Transcript 9月下旬
Japan Fisheries Information Service Center 平成19年度大型クラゲ等有害生物出現調査及び情報提供事業 大型クラゲ調査概要 大型クラゲ等被害防止緊急総合対策事業 出現調査及び情報提供 出現予測 水研センター、JAFIC 沖合調査 水研センター、全漁連他 予測マップ等 沿岸調査 水産試験場 聞き取り調査 水産試験場等 漁船 情報収集 JAFIC 情報配信 JAFIC 漁業者 FAX 携帯電話 水産関係者 インターネット 等 漁場調査 全まき、全底 データ収集システム 定点調査 全国8箇所の漁協等 データ配信システム 海洋関係者 その他 調査・観測 データ解析 JAFIC 集計表・現況マップ Japan Fisheries Information Service Center 平成19年度大型クラゲ等有害生物出現調査及び情報提供事業 大型クラゲ調査概要 配信(FAX、インター ネット、プレスリリー ス、携帯電話) 集計表、出現マップ、分布量マッ プを月曜~金曜(祝日を除く)に 配信 今年度は分布量マップを毎 回作成するとともに、 前年比も定期的に配信 秋のJAFIC/HPアク セスの7-8割は大型 クラゲ情報HPへの アクセス 概況解説・短期見通しで注意 昨年度、一昨年度の動向 や海況等から総合的に判 断 集計マップ等を 漁協や試験研 究機関に定期 的に配信 Japan Fisheries Information Service Center 平成19年度大型クラゲ等有害生物出現調査及び情報提供事業 大型クラゲ調査概要 • 報告データを単純 に日毎に集計 (2/25現在) 出現量(2006年) (個数) 160000 140000 120000 100000 • 2005年度、2006 年度に比べ少な い(総量では 2006年度の約6 割) 80000 60000 40000 20000 2/22 2/8 1/25 1/11 12/28 12/14 11/30 11/16 11/2 10/19 10/5 9/21 9/7 8/24 8/10 7/27 7/13 6/29 6/15 6/1 0 • ピークにずれ 出現量(2007年) (個数) – 2007年度は12 月以降も出現 が続いた – 2006年度は12 月以降急減 160000 140000 120000 100000 80000 60000 40000 20000 2/22 2/8 1/25 1/11 12/28 12/14 11/30 11/16 11/2 10/19 10/5 9/21 9/7 8/24 8/10 7/27 7/13 6/29 6/15 6/1 0 Japan Fisheries Information Service Center 平成19年度大型クラゲ等有害生物出現調査及び情報提供事業 2007年度の出現状況(2/25現在) 前年比が比較 的高かった ■まとまった出現 島根、京都、福井、 秋田、青森、岩手 など 鳥取、兵庫、北海 道、福井、秋田、 新潟など 大量出現で前年比の高い県 福井県=前年比8割 秋田県=前年比7割 (青森は5割程度) Japan Fisheries Information Service Center 1~10 10~100 100~500 500~1000 1000~ 2006年度と2007年度の出現状況の比較(出現量の推移) 2006年度 8月下旬 9月下旬 7月下旬 10月下旬 分布は津軽 海峡まで 対馬・山陰・ 北陸で出現量 が増大 日本海側では、山 陰・北陸、青森・秋 田・山形などで大 量出現 山陰・北陸で出現量 がさらに増大 2007年度 8月下旬 東北太平洋側 でも出現量が 増大 9月下旬 10月下旬 (11/1までの報告) 7月下旬 北海道西岸で も分布確認 全域でまと まった出現が 少ない 北海道西岸で も引き続き分布 岩手・宮城で も分布を確認 島根半島、北陸でや やまとまった出現 対馬はまとまった 出現なし 岩手・宮城で も引き続き分 布 島根県、若狭湾、能 登半島で大量出現 九州はまとまった 出現なし 注)本図は定置網への入網数により作成 Japan Fisheries Information Service Center 2006年度と2007年度の出現状況の比較(出現量の推移) 2006年度 11月下旬 12月下旬 1月下旬 1~10 10~100 100~500 500~1000 1000~ 2月下旬 日本海側では、山 陰・北陸、青森など で大量出現が続く 出現量が大幅に減少 東北太平洋側 でも出現量が さらに増大 全体的に出現 量が減少 2007年度 11月下旬 余市でもやや まとまる 12月下旬 1月下旬 2月下旬 2/1までの報告 日本海側では、山陰・ 若狭、新潟~青森など で大量出現が続く。地 域差大 対馬でも突然出現 山陰・若狭で大量出現 が続く。北部日本海も 依然出現続く 東北太平洋側 出現量が徐々 に増大 注)本図は定置網への入網数により作成 Japan Fisheries Information Service Center 平成19年度大型クラゲ等有害生物出現調査及び情報提供事業 2008年度に向けての課題(予測) 125°0'0"E 130°0'0"E 135°0'0"E 140°0'0"E 個体数 9/27 定置 !( 1-9 !( 10 - 99 !( !( 100 - 499 !( 500 - 999 !( 1000 - 40°0'0"N 40°0'0"N 個数 9/28 定置 20日程度 10/17 定置 8/21 沖底 1ヶ月程度 (! (! (! (! (!(! (! (!(! (! 10/9 定置 ((!!(!(!(!(!(!(! 35°0'0"N 35°0'0"N 8/15 定置 (! 10日程度 9/26 定置 ? 10日程度 9/5 沖底 10/1 定置 30°0'0"N 30°0'0"N 8/6 沖底 (! 125°0'0"E 130°0'0"E TEL03-5547-6888 FAX03-5547-6881 135°0'0"E http://www.jafic.or.jp/kurage 140°0'0"E [email protected] Japan Fisheries Information Service Center 平成19年度大型クラゲ等有害生物出現調査及び情報提供事業 2008年度に向けての課題(予測) 130°0'0"E 個体数 10 - 99 !( 100 - 499 !( 500 - 999 !( 1000 - D D 全域でまとまった出現があまり無い! D(! DD D(! D D D D D D D (! D D D D D DDD D DD 唯一沖底が大量に見ている D D (! DD D DD D D (! (! (! D D 35°0'0"N (! D (! (! D (!D (!(!(! D(!D (!D D (!D(! !( D D (! D D D !( (!D(! (! ! D (! (D ! D ( D D (!D(! (! D (! DD D (! (! ! D (!( (! D (!D(! (! D D D D D (! D DD D (! D D (! D (! D (! D D D DD D DD (! D D D DD D D D DD D (! DDD DD D (! D D D (!D D (! DD ! ! D D D ( D D ( D D (! (!D (!(! (! DD DDD DD D D (! DD D !(!D DD(!D D D DD D DD D D D ! D ( D ! D ( D ( ! (!D( D(!D(! D(!D!(D(! D(!D(! (! D(!D (! D DD (! D !( (!D D DD D D D D D DDD D DD D D DD DD D D D D D D D D (! 35°0'0"N 40°0'0"N 1-9 !( 140°0'0"E 8/21~9/26 個数 D 135°0'0"E 40°0'0"N 125°0'0"E !( (! !(D(! (! (! (! D (! D D 30°0'0"N 30°0'0"N D (! (! 125°0'0"E 130°0'0"E TEL03-5547-6888 FAX03-5547-6881 135°0'0"E http://www.jafic.or.jp/kurage 140°0'0"E [email protected] Japan Fisheries Information Service Center 平成19年度大型クラゲ等有害生物出現調査及び情報提供事業 2007年度の出現状況(2/25現在) • 出現量 – 2005年度、2006年度に比べ少ない(総量では2006年度の約6割) – 大量出現・・・福井県、青森県、秋田県、島根県、京都府、岩手県他 • 出現時期 – 本格的な群れの出現が遅い(2005、2006年が早かっただけかもしれない) – 先端は例年並 – 夏以降まったく出現の無かった対馬に突如11/22以降最大で500個出現 • 分布域 – 今年の大量出現は福井県、青森県、秋田県、島根県、京都府 • 県内でも出方がだいぶ違う模様 – 対馬でまとまった出現がないまま、突然島根、若狭湾に大量出現 – 沖底・大中まき網が沖合の分布を早期から確認 • その他 – 出現当初、衰弱個体の報告が目立った – 当初から30cmという報告が多数あった→ 種の見間違いか? Japan Fisheries Information Service Center 平成19年度大型クラゲ等有害生物出現調査及び情報提供事業 2007年の出現状況(2/25現在) • 大量出現型(2002,2003,2005,2006,2007) – 対馬海峡東水道型(2005)・・・対馬定置、各地の定置で概要が把握できる • 桜前線のごとく北上するから比較的分かりやすい • 沖合にも分布するので西水道型の出現もある – 対馬海峡西水道型(2002,2003,2006)・・・対馬定置で概要が把握できる • 突然各地に出現する、地域差や日間差が大きい・・・低気圧・台風、対馬暖流の蛇 行に注意が必要 – 朝鮮半島沿岸型(2007)・・・対馬定置で把握不能(沖底・大中まき情報と韓国情報が頼り?) • 突然、島根半島や若狭湾に出現する • 非大量出現型(2004) – 局所的に被害が出る可能性はアナウンスすべき – 初期段階では非大量出現の見極めは不可能に近い • 重要地区・・・対馬、隠岐、島根半島、若狭湾、能登半島、男鹿半島、津 軽海峡 Japan Fisheries Information Service Center 平成19年度大型クラゲ等有害生物出現調査及び情報提供事業 対馬のクラゲ