修士論文発表会プレゼンテーション資料(pptファイル)

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環境ボランティア獲得の為の
情報システムの開発
~佐鳴湖ヨシ刈りを例として~
前田研究室 修士課程2年
5063-0267 井田国宏
研究背景、目的
 環境活動に参加したい人は増加
ボランティアの需要と供給の不釣り合いを
しかし
解消
 情報提供戦略の検討
 事務局スタッフやボランティアスタッフの不足が
従来から指摘 効果的な広報の方法の検討
 情報システムの開発
様々な情報発信、人材情報管理
市民活動の永遠の課題
佐鳴湖ヨシ刈り
 佐鳴湖浄化対策のひとつ



湖岸にヨシを人工植栽
リンや窒素を吸収
根元に様々な生物の生息環境を
 適切な時期(6月、10月)に、
適切な量を刈り取る必要
刈り取った後は飼料、敷料として利用
 「佐鳴湖ネットワーク会議」が主催
ボランティアによる実施
毎回、ボランティア確保には苦労
参加者:6月:50名程度(成人40名、小中学生8名程度)
10月:100名程度(成人90人、小中学生11名程度)
研究方法
アンケート
チラシ配布
ヨシ刈り参加者
インタビュー調査
(井田)
佐鳴湖ネットワーク会議
(淺野(広島大))
セグメント化
情報提供戦略
検討、設計
WEB
社会調査
浜松市民
(森(国立環境研))
社会調査、データ分析協力
伊藝((株)インテージ)
犬塚(NPO法人CoCoT)
杉浦(環境カウンセラー)
情報システム
「佐鳴湖グループ」
設計、構築
ボランティア機会理論
 通常の財・サービス
コスト・ベネフィット 等
 ボランティア
参加機会さえあれば人は参加
様々な市民に対して
適切なボランティアの機会を与える
今まで参加したことがない層から
も獲得
アンケート調査結果
1.活動を知った経路
10月
直接的で、
身近なネットワーク
アンケート調査結果
2.活動に参加した理由
10月
環境保全以外も
アピール
アンケート調査結果
3.次回への参加意欲と他の活動の関係
10月
各活動間で
相互に情報共有、連携
問A10. 次回の参加意欲(1.ぜひ参加したい 2.参加したい 3.参加するかもしれない
4.あまり参加したくない 5.参加したくない 6.わからない)
問B10. 参加してみたい他の活動(複数回答)(1.周辺のごみ拾い 2.水質調査 3.水生生
物・さかななどの生息地保護 4.周辺の野鳥の保護 5.流域での植林 6.環境学習
の支援活動 7.自然観察会8.特にない 9.その他)
チラシ配布調査
WEB調査
ヨシ刈りに関心のある人:
WEB調査の
水上スポーツ、山歩き、海釣り、博物館・美術館めぐり、
結果を支持
寺社仏閣めぐり、キャンプ等の趣味を持つ
配布箇所
アウトドア
ショップ
博物館
美術館
スポーツ店
ペットショップ
設置個所
合計
設置
部数
配布部数
合計
平均配布
部数
4店舗
各40部
29部
約7部
WEB調査より
反応大
6施設様々な趣味を
各40部
142部
約24部
持った多くの人が
60部
30部
2店舗
各30部
WEB調査より
訪れた可能性
4店舗
各30部
1部反応小 約0部
チラシによる参加者:0人
情報提供戦略の検討
 広報の際に留意すべきこと



身近で、直接的なネットワーク
各活動間で協力した広報(イベントを数珠つなぎ)
環境保全以外もアピール
 広報を行う有効な場所



佐鳴湖近辺の施設、店舗
アウトドアショップ、博物館・美術館
様々な趣味を持つ人が多く集まる場所


ショッピングセンター、スポーツセンター、レジャー施設
自治会の回覧板を利用
情報システム「佐鳴湖グループ」
1.外部仕様

佐鳴湖NW会議の各活動班を支援
佐鳴湖で活動する非常に多くの団体が参加
 活動班別にコミュニティサイトを用意

ユーザ登録、ログイン
ボランティア
の獲得
実施しているボランティア
活動をまとめて表示
各活動間の アクセス解析、人材情報収
ニュース機能 情報共有
集機能
情報提供
戦略より
ヘッドライン機能
アンケート機能
情報システム「佐鳴湖グ
カレンダー機能 一般参加者
多くの利用
からも情報 ループ」の説明
掲示板機能
リンク機能
者を獲得
の発信
ブログ機能、アルバム機能 外部リソースへのリンク
情報システム「佐鳴湖グループ」
2.構築
情報システム「佐鳴湖グループ」
3.評価、考察
評価

各活動班の情報発信や共有が容易に可能になった
実施中のボランティア活動をまとめて表示
 ニュース機能
 カレンダー機能
 ヘッドライン機能

ボランティア
獲得
ボランティア募集の大きな広報となる
 主催者、参加者の双方向からの情報発信、共有が可能

多くの様々な情報を集めることができる

効果的な広報を検討するきっかけとなる

アンケート機能、アクセス解析機能、人材情報収集機能
情報システム「佐鳴湖グループ」
3.評価、考察
今後の課題として、
佐鳴湖NW会議への積極的な利用の働き掛け
 各コミュニティサイトでのユーザを一括管理
 管理のノウハウの引き継ぎ(サイト管理者交代時)
 多くのシステム利用者を獲得する為の工夫が必要

頻繁な情報の更新
 利用者が多い他のサイトと相互リンク
 楽しんで見ることができるサイトデザイン


利用している各ユーザに合わせて情報を発信する機能

ヨシ刈り等の活動に参加したときに、その場で来たこと
を確認できる機能
結論
 情報提供戦略の検討

広報を行う際に留意すべき点


身近で、直接的なネットワーク、各活動間で協力した広報、環境
保全以外もアピール
広報を行う有効な場所

佐鳴湖近辺の施設・店舗、アウトドアショップ、博物館・美術館、様
々な趣味を持つ人が多く集まる場所、自治会の回覧板を利用
 情報システム「佐鳴湖グループ」構築
佐鳴湖での各活動間の情報共有を支援
 一般参加者からも情報発信
 広報の方法を検討するきっかけ
 ボランティア獲得を期待

参考文献
[1] 森保文・森賢三・犬塚裕雅・前田恭伸・淺野敏久・杉浦
正吾, ボランティア機会論に基づくボランティアの参加
要因, 日本NPO学会第9回年次大会報告概要集, p79,
2007年
[2]梅田望夫, ウェブ進化論, ちくま新書, 2006年