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国際ロータリー第2670地区 クラブ研修リーダー育成セミナー 2014年11月9日 RI第2680地区 パストガバナ=三木 明 1

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ロータリーは、 1905年2月23日、 基礎となる何の文献もなく、 素晴らしい思いつきから 発生しました。 3

ポール・ハリスを始めとして、 石炭商・シルベスタ・シール、 洋服商・ハイラム・ショレイ、 鉱山技師・ガスタバス・ロアの たった4人の青年が始めた小さな 集まりは、創立以来、多くの先達に よって崇高な理念が開発され、 素晴らしい原理を開発し、ロータリア ンの倫理を高め、それに基づく実践 を重ねて来たのであります。 4

ロータリーのはじめの

4

人 The First four Rotarians ガスターバス

E.

ローア(鉱山技師) シルベスター・ シール(石炭商) ハイラム

E.

ショーレー(洋服商) ポール

P.

ハリス (弁護士) 5

資本主義の嵐が吹きすさぶ厳し い社会の荒波の中で、弱小実業 人および専門職業人が肩を寄せ 合って仲良く生きていこうという 互恵主義の親睦から始まった ロータリーは、クラブの仲間以外 の社会の人々に対する「奉仕の 心」など一切ないエゴイスティック な団体でありました。 6

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やがて世のため人のための奉仕 を考えるようになり、1910年以降、 職業を通じて奉仕することを実践 し、1927年、職業奉仕という類い 希なる奉仕概念を作り出したので あります。 8

1935 年、太平洋カンファレンスに出席す る途中、東京に立ち寄ったポール・ハリ スに大阪のあるロータリアンが尋ねまし た。「ハリスさん、あなたはこの素晴らし いロータリーをどんな思いで作られたの ですか?」 「特に深い意味はなかったんだよ。ただ、 寂しかんたんだ・・・」そう答えたのです。 ポールは、殺伐とした大都会の中で、お 互いに胸襟を開いて、心から信じあえる 友を求めていたのです。 9

このように、資本主義の嵐が吹き荒れ ていたシカゴの街で、たった4人の仲間 から始まったロータリーは、 109年経った今日、 200 以上の国と地 域に広がり、 34000 を超えるクラブに会 員数118万人を数える会員を擁する巨 大な組織に育ったのです。 そして、この巨大な組織の根底に流れ る精神はいささかもゆるぎないものなの です。 10

1916年に A Talking Knowledge of Rotary の編纂に関わったガイ・ガン デイカーは、こんなことを言いました。 「お互いに自分を磨き合うという教育 的機能がロータリー運動の本体であ る。「切磋琢磨」がロータリー運動の 本体である。つまり、ロータリアンが、 クラブの中でお互いに切磋琢磨する ことにより磨かれていくのです。 11

ロータリーの奉仕は、まずロータリア ン自身がロータリーの中で人を作る。 まず、自らが自己研鑽、切磋琢磨に よって人格を磨き、自分を高める。 そして、例会を出たらロータリアン 以外の人々にこの人格の功徳を 施し、その人達の人格を高める。 これがロータリーの奉仕の本体 なのです。 12

そして、 「ロータリーは、奉仕哲学を理論的に 形成する時、即物的な奉仕、 つまり困っている人たちが求めている ものを与えるというような行動は、 ロータリーに本体的な奉仕にならない。 その元になる「奉仕の心」を作ること が大切だ」と言ったのです。 13

また、日本ロータリーの創始者 米山梅吉翁は、「奉仕をするのは、 個々のロータリアンであり、 クラブではありません。 クラブは、奉仕をするロータリアンの 心を育てるところです。 そして、米山翁は、このことを、 「例会は、人生の道場である」と 喝破されたのです。 14

毎年、世界530余りの地区からガバ ナーエレクトと配偶者が出席し、 教育を受ける国際協議会という会議 が開かれます。 その席で、国際ロータリーの会長が 次年度のテーマを発表し、所信表明 をするのです。 約 1 週間、缶詰めで教育を受けるの です。 15

その本会議場の入り口ドア横に ”Enter to Learn and Go forth to Serve.” 「入りて学び、出でて奉仕せよ」 と書かれた大きな看板が立てかけら れています。 16

例会において、仲間と切磋琢磨し、 それぞれの社会にもどってその エネルギーを社会に放出しなさいと 書かれているのです。 小堀憲助先生は、このことを 「心を求めて例会にいたり、境地を 得て例会を去る」と深い心をもって 翻訳されました。 17

ロータリーは、不思議なところです。 私のような小さな歯科診療所を 開設している会員も、大きな会社を 経営する実業人もまったく同じ テーブルにつくことができます。 しかも何の隔たりもなく、まるで 旧知の仲間であるかのごとく 親しくしゃべることができるのです。 18

年齢を問わず、職業を問わず、 人を大切に思う心を持つ人であれば、 皆同じテーブルにつくことができる のです。 誇り高きロータリーマークのピンバッジ を胸につけている人々は、 どこで出会っても「やぁ」と笑顔で 声をかけあうことができるのです。 19

毎週、例会に赴き、お互いが切磋 琢磨する機会を与えられています。 地域に何か足りないことを見つけた 時には、協力の手を惜しまず差し 伸べます。 次なる世界を担ってくれる若い人々 と共にこれからのことを考えます。 一生会うこともない遠い国の子供 たちにポリオワクチンを送ることも できます。 20

私のような狭い世界で生きている人間 が、素晴らしい方々とお目にかかり、 親しく教えを乞うことができるのはロー タリーのおかげです。 ロータリーに出会うことがなければ、 職業倫理という言葉さえ知らずに 一生を送っていたことでしょう。 わたしのような普通の人間が自分が 持つ力以上の仕事をさせて頂くのは ロータリーのおかげです。 21

ロータリーの根本は、愛であると確信し ています。 この素晴らしい世界にともに生きる仲間 をもっと多く増やさなければなりません。 善意の中に生きる仲間が一人でも多く なれば、これほど嬉しいことはありませ ん。私がそうして頂いたことの恩返しを 次の世代にしなければならないのです。 22

この愛がなくなり、自分たちの組織を 大きくすることばかりに目を奪われ、 数字を追いかけることに腐心してい てはいけないのです。 ロータリーの持つ独自の世界、職業 倫理を高め、本来あるべき姿を再確 認しなければなりません。 そのことにより、益々ロータリーの 魅力が輝いてくるのです。 23

ポール・ハリスは、ロータリーを通し て得られるプロフィッツとは、金銭の 高を言うのではなく、人生のサムシ ングを言うのだ、と述べたことがあり ます。 ロータリーにおけるプロフィッツとは、 集めたお金の成果を言うのではなく、 数字や形で表れる奉仕活動の成果 をいうのでもないのです。 24

ガイ・ガンデイカーは、「あなたが自分 自身をロータリーに与える分だけ、 あなたは恩恵を受けます。 しかし、あなたは、自分が尽くす以上の ものをロータリーから得ることはできま せん」と言いました。 ロータリーの友人に対して、ロータリー に対して、ロータリーから与えられる 以上に自分自身をもっと精一杯与えて くださいと言っているのです。 25

「一業一会員制の原則」「規則的例会 出席の原則」を忘れることはできませ ん。 例会出席の強制には、深い意味があり ます。毎週友の顔を見て友の安否を 気遣うことは当然であります。 友から異業種の知恵を学ぶことも大切 です。その上に、自らの持てる知恵を 友に提供することも同じく大切なこと なのです。 26

ロータリークラブというものは、いわ ば電流の通った電線のようなもので あって、電線というものは、電気が 通ったり通らなかったりするようでは 活きた電線とはいえないのです。 欠席常習者を罷免する原則は、企業 上の決断のごとく断固として行われ なければなりません。 出席率の高い会員こそロータリー クラブの大きな財産なのです。 27

そして、 「ロータリーは傍観者の存在を 許さない」 つまり、すべての会員が力を 出し合わねばならないのです。 28

ロータリーは災害の救済その他 色々な寄付をしています。 福祉関係の慈善団体にも多額の 寄付をし、ロータリー財団にも 寄付をします。 ボランティア活動もします。 これは、ロータリアンは弱者に 涙する人達の集まりでありますから 当然のことなのです。 29

ロータリーは、そのような 寄付やボランティア活動を することは大切なことである し、しなければならないこと ではあるのですが・・・、 そこにロータリーの本願は ないのです。 30

ロータリークラブは、 社交クラブとしてロータリアンに 奉仕の心を育て、世の中に 倫理を提唱していくべき使命を もった団体なのです。 31

ロータリアンがお互いに切磋琢 磨し、自己研鑽によって心を磨く。 心を磨くこと、これがロータリー の本願であり、ロータリーの 第一義なのです。 寄付もボランティア活動もしなけ ればなりませんが、これはロータ リーの第二義なのです。 32

ロータリーは、倫理運動、倫理実 践団体として、倫理的な人を育て るところに本願があるのです。 人を育てること、道徳を守る人間 を作ること、そのことによって世の ため人のために動いて行こうとい うのがロータリーなのです。 33

ロータリークラブは、 寄付団体ではありません。 福祉目的の慈善団体でも ありません。 ボランティアの団体でも ないのです。 34

標準ロータリークラブ定款 第4条 目的 ロータリーの目的は、意義ある事業 基礎として奉仕の理念を推奨し、 これを育むことにある。 具体的には、次の各項を奨励する ことにある。 35

第1 知り合いを広めることによって 奉仕の機会とすること。 第2 職業上の高い倫理基準を保ち、 役立つ仕事はすべて価値あるものと 認識し、社会に奉仕する機会として ロータリアン各自の職業を高潔な ものとする。 36

第3 ロータリアン一人一人が、個人として また事業および社会生活において、 日々、奉仕の思念を実践すること。 第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、 世界的ネットワークを通じて、 国際理解、親善、平和を推進すること。 37

質か量かという永遠のテーマがあり ます。 かつて、大阪RCの初代会長でパスト ガバナーの村田省蔵さんが 神戸 RC で「どんどんクラブを作って、 サービスをモットーとするロータリー 運動の進展による日本の再建を はかりたい」、と熱弁を振るわれた そうです。 38

それを受けて、直木太一郎翁は、 それに対してこんなことをおっしゃい ました。 「ロータリーは、人生の価値を他人へ の奉仕に置き、そこに生きがいを 感ずるという信念を人の心の中に 植え付け、育て、それを世界中に 広めようというものである。 39

集団の力によって、あるいは権力を 得て、社会改革を行おうということ ではないはずである。 長い年月を経てもわずかな会員しか いないということは、今日までロータ リーが会員の質をきわめて尊重し、 入会に対して厳しいハードルを守っ てきたからに他ならない。 40

ロータリアンの育成のまず第一段階 は、質の良い原石を探し出すことで あり、それを磨き上げてダイヤモンド にすることである。 ダイヤモンドの原石はどこにでもある ものではないが、それと同じように 立派なロータリアンになるべく素質を 備えた人もどこにでも転がっている わけではない。 41

ロータリーの崇高な目的は、 「自由を愛し、正義を立て、真実を求 め、信義を重んじ、お互いの人格を 尊重することが、人類の進歩と世界 平和の源であると確信する人々が、 温かい友情と深い理解とによって 固く結ばれ、そこにゆるぎない世界 平和の理想郷を造るということであ る」 42

「日本のロータリーでは、今後の発展と いうものは、個々のロータリアンの心の 中にロータリーの精神を拡充せしめ、 旺盛なロータリー活動をなさしめること に他ならない。原石がだいぶたまって いる。もう原石探しは第二として、原石 を磨くことに専念する時期はないか」と 述べられたのであります。 1960年、ロータリーの友8月号の誌上 でのお話であります。 43

さて、ここにお集まりの皆様は、 ロータリーから多くのことを学んで こられたと思います。 それぞれのクラブで多くの先達から 人生について、ロータリーについて 学ばれたことと思います。 44

ロータリークラブは社交クラブですから、 人と人のつながりの中に存在します。 私たちロータリアンが、人々と接するとき、 もっとも大切なことは、ロータリアン自身 が自分たちの時代にだけ通用する価値 観ではなく、ロータリーの根本にあるよう な万古不易な考え方、つまり、いつの 時代にも通用するロータリーの哲学を もって話さなければなりません。 45

ロータリーは、倫理運動であります から、世のため人のための奉仕の 心を育てる、すなわち、人を育てる ということなのです。技術や数式、 単語力などの知識を教える場では なく、心を育て、人を育てるがロータ リーなのです。 46

クラブ研修リーダー クラブ・レベルの研修の充実のために RI は、各 RC に「クラブ研修リーダー」(

Club Trainer

)の任命を推奨しています。 2006 年 11 月 RI 理事会会合 決定 104 号 『ロータリー章典』 47

その目的は、クラブ・レベルのロータリー研修 を強化・充実することです。 クラブ研修の充実は、クラブ活性化とクラブ 組織強化の重要要素です。 クラブ活性化を図るため、地区は、クラブ・ リーダーシップ・プラン( CLP )の検討・導入を 各 RC に奨励しています。 48

地区リーダーシップ・プラン(

DLP

2002

年より義務的採用 クラブ・リーダーシップ・プラン(

CLP

2005

年より導入が奨励 地区レベル、クラブ・レベルで ロータリーを強化・充実する 49

CLP

における9段階の実行策 1.効果的なクラブの要素に取り組む長期 計画を立案する。 2.「効果的な RC となるための活動計画の指 標」を使用し、クラブの長期計画と調和し た年次目標を設定する。 3.会員を計画過程に参加させ、ロータリー の活動に関する情報を伝えるためのクラ ブ協議会を実施する。 50

4.クラブ役員、会員、地区指導者の間の 明確なコミュニケーション(意思の疎通)を保つ。 5.一貫した引継ぎ計画を含め、クラブの 指導者の継続性を確保する。 6.クラブ委員会構成とクラブ指導者の役割 と責務を反映させるべく、クラブ細則を 改正する。 51

7.クラブ会員間の親睦をさらに深める ような機会を提供する。 8.会員全員がクラブのプロジェクトや 業務に活発に関与するようにする。 9.包括的な研修を立案し、実施する。 52

クラブ会長とクラブ研修リーダー 会長が、その年度のクラブの代表者です。 会長は、クラブの指導者として、クラブと理事 会の会合の議長を務め、ロータリーの奉仕 プログラムの推進を監督します。 クラブ研修リーダーは、会長年度のクラブ研 修を充実し、年次目標の達成を支援します。 53

クラブ研修リーダー クラブ会長エレクトが、次年度のクラブ研修 リーダーを1名任命する。 他の役職と兼任も可。 クラブ研修リーダーの任期は1年。 連続で就任できる任期は3期まで。 資格要件資格は特に要しないが、研修・教育 の技能を持ったパスト会長、理事会メンバー、 ロータリー情報委員会委員長などが望まし い。 54

クラブ研修リーダーの任務および責務 1.クラブの年間研修計画を立案し、 実施・監督する。 2.クラブ研修リーダーは、すべての研修 ニーズが満たされるようクラブ理事会 および各種委員会と協力する。 3.支援とアイデアを得るために、地区研修 委員会、クラブを担当するガバナー補佐、 地区ガバナーと協力する。 4.「クラブ指導力育成セミナー」を計画・実施 する。 55

「ロータリー情報委員会」の任務 • 会員候補者に RC 会員の特典と責務に 関する情報を提供する。 • 会員にあらゆるレベルのロータリーの歴史、 目的、活動に関する情報を提供する。 • 入会してから最初の1年間、新会員のオリ エンテーションを監督する。 56

<クラブ活性化の条件> クラブの活性化には、クラブが独自 の自主性をもつこと、草の根レベル でクラブの皆さんが全員参加して、 話合い、行動する事が大事です。 57

ロ-タリ-の特徴は多様性の尊重に あります。 そして、長期的な視野による計画と 年次計画をうまくかみ合わせて、 活動の継続性を保つことです。 何よりも大事なことは、ロ-タリ- 活動への皆さんの情熱と熱意です。 この情熱と熱意あれば、大概のこと は解決すると言えるでしょう。 58

指導者育成のプログラムについて、 ロータリアンが、クラブや職場で 力を発揮できるように RI は次の ようなことを考えています。 指導力を発揮するための 10のトピックスがあります。 59

☆ コミュニケーションの技能 ☆指導のスタイル ☆ボランティアを指導し、動機づける方法 ☆個人指導 ☆時間管理 ☆目標の設定と責任の分担 ☆長期計画の立案 ☆倫理と4つのテスト ☆コンセンサス(合意)の構築 ☆チームワーク 60

これらの指導力育成プログラムを 実施する前に、クラブの会員が望ん でいること、クラブが達成したいこと は何かを考えなければなりません。 ニーズ調査を行えば、プログラムの目 標が明確になり、参加者が 重点的に身につけたいスキルも 明らかになります。 61

☆コミュニケーションの技能 個人やグループを前にビジョンと 目的を伝える能力は、ロータリアンが、 ロータリーや職場において支援を集め、 目標を達成するにあたって役立てる ことのできるスキルです。 人の話を聞き、理解して、それに対す る意見や感想を提供することによって ロータリアンは信頼と親睦を築くことが できます。 62

☆指導のスタイル 指導のスタイルには、指示の出し方、 計画の実行の仕方、人々にやる気 を起こさせる方法などがあります。 目標を達成するために、効果的な 指導者は状況に合わせて指導の スタイルを選ぶことがよくあります。 63

☆ボランティアを指導し、動機づける方法 意欲と熱意に満ちたボランティアは、 クラブと地区の成功に欠かせない存在 です。 クラブの会員の熱意をどのように引き 出すかを心得ていれば、プロジェクトや プログラムへの参加を促すことができ ます。 64

☆個人指導 個人指導では、経験豊かな人が経験の 浅い人の学習を導きます。 このプロセスでは、双方の指導力が 高められる上に、関係が築かれ、仕事 面でも向上することができます。個人 指導プログラムでは、新会員のオリエン テーションやクラブの委員会のチーム 作り、役員の引き継ぎの一環として 実施するのに適しています。 65

☆時間管理 時間管理とは、生活の質を向上させる ものであり、時間を有効に使いこなす ための一定の原則、練習、手段が適 用されます。ロータリーで積極的に活 動し、仕事面でも成功をおさめ、家族と の時間や趣味の時間も確保したいとな れば、ロータリアンは時間を有効に管 理する必要があります。 66

☆目標の設定と責任の分担 目標を設定すれば、個人にとって重要な こと、あるいはロータリークラブにとって重 要なことに対して、時間と労力と資源を計 画的に使うことができます。目標の影響を 実際に受ける人々が目標を決めるべきで す。責任の分担は、全員が同じ目標に 向かって努力していることを確認するため に行われます。 67

☆長期計画の立案 長期計画は、個人またはロータリー クラブが長期的な方向性を決め、 具体的な目標を定めるための枠組み を形成する際に役立つものです。 長期的な目標は毎年見直し、3~5 年ごとに修正されなければなりませ ん。 68

☆倫理と4つのテスト ひとつのグループが共有する 価値観、すなわち倫理観は、 ロータリークラブの運営の仕方 や個々の会員の職場における 言動を決定する際に、重要な役 割を果たしています。 69

☆コンセンサス(合意)の構築 合意の構築とは、全員の、中でも特に 異なる見解を持つ人々のニーズを満 たす解決策を見出すことです。 これは妥協を意味するものではなく、 人々を合意に導くことによって、その 決定は実行と継続が可能になるの です。 70

☆チームワーク ロータリーや職場で成果を出すには、 ほとんどの場合、チームでの協力が 求められます。 チームで協力しあうことができれば、 ひとりでやるより大きな成果が期待 できます。 71

二宮尊徳 にのみやそんとく (たかのり) 天明7年(

1787

)相模の国 足柄上郡生まれ 「世のため人のために尽くそう」 「田畑を耕す前に 先ず心の田畑を耕そう」 奉仕の実践をする前に、先ず心を 磨いて奉仕の心を作りなさい。 72

73

自分が報われるために・・・ ではなく、 自分が報いるためには・・・。 74

人間は、皆空っぽのたら いのような状態で生まれ てくる。 最初は、財産も能力も何 も持たずに生まれてくる。 75

そのありがたさに気づいた人 だけが、 他人にもあげたくなり、 誰かに幸せになってほしいと 感じて水を相手のほうに押し やろうとするのです。 76

幸せというものは、「自分はもういり ません」、と他人に譲ってもまた戻っ てくるし、絶対に自分から離れない もの。 その水を自分のものだと考えたり、 水を満たしてもらうことが当たり前の ことだと錯覚して、「足りない足りな い」、「もっともっと」、とかき集めよう とすると幸せが逃げていくのです。 77

「心田を耕す」 心も田んぼである。 田んぼは人の手でなければ開闢で きない。 その心田は、もともと両親が耕してく れていたもの。 自分を世のため人のために使いた いという意欲は、自分たちよりも前 に開闢してきた人たちがいることを 知り、そこに鍬を入れ、種を蒔こう。 78

「心田」 「あらゆる荒廃は心の荒蕪から 起こる」「心の荒蕪さえ耕したら、 あらゆるものが 豊かになる」 「心田の荒蕪を開く、それは、 足りない、足りないと言って追い 求めるのではなく、生きているこ とそのものがすでに満ち足りてい る」 79

ご清聴ありがとうございます また、お目にかかる日を 楽しみにしております 80