商用交流磁界検出センサの製作

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商用交流磁界検出センサの製作
T22R004 中島 章良
背景
• 今日本は高齢化社会になり高齢者の生活状
態を把握し支援する動きが盛んになってきて
います。
• そこで、高齢者の生活状態を検出するセンサ
の役割は重要であり、
• 今回は、家電製品の使用状況を知る方法を
検討する。
目的
• 家電製品の使用時、電源コードに発生する磁
界をできるだけ簡単な方法で検出する方法
の調査を目的とする。
研究の概略
1.電化製品の電源コードに針金状の金属を巻
きつける。
2.その両端をオシロスコープに接続し、電化製
品のON・OFF時の波形の違いを調査する。
家電製品の
電源コード
実験で使用した器具
・オシロスコープ
・IHヒーター 700W
・IV線
1.6mm
・電話線 0.5mm
・アルミ線 1.2mm
実験方法
• 次の3種類の導線に対し、
それぞれ10cm、20cm、30cm、
の導体で得られる波形を調査した。
なお、使用器具はIHヒーターとする。
• IV線 1.6mm :10cm、20cm、30cm
• 電話線 0.5mm :10cm、20cm、30cm
• アルミ線 1.2mm :10cm、20cm、30cm
予備実験 1.6IV線(IH)
使用時
未使用時
予備実験 電話線0.5mm(HI)
使用時
未使用時
予備実験 1.2アルミ線(HI)
使用時
未使用時
実験結果1 IV線の場合
使用時
未使用時
状態
10cm
20cm
30cm
実験結果2 電話線の場合
使用時
未使用時
状態
10cm
20cm
30cm
実験結果3 アルミ線の場合
使用時
未使用時
状態
10cm
20cm
30cm
考察
1、最も細い電話線が10cm、20cm、30cmすべ
てが他よりも、波形の検出状態がよかった。
2、全体を通して巻き数が多いほど波形の検出
ができている。
3、未使用時は全てにおいて波形が得られな
かった。
結論
• HIヒーターの電源コードから電流の有無を検
出するには、20cm~30cmの電話線を巻き
つけると良好な波形が得られる。
今後の計画
1.家電製品のON・OFF時の波形の違いを増
幅し、AD変換してマイコンに取り込む。
2.マイコンによって、波形の有無により、判断し
目的に合わせた出力をさせる。
(出力方法および出力先は検討中)