配布資 料 (清水氏)

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Transcript 配布資 料 (清水氏)

『デジタルアーカイブ新戦略』
~京都デジタルアーカイブ研究センターの果たしてきた役割~
2004年9月18日
「KANSAI@CAN」
京都市観光政策監
清水宏一
二条城デジタルアーカイブ
文化財の保存と継承
襖絵のレプリカの制作
(記録する)
(展示する)
もしかの場合への備え (バックアップ)
ミュージアムグッズの制作 (販売する)
デジタル画像の活用
(新商品開発)
⇒ 文化財の修復・管理費用の捻出
⇒ デジタルアーカイブの模範例づくり
京都の特徴的産業
 「京都」の連想
歴史、文化、寺社仏閣、舞妓、京料理、京菓子、
観光地、きもの、お茶漬け、京ことば、etc
 伝統産業
西陣織、友禅、清水焼、北山杉、酒‥
 先端産業
京セラ、任天堂、ローム、ワコール‥
 観光産業
観光地、宿泊、運輸、お土産、料理‥
 教育産業
公家、家元、大本山、大学、教材‥
 仲介産業
悉皆屋、口利き(コーディネート)‥
デジタルアーカイブの商業化
 コンテンツで儲ける
儲かるコンテンツとベンチャーを見いだす
 ディファクトスタンダードで儲ける
数の力で世界を圧倒する
 ブランディングで儲ける
質の良さ、名前の通りで圧倒する
 観光で儲ける
宣伝と仕掛けで儲ける
京都の強みを生かす!
 歴史・文化力
有名寺社、由緒、家元、ノウハウ、しつらえ、‥‥
 デザイン力
友禅、西陣織、清水焼、京菓子、京料理、‥‥
 ブランド力
京もの、京風、京あしらい、京都物語、‥‥
 コンテンツ・創作力
観光物、撮影対象、文物、人物、‥‥
ブランドの大事さ
 認知度 いかに多くの人が知っているか
 浸透度 何がイメージできるか
 人気度 他と差別できるものがあるか
 大事なのは「悉皆(しっかい)」




