Transcript PowerPoint - アコム健康保険組合

日本では、一生のうち2人に1人ががんになるといわれています。
あなた自身ではなくても、周囲の大切な人ががんと関わることがあるかも知れません。
あなたのため、あなたの大切な人のためにも、正しく予防しましょう。
日本人におけるがんの要因
国立がん研究センターは、『禁煙』、『節酒』、『食生活』、『身体活動』、『適正体重の維持』、
『感染』、の6つの要因を取りあげ、日本人のためのがん予防法を定めました。
このうち、『感染』以外は日頃の生活習慣
男性で43％リスクが低下
に関わるものです。これから紹介する
女性で37%リスクが低下
100% 男性 女性
5つの健康習慣を実践することで、
86% 86%
がんになる確率を低くする事が可能です。
80%
72% 73%
68%
☆がんになるリスクはほぼ半減☆
実際に、 『禁煙』、『節酒』、『食生活』、
『身体活動』、『適正体重の維持』、の
5つの生活習慣に気を付けて生活して
いる人は、男性で43％、女性で37％
がんになるリスクが低くなるという
推計が示されました。
61%
60%
57%
63%
40%
20%
0%
0-1
禁煙する
2
3
4
5
☆禁煙の方法☆
たばこを吸う人は吸わない人に比べて、がんにな ・喫煙のリスクを理解する（周囲にも悪影響）
るリスクが1.5倍高まることが分かっています。
・禁煙外来など、専門家と共に取り組む
受動喫煙でも肺がんや乳がんのリスクは高くな
（参考： すぐ禁煙.jp http://sugu-kinen.jp/）
り、周囲の人の健康も損ねます。
・健康保険組合の禁煙支援を受ける
禁煙はがん予防の、大きく、確実な一歩です！！
（嘱託医によるチャンピックスの処方）
節酒する
多量の飲酒でがんのリスクが高くなることが分かっており、食道がんや大腸がんとの強い
関連が示されています。また、女性の方が、男性よりも体質的に飲酒の影響を受けやすく、
より少ない量でがんになるリスクが高くなるとの報告もあります。
☆飲酒量の目安 （1日あたり純エタノール量換算で20g程度）☆
ビール
／中瓶1本
日本酒
／1合
焼酎(25度)
／0.5合
ウィスキー
／ダブル
ワイン
／グラス1-2杯
適量(ｍｌ)
500
180
90
60
200
アルコール度数(%)
4-5
15-16
25-35
40
10-12
アルコール量(g)
16-20
21-23
18-25
19
16-19
食生活を見直す
「塩分のとりすぎ」、「野菜や果物をとらない」、「熱すぎる飲み物や食べ物をとること」
が、がんの原因になることが明らかになっています。
☆食塩摂取量の目安☆ ☆野菜と果物摂取量の目安☆ ☆熱い飲食物について☆
1日あたり、男性は9g未
野菜を小鉢で5皿、果物1皿で、
熱いのみ物や食べ物は、
満、女性は7.5g未満
おおよそ400gの摂取
少し冷ましてから口にする
これらの3つのポイントを守ることで、日本人に多い胃がんのリスクや、食道がん、食道炎
のリスクが低くなります。
身体を動かす
仕事や運動など身体活動量が高い人ほど、がん全体の発生リスクが低くなるという報告
があります。また、心疾患のリスクも低くなるため、死亡全体として考えた場合のリスクも
低くなります。
部位別では、男性では結腸がん、肝がん、膵がん、女性では胃がんにおいて、身体活動
量が高い人ほどリスクが低下します。
☆推奨される身体活動量の目安☆
 現在の身体活動量を、少しでも増やしましょう。例えば・・・、今より10分ずつ長く歩く。
 運動習慣をもつようにしましょう。例えば・・・、30分以上の運動を週2日以上行う。
適正体重を維持する
がんの死亡リスクに関しては、男性では肥満よりも痩せている人の方が高くなります。
ただし、たばこを吸わない場合には、痩せていてもがんの死亡リスクは高くならないこ
とが報告されています。
女性では、がんによる死亡リスクはBMI値30.0-39.9で25%高くなります。特に閉経後は
肥満が乳がんのリスクになることが報告されています。
男性
女性
2.0倍
2.0倍
総死亡
がん死亡
1.8倍
1.8倍
死 1.6倍
亡
リ 1.4倍
ス
ク 1.2倍
死 1.6倍
亡
リ 1.4倍
ス
ク 1.2倍
1.0倍
1.0倍
0.8倍
0.8倍
BMI値
総死亡
がん死亡
BMI値
☆BMI値の目安☆
男性はBMI値21-27、女性はBMI値21-25の範囲に体重管理するのがよいでしょう。
BMI値の算出方法 体重(kg) ÷ （ 身長(m) × 身長(m) ）
引用・参考
日本人のためのがん予防法
http://ganjoho.jp/public/index.html
国立癌研究センターがん対策情報センター