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第八課
「コンピュータ夢物語」
家事の分担で男女差別論を戦わせることもない。炊事、洗濯、掃除な
ど、面倒な家事も減り、一切コンピュータに指令を出すだけで済む。
後は、テレビを見るなり休むなり、全く自由。そんな時代も、もう目の
前だ。
也不用因為家事的分擔去爭論男女不平等,煮飯、洗衣、打掃等
等,麻煩的家事也會減少,全部只要對電腦下指令就可以解決。
之後,看是要看電視也好休息也好,非常自由。那樣的時代已經
在眼前了。
二十四時間健康管理をしてくれるコンピュータドクターサービス。これ
も、もう一部実用段階に来ている。ちょっと体調が悪いと思ったら、
ディスプレイに軽く手を当てるだけで、血圧や脈拍などの必要なデー
タが自動的に病院に送られ、すぐに診断して適切な指示を与えてくれ
る。
幫我們做好24hr健康管理的電腦醫療服務,部分也已經到了實際
運用階段,如果覺得身體稍微不舒服的話,只要把手輕碰螢幕,
血壓、脈搏等等必要的數據,會自動傳到醫院,馬上診斷然後給
予我們適當的指示。
「そんなことできるものか。SF映画じゃあるまいし」と言っていたことの
多くが、今のコンピュータ技術をもってすれば、もう夢物語などではな
い時代なのだ。
以前會說:「那種事情怎麼可能做得到,又不是科幻電影!」但現
在許多事情只要以目前的電腦技術去做的話,已經不是不可能實
現的時代了。
こうして我々は、生活の多くの部分をコンピュータにゆだねつつある。
が、果たしてそれを信じ込み頼り切っていいものだろうか。コンピュー
タがミスを犯さないという保証はどこにもない。入力プログラムが少し
狂えば、生活の秩序が根本から覆される。
像這樣我們生活的大部分都逐漸依賴電腦,但是究竟完全相信他、
仰賴他,這樣好嗎?誰也不能保證電腦不會出錯,如果輸入的電
腦程式有稍微的故障,生活的秩序會徹底地被摧毀、被打亂。
自動改札機がミスを犯した程度のことなら腹を立てるぐらいで済む。
しかし、五百人乗りの飛行機のコンピュータにトラブルが起こったら、
日常生活はおろか、命まで。そう考えるとぞっとする。
如果是自動剪票機出錯這種程度的事情生氣一下就算了,但是,
如果搭乘五百人的飛機電腦發生故障,別說是日常生活,連命都
沒了。這樣一想就覺得恐怖。
その上、コンピュータが悪用され、いわゆる「コンピュータウイルス」の
妨害による混乱や暗証番号を盗まれて知らぬ間にお金をすっかり引
き出されるという事件も、現に、数多く報告されている。
再加上電腦被惡意使用,所謂的電腦病毒的干擾而引起的混亂,
或密碼被竊在不知不覺中錢被領光的事件,實際上已經有很多被
報導出來。
仮に、完璧なコンピュータが作られたとしても、それによってもたらさ
れた、快適で便利で安全な生活に安住したとしたらどうなるか。なま
じ労働を機械に肩代わりさせたばかりに、自らの頭や手足を働かせ
ることを忘れてしまうという事態にも陥りかねない。そうなれば、人間
は本来備わっている能力を失い、退化していくだけである。
假設,即使完美的電腦被製造出來,而我們安逸於因電腦帶來的
舒適方便安全的生活,會變成怎樣呢?就只因勉強讓機械取代勞
動,極有可能陷入忘了讓頭和手腳勞動的情況。如此一來,人類
會失去與生俱來的能力,只會一直退化。
半世紀足らずの間に、なくてはならない存在となったコンピュータ。
よく「人間あってのコンピュータ。コンピュータは人間が作ったもので
あり、それを使いこなすのは人間だ。」と言われる。しかし、我々はそ
れに頼りすぎるあまり、何か大切なものを見失おうとしているのでは
ないだろうか。
不到半世紀的期間,電腦成為不可或缺的存在。常有人說「有人
類才有電腦,電腦是人類製造出來的東西,能夠運用它的也是人
類。」但是,我們太過依賴電腦,讓我們正忽略重要的某樣東西
不是嗎?
コンピュータは、あくまで人間がコントロールするものであり、その導
入によって生まれた時間的・物質的余裕を、より質の高い人間生活
の実現に結びつけるのでなければ、人間はその意図に反して、コン
ピュータにコントロールされてしまうことになる。コンピュータ時代に生
きる我々は、ある意味でコンピュータから大きな挑戦を受けているの
である。
電腦終究是人類所控制的東西,藉由電腦的導入,所產生出來時
間上、物質上的充裕,如果沒有拿來實現更高品質的生活的話,
人類就違反了當初的本意,反而變成被電腦所控制。活在電腦時
代的我們,從某個角度來看,正受到電腦所帶來的大挑戰。