コーディネーター、プロデューサー
目利き、人脈、センス
こだわり、えこひいき、いけず
デジタルソムリエ
デジタルアーカイブの実績(1)
 新産業育成(商業化・産業化)
歴史文化の保存と活用、伝統的デザインの利用
 デジタルアーカイブ関連企業の隆盛
ワンビシ、セラーテム、アーテファクトリー、NHK
 地域デジタルアーカイブ全国協議会
メディアの東京集中を地域からの発信に
 文化遺伝子による地域活性化
人材育成、企業創生、地域再生
デジタルアーカイブの実績(2)
 地域インターネットの新展開
続々と生まれるiDCと地域IX
 眠れる文化資産の発掘
相続税、所得税逃れで秘匿される文化財の発掘
 デジタルアーカイブ外交
海外流出文化財、渡来文化財のデジタル提供
 コンテンツ著作権管理組織
全国にまたがるNPO、NGO、財団
デジタルアーカイブの実績(3)
 人材育成(コーディネーター養成)
教育ビジネスとデジタルアーカイビスト
 雇用(将来への投資事業 ⇒ ニューディール)
コンテンツ制作は多人数による人海戦術
 電子政府、電子自治体のツール
ハード、ソフト、コンテンツ
 危機管理の重要なアイテム
セキュリティとバックアップ、分散管理
デジタルアーカイブの新展開
 科学技術の戦略的重点化
情報通信(IT)
ライフサイエンス
環境・エネルギー
ナノテクノロジー・材料
理・工・医・薬・農の自然科学系
 理工系から人文系への展開
コンテンツ(デジタルアーカイブ)
法・経・文・教・芸の人文科学系
国家的産業戦略
 コンテンツビジネス戦略
ためる、つなぐ、いかすのビジネスモデル
 新ブランド戦略
デジタル悉皆業(ファン、有印優品、世界ブランド)
 観光立国戦略
ポータルサイト、海外宣伝、産業観光
 地域戦略
国家と地方から、地域と中央に
国家戦略プロジェクト
 知的財産戦略本部(内閣官房)
デジタル著作物( コンテンツ)の知的財産化戦略
・国際知的財産取引委員会・知的財産信託制度・知的財産高等裁判所
 文化遺産オンライン構想(総務省・文化庁)
デジタル資産活用戦略会議
文化遺産情報化推進戦略協議会
 地域文化デジタル化推進協議会(総務省)
デジタル・ミュージアム推進協議会を改組(6/13)
 国立国会図書館のデジタル化方針
「電子情報保存に係る調査研究報告書」(15/3)
国家戦略の取り込み
 観光立国戦略 (国土交通省)
インバウンドの増強、観光客5000万人構想
 産学公融合(経済産業省)
大学との連携、京都産学公連携機構
 文化芸術と科学技術の融合(文部科学省)
学術、芸術、技術(三術)の融合
 関西から文化力(文化庁)
関西マインド、関西スピリット、関西ブランド
新ブランドの創造
ブランディングの必要条件
認知度、浸透度、人気度
 京都新商標化計画
 NEOKYOTO計画、創造する伝統
 コミュニケーションビジネス
 町屋再生、無銭LAN、大学コンソーシアム
 ベンチャービジネス、第二創業
 伝統産業と先端産業の融合分野
デジタルアーカイブの実績
 コンテンツビジネス戦略
ためる、つなぐ、いかすのビジネスモデル
 新ブランド戦略
デジタル悉皆業(ファン、有印優品、世界ブランド)
 観光立国戦略
ポータルサイト、海外宣伝、産業観光
 地域戦略
国家と地方から、地域と中央に
京都デジタルアーカイブの解散
 解散総会と総括報告書の作成
平成16年3月31日
総括報告書と清算・引継ぎ
 1000日プロジェクト
常に前を見る姿勢(こころざし)
勝ち組と負け組み(新規参入)
資金・人材・組織の限界
役所の限界(公平の原則、スピード、縦割り)
 国家戦略化と京都へのこだわり
京阪奈、京阪神、京滋奈三、関西、近畿
研究センターの分割
 事業拠点を残す
京都府へのランクアップと委譲
 研究拠点を残す
(財)京都高度技術研究所への引継ぎ
 成果物(コンテンツ)を残す
(財)京都国際文化交流財団への引継ぎ
 商売(企業、儲け)を残す
ベンチャー企業の創出
観光財、地域振興財としての利用
産業観光、企業創生、地域再生のシーズ
デジタルアーカイブの必要性
 知的財産戦略と著作権管理機構
特許、実用新案、意匠、著作権、デジタル化権
 産学連携による新事業創出
自然科学・人文科学の融合、知的財産の利用
 人材育成
コーディネータ育成(クリエーター、プロデューサー)
 大学改革(独立法人化)
技術(テクノロジー)、学術(ナレッジ)、芸術(アート)の融合
デジタルアーカイブの将来
 電子政府・電子自治体のコンテンツ
国と地方から、地域と中心に(お互いに何を発信するか)
 安全保障・危機管理
分散管理(クローン)、セキュリティ
 人類・民族の文化の保全
「儲け」から、「文化」へ
 ITの進化
PDA⇒ウェアラブル⇒インティメント
デジタルアーカイブクラスター
集まれば大きな圧力 ●北海道
●青森
国を動かす力、企業を動かす魅力
●岩手
集まれば日本のポータルサイト
山形●
●宮城
●新潟
日本文化の発信、外国人観光客の誘致
石川●
ブランドの形成
●長野
岐阜●
●鳥取京都●
●島根
●愛知 ●埼玉
●岡山 ●大阪
●広島
山口●
●香川 ●三重
佐賀● ●福岡
●熊本
メイドイン・ジャパン、上質の証し
ブランドは信奉者、信者づくり
信者こそが「儲」の源泉
●沖縄