卒業論文・発表の心得

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卒業論文・発表の心得
2007年12月16日
小笠原 宏
参考ファイル: \\Raid\研究室共通\卒業研究
スケジュール
• 年末 中間発表 方向確認
到達点と課題
最終発表でどこまでできそうか
• 初稿提出
卒論の書き方の実地練習
初稿
• 図・表のレイアウトはしない
• 文章はダブルスペースで
本文に,図・表・キャプションを挿入しない。
図とキャプションを独立させててまとめる。
参考文献を独立させてまとめる。
• 本文・図・表・キャプション・参考文献をレイアウト
するのは,小笠原・川方のOKがもらえた後にすべし
論文を書く際の一般的な注意
• である調
• 一段落には一つの話
• 他人の仕事と自分の仕事の区別:
要所要所で文献を引用する。
例: John(2004)は○○の方法で▽▽を明かにしたが,
筆者(私)は,....
卒論の目的
• 大学院志望者
学術論文の書き方を学ぶ
体裁が整った原稿を作る練習
・就職
テクニカル・レポートを書く練習
卒論の量・質・内容
•
量
図・表・参考文献を除く本文の量=10ページ前後で十分
第1ページ:タイトル・著者名と要旨
序文:2ページ以内(背景、研究の目的・意義・位置づけ)
方法・データ(数ページ)
結果・議論(数ページ)
結論(半ページ)
参考文献(最低半ページ)
付録(細かい説明)
• 質・内容
ベスト:学会発表に耐えるオリジナリティ
good:既存の研究の追試
データから結論まで自分の手で
その他
• 技術的な詳細なレポート別ファイル
• コンピュータプログラム別ファイルか付録
• 随想あとがき
タイトル(初稿のときは仮題)
要旨(初稿時には不要)
• 研究の目的・方法・結果
• 上限:ダブルスペース1ページ以内
• 本文とは独立な文章
だから、本文の切り貼りでも可
序文(Introduction、はじめに)
初稿では必須
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主題の提示
目的
動機
研究動向とこの研究の関係
代表的な論文を引用しながら
• (論文の概略の紹介)
何がこの論文のオリジナリティーか?
方法(初稿では必須)
• 既存の方法を使う場合は,参考論文をきちんと引用しな
がら,概略を書くにとどめる.
• 先人と違うところや工夫したところは,丁寧に書く.
• 読者が追試・検証できるような情報を必要最低限書く
• どうしても書きたい詳細(プログラム,細かい式の展開な
どは付録へまわす)
データ(初稿では必須)
• 読者が追試・検証できるような情報を必要最低限書く
• 信頼性など、「売り」になる情報
解析・分析結果
議論と結論
• 得られた結果が,関連研究でどのように位置づけられる
か
• 得られた結果がどの程度たしからしいか検証する.
• 「はじめに」で提示した問いに対する答え
• 科学技術論文=データ・証拠を示す。実証する。
参考文献
• 初稿:半分くらいはリストを完成
– 著者名,年,論文タイトル,雑誌名,巻号頁
– 著者名,年,書籍名,出版社名,総頁数
付録(初稿では不要)
図
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図・表=美しく,鮮明に
わかったことや,主張したいことを
他人にわかりやすく編集したもの
見ごたえのある図は、作るのに最低1日かかる。
スケール(図中、写真中、図の説明の中)
縦軸横軸明記。
通し番号を付ける
図の説明(図の下に)。箇条書き。
字が過小にならないように。
原稿の図では字は大き目に。
表
• 字が過小にならないように
• 表の説明は上に
• 通し番号を付ける
図や表のキャプション
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図のキャプションは図の下
表のキャプションは表の上
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論文の中でとても重要な点をキャプションに書いてもよいが,本文の中に
しっかりと書くように.
他人の図や表を引用した場合は必ず明記し,参考文献リストに出典を詳しく
書く.
修正した場合もその旨明記する.例:小笠原(2007)に修正加筆.
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