ディジタル回路

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ディジタル回路
0. ディジタル回路
五島 正裕
ディジタル回路
講義名について
 改名
 「論路回路 基礎」(H. 18 年度まで) ⇒
 「ディジタル回路」(H. 19 年度から)
 改名の理由:
 「論理回路 基礎」

「なんだか分からないから 出るのやめよう」
 「ディジタル回路」

「なんだか分からないけど 出てみようかな」
 論理回路 ≒ ディジタル回路
 講義内容は(ほぼ)同じ.
ディジタル回路
本講義の目標
 「コンピュータ って,どうやって動いてるの?」 ――― という素朴な疑問に答
えられるようになる
 「コンピュータは 0/1 で? 動いてるんだよね?」
 「コンピュータは,ディジタル回路でできていて…」
ディジタル回路
論理回路の例 ― 1b 加算器
xy
cin
00
01
0
1
11
xy
10
cin
1
1
1
00
0
1
01
11
1
1
1
10
1
1
s = x ^ y ^ cin
cout = xy + ycin + cin x
x
y
x
cout
cin
y
cin
s
ディジタル回路
論理回路の例 ― 桁上げ先見器
g3
p3
g2
p2
g1
p1
g0 p0 c-1
P
G
c3
c2
c1
c0
ディジタル回路
カリキュラムの階層構造
人工知能
ネットワーク
工学概論
情報
セキュリティ
データベース工学
通信網工学
情報通信工学
無線通信
応用工学
OS
プログラミング
言語
電磁波工学
コンピュータ アーキテクチャ
信号処理工学
ディジタル回路
信号解析基礎
情報通信
理論
離散数学
アルゴリズム
計算論
システム
工学基礎
ディジタル回路
回路と言っても…
 「論理回路」:
 論理回路をモデルとする数学

スイッチング理論

有限オートマトン理論
 「ディジタル回路」:
 「論理回路」+ 電子回路でできた論理回路を扱う学問
 「電子回路」:
 実在する電子回路を扱う学問
ディジタル回路
ディジタル回路は どのくらい必須か?
 他の講義に直接的に必須:
 「コンピュータ アーキテクチャ」(3年夏)
 「前期実験」の「論理回路」(3年夏,必修)
 「後期実験」の「マイクロプロセッサの設計と実装」(3年冬,選択)
 B コースの多くの講義?
 「コンピュータ システム」(院)
 「アドバンスト コンピュータ アーキテクチャ」(院)
ディジタル回路
ディジタル回路は どのくらい必須か?
 あらゆる情報システムは,ディジタル回路から直接 / 間接の影響を受けている
 分かりやすい例 : 二の補数
 情報学にとって(直接役に立たないかも知れないけど)必須の知識:
 (通信)情報理論,符号理論
 離散数学(3年前期)
 グラフ理論
 アルゴリズム論,言語理論,計算論
 論理回路,ディジタル回路
 「情報」と名のつくところを出て,論理回路を知らないと恥ずかしい
ディジタル回路
情報の心
工学
情報学
大事なもの
努力と根性
(血と汗と涙)
知恵と勇気
面倒くさいことは…
手間を惜しむな
しない.
(手間を惜しむための手間を惜しまない)
系で言うと…
体育会系
アキバ系
Project X
すばらしい
アホか
企業で言うと…
日本の電器メーカー
Apple, Google
ディジタル回路
講義について
ディジタル回路
教科書、参考文献
 日本語
 五島正裕:「ディジタル回路」,数理出版 (2007).
 講義資料
 http://www.mtl.t.u-tokyo.ac.jp/~goshima/dc/

「ディジタル回路 五島」で検索
ディジタル回路
教科書、参考文献
 英語
 Zvi Kohavi : Switching and Finite Automata Theory, McGraw Hill (1978).
 J. P. Hayes : Introduction to Digital Logic Design, Addison Wesley (1993).
 J. Wakerly : Digital Design -Principles and Practice-, Prentice Hall (1994).
 D. Gajski : Principles of Digital Design, Prentice Hall (1997).
 タイトルに,
 論理回路 (Logic Circuit),
 ディジタル回路 (Digital Circuit)
が入っていれば,たいてい O.K.
ディジタル回路
試験、レポート
 出席
 とるのがめんどう.
 レポート
 採点がめんどう.
 試験
 「分かってれば簡単,分かってなければ解けない」.
 「講義に出てれば,勉強しなくても解ける」.

暗記は不要.
ディジタル回路
出席について
 なぜ研究者は発表しない学会に行くのか?
 予稿集を読むより,発表を聞いたほうが楽だから.
 教科書を読むより,講義を聞いたほうが楽なはず.
 ディジタル回路 は 簡単(?)
 一度理解すれば,敢えて暗記するほどのものでもない.
 試験:
 講義に出てれば,勉強しなくても解ける内容.
 毎回出席するコスト < 試験前に勉強するコスト
ディジタル回路
講義時間
 講義時間
 45~60分(昨年度実績)
 PPT で 板書 しないから (?)
 遅刻はダメ
ディジタル回路
スケジュール
 講義 約 10回 + 試験
 1月最終回 試験
ディジタル回路
その他
 持ち込み:
 飲み物 可
 お願い:
 分かったら ⇒

うなずく
 分からなかったら ⇒

分からない顔をする
ディジタル回路
講義内容
1.
ディジタル と アナログ
2.
ブール代数
3.
組み合わせ回路
4.
順序回路
5.
ロジックの構成
6.
(CMOS)
7.
機能的な組み合わせ回路
8.
ラッチ と フリップ・フロップ
9.
機能的な順序回路
10.
演算回路
11.
メモリ
12.
ディジタル回路 から コンピュータ へ