずはどんな準備が必要。
・その他
演 習 (7日)
「サービス内容のチェックとマネジメントの実際」
【獲得目標】
・ 模擬支援会議を通じて、会議運営の視点、あり方について学ぶ。
・ これまでの演習を通じて、サービス提供プロセスの管理、サービスの質の確保、関係機関
との連携(地域自立支援協議会への参画)等、サービス管理責任者の業務と役割について
再確認する。
【内 容】
個別支援計画の作成・評価に係る支援会議の場面を想定し、各グループにおいて模擬支
援会議を実施し、チーム支援の重要性を確認する。
サービス管理責任者としてのサービス内容チェック、マネジメント方法について検討する。
・アセスメントから終了時評価までの支援全体を振り返り評価する
・関係機関との連携等について討議する
・今回の事例を通じて、サービス管理責任者としての役割と業務の総括
【研修企画のポイント】
□ 演習に必要な参考資料等、十分な準備を行い実施する。
□ 演習の目的・手順を明確にして演習に入る。
□ 業務と役割の検証に際して、「実施出来た業務や役割」、「課題となった業務や役割」と
いった視点から実施出来るよう、例示資料を明示する。
「サービス内容のチェックとマネジメントの実際」
・演習事例の模擬支援会議をとおして、サービス管理責任者の役割を確認する。
・サービス管理責任者としての基本姿勢やサービス提供プロセスの検証、さらにスタッフ及
び関係機関との連携のあり方、支援内容の変更のタイミングなどを含めて総括的に学ぶ。
演習(7日)
9:00
事例を使用
10:20
10:00
演習④ ロールプレイⅡ(60)
・ガイダンス
・本人・家族への説明
・2グループでの意見交換
演習⑤(20)
ロールプレイ
を受けて個
別支援計画
の見直し
10:40 10:50
演習⑥
(20)
・発表
・コメント
休
憩
12:10 13:10
グループ討議
(80)
・サービス管理責任
者の役割
・サービス内容の確
認
・マネジメント業務
休
憩
14:00
研修の振り返り
(50)
・都道府県研修の
工夫など
*模擬支援会議及び演習で用いた事例のサービス提供のプロセスを振り返り、グルー
プ毎にサービス管理責任者の役割について確認し、発表と意見交換を行う。
演習(7日)の進行表
(1)演習④ ロールプレイⅡ(60)
・演習のガイダンス
・ロールプレイ
(2) 演習⑤ ロールプレイを受けて個別支援計画の見直し (20)
・模擬支援会議により、必要があったら、計画の修正を行う。
(3) 演習⑥ 発表と意見交換 (20)
・ポスターセッション方式にて発表
・意見交換
(4) グループ討議 (80)
・事例のサービス提供プロセス、模擬支援会議等の体験的理解から、サービス管
理責任者の役割(サービス内容のチェック・マネジメント機能)を確認する。
・事業所、地域におけるサービス管理責任者の果たすべき役割を討議し、サービ
ス管理責任者の役割を理解する。
(5) 研修の振り返り (50)
・今後の都道府県研修を実施する際の工夫。
(1) 演習④ ロールプレイⅡ
9:00~10:00 (60分)
○ 演習の目的、ロールプレイの進め方の説明
○ ロールプレイの設定
2グループ(Aグループ、Bグループ)で1組となる
場面設定:Mさんと家族に、個別支援計画についての説明
役
割:
Aグループ
・(前日作成した)個別支援計画について説明をするサービス管理
責任者・・・1名
・その他、本人や家族への計画を説明の際、必要な役割の者
Bグループ
Mさん・Mさんの母・Mさんの妹
○ 2グループで1組となったグループで役割交換を行う。
○ ロールプレイが終了した後のフィードバック:
2グループ合同
*サービス管理責任者の役割や機能、本人の気持ちなどに
ついて、サービス管理責任者役、本人役、観察者などから
意見や感想を述べてもらいグループとしてフィードバックす
る。
ロールプレイ
○各グループで役割を決めてください。
※ポストイットに役割を記入して名札に貼って下さい。
※その他の方は、ロールプレイの様子を観察して下さい。
(2)演習⑤ ロールプレイを受けて個別支援計画の見直し
10:00~10:20(20)
ロールプレイでのMさんと家族との話し合いを受けて、個
別支援計画について必要に応じて修正を行う。その理由は
なぜか。
(3)演習⑥ 発表・コメント
10:20~10:40(20)
・ポスターセッション方式による発表
・質疑応答
(4)グループ討議
10:50~12:10(80分)
○サービス管理責任者の役割
○サービス内容の確認
○マネジメント業務について
○都道府県研修の開催の際の工夫
(5) 研修の振り返り
13:10~14:00
(50)
・ 各グループのグループ討議の内容について、発表。
各グループのインストラクターより、コメント。