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台湾人日本語学習者と日本人の
「断り表現」の比較研究
―台湾人日本語学習者の習得状況を中心に―
名前:魏妙旬
番号:MA0E0105
指導教官:陳亭希 先生
1.研究背景・動機
• 近年、日本語学習者 「断り」に関する研究が多い
• 呉(2007)
→滞日経験がない学習者→ 「断り表現」は困難で
ある
• マスデン・眞理子(2007)
→親疎関係・上下関係を配慮、それなりの「断り」の
言語行動を選ぶ
1.2本研究の目的
1.日本人と台湾人及び台湾人日本語学習者の
「断 り表現」を明らかにする
2.学習者の学習年数、滞日経験の長短など
→「断り」に何の影響を与えるのかも分析
• 今回発表の内容
→研究背景・動機、先行研究の整理
2.1.1
先行研究
調査対象
1.日本人
2.台湾人
3.滞日経験のな
呉(2007)
い学習者
4.滞日経験ある
学習者
断り場面設定
1.親しくない部下は誘ってく
れる
2.親しい友人は誘ってくれる
3.親しい学生は誘ってくれる
4.親しくない友人からの依頼
5.親しい上司からの依頼
6.親しくない先輩は誘ってく
れる
2.2.1
先行研究
調査対象
1.日本語人
2.マレー人
3. 滞日経験がない
伊藤(2002) マレー人学習者
4.来日一年の学習者
5.来日二年の学習者
6.来日三年の学習者
断り場面設定
1.担任の先生は
誘ってくれる
2.親しい友達は
誘ってくれる
3.親しくない学生
は誘ってくれる
4.担当以外の先生
は誘ってくれる
2.3.1
先行研究
林(2008)
調査対象
断り場面設定
誘う者があなたを食事
に誘ってくれる場合
社会人の場面設定
1.男性の上司
1.日本人―社会人 2.同職階で男性の先輩
2.台湾人―社会人 3.同職階で男性の後輩
3.日本人―大学生 など
4.台湾人―大学生 学生の場面設定
1.男性の担任の先生
2.女性の担任の先生
3.男性の親しい先輩
など
2.4まとめ
先行研究から
• 日本語学習者の習得状況
→どのような「断り表現」が見られるのか明らかにされ
ていない
• 学習年数と学習程度
→「断り表現」に与える影響、この点に言及していない
• 滞日の長短も調査項目に入れる必要がある
本研究では以下の課題を設定し、研究を進める
• 対象
→日本人、台湾人、台湾人日本語学習者
• 日本語学習者
→滞日経験のない学習者と滞日経験がある学習者
• 学習年数、学習程度
→学習歴2年者、学習歴3年者、学習歴4年者
• 滞日の長短
→滞日一年以内の学習者、滞日二年の学習者、
滞日三年以上の学習者に分け、調査
• 「上下関係」・「親疎関係」
→6例の異なる「断り場面」を設定
• 母語のプラグマティック・トランスファーまたは日
本の社会文化的規範
→「断り表現」に影響を与えるのかを分析
ご清聴ありがとうございます